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2018年5月29日火曜日

アンティ・パーラネン

かっこよかったよなぁ、アンティ。



ライブからしばらく立ってるんですが,この曲が頭から離れません。



前はKRAFTMANの方が好きだったんだけどなぁ…



何はともあれアルバムはこれですよ〜 これ! どちらの曲もこれに入ってます。DLで良ければ、すぐ手にはいります。




2018年5月28日月曜日

北とぴあインド祭 楽しかった!!! H.アミット・ロイさん×ユザーン、かっこよかった!


マサラワーラーさんの南インド弁当。スタッフ用にも作っていただきました。ありがとうございました〜

それにしても楽しかった。まずはバザールに数々の楽しい商品を提供してくださった「まちかど倶楽部」さん、ありがとうございました。



そしてインド・クラフト・ブックスさん。あれこれお手伝いいただいて感謝!


そして正面玄関前でのインドムービーダンス、最高でした。 みかん先生そしてサンドーシャンの皆さん、ありがとうございました。



そしてアミットさんとユザーンの古典音楽の世界! いや〜、かっこ良かったなぁ!!!!残念ながら写真をとる余裕がまったくなく、写真なしです。すみません。

こういう音楽がもっともプリミティブであり、もっとも洗練されたものであり、癒しであり混沌であるのだと思う。なんというか、すべてを飲み込むインドの深さ。かっこいいよなぁ。ユザーンはいろんなことやっているけど、古典やっている時が一番かっこいいと思う。アミットさんも前回は荻窪のライブハウスでお弟子さんたちに囲まれたライブを拝見したのですが、あれはどこかスピリチュアルで良かったけど、今回はホールでなんというか宇宙まで飛んで行きそうな音楽でした。うーん,良かった。インド音楽のコンサートを自分で作るのは初めてでしたが、たくさんの皆さんに協力いただき、なんとか無事に終えることが出来ました。大感謝!

素敵な感想もたくさんいただきました。


さて来週は江東フランス祭。その前にすごい来日ものの発表が木曜日深夜にあります。お楽しみに。

PS
そうだ、忘れちゃいけない。あの明治から創業している名門明治堂パン屋さんが、今回のインド祭用に名物のカレーパンだけではなく新作「カレークロワサン」を作ってきたのが素晴らしかった!!! 時間がなくて購入できずだったけど… なんというか… 攻めてる!!(笑) そして明治堂のマスターは来年の国名を確認して帰っていかれたのであった。来年… どうなるんだろう(笑)

2018年5月26日土曜日

アンティ・パーラネン武蔵野公演


いや〜素晴らしかったですな。超合格点の公演でした。
打ち上げは居酒屋さんに。
すみません、明日のインド祭準備でバタバタなので、短いですが… アンティ、本当に素晴らしいミュージシャンだなぁとあらためて感動しました。

また来日出来ることがあるか分りませんが… とにかくご来場くださった皆さん、ありがとうございました。

2018年5月24日木曜日

FinEst World Sounds大成功! ご来場ありがとうございました〜


↑ エースケさん、グッジョブ! こういうちゃんとしたレポートは本当に助かる。ありがとうございました。

まだちょっとバタバタしてるので、さっくりですがレポートします〜。ろくな写真がありませんが、オフィシャルの写真家が入ったので、おそらく良い写真がのちほどたくさんあがってくることでしょう。照明もめっちゃかっこよかったし… なので少々お待ちください。

いや〜、よかった。ミュージシャン全員ホントに頑張ってくれました。今回のこの話は、めっちゃ直前に決まったので、会場が平日ででしか調整できませんでした。水曜日に5組出演、3時間の長丁場、スタンディングという過酷な状況の中、おつきあいいただいたお客様、ホントにありがとうございました。

でもスタンディングの公演は盛り上がっていいね!! 特に最後のアンティの時は、私もめっちゃ前で楽しんじゃいました。(でも前に行き過ぎて、PAの音よりアコの生音ばっかり聴こえてたな…/爆)

ちょうどこの企画の話をもらったのが去年の冬くらいで、ショーケース公演と聞いた私は、一番最初に現地の責任者に「無料公演にしたい」と提案しました。せっかくだからたくさんの人に見てほしい。で、これが正解だったと思います。小さいところで、チンマリやっても、ショーケース公演なんだから意味がない。なんというか、フォーク/ワールドの公演って、チンマリ地味になっちゃうことがただでさえ多いんですよね。そうすると音も悪いし、照明もないような公演になっちゃう。でも、なんか私もこの仕事を長く続けてきて、チンマリした貧乏くさい公演はもうやりたくなかったんです。しかも来日するのは、若いアーティストばかりです。将来がある彼らの、カッコいい音楽の公演にしないと意味がありません。

アーティストの選定は、ちょうどチーフタンズの来日があった頃で、10組くらい候補が来ていたのですが、まずアンティ・パーラネンは私が前から「いつか呼びたいアーティスト」のウェイティングリストのトップ10くらいにはいた人だったので,私が自分で即決しました。加えてちょうどドリーマーズ・サーカスのマネジメントで来日してたトム・シャーロックが来日しており、マリ・カルクンは猛烈にプッシュされました。10月に来日させるハーモニーフィールズさんも「是非」と言ってくださったので、マリもすぐ決まりました。同じくトゥーレタルもプランクトンさんが許可してくださったこともあって決定し、他にもカーリー・ストリングス、そしてマイア・カウハネンが決まり、このラインアップになったのです。まったくの初来日組だけで、5組揃えても面白かったかもしれませんが、それではマニアのお客ばかりにアプローチしちゃう。それで音楽のクオリティが低くなってもよくないし、まだまだ数回来日しただけの彼らのステージを見ていない人も多い。この選択も正しかったと思います。それから何より重要なのが、彼らが来日し、その素晴らしい演奏を皆さんの前で披露した後、この短い演奏だけのために来日した彼らの「将来をちゃんと見てくれる」プランクトンさんやハーモニーフィールズさんのような素晴らしいプロモーターさんが日本にいるということはとても重要なことなんです。アーティストは使い捨ての、消費されて消えてしまうエンタテイメントではない。ウチはもう申し訳ないけど、これ以上アーティストと増やすことはほぼ不可能だし…

また5組の演奏を平日で決行するには、非常に問題がありました。会場/音響/照明のスタッフにかなり無理を言いましたが、ホントに彼らの協力がなければ、この公演は絶対に無理でした。転換/セットチェンジの時間を極力押え、たくさんの皆さんに助けられて、なんとか無事公演が終った。本当によかった。

とにかくかっこいい公演にしたかったので、それについては成功したと思います。あと嬉しかったのは、超大手レコード会社の女性重役さんがお見えになり(彼女の場合、それこそ東京で行なわれる全世界の音楽業界のショーケース公演を観ていると思うのですが)、彼女が「今まで観たどの国のショーケース公演の中でベストだった」「野崎さんとこのお客さん? すごくお客さんがいい」とめっちゃ褒めてくれたことです。しかもそれを現地の関係者にまで言ってくださり、現地の関係者も絶対に嘘を言わない彼女に褒められた、と非常に感動しておりました。私としては、そういうの、とってもとっても助かった。こういう援護射撃って、ホント大事だし、意味がめっちゃ大きいです。私もこういう業界内援護射撃が出来るような、業界内で役に立つような人間になりたい。そうやって私たちはみんな助け合って頑張っている。そんな風に、たくさんの人に応援していただき、こういう公演が実現しているんです。

それにしてもショーケースだから、お客さんはアーティストのことを知らないわけだし、それなのに、一緒に歌ったり,踊ったり、こんなに盛り上げていただた音楽ファンの皆さんにはホントに感謝。とてもショーケースのお客さんとは思えなかった。ミュージシャン全員、あたたかく迎えてもらって、ホントに喜んでいました。

ミュージシャンのうち早い人は、なんと一昨日来て今日もう帰国…というすごいスケジュールだったのですが、東京の良心的な音楽ファンとミュージシャンをつなぐ場を作れて、ホントに嬉しく思います。ありがとうございました。

というわけで、感動は付きませんが、とにかく無事に終ってホッとしています。これからも頑張らなくちゃ。





ところでカーリー・ストリングスのこれ、よかったよね! 実は公演の数日前に公開されていたPVだったけど、あえて事前にウチでは紹介しなかった。公演の時も実は「(日本語の歌をこれから歌うとか、そういうイントロダクションなど)何も言わずにいきなり演奏しろ〜」とアドバイスしたのでした。その方がインパクトがあるから。譜面台も最初は必要かも…とか言ってたのに、歌詞も見ないで、よく頑張った!



今後のカーリー・ストリングスの公演については、ハーモニーフィールズさんのホームページをご参照ください。マリ・カルクンも10月に戻ってきます。詳細はここ。CDはネイチャー・ブリスさんが販売しています。

それからトゥーレタルはプランクトンさんが頑張っているので、こちらも何か将来あるかもしれません。CDの販売など、お手伝いいただいちゃって、助かりました。ありがとうございました。

マイヤ・カウハネンもまた来日してほしいし、アンティは明日武蔵野で公演がありますが、こちらはすでにソールドアウトです。また来日できることがあるかな… まずは明日頑張ります。ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。

…とか書いてたら、公式写真来た! かっこいい。



2018年5月22日火曜日

FinEst World Soundsの一行、来日しました〜

さてすでに一般お申し込みは締め切った「FinEst World Sounds」ですが、「登録できなかった。でも行きたい!」という方は、タワーの渋谷店6階でキャンペーンやってます。CDを買うとイベント参加券が貰えますよ〜。いそげ〜

現在タワーレコード渋谷店でキャンペーン中!

マリとパンケーキ食べた!

素敵なお庭の見えるホテルで本日、大使館主催のレセプション

トゥーレタルの女の子たち。可愛いっ!

エストニア大使のスピーチ

マリ・カルクンとマイヤ・カウハネン

チャランポランタンを撮影中のアンティ・パーラネン(一番右)

いただきました〜、エストニア。把瑠都関、元気かなぁ…

インド祭の準備も進行中。ユザワヤで買った(笑)

なんとなく分るんですが、明日はきっとすごい公演になるぞ〜〜。楽しみ! 18:30より。なお来れなくなかった方は、事前にかならずご連絡ください。キャンセル待ちの方もいらっしゃいます。無連絡キャンセルは音楽の神様のバチがあたりますよ。(なおキャンセル待ちは新規では受け付けておりませんので、ご了承ください)

ドキュメンタリー映画『平和の名のもとに ジョン・ヒューム・イン・アメリカ』』を見ました。



昨日は上智大学に行ってきました。ジョン・ヒュームのドキュメンタリーを見るためです。

ジョン・ヒュームは、ノーベル平和賞も受賞した北アイルランドの政治家。1998年(たった20年前ですね)にベルファーストで結ばれた和平合意(Good Friday Agreement)などに多大な貢献をしたとされています。そして、それにはアメリカを適格に巻き込むことが必要だったと。そういう視点にウェイトを置いた作品でした。そうそう、セント・パトリックス・デイのランチで、シャムロックの鉢をアイルランドの首相がアメリカ大統領にプレゼントのはヒュームが最初だったみたい。

このドキュメンタリーには、本人の出演はかなわなかったそうですが(健康上の理由で)、証言者としてアメリカの各大統領、アイルランド共和国の各首相、ボノも出てきます。ナレーションはリーアム・ニーソン、そして音楽ビル・ウィーランという豪華コンビ(笑)

あ、そうそう、一時は日本のアイルランド大使だったジェイムス・シャーキー氏も登場されてましたね。このアメリカを巻き込んだ和平プロセスの時、シャーキーさんはアメリカのアイルランド大使だったようで、たいへん重要な役周りがあったようです。それにしてもすごい。

最初、上智大学の小山先生の北アイルランド問題にするレクチャーがあったあと、ドキュメンタリーが上映され,その後監督によるQ&Aがありました。
 そこで知ったのですが、この監督がこのドキュメンタリーを作ろうと思ったのは、なんと『The Boys of St Columb's』のドキュメンタリーを観たことだそうなんです! これはそれこそポール・ブレイディやシェイマス・ヒーニーが出て来て、当時の北アイルランドのおぼっちゃ学校の実態を語る、あれですよ、あれ。(DVDも本も買って、必死で見ました〜。ポール・ブレイディのところだけ!)そう、あのドキュメンタリーにジョン・ヒュームも出て来てるんですよね。すごい。これはまた資料を引っ張りだしてみないと…(って、今は、そんな時間ないけど)

でもジョン・ヒューム、すごいね。戦争は多くの人に富をもたらさないこと。平和の方が経済的には絶対に北アイルランドの人々にメリットがあるということ。そしていろいろ議論はあるものの北アイルランドは英国に残ることなどを条件に、アメリカに根回しし、IRAのジェリー・アダムスと対話しつつ、サッチャーの心を動かし(いや、サッチャーは本心はいやだっただろうけど)和平条約にこぎ着けるわけです。 うーん、すごいなぁ。政治家って。ホントにかっこいい。


2018年5月20日日曜日

北とぴあインド祭「インド・ムービーダンス・ワークショップ」楽しかった!

いや〜、Mikan先生、そしてサンドーシャンの皆さん、ありがとうございました〜。本日北とぴあインド祭の初日! インドムービーダンスのワークショップです。

この辺じゃ一番高いビルなんだよ、北とぴあ。

線路がこんなにあるのに京浜東北線(あと南北線/地下鉄)しか止まらない王子

皆さん、なんだかレベルが高い!!


本日2部制。みかん先生、感謝! おつかれ様でした〜

写真が良いものがなくて、すみません。それにしても、みなさん上手だったなぁ。私なんぞはストレッチをご一緒するのがせいいっぱい。背中がボキボキなっておりました… やばい。

本日の課題曲。こんな風にかっこよく踊れたら素敵だよねぇ〜!



来週の日曜日は2時からみかん先生が、なんと17名のダンサーを率いて、北とぴあ前で踊りますよ!!!(こちらはチケットない人でも見られる)

他にもアミットさんとユザーンの公演、インド・カフェ&バザールなど、充実の1日。皆さん、かけつけてください〜 チケット、現在は当日精算で受け付けております。詳しくはこちら。


2018年5月19日土曜日

ヨーラン・モンソン・プロジェクト 素晴らしい公演でした〜



そして今日の最後は神谷町の光明寺でヨーランの新しいグループのコンサート。いや〜、すごく良かったです。

まずなんといってもバンドが良かった。何度も言うけど、こういう感じがやっぱり北欧ものなんだよなぁ〜と。なんというか、音が風景を描くというか。ポルスカの、あのリズムがとても心地いい。

そして、なんといっても全体の構成が良かった。日本に何度もきているせいか、どういう風にすれば日本人が受けるかってのも、なんか心得てたよね… さすが! あぁ、こういうところって、誰とは言わないけど、ウチのバンドには決定的に欠けてるから。(いや、音楽では絶対に負けてないんだけどね…)

それにしてもハーモニーフィールズさん、シーシャンティのグループも来日中で、一度に2組回してホント大変! 頑張ってください! ヨーランの公演は明日岡崎らしいです。行ける人は、是非駆けつけてください。最高ですよ。詳細はこちらへ。

恵比寿 山小屋『比佐食堂のレシピ』にお邪魔しました〜

さて両国から一気に恵比寿へ〜 ギャラリー山小屋では…

川内有緒のママの比佐さんのレシピ展が行なわれているのだ!

もちろんママも店頭にいらっしゃいますよ〜

レシピ本と,味噌とにんにく買った。

会場ではこれを試食させてもらった。簡単レシピ。私にも作れるかも!

これとかめっちゃ美味しそう。
そう『バウルの歌を探して』などを描いた川内有緒のお母さんのご飯は私も食べたことがあるけど、ホントにホントにホントに美味しいんです! なんでだろう。

そのお母さん、比佐さんのレシピ本が出たというので、駆けつけました〜。レシピに登場するお野菜の販売や、試食もあります。是非皆さん、行ってみてください。恵比寿の駅から徒歩2分くらい。有名な和アイスのお店の並びでやってます。

<比佐食堂のレシピ展>
2018年5月17日(木)〜20日(日)
14:00〜19:00まで毎日開催


和田靜香さん『平成の相撲絵師たち展』行ってきました!

今日はこちらにお邪魔してきました!




いや〜 愛にあふれてました…


横綱!! なんて粋な! 和田さんの相撲愛が通じたのね…!!

両国の駅から徒歩5分くらいかな…




私はこれが一番好きだったかも…(クリックして拡大してみてね)

和田画伯の作品〜




というわけで、和田さん、日曜日まで頑張ってね!!

5月20日(日)まで 13:00~19:30
場所 両国「緑壱」 墨田区緑1-8-3
http://ryokuichi.wixsite.com/ryokuichi
入場無料 だけどみんなボランティア/自費運営なので、是非カンパしてあげてください。和田さんの本なども販売しています。

あと行った人、皆が感動してる日馬富士の画集…すごかったな。私、日馬富士って分ってなくて、帰宅してググってやっと誰の事だか情報が一致した。あの事件の時、この方の気持ちを思うと、ぐっと来た。

それにしても、みんな誰に頼まれたわけでもなく、みんな描きたいから描いた絵。あ、そうだ、チクチクとお相撲さんを刺繍してる作品もあって、それもなんか愛が溢れてたわ…。いろいろ考えました。それにしても和田さん、本当に大盛況でおめでとうございます。皆さんも是非、お運びください。日曜日まで。


2018年5月15日火曜日

ピョートル・フェリクス・グジバチ『ニューエリート』を読みました

なんでこの本を読んだかというと、著者がポーランド人だからだ。来年ポーランド企画をやるにあたって、1冊この方を知るために読んでおこうというわけだ。この本、実際、めっちゃ売れているらしい。というか、よく見たら、この方、たくさん本出されてた。このメールうんちゃらみたいな本は、書店で確かにみたことがある。

で、私はといえば、最近はビジネス書を読むより探検本、辺境本を読んだ方が士気があがるので、そっちに読書が傾いている。

かつては勝間和代さんの『断る力』に夢中になったが、それも最近はご無沙汰。ちなみに『断る力』はホントに好きで,今でも迷いが出た時に,時々読んだりしている。あれは名著だ。

とはいえ、最近はホントにこのテのビジネス書が多いから、世間の情報にもまるで着いて行けてない。まずは、帯キャッチを書いている孫泰蔵さんという人もまずは誰だかピンとこなかったのであるが…(ソフトバンクの孫さんの弟だというのはググって知った)そのくらいダメダメなビジネスパーソンなオレでも、なるほどこの本は面白いと思った。

著者は日本在住17年のポーランド人男性。ピョートルさんは75年生まれ。当時は社会主義国だったポーランドの田舎の小さな村の出身。学歴には意味がない共産主義下の田舎町では、高校に進学をするのはクラスで1人だけだったという。そして89年民主化の波。いきなり跳ね上がった失業率に、小さな村は大変なことに。二人いたお兄さんのうち1人は精神のバランスを失いアルコール依存症になってしまい交通事故で亡くなった。18歳になったピョートルさんは高校を辞め、国境を越えてバイトをしたドイツで、お父さんの2、3ケ月の給料の何倍ものお金をたった1日で手にした時、すべての価値観が変わったと言います。「こんなんではんだめだ」と、ポーランドに戻って学校を卒業し、必死に働いて学費を稼ぎながら大学へ。3つの大学院に進学し、外国の大学を出て、日本に来たのも日本人の消費行動を研究するため千葉大学に留学したからなんだって。でも、グーグルでもその前に働いていたモルガンスタンレーでも、同僚はお金持ち。お金持ち出身者ばかりで、自分のこういう過去が話せるようになったのは最近のことなんだそうです。うううう…辛かったね。

とにかくそういう子供時代だったから、共産主義が資本主義に敗北したのは、がっつり目撃したピョートルさんだけど、果たして資本主義が本当に勝利したのか、ということについては疑問に思っている、と言います。会社は従業員の幸せをサポートする存在であるべきなのに…。これからの時代をリードする人はポスト資本主義の世界の仕組みを作っていかないといけない、とピョートルさんは言います。

とにかく2020年代も働く人は、今の環境が永遠に続くというのは幻想でしかないことを、自分が変わらなくては生き残れないことを自覚する必要がある、と。変わらないでいる事事態が、そもそもリスクが大きすぎる世の中になったわけです。

で、まぁ、本の内容といえば、「常に学び自分をアップデートする」「早く行動する」とか、「意味のない会議をしない」とか「自分で選択すれば疲れは心地いい」とか。あと「アフターファイブに勉強ではなくて仕事に学びを絡めよう」とか「直感に従え」とか、いろいろ書かれているわけなんだけど、特に私が心に残ったことを書き出していきますと…

今の時代の成功とは持続的な成長に加えて「選択肢がある」こと。 それが成功なのだ、ということ。

仕事は「インパクトが高く、学びも多い」そういう仕事が最優先。そしてインパクトが低く、学びも少ない仕事はアウトソーシングする、と。(例えば私にとっての経理とか/笑)でもインパクトが低くても「語学」は楽しいからピョートルさん積極的にやってるんだ、と言う。なるほど。

あとこれはすぐ実践できる!と思ったのは「意見交換しよう」「情報交換しよう」とか漠然と「一度会ってほしい」などと言われた時は、「具体的にどんな課題があるのか教えていただければ準備しますので」と言おう、ということ。これ、確かに最近多くて、で、かつ「あれはいったい何だったんだろう」という感じで終る初対面打ち合わせがホント多すぎるのよね。「有料サロン」開いた理由もそこにあるんだけど、それもなかなかスマートに行かない。打ち合わせが終ったあと「なんだ、それならメールで聞いてくれりゃ、ちゃっちゃと教えたのに」みたいな事もあるわけで…。それより「ちゃんと事前に役に立てるか知りたいので」と正直に言った方がいい、ってこと。これは、もうすぐ使えるなーと思った。

あとなんでも「面白い」と思うと建設的になる、ということ。(いい事言うよね! いつだったかの早野先生の「面白そうにやる」ってのに通じると思う)

あと目の前にいる人は大切にすること。人と会っている時はスマホは見ない、と。相手の言葉以上の事からのいろんな情報を充分に吸収するべし!と。(これ佐々木俊尚さんの言ってた“会ってる時は大切に”ってのと通じる。ホント重要)

あと「コミュニケーションの能力」は、「相手が行動に移したか」に尽きる、ということ。これ、すっごい良い指摘で,確かに誰かに仕事上のアドバイスを求められた、どんな音楽がいいか聞かれた、どんな本がいいか聞かれた、いろいろある。でも相手がそれを行動に移していないのであれば、自分のコミュ能力は低い、と判断せよ、とのこと。世の上司たる人はこれメモっておいた方がいいかも。伝わったか伝わらなかったかは、その場のノリではなく、相手の行動で判断すべし、とのこと。なるほど。

それから、日本人は自己認識、自己開示が圧倒的に低い、と。facebookのプロフィール欄を猫の写真とかにしているようじゃビジネスパーソンとしてはダメダメ。そしてそんな状況なのに「働き方改革」とか言って、この2つの重要要素をすっとばして全部制度から入っているから上手く機能しないのだ、と。

あとマラソンではなく「スプリントの発想で生きる」って事。これは、私も超共感だな。1つの案件を2、3ケ月で終らせろ、とピョートルさんは言っているけど、最近の私は2年かけて1つってのが、好き。でもこの2年ってのがいいのだ。一生やってるわけではない、というのが、気持ちの余裕をもたらす。日本の場合ホールを取るのが1年前だからなー と考えると、1年は最短でも必要なんだけど、2年ではなくせめて18ケ月とかね。でもどっちにしても「あの時点でいったん終る」ってのが先に見えていると、頑張って集中力も続くよ、ってことをピョートルさんは言ってくれてるのだと思う。(そして終ったら休め、とも)

ま,どちらかというと,この本はマネジメント関係者とか、管理職の人が読んだ方がいい本だとは思うけど、何はともあれ勉強になった。ピョートルさん、それこそポーランド関係のイベントでお会いすることになったら、ウチのポーランドのアーティストも是非よろしく! ポーランド企画は今年の11月には発表する予定なので、楽しみにしていてください。っていうか、時間がなさすぎ! やばい!


2018年5月14日月曜日

田舎と都会の貧富の差

ちょっと前に話題になったこれ。

その後、この投稿にあれこれ反論する意見もネット上で見掛けた。たしかにデータうんぬんは残念だと思うが、概ね、私は上の投稿に同意していた。自分の実感にすごく近かったからだ。そして数日前に佐々木さんが投稿してらしたこれ…

いや〜めっちゃ分かる。私の実家は千葉の九十九里浜近くにあるのだが、あそこに住んでいる人間ですら東京に行かない人は絶対に行かないで、地元のジャスコに行く。いや東京が何といっているわけではないのだが、ウチの田舎には映画館はないし、コンサート会場は隣町にあるが、そこには演歌歌手くらいしかやってこない。本屋は1件あったけど、とっくに潰れた。レコード店は電気屋が併設していたが、そこも私が高校の時につぶれた。

時たま自分の実家に戻り、親戚に会い、彼らの生活スタイルの違いにびっくりしてしまう。彼らは外食といえば、チェーン店のどこにでもあるお店にしかいかず、個人が経営している素敵なお店やカフェなどの存在すら知らないし、知ろうともしない。(でも時々、千葉の田舎の素敵な店、というのをテレビや雑誌で見るから、ちょっと車を出せば、たぶん素敵な個人店もあるはずなのだ。ただそういうところは地元の人たちに知られておらず、都会からわざわざ来てくれるお客さんで成り立っていたりもする)

そのくせ、結構使えるお金は持っていたりする…。ちなみに私は二人姉妹で、妹は家族を持って地元に留まっているのだが、向こうも自分の姉は結婚もしないでプラプラしていて可哀想だと思っているらしい。(ただ海外に行くことは無条件で評価が高い。そんなの金と暇さえあれば誰でもできる事だって!)

妹の車の中でマライヤ・キャリーのCDを発見した時は「そうか、100万枚の洋楽ヒットって、この層まで到達するんだ」と感心したものだ。(ちなみにウチの妹は、普段は、永ちゃんとか聞いてる。かなりのマイルドヤンキーです。もしかしたら自民党に投票しているかも…。ぞぞお…)かと思うと学校の先生を退職した父は高齢にも係らず月に一度はかならず東京に行き、娘を呼び出すこともなく岩波ホールで1人で映画を見て神保町で本を買って帰ってくるらしい。 妹は基本的に嫁に出ているので、両親とは一緒には暮らしていないのだが、家族の中ですらこれだけの分断がある。すごい。

そして東京に住んでいる人も、様々だ。 大学時代の友人で田舎から出て来て、4年間同じ大学に行ったのにも係らず「すごいなぁ、のっち(大学時代の友人は私をこう呼ぶ)は、自分で仕事して食べてるんでしょう?」と言う女友達もいる。彼女にしてみたら、自分で稼いで、働いて、生活を回すということ事態が信じられないらしい。しかし自分で食べていかなくて、いったい誰が食べさせてくれるのか? でもそういうふうに思う人もいるのだ。彼女は子供のころは親に食べさせてもらい、大人になってからは旦那に食べさせてもらい、それが当然と思って生きている。彼女は都内北西部で旦那が建ててくれた一軒家に住み、時々バイトをし、滅多に都心には出てこない。こんなに楽しくて美味しいものがいっぱいある東京に住んでいるというのに! うーん,この分断はすごい。

だからこそ地方で、例えばウチみたいな分りにくい音楽をプロモーションして頑張っている方には頭がさがる。そういう人は文化のギャップを埋めようとしてくれているんだろう。私もそういう仕事をしなくちゃ、と思う。いつだったかイシグロも言ってた世界の分断を埋める仕事。そういう人たちが集まって,今回フルックの全国公演が決まった。本当にありがたいことだ。でもホントにイバラの路だと思う。本当にどうぞよろしくお願いいたします!

全然話しは変わるが、前にもここに書いたのだけど、某文化関係者が集まる勉強会で、第2次大戦中に戦火にやられる町で、それでも人々は爆弾が落ちて来る恐怖におののきながらも演奏会を聴きに集まった、という話が出た事があった。その時に「こういった人たちを命のリスクがある中でコンサート会場に集めているものはいったい何だろう」という話になった。そのとき、出た答えが「過去の素晴らしい音楽体験」だった。過去の素晴らしい音楽体験が一度でもあれば、人はそれを忘れない。が、それをこちらから「与えよう」などとはおこがましいこと。これはリスナー一人一人、自分で発見してもらうしかないわけで…。 一生に一度でいいのだ。心を震わすすごい音楽体験があれば。それで一生行きていける…とはよく言ったもので、人々はその音楽を求めて再びコンサート会場に集まる。そういう事なのだ。反対に言えば、人間は体験していないことを想像するのは、とても難しい。

すごく前の話だけど、こんなお手紙を学校公演の終わりにいただいた事がある。 くださったのはおばあちゃんというには若い、でも私よりだいぶ年上の女性。この時の学校講演は、演奏のあとに地元の人とのQ&Aもあり、皆さんと交流する時間があったのだけど「私はあぁいうところで発言するような人間ではないから」と私の手をにぎり「アーティストさんに伝えてください」と言って渡してくれたものだ。Q&Aでは、田舎のお父さんやお母さんで素朴な質問ばかりで、その女性を萎縮させるようなことはなかったと思うだが、彼女は自分で手をあげることが恥ずかしくて出来なかったのだろう。

ハラール・ハウゴーの演奏。遠くまで行って良かった、と思う瞬間。このメモは壁にいつも貼ってある。彼女はおそらく普段は自分の家族のために家を守り、ご飯を作り、今日は近所の学校で行なわれるオープンキャンパス的なイベントにたまたまやってきたのだろう。普段コンサートに行くようなライフスタイルを営んではいないかもしれない。でもそういう人にも、こうやって伝わるんだよな。

そしてそういう時。地元の公共の文化団体や学校のオープンキャンパスみたいな場所はホントに重要だと思う。ウチの看板じゃ、いきなりこんな風にハードルをさげることはほぼ不可能だ。



ハラール元気かなぁ〜。そういや来年呼ぶポーランドのバンドのホイッスル奏者がハラールと仲良しで、先月はデンマーク、ドイツを中心に一緒にツアーしてたみたい。ホントすべてはつながっている。