ブックレビューがたまりまくっている。
とにかく今までずっとスルーだったのに、やっとこれを購入したのは、最近古賀さんの『集団浅慮』を読んで感動したから。
だけどベター・ザン・ネヴァーです。読まなくちゃと思ったわけです。で、読んで良かった!!
そして、読む前に、こが実はアドラー心理学の本だということは、まったく知らずに本を開いた。アドラーだって、あとから気づいた。
なんだ、これはアドラー心理学の本だったんだ!! そういや流行ってたもんなぁ、全然気づかなかったよ。(表紙にもアドラーって書いてあって、それを見ているはずなのに、全然頭に入ってきてなかった。ひどい…)
あれだけ話題になっていたにもかかわらず、バカなわたしはアドラーは全然スルーしていたのでした。
実際、岸見先生が『100分De名著』に出演された回もしっかり見てたのに、なんで、そこからすぐに本を買わなかったんだろう。普段こんなことのないように、必ず気になった本は逃さないように買うようにしてるのに。
ばか、ばか、ばか!! ばかな私。
で、すごいよ、この本。いや、実際売れたの、めっちゃ理解できる。だって、この本を読めば、結構な数の人が、ほんとうに確実に幸せになれると思うから。
例えば「課題の分離」とか。時々悩んでいる人の話を聞くと、確かに「課題の分離」が出来てない人、驚くほど多いんだよね。
ちなみに普段からかなり合理的シンキングをする私は、他人の視線や考えていることをまったく気にしない、雑な性格だから、それが幸いして結構普段から「課題の分離」は出来ていると思う。
ちょっと思った。自画自賛(笑)
かつ自己肯定感めっちゃ強いおめでたい私は、自分の劣等感を行動しないことの言い訳になんか絶対にしない。
でも、そうなのよ、この本の言うことわかる。やらない人の言い訳ったら、いや、果てしなくものすごいもの。
「何々だからやらない」って言って、わたしなんかよりも才能のある頭のいい人が、何も実行していないということはよく見る。(いや、頭がいいから行動しないのか・笑)
それは、それで、とてももったいない…と、ずうずうしく生きているわたしなんぞは思うのだが、どうなんだろう。
この本には、いろいろ書いてあるよ。でも一番大事なのは、タイトルにあるように「勇気」なんだよね。勇気。
勇気を持って生きていけ、ってこと言ってんだよ。一歩踏み出せってことなんだよ。
この本に出てくる「哲人」の言葉は、本当に目鱗な話ばかりだ。
例えば:「わたしは正しいのだ」と確信した瞬間、すでに権力争う位に足を踏み入れている。わたしは正しい、と思うなら、そこで他人がどういう意見であれ、そこで完結すべき、と。
確かに。本当に自分の主張を押し付けてくる人、多いからなー あ、わたしがこんなことブログに書くのも、そうなのかもしれない。さっそく言われちゃった(笑)。でも、そう、大事だよね。自分が間違っていないと断言できる人なんて、誰もいないと思うよ。
自分の誤りを認めること、謝罪の言葉を述べること、権力争いから降りること。これらは、すべて「負け」ではないよ、と哲人は語る。いや、某首相に聞かせたい!!!
そして他人の課題には介入せず、自分の課題には誰ひとりとして介入させない。これが重要。これが幸せになるためのコツなのだ。
コツ!
そして…他人が自分に何を期待しているのか、自分にはどんな役割が求められているのか。そこを判断するのはさほど難しくはないぞよ、と。
一方で、自分の好きなように生きることは極めて難しい。
人生のタスクに立ち向かうこと。仕事、交友、愛という人間関係のタスクを回避せず、自らコミットしていく。(これ「人生に答えること」って誰か他の哲学者も言ってたよなぁ、いいよなぁ)
そして、共同体へのコミット。それが自分の居場所を作るのだ、と。
ほんとごもっとも。よく「誰も応援してくれない」とか言う人いるけど、それ、あなたが間違ってるから。あなた「が」誰も助けないからいけないのよ。それに誰を助けるかは、他人の領域だから!!!(=課題の分離)
「わたしは他の人たちに何を与えられるか」を考える。それが共同体へのコミット、何かを与えてこそ、人は自らの居場所を得ることができるんですよ、と。
これ、めっちゃわかる。人間は人の役に立っている時、めちゃくちゃ生きてていいんだと思えるもの。ほんと不思議なんだけど!!
わたしなんか、もうおせっかいおばちゃん、この上ないと自分でも思うよ。よくポールにもミセス・ドイルと言って揶揄される(ミセス・ドイルとは、コメディ『ファーザーテッド』に出てくる面倒見のよい、しかし謎の多いおばちゃんのこと)。
つまり所属感とは生まれながら与えられるものではなく、自らの手で獲得していくものなのだ、と哲人は語るのだった。
沁みるなぁ。
そして他人を評価しない、ということ。評価とはあくまで「縦の関係」。もっと横のつながりとして相手を見ろ、と。
「良い」「悪い」という評価は「縦」。→ この辺、親子関係などでとても重要。ここはアンダーラインを引いておきたい。何度でも読み返したい。
わたしなんぞ、よく良かれと思って後輩を褒めるのだけど(実際、彼女はめっちゃ優秀だし)、でも、それはもしかしたら間違いなのかもしれない。
…とか、言うと、その出来る後輩から「えーー、わたし褒められて伸びるタイプなんですぅ〜」とか言うんだよな(爆) あいつ、ほんとおおらかでいいよなぁ! いや、マジで褒めてます… じゃなかった。尊敬してます。
そんな中、例えば「ありがとう」はもっと素晴らしい純粋な感謝を表す良い言葉だと哲人。確かにいいよね、「ありがとう」
人は感謝の言葉を聞くと他者に貢献できたと感じることができるんだよ、と。いや、ほんと大事だ。感謝の言葉。
そういや、ちょっと思い出した。
「the Dark Night Rhapsodies」のLPが出来上がった時、日向敏文さんに記念にサインしてもらったんだよね。(普段滅多にそんなことはしないのだけど)
で、日向さんに「野崎さんお疲れ様でした、って書いてくださいよ」と言ったら、日向さんはペンを持ち「お疲れじゃないな。ありがとう、だな…」と言って「ありがとう」と書いてくれたのだった。
ちょっと素敵じゃないですか? それを思い出した。「ありがとう」いいよね。
話がそれた。
そして、人生とは、今この瞬間をくるくるとダンスをするように生きる連続する刹那だと哲人は語る。確かに、それは人生においてとても重要なことかもと思った。
いいよー ダンス!!! そう、軽やかに。軽やかに行こうじゃないの。
そして「いま、ここ」に強烈なスポットを当てよ、と。そしたら過去も未来も見えなくなるから。「いま、ここ」にもっと集中せよ。あなたの過去にどんなことがあったか、未来になにがあるかなど「いま、ここ」で、考えることではない。
あぁ、なんかもうすべてが腑に落ちるなぁ!!!
角幡唯介さんは書いた「生きることは不快にたえてやりすごす、時間のつながりにほかならない。(from 『アグルーカの行方』)それと同じことだよね。表現の方法は違うけど、それと同じことだ。
人生は刹那の連続だ。今の1秒は、もう1秒後には戻ってこない!!(それがわかっているのに、デレデレしてしまい経理になかなか着手できない自分なのだが)
あぁ、やっぱりすごいな。人間は。
生きるってすごい。生きる生き方を、ちょっとだけでも変えてみようかなとマジで思った。この本、一生のバイブルにします。
ちなみに上にメモったことなんかほんの一部で、こういう気づきがたくさんこの本の中に詰まっている。すごい本だ。
ありがとう、アドラー。ありがとう、岸見先生、古賀さん。
なお同じお二人による『幸せになる勇気』も注文、なう。遅れてやってきたアドラー・マイ・ブーム、しばらく続きそう。この本、とにかく大ベストセラーだから、多くの人が読んでいると思う。皆さんの感想も教えてください!
動画いっぱいあるんだけど、こちらの動画は17分ほどで、ちょうど良いかも。岸見先生。
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◎1996年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろすことにしました。公式サイトは近日中にアーカイブ化する予定。
主催公演や招聘はもう行う予定はありませんが、2026年も若干雇われお手伝い案件(笑)があるので、そちらはゆっくりとこなしていく予定です。これからはのんびりと。
宣伝の仕事は続ける「かも」しれませんが、まぁ、それはクライアントさんあってのことだからなぁ。どうなるかなぁ。年に1本くらいならやってもいいのかな…
この日記も自分のペースで続ける予定。fbページは適当なタイミングで閉じて個人アカウントに集約していきます。大好きなTwitterは以前と変わらない自分ペースで続けてます。1日平均30ツイート。はっきり言ってうざいと思う(笑)
◎で、さっそく2026年のお手伝い案件。
最近妙に話題のグリーンランドからナヌークがやってきます。2月24日に恵比寿のYEBISU GARDEN CINEMAにて、『サウンド・オブ・レボリューション グリーンランドの夜明け』を上映。
そしてそこでトークイベントとちょっとしたミニライブもあり。詳細はここ。MCは大好きなキニマンス塚本ニキさん。チケット発売は2月4日。劇場のサイトにて。
◎ショパンコンクールのドキュメンタリー映画『ピアノフォルテ』のPRのお手伝いしております。東京での上映は一旦終了しましたが、これから公開になる地域もあるようです。みんな見てね! 公式サイトはここ。
◎アイルランドのフォークホラー(?)映画、2月6日公開。 映画『FRÉWAKA フレワカ』詳細はこちら。
