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遠藤周作『わたしが・棄てた・女』を読みました

 旅行中は、本読みが意外に進まない。ホテルの部屋でもチャラチャラとYou Tube見ちゃうんだけど、これは引き込まれた! ダブリンに居ても、この本を読むと昭和の日本に引き込まれる。さすが遠藤周作。しっかり当時の、病気に対する偏見、そして主人公たちの心情がリアル。 なんというか、テレビドラマ感は拭えないし、チャラチャラしていると言えば、チャラチャラしているのだが。 ここまで引き込まれ、先が気になるということで雑誌の連載かなと思ったら、婦人誌の連載だったらしい(笑) とにかく流石なのは、その文章力…って巨匠に上から目線発言ですみません…もうまったくストレスなく読めるし、普段本を読めない人にもまったく無理なく読める。本を読めないと嘆いている人は、こういうのから読んだらいいと思う。選ぶ本を間違っている。 とにかく主人公たちの繊細な心の動きがリアル! 特に女性の方。病気、そして病院のくだりは圧巻。最後は最後でめちゃくちゃドラマチックに終わるんだけど、いや、マジでT Vドラマでしょう。 TVドラマ化されたんだろうか、これ。っていうか、されてなかったら、今からでもした方がいい。絶対にヒットする。 そして加えて素晴らしいのは、きちんと他の遠藤作品にも見られる宗教への問いかけ。これがものすごいパワーを持って押し寄せてくる。一体、人間の幸せとは何か。主人公二人のどちらが幸せなのか。いやはや、参りました。本当にすごい。 ★ ◎1996年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろし、 公式サイト は近日中にアーカイブ化予定。自分の主催公演や招聘はもうやりませんが、2026年も若干の雇われ案件があるので、そちらはゆっくりとやっていきます。 ◎よく聞かれるので、ここに載せておこう。 最近観た中でベストな映画はこれ 。 ベストな本はこれです。 ◎現在CDの販売は終了してますが、書籍はあいかわらず販売中。アイルランド名盤ガイド。楽曲への配信のリンク(Spotify)や、来日時のインタビュー、エッセイなど充実の内容。ポール・ブレイディ、メアリー・ブラック、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの3冊です。 こちらへどうぞ。 あ、あとすみません、通常はすぐ24時間以内に発送してますが、当分出張なので発送は遅れます。すみません。詳しくは購入時にこちらからご案内する...

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