日向敏文さんの旧作5タイトルが配信スタート

さて「Reflections」がSpotifyだけで1億4,000万再生してる?! 日向敏文さんの旧譜のうち、下記のアルバムの配信が本日から開始されます。やった!

その前にあなたも一度聞いてください。Reflections....不思議な曲。楽しいんだか、悲しいんだかよくわからない。


下記、5枚の作品が配信スタートになります。 

『アナザー・グラフィティ』 (1988)

日向さん初期の4枚からの選曲されたベスト盤です。日向さんのベスト盤って、ちゃんと1枚のアルバムとして聴けるようにすごく丁寧に選曲されていることが多い。これもご本人が選曲されたのかしら。

ここでしか聞けないユニークなヴァージョンもある。「異国の女たち」のリミックスヴァージョンとか、Sarahセット(Sarah 1・Sarah2・Sarah3)とか。

それにしても名曲ぞろい。日向さんのアルバムは初期作品に思い入れている人が多いので、この曲順で聴けるのは良いですね。これで、また「Reflections」以外の曲にも注目してくれる人も増えることでしょう。




『妹よ 』 (1994)

実は、これ私、個人的にすごく思い入れている作品。なんといっても日向さんと私の出会いのアルバム(笑)。最初に仕事をアルファレコードさんから振られて、仕事ということになったのでドラマもリアルタイムで見ていました(という現金なわたくす…)。

でもすでにドラマに対する耐性がなかった私は、決まった時間にテレビをつけるということが苦痛で、あんなに苦労して見ていたのにドラマの内容はまったく覚えていません(ますます現金)。でも岸谷五朗さんは良い俳優だなぁ、と思っていたことは覚えています(なぜか上から目線)

取材ということで、大田区にあったAVRのスタジオによく通ったなぁ。日向さんのスタジオに行くとピアノの上に台本が山のように積んであって、本当に追いかけられるように仕事をされていたのがわかりました。

特にオーケストラが美しい頭3曲は涙です。騙されたと思って聞いてみて。

ソニーさんにしつこく「このアルバムが配信されていないのはおかしい!」とずっと言い続けていた作品。たくさんの人に聞いてもらえますように。




「陽のあたる場所」 (1994)

こちらはドラマは未見。『妹よ』の一つ前の作品みたいですね。



『愛という名のもとに』 (1992)

まさにフジテレビがブイブイ言っていたころの大ヒットドラマ。視聴率30%だったのよね。すごいよね。人口の三分の一が見てた、ってやつ? でも30%とか言われた日には、体感的には80%よね。ほんと、みんながみんな見てる、みたいな。私はもちろんマイノリティの20%。

PR写真からするにアメリカの…なんだっけ…当時当たってたあの映画の影響が大きいのかな、と思いますが、どうなんでしょう。

月9枠と思いきや木曜日の10時台に放送されていたみたい。でも大多亮プロデューサー、演出永山耕三さんというのは『東京ラブストーリー』のチームだよね。主演も(アイルランドが大好きな/しつこい…)鈴木保奈美とな。




『ええにょぼ』(1993)


こちらは「みぽりん」の主題歌を、私でも知ってるぜよ。なにせ当時キングレコードに勤務していたから。確かワンズとか?何かの「世界中のだれよりきっと」の次のシングルで、レコ社的にも気合い入ってたんだろうな、と思う。

NHKのドラマのサントラ。NHK大阪の制作で、お好み焼きが苦手だという日向さんはいったいどうやって仕事をいたのだろう(笑) 興味津々。



そしてもちろんこちらもよろしくです!! 35周年目の『東京ラブストーリー』
本当にびっくりするほど名曲ぞろい。私も日々よく聞いています。なんとアナログ盤は発売すぐに初回枚数を売り切ってしまったそうですから、すごいよね。


でもって、私が一番推したいのは、こちらの作品。

全編オーケストラだけど、めちゃくちゃポップです。日向さんの場合、絶対にメロディが綺麗なんだよね。

私はこのアルバムを作る、という話を聞いた時、現代音楽みたいなのだったらどうしようと一瞬ひるんだのですが(笑)なんせ、デモテープも何も聞かせてもらわないでいきなりブタペストのスタジオに行き、曲を聴いたんで。

でも最初に聞いた時から、なんてポップで綺麗なメロディなんだろうと感動したのでした。その辺さすがだよなぁ。オケ作品だけど、全然難しくない。そこがやっぱり日向さんだよなぁ、と思う。


   

◎1996年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろすことにしました。公式サイトは近日中にアーカイブ化する予定。自分の主催公演や招聘はもうやりません。ただ2026年も若干の雇われ・お手伝い案件(笑)があるので、そちらはゆっくりとこなしていく予定です。

◎現在リリースしたCDの販売は終了しておりますが、書籍はあいかわらず販売しております。アイルランド名盤ガイド。楽曲への配信のリンク(Spotify)や、来日時のインタビュー、エッセイなど充実の内容。ポール・ブレイディ、メアリー・ブラック、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの3冊です。こちらへどうぞ。

◎神保町すずらん通りのパサージュにてケルト書房という棚を運営しております。ケルト関係の書籍や友人の書籍などを販売中。こちらへどうぞ。


◎パンデミック後くらいから作曲家:日向敏文さんのお手伝いしております。昨年の6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリースされました。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中


◎その日向さんは、91年の大ヒットドラマ『東京ラブ・ストーリー』のサントラを手掛けていたわけですが、そちらが35周年記念のリイシューされることになりました。詳細はこちら。 最新インタビューをotonanoにて連載中!