本年もよろしくお願いいたします

どうも新年だからといって「おめでとう」という挨拶をする気にはなれず…というわけで、私が新年の挨拶に「おめでとう」は言わなくなって、もうしばらくたつ。でも皆さん、今年もよろしくお願いいたしますね。良い1年になりますように〜


年越しそばなんて作って食べた。友達がおそばを送ってくれたので…まいう〜












年末在庫一掃セール、まだまだ続いています。在庫の山を少しずつくずしながら、中には「これまだあったんだ!」みたいな懐かしいアイテムもいくつか発見したので、ビシバシ同封している。皆さんのところに届いた箱にも入っていたかしら〜?

 この右のVHSは、リアム・オフリンのドキュメンタリー。これってDVDになっているんだろうか。いつぞやの来日の際に多少私の方で入荷したもの。これがもう涙がちょちょぎれるほど良いのだ、内容が… 同名のアルバムもある。必見!

そして左上はグラーダの懐かしい(実質)ファースト。グラーダはほんとにいいバンドだ。ルナサのトレヴァーの可愛い弟バンド。トレヴァーの大プッシュに大見栄をはってしまったので、ウチには大量に在庫がある。「エンディヴァー」はほんとにいいアルバムだ。特に楽曲の良さはピカイチ。ジャケは地味だが、おすすめ。

そしてジェリー・オコナーの、これはホントに大傑作のソロ。シャープな演奏に涙がちょちょぎれる。演奏が、フレーズが、すべてが冴え渡る。

 続く4枚は、右上がキャリコ。作曲家としても有名なディアムド・モイニハンを中心とする兄弟グループ。ルナサやマイケル・ゴールディなんかの路線にもつながるかっこいいケルト。二作目で女性ヴォーカルが入らなければ、もっと応援したんだがのう… いいバンドだよ、ホント。

左下はリーシャ・ケリー。元スティーブ・クーニー夫人のハープ奏者による元気なソロ作品。彼女のセンスはホントに素晴らしい。一時期このアルバムはよく売れた。そして右下はエディ・リーダーファンにはうれしいEP、3曲入り。エディの歌うスミスのカバーが圧巻。ブーのレーベルで出したもんで、そのレーベルももう閉鎖しちゃったので、手に入れるのはかなり難しいかと。おそらく世界中で在庫が残っているのは私のところだけだと思う。

そして右上はアンディ・アーヴァインのめちゃくちゃサエる傑作「East Wind」アイルランドのミュージシャンによる東欧の音楽。めっちゃかっこいい。こんな感じ。



アンディが持っているのはギターじゃなくて、4本弦xダブルなのでブズーキだね。ホントにかっこいい。まぁアンディにしてみたら、このバンドはモザイクみたいな一時的なバンドだったのかもしれないが、ホントにすごい。ここから発展してビル・ウィーラン(後ろでキーボードひいてる)はリバーダンスへと飛躍していった。でもってビルは作曲も彼が手がけており、ホントにこの時期の彼には音楽の神がついていたとしか思えない。大傑作。


この写真の左上は私が一時入れ込んでいたフォー・メン・アンド・ア・ドッグの私が選曲したベスト盤。懐かしいなー。このアルバム出すのはすごく苦労した。バンドを来日させるべく、すごくガンバってプランクトンさんに売り込んだ。すごくがんばったけど、バンドの連中はいまいちマイペースで協力的ではなく、私はいろんな意味で、フラストレーションがたまり、このバンドを応援する事を辞めてしまった。バンドは今、5人になって活動はまだ続いているが、私は圧倒的にレボン・ヘルムで録ったこの2枚からの選曲がバンドの最高時期だったと思う。ホント、バンドのいい時期って短いよね…

その右はヴェーセンのLive in Japanのアメリカ盤。日本盤とは違うドキュメンタリー形式のDVDがついている。ブックレットのデザインも大分違う。いろいろ経緯があって、ホントはこのアルバムは日本半年くらい先行で出す予定だったのに、アメリカツアーでファイナンス的につらいからということで、思いのほか早くリリースされてしまったのがいたかった。そのせいかあまり売れなかったなー。

左下はSultというTV番組のサントラで、すべてオリジナル音源というすごい内容。ジャケがださいのだが、一時日本ではEMIが出していた。今はシャロン・シャノンのマネジメントが原盤を持っていて、そこのスタッフがジャケのデザインをしたのが、ひどいよね… ジェケは最悪だが内容はホントに素晴らしい。トップトラックがヴァン・モリソン。メアリー・ブラックをバックコーラスに従えて、すごい唄を聞かせる。ドーナル・ラニー、プロデュースの超すごい音源ばかり。

右下はシャロンと一緒に来日したこともあるシンガー。ポーライン・スキャンロン。当時彼女はルナサのドナ・ヘナシーとつきあっており、ドナの全面バックアップ。プロデュースはジョン・レイノルズ。メジャー感漂う作り。ポーリー、唄は上手いのだけど、どうも口先だけで歌っているような気がして好きになれなかった。でも当時アメリカのCompass Recordsと、シャロンの事務所と、ルナサのマネージャーでよってたかって彼女をスターにしようとタッグを組んだ。このメンツが乗るのであれば、自然と日本での受け入れは私にならないといけないのだが、私はのりきれなかったので、輸入盤を何枚か取るに留まった。ポーリーのステージを見たものなら分かると思うが、ステージ上の彼女は素人くさく落ち着きがない。性格も子供っぽいから(若いからしょうがないかと思ったものだが)唄に深みがまったく感じられない…だから私は「あれは無理だと思うよ」と言った。案の定プロジェクトは頓挫したが、そのあと彼女はアイルランドソニーが作ったルミエールというデュオをやったり、それなりに活動をしている… といろいろあるわけだけど、それは棚にあげておいて、このテのヴォーカルが好きな人は多いかも。しかもルーツ系を盛り上げる会社があれだけ盛り上がったのだから、きっと良い作品には違いないと思う。

という感じで、こんなCDも同封してま〜すという記事でした。上記のアイテムが入っていた方はラッキーですよ。Happy Listening! 在庫セールはまだまだ続いています。詳しくはこちらへ。