UK出張:ルナサ in York

先週は北イングランドに出張していました。ほとんどがポール・ブレイディのおっかけだったわけですが、ルナサのヨーク公演を見て、ロビン・ヒッチコックにも会ってきたので、まずそちらのことを報告したいと思います。ポールのことはまた次の来日が決まった頃にね。それまでネタは取っておきます(笑)

ポールたちと分かれてバーミンガムの駅からヨークまで電車で移動。2時間くらいの旅ですが、英国の電車は高い。でもiPadがあるおかげで日本にいるときとほぼ代わりなく仕事が出来るのが本当に助かる。そして孫さんありがとう。海外パケットが存在し無かったら、今でも高いローミング料金をドコモとかに払うはめになってたよ。

今日のヨークは小雨模様。駅に到着しタクシーを拾ってルナサのマネージャーに聞いたホテルにチェックイン。お腹がすいたー。倒れそうだー。電車の中にいるときからご飯食べたかったのだけど、我慢したのだ。一人でインドの美味しいのでも行こう〜。ポールと一緒だと好きなもん食べられなかったし…と思ってホテルを出たら、出たところでルナサの連中とバッタリ会っちゃった。ありゃ! 見つかっちゃったよー。相変わらずすごく喜んでくれる彼等。ホントにいいねぇ! あぁ和む。で、もうサウンドチェックに行くから一緒に行こうと言う。というわけで泣く泣く食べ物をあきらめ会場へ。

下記はサウンドチェックの様子。


本日のフィドルは現在ルナサのツアーの半分くらいをこなしているトーラ・カスティ。そしてギターも驚いたことにこのツアーはエド・ボイド(exフルック)が勤めていただのでした。元気そうでしたよ。

サウンドチェックの後はみんなと近所のとっても素敵な英国料理屋に行ったのでした。まいう〜
 トレヴァーの新しいベースは、なんとネックがボディに入っちゃうという不思議な構造。これでボディがあるベースでもツアーが出来るということで、すごくお気に入りなんだって。
 弓などはこうやってしまい込みます。
 こんな風にボディの大きさのケースにそのまま入ってしまうのがすごい。そして結構軽い。

とにかく素晴らしいライブでした。写真をもっとFBページに載せたのでぜひご覧ください。ちなみにセットリストは下記参照。ちなみにFBの写真アルバムにセットリストの写真が載ってますが、あれは以前のものらしく、実際はあまり一致していません。またこの会場はカーフューがあったらしく、時間までにセットを終わらせないといけなかったらしい。ちょっとあわただしかったけど、短めで凝縮されてて良かったと思う。

1st Set
Ryestraw
The Dimmers
Leckon Mor
Gallisian
Black River
Dr Gilbert - Merry sisters of Fate

2nd Set
Cullybacky Hop
3 jigs
Raven's rock
Kevin + Ed + Trevor 新曲だと思う
Tola Custy の可愛いワルツ
Cillian solo(超かっこ良かった!!! 教会にぴったり!)
メモるの忘れた!

Encore
Last Pint(トーラがフィドルで入り、それが意外に良かった)

ところでエド・ボイドが昔フランスの著名なギタリスト、ピエール・ベンスーザンのギター持ちをしていたことは良く知られた事実だと思うのですが、実はエドがLast Pintというベンスーザンの作品をマイクに教え(フルックに持ち込んだのかもしれません)、マイクがそれをルナサに持ち込んだことが、ルナサがこの曲を取り上げるきっかけになったのだ、とケヴィンがステージのMCで紹介していました。ファーストに収録されているこの曲。バンド結成15年たってもずっと演奏しているんだから本当に素晴らしい。

そうそうMCでは私のことも紹介してくれて「彼女がコンサートに来ると僕らはいつもより少しだけ上手に演奏するんだ。だって僕らはまた日本に行きたいからね」と言ってましたよ。彼等も次の来日を楽しみにしています! 彼等の次の来日はまだだいぶ先ですが、一応内定していますので、お客さんも発表までぜひぜひ楽しみにしててくださいね。

終演後も彼等のヴァンに乗ってホテルに戻り、だいたい12時くらいまでかな…ホテルのとなりのバーで飲んでました。この日は某チェーン店のホテルに泊まっていたのですが、このホテルが提供している朝食のバックが美味くないと彼等は主張し、私が買ったと言ったら、ぎゃんぎゃん否定されました。すごく不味いから食べないように。時間がないなら電車で買うように、と、とってもうるさい(笑)

写真はエドがご馳走してくれたジンジャービール。まいう。飲んでるとポカポカしてきます。

それにしてもこの日の夜は普段飲まないケヴィンも付き合ってくれて、最近のあれこれをいろいろ話をすることが出来ました。ホントに彼等はすごくいい。そして最高に楽しいわ、ルナサは。ポールの空気とまるで違う(涙)。最近のアイリッシュミュージックの話題やら何やらをキャッチアップ。ホント彼等との付き合いも長くなりましたわ。15年くらい? ホントいいな〜ルナサは。

今回のツアーは彼等の最大の英国ツアーなのだそうです。彼はそれをすごく誇りに思っていて本当に頑張っていました。トレヴァーは「あと何日かなー」とかすごく言っていて(笑)「あと何カ所あるんだろ。えーっと、どこやったっけ、あそこと、あそこと… えっ、あそこもやったんだっけ、あそこの記憶がまったくない」とかボケをかましていました。可愛くてかっこいいトレヴァー! ケヴィンとは最近某所で一緒になった某バンドの話題で盛り上がりましたが「あいつらが信じられないのは“演奏が良かろうが悪かろうがまったく気にしない”って事だ。ルナサにおいて、それはもっとも大事なことなのに」とすごく言っていました。長くやっているのに、最初のフレッシュな気持ちで頑張り続けることは本当に大変だと思います。でも彼等は決して音楽に妥協がしない。だから私はルナサが大好きなんです! ホントにかっこよくて素敵なバンドだと思う。

そんなこんなでヨークの夜はふけていくのでありました。やっぱいいよ〜ルナサは〜。