ピーター・バラカンプレゼンツ #未来へのプレイリスト　第１回（ゲストは矢野顕子さん）が放送されました。いや〜、良い番組だった。

みなさん、ご覧になりましたか。いやー　よかったですね。紹介された曲はこちらのとおり。

30分では、とても時間が足りない。もっとピーターさんと矢野さんと一緒にいい音楽を聴いていたかった！！

ピーターさんがいつか本で書いていた「音楽はみんなで聴くものだ」というメッセージが、この番組でも本当にヒシヒシと感じられます。ほんと、ピーターさんは、「それ！」ですよね。

私は、ピーターさんのその言葉を知るまでは音楽は一人で聴くものだと思ってた。

でも、こんなふうにピーターさんとあっこちゃんが「あぁ、いい曲でしたねぇー」なんて頷きあっているのを見ると、こちらまで、「あぁ、本当によかったなぁ！」という気持ちにさせられる。これこそがまさにバラカン・マジック！なのだと思います。

そう、音楽はみんなで聴くとより楽しい。Twitterのハッシュタグ合戦も楽しかったですね。また次回もやりましょうね、みなさん。ハッシュタグは #未来へのプレイリストですよ。

矢野さんの視点も素晴らしくて、バカラックの「アルフィー」において「言葉が音楽の犠牲になるのはいやなわけ…」とか、ヴァン・モリソンの「Have I told you lately」の「プレイしてる人みんながこの曲を愛している」という発言は、なるほどーと頷きまくりました。さすがのアーティスト視点。

ほんと「アルフィー」ってお話してるみたいなメロディと歌詞ですよね。会話として成り立ってて、違和感がない。そして「Have I told you...」の方のストリングス・アレンジとか。全員の演奏者がヴァンの歌に集中している。「ほんとに全員がいい曲だなぁ」って思って演奏している。まさかスタジオで生の一発ドリではないだろうとは思いますが、本当に素晴らしい。いや〜、いいよなぁ！　と、しみじみ。

そしてさらに素晴らしいのが、これ絶対にピーターさんのこだわりだと思うんだけど、歌詞が英文、対訳、両方併記されていること。だから英語の勉強にもなる。これが英文だけだと私たちでは意味がわからないし、和文だけだと大事な英語のニュアンスが溢れおちちゃう。これはとても丁寧な番組作りだと思いました。

というわけで、見逃した方。NHK-PLUSで１週間見れますので、ぜひ。