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青木理『闇の奥』を読みました!

  ジャーナリスト:青木理さんのルポ、および時評集。雑誌や新聞で発表されたものを集めたもの。青木さんの本は、過去『安倍三代』『時代の反逆者たち』『日本会議の正体』などを読んでいるが、これが一番面白かったかも。 というのも、この本においての青木さんの語り口は、ポリタスTVや、ラジオで拝見する動画や音声の青木さんに一番近いからだ。 特に第3章から終わりにかけての短めの連載コラムは最高にキレッキレな文章が続いている。文字数が限られた中で、書かれたこういった連載用のコラムは、まさに青木さんの真骨頂。どれもシャープで傑作だと思う。 時事問題に切り込んでいるせいか(その時、ホットな話題を取り上げているせいか)、具体的に名前を呼ばずに文章を仕上げているのも、安易に言ってしまえば「かっこいい」。 例えばトランプをトランプと書かない。「異形の大統領」「異形の為政者」とか書く。そういうところ。安倍政権を「かつての一強政権」とか呼ぶ。そういうところ。 そしてその分、青木さんの言葉が、(これまた安易に言ってしまうと)ある意味ちょっと強く響く側に振れるのも、これまたこの本の魅力だと思う。 そして、こうやって書籍としてまとまって読めば、「そういや、あの件、どうなったのかな」みたいな話題の連続だ。そして、それらは、まさに「闇の奥」。問題は解決されぬまま。真実はうやむやにされたまま放置されている。 鹿児島県警の内部告発 、 メディアに対する権力による家宅捜索 、 大阪地検の検事正逮捕 、 入管問題 、 磯崎首相補佐官によるメディア検閲 、 元徴用工問題 、 大河原加工機事件 などなど。結局問題の本質は置き去りにされたままだ。 ひとつひとつが、丁寧にクリアにされてこなかった日本には、問題が山積みで、ますます暗い気持ちになるが、それをズバッと切っていく青木さんの切れ味は、ますます冴える。 あ、そうだ、青木さん得意の(笑)「ウンコ」フレーズが出てきた時は、ちょっと嬉しかった。でもそれはいつもの「カレー味のウンコ」か「ウンコ味のカレー」かという問題ではなく、病院王徳田虎雄の話題のところにチラッと(笑)。 青木理ファンはチェックである。詳しくは、この本を読んでください(笑)。ちなみに青木さんは書き下ろしのすごい本が最近出た。そちらももう注文した本屋から届いているので、早く読みたい。   ...

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