#佐藤尚之 さん『AIに選ばれ、ファンに愛される 変わる生活者とこれからのマーケティング』素晴らしい!

なんというか元気が出る本だ。「さとなお」さんこと、佐藤尚之さんの本は、今までしっかり読んでいる。下記はそれぞれの感想文。ちなみにカッコ内は、私が読んだ年。多少出版年とずれている可能性もあり。

▶︎『ファンベースな人たち』(2020年)

▶︎『ファンベース』(2018年)

▶︎『明日のプランニング』(2015年)

▶︎『明日の広告』(2011年)

で、今回のこれ「AIに選ばれ、ファンに愛される 変わる生活やとこれからのマーケティング」である。つまり私は時代時代で、さとなおさんに本当にお世話になっている。

いやーーー。これぞマーケティングの極意。それは本当に日々変わっていくのだけれどさとなおさんのこれらの今までの本を今、再び読むと、これはこれですごく面白い。

『明日の広告』から、今まで私はずっとお世話になってきた。

さとなお本の何が好きかって、「できることしか書いてない」から好きなんだよね。「そんなの天才じゃなきゃ無理でしょ」「そんなのお金ないとできないでしょ」ってことは全然ない。必ず実践で頑張る人の応援になると思う。

それにこれは自慢なんだけど(笑)、だいたい一冊読むと「それ、もう私できてるじゃん」って思うことも多い。半分くらいはそれである。だからすごく自分でも勇気をもらう。自分がやっていることで大丈夫なんだ、って確信できる。

自分のやっていることをしっかり言語化してもらうことで、自分の自信になる。「なるほど、そういうことか」「そういう理論なんだ」と。

そして、残りの半分はもちろん、私が新しくやってみるべきことなんである。だからすごく勉強になる。

その種あかしはここではしないが(それを言っちゃうと、私のブログを読んで騙されてくれている?人たちに種あかしをすることにもなるから)、でも本当に言いたい。これはすごく実践的な本であるよ、と。

そして今回読んでいて気付いたのは「さとなおさんは、広告やマーケティング活動を通じて、世の中を良くしたい」と思っているのだ、ということ。そこには消費者を騙そうとか、ひと山あててやろうみたいな気持ちは全然ない。だからすごく気持ちよく読める。

いや、それはそれで一つの洗脳なのかもしれない。でも自分はどっちの世界観で世の中を見たいか。そういうことなんだと思う。みんな同じ世界に生きている。でもそれをどう見るか、ということなんだよね。そして私はさとなおさんと同じ視点で、世の中を見ていたい。

特にドラマ編(と呼ばせてもらおう)のところは、読んでてマジで涙、出た。ひとつ目の企業のところなんてたまたま電車で読んでて、不覚にも電車内で涙を堪えきれずにボロボロ泣いてしまった。

なんだろう、最初のところからずっと読んでて、マーケティングがいかに大変かというところで、ちょっと硬直気味だった気持ちが、一気に溶け出した感じだ。大丈夫だ、大丈夫なんだよ、とこの本は言ってくれている。

ちなみに2011年の新書から始まって、この本は分厚くて(4cmくらいある?)敬遠されるかもしれない。でも読みやすさという点では、他の群を抜いている。改行も多く、色も(2色刷り?)ですごくわかりやすい。

AIだなんだで、絶望的な気持ちをになっている人、多いかもしれないけど、そんな気持ちになる必要はまったくない。AIはほどよく利用し、ファンとの信頼関係を築く。そこに、また生き残りの道がある。誠実に、誠実に。

最後にいくつか心に残った言葉を。

「広告の礎を作った吉田秀雄氏は「広告とは芸術と科学の融合である」と言ったが、近年、広告は科学に偏りすぎていたと覆う。データが偏重され、戦略も科学的だった。

ただ「科学の権化」であるAIがその部分を担うことで、広告の役割はより「芸術」の側、つまり心を震わせる方向に移っていく(いや、戻っていく)のだと思うし、その芸術はある特定の層(ファン)と深くつながる大切な役割を担うのではないだろうか」

「大切なのは「センスがいいこと」だ。ブランドに社会的センスを纏わせるとは、企業の社会活動を商品の魅力の一部として自然に組み込むことだ。そしてそれを公告などで大声で叫ぶのではなく、購入者が自分で発見し、選び、参加していると感じられる仕組みにすることだ」

「デザイナーやアートディレクターにきちんと投資する。「社内でなんとかしよう」「知り合いのセンスのいい人にやってもらおう」は危険信号」(わかりみがありすぎる!!)

「これから求められるのは、答えを教える人ではなく「問いを一緒に考える伴走者」。「情報や解釈を与える側/受け取る側」という区分を超え、「共に真実を見て、その意味や位置づけを一緒に考える存在」

「(これからのマーケティングは)もう“経営マター”」

   

◎1996年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろすことにしました。公式サイトは近日中にアーカイブ化する予定。自分で作る主催公演や招聘はもうやりませんが、2026年も若干の雇われ・お手伝い案件(笑)があるので、そちらはゆっくりとこなしていく予定です。

◎で、さっそく2026年のお手伝い案件。今話題の(?)のグリーンランドからナヌークがグリーンランド自治政府のサポートを受けてやってきます。もちろんこの企画半年以上前から決まっていたのですが、当初11月にやる予定が、2月になりました。

2月25日(水)、26日(木)、南青山の「月見ル君想フ」にて無料(しかし要登録・ドリンク代700円)のライブがあります。すでに定員いっぱいです。すでに申し込んで、都合が悪くなってキャンセルをしたい方は事前にご連絡ください。

バンドでの演奏が聴けるのは、このライブハウス公演のみです。

 

◎そのナヌーク関連で、2月24日には恵比寿のYEBISU GARDEN CINEMAにて、『サウンド・オブ・レボリューション グリーンランドの夜明け』を上映。そこでナヌークのトークイベントとアコースティックセットでちょっとしたミニライブもあり。詳細はここ。MC通訳は大好きなキニマンス塚本ニキさん。こちらも残席少なし。

 



◎そしてナヌークは23日、高円寺こんなイベントにも出演します。詳細はこちらのサイトにのちほど掲載予定。気象神社で、グリーンランドの音楽を聴きながら気候変動を考えよう! こちらもアコースティック・セット、入場無料。



◎パンデミック後くらいから作曲家:日向敏文さんのお手伝いしております。昨年の6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリースされました。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中


◎その日向さんは、91年の大ヒットドラマ『東京ラブ・ストーリー』のサントラを手掛けていたわけですが、そちらが2月に35周年記念のリイシューされることになりました。詳細はこちら。 最新インタビューをotonanoにて連載中!

◎アイルランドのフォークホラー(?)映画、公開中。 映画『FRÉWAKA フレワカ』詳細はこちら