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2017年10月23日月曜日

ウォリス・バード、かなり初期のインタビュー 

今日は曲ではなくて、かなり初期のインタビューですが… なかなか内容が良いので、それをご紹介します。

質問がドイツ語なので分りませんが、答えは英語なんで、その部分だけざっくりご紹介(笑)(ウォリスはマネージャーがドイツ人なんですよね。今や本人もベルリンに住んでいるし)



「私が一才半の時、芝刈り機の上に転んで指をなくしたの(と左手を見せる)。当時、私はすでにギターは持って遊んでいた。左利きだったんだけど、家のギターは右用だったし、誰の家にいってもギターは右利き用でしょ。だから右利き用ギターを上下逆にして演奏することを覚えたの。ハウス・パーティでも(そこにあるギターでやれるから)便利だったし」

「細い弦から引き下ろす恰好になるからサウンドは普通と違うし、パーカッシブ的な演奏でギター1台でバンドのすべてのサウンドを再現するような自分のスタイルを作っていった」(ずっと右利きのギターを使っていたことについては、かなり大きくなるまで自分のギターが持てなかったことも原因のようです。家には子供が7人もいて決して豊かではなかったようですね)

「カレッジに行って20歳くらいになるまでちゃんとしたギター・レッスンは受けなかったわね。それにレッスンで習ったのは、自分のスタイルをさらに前進させることくらいしかなかった」

「(アワードをいくつも取ったことについて)すごく嬉しいけど、でも誤解しないでね、受賞が人を作るわけではないってこと。私の成功は、私がまだ音楽を続けていられるということ、そして私がそれを楽しんでいることであって、受賞ということではないのだから」

「新人賞を2年前に貰って,今度は最優秀女性アーティスト賞。他にもすごい女性アーティストはたくさんいるのに本当に光栄だわ。本当にびっくり。実際受賞してショックだったくらい。でも結局は続けるだけ。自分の活動を受賞でジャッジする事もないし…自分のやりたいことを続けるだけね」

「あまりに当たり前の回答かもしれないけど、私は出来るだけ正直であり、たくさん旅をして、いろんな音楽や文化を体験して… 例えば鳥の泣き声とか木の音とか。たくさん知りたい事もあるし、1つのスタイルに自分を閉じこめたくないし、出会ったすべてを音楽に投入していきたい。それを出来るだけ広げて行きたいと思っている。新しいものを常に探している。常にここちいい場所に戻ってくるのは楽だけれど」

(ソング・ライティングのプロセスを聞かれて)「作曲のインスピレーションは、身体の中の泡みたい。お腹の中からわき上がってくるのが分る。そういう時は表情も変わっちゃうくらいなの。メロディや歌詞が頭に浮かんで、だいたいは歌で伝えたい事や気持ちがわき上がって来て、すべてのオーケストレーションが頭に浮かぶ。そして楽器を手に取ると、そこから音楽が自由に立ち上がってくるような感じ」

(最初のパフォーマンスについて)「私が4歳くらいの時、おじいちゃんがブルーのアコーディオンを持ってた。それが大好きで遊んでいたんだけど、すごく気に入ったものだから、家族をを集めて“歌うわよ〜”と。で、庭で演奏して歌い始めたのを覚えているわ。それが私の最初のギグね。あの気持ちはまだ覚えている。アコーディオンを今でも演奏できたらと思う」

「(ライヴパフォーマンスでは)時々目を開いて,自分がどこにいるのか確認したりはするけど、だいたいの場合は音楽そのものになって、綱渡りみたいに集中しているような感じ。その環境の1部となるような感じ。目を開いてお客さんと話すまで自分がどこにいるのかすら分らなくなる。でもお客さんとステージの境界を失くそうとしているのも事実なの。 なんとかお客さんにも自分がこのショーの一部を担っていると分ってもらいたい。だってお客さんがいなかったら、自分はそこにいないわけだし。だから常にパフォーマンスにはベストを尽くしたい。私が演奏を楽しむこと。だからお客さんにも一緒に楽しんでほしい。私も楽しんでいるのだから」

ウォリス・バード、来日公演はもうすぐ。11月6日(月)19:30〜 Star Pine's Cafeにて。詳細はここ。