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2018年6月19日火曜日

ラティーナ誌に北欧のヒップホップ事情について寄稿させていただきました。

いつもお世話になっているラティーナさんが、世界のHIP HOPという特集をやるという。北欧のHIP HOP事情ということで、ご依頼いただいたが、なにせ私にはサッパリなジャンル。最初はお断りしようと思いつつも、全世界的に記事にしたいという編集者さんの熱意にほだされ、私の方でしかるべき方にインタビューという形を取って掲載させていただきました。 

ロンドン在住で北欧のポップスをPRしている組織で活躍しているNordic Playlistの Francine Gormanさん、ご協力ありがとうございました〜。

 
 すごいですよ、今月号のラティーナ。韓国、中国、インド、中東、オリエント、アフリカ、南部アフリカ、オセアニア、東欧、ロシア、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、キューバ、チカーノ、中米、カリブ、アルゼンチン、南米、ブラジルなど… 世界のヒップホップ「ストリートミュージックは鳴り止まない」必読です。

オタヴァ・ヨ 来日公演もうすぐ




ロシアからこんなユニークなバンドが来日しますよ!!! 必見。 ハーモニーフィールズさんの招聘です。

ロシア民謡、パンク、ロック、映画音楽、アニメ音楽、コメディ、 ワールドミュージックを内包する驚異の新世代バンドが遂に来日。
New York Indie Film Award ミュージックビデオ部門<最高賞のダイヤモンド>を受賞。
<ワールドミュージック・ネットワーク>ビデオチャートで1位を獲得。
Youtubeで1400万回再生ミュージックビデオの話題が止まらない。
日にち
2018年6月28日(木)
時間
開場 18:30 / 開演 19:00
会場
月見ル君想フ
東京都港区南青山4-9-1シンプル青山ビルB1F
TEL : 03-5474-8115
地図
料金
4,000円 (オールスタンディング)
※別途1ドリンク オーダーお願いします。
チケット
インターネット予約のみ

詳細はハーモニーフィールズさんのページへ

2018年6月13日水曜日

ライコー・フェリックス × 田中泯 金曜日よりチケット発売になります。

ライコー・フェリックス。最近はポーランドのこのバンドとも共演。



すさまじいね! フェリックスは今回はソロ来日です。すべての音の粒を受け止めてください。

泯さんは、最近のものとしては、このテートギャラリーのを貼っておこう。かっこいい…。こちらの音楽は坂本龍一さん。


TATE MODERN - MIN TANAKA X RYUICHI SAKAMOTO from LEZ on Vimeo.

物凄い二人の凄い共演。なんとフェリックスが19歳の時、すでに泯さんとは共演してたんだって。すごすぎませんか!?

昨晩、フェリックスのHPをオープンしました。明日木曜日の深夜にチケット発売になります。江東区さんと配券してて、最前列はウチで全部確保しました。ホント最前列とかで観たら、一生の体験になりそう… 私が観たいよ! 詳細はこちら



2018年6月12日火曜日

畠山理仁『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』を読みました。これは面白い!


開高健ノンフィクション賞受賞のこの本。話題になってました。気になってましたが、なかなか読む機会がなく今になって読みました。

ジャーナリスト、畠山理仁さんのお名前は、震災直後くらいからちょくちょく目にすることがありました。 で、この本も面白そう、と思ったのだけど、なかなか読めなかったのは、実は怖かったからです。

実は私の中学時代のリアルな友人が、この本には出て来ます。私がリアルで知っている彼女は、勉強がとても出来て、クラスでかならず1番か2番の成績を収める物凄い秀才でした。漫画が好きで,読むのも自分で描くのも得意でした。おちょぼ口で早口で、他人が聞いていようとなかろうとマイペースに話すところは確かに子供のころからありました。が、勉強はめっちゃ出来たんですよ。彼女は私たちの学区で一番頭のいい進学校に進み、私は2番目くらいの学校に進んだので、中学の時は比較的仲良かったけど、高校時代以降は、音信が途絶えていたんです。とはいえ、父がたまたま彼女の高校の先生をしていたこともあって、高校時代の彼女の様子はなんとなく父から聞いてはいました。

彼女の政見放送は、あまりのひどさに直視できなかった。そして、この本の中に彼女は出て来るんですが… 畠山さんの優しい視線というか、なんというか、そのおかげで、それほどひどいことにはなっていないのがせめてもの救いでした。いや、この本を読む前までは、こんな風に当選するはずもない選挙に無謀に立候補して「なんて馬鹿なことを」「あんなに優等生だったのにどうしてあんなになっちゃたんだろう」「ご両親はどう思っているんだろう」と正直かなり頭にきていたのも事実です。でも畠山さんが書いた彼女の姿を見て、中学生当時の彼女の、リアルな姿が蘇ってきました。選挙の2日前になってようやく刷り上がったポスター。そのたった1枚貼るのに、20分以上もかかったという描写に、中学時代の彼女の姿が浮かびます。しかし何度も言うようですが、当時の彼女は、勉強すごく出来たんですよ。だから、この本を読むまでは、大事な選挙で、ふざけんじゃないとバッサリ自分の中から彼女のことを切り捨てるつもりでいたのだけれど、ちょっと彼女の話も聞いてみたくなりました。いや、それでもおそらくリアルに会えば「こんなんで当選できるわけがない。ちょっとは冷静になれ」としか言えないかもしれませんが。

ま、そんな個人的な事は、さておき… この本は、そんないわゆる泡沫候補と呼ばれている人たちのリアルな姿を描いたノンフィクションです。特にマック赤坂には、相当な年月をかけて取材をし、ページをさいています。とっても読みやすい本でスイスイ読めちゃいました。「いや、でもこれどう考えても無謀でしょ」「ありえないでしょ、こんなの」「頭がおかしいとしか思えない」と思っていた私も、これだけの候補者の、これだけの情報を見せられると、妙な感慨が自分の中に立ち上がって来るのを感じたのも事実です。そして思ったわけです。私たちはもしかしたら、選挙の一番面白い部分を楽しまずにここまで来てしまっているのではないか、と。

あとこの本読んでて、そういえば…と思いだしたのは家入さんのインターネッ党。あれなんか、ホントによかったのに、結局今や自然消滅。こういうのが、なんか…本当にがっかりさせられるんだよな、と思いました。例えばこのインターネッ党が、現在上手く機能していれば、社会は相当違うものになっていたかもしれないのに。家入さんと彼を応援してた堀江さんの言い訳が聞きたい…よな。というか、他のアナログな…泡沫候補の人たちの執念深さみたいなものと、彼らの頭の良さがうまくマッチしていけば、ホントに世の中を変えれたかもしれないのに。なんかベンチャーな人たちの、悪い意味での「頭の良さ」を見せつけられた感がある。こんな馬鹿なことは辞めよう、という頭のいい人たちの… それを思うと、他の泡沫候補が面白く楽しく思えてくる。

それにしても、この本を読んでいると、こうやって候補者をたて、投票をし、自分たちの代表を選ぶという民主主義っていったいなんだろう、と思ったりするわけです。外国と比べても異様な供託金の存在、そして多大な税金を使って行なわれる選挙。これは非常に面白い本です。是非読むことをお薦めいたします。

そして、畠山さんのこちらのインタビューも必読。これからも頑張ってください!
それにしても、畠山さんというと、東電での会見を夢中になってネットで見ていた、あの頃を思い出す。日隅さんの賞も取ったんだね…
そして新潟ではまた保守の勝利… なんか日本人は大好きだよね、自民党がね…


2018年6月10日日曜日

ダニエル・L・エヴェレット『ピダハン 言語本能を超える文化と世界観』を読みました。すごい!


高野さんと清水先生の対談本でも選ばれていた『ピダハン』。読もう読もうと何度も手にとったものの、なかなか着手できなかった本をついに読んだ。この本が出た時は、すごい話題になったから、とっくに読んだよという人が多いと思う。が、あえて紹介しよう。いや〜、すごい話だよ、これ…。

正直、この本の多くをしめる言語の説明については、読みつつもなかなか自分の中に入ってこなかったので、よく理解できなかった。しかし70年代後半におけるアマゾンでの白人家族の暮らし(小さな子供まで同行させている)の大変さ(実際、家族が病気で死にかけている)、そして何より著者がピダハンに惹かれ、論文を発表して学界に波紋を与えることとか、ついには信仰に迷いがでてきたりする下りなど、まったく目が離せない。

著者は基本的に元キリスト教の伝道師で研究者で、この本もポップにエンタチメント性を持って書こうという意図がなかったのであろうから、そういう意味では、この本はポップな本ではない。でも、それだけに真摯に彼の気持ちがビシバシと伝わってくる。 そしてピダハンの事を知れば知るほど、果たして私たちが普段得ようと努力している「幸せ」とはいったい何かとか、いろんな疑問が立ち上がってくるのだ。私がたちが今、毎日体験している明日のための準備とか用意とか我慢とか、はたまた過去の後悔とか、社会のあれこれとか、科学のテクノロジーとか、いったいなんなんだろうと思うようになるのだ。私たちは幸せを得ようとして不幸せになっていないか、とか。

著者は70年代、ブラジル、アマゾンの奥地のピダハンにキリスト教を布教するために派遣された伝道師だ。面白いね… グリーンランドとかでもそうだったんだけどさ、キリスト教によって世界は一方的に「発見」されてきた。(本当は高野秀行さんとかがよく言うように、そこにも人間はずっといたわけだから、「発見される」ってのがおかしいのだが)伝道師達はその発見された地域の言語を学び、その地にアルファベットを与えて書き言葉を教え、そこから聖書に翻訳するというのが一連の仕事なのだ。400名近くが住むピダハンのエリアに引っ越してきた白人の一家。確かに普通の生活すらも大変で、我慢しなければならないことも多く、信仰の強さが無ければ耐えられなかったことがたくさんあるだろう。

お互い通じない、知らない言葉(そしてまったく違う文化)を介しながら、それでも著者は言葉を習得していく。そして著者はピダハンの「今を生きる」笑顔に引き込まれて行くのだ。そして彼は、ピダハンの文化を学びながら、言語学者としての、彼の考え方、この50年ずっとそれが重要だと信じられてきたチョムスキーの理論の根幹をゆすぶる事実に出会う。それは当然のことながら、学界に大きな波紋を投げ掛けてしまう。

ピダハンの言葉を学ぶうちに著者はピダハンには数の概念がないことに気づく。彼らには右と左という概念もない。そして色の名前もない。当然神様もいない。自分が見て体験したこと以外は信じない。そして常にあまりにも幸せそうなのだ。

そんなピダハンの世界において、余計な恐怖を与え,不安を与え、そして神様を信じよと言うキリスト教に、なんの意味があるのだろうか。

アマゾンの奥地にはいろんな先住民族がいるわけで、それこそNHKでやったイゾラドとか外の世界とまったく背食をもたない人たちもいるわけだけど、 ピダハンは外部(ブラジル)との接触もありながら、しかしピダハンでいることを自ら選び、生きているように思える。ひたすら現在に生き、迷いがない。過去も未来もない。そもそもそんな概念もない。

とはいえ、それもこの本が出た時から、またしばらく時間がたち、だいぶ状況が変わって来ているようだ(下に貼ったドキュメンタリーも参照)。

本来クリスチャンの伝道のためにピダハンの世界に入っていったはずの著者が、そんなピダハンの生き方に接し、ついには信仰も家族も捨ててしまうと下りには、本当に引き込まれた。著者はピダハンが大好きだ。ピダハンがいつまでも彼らの自分の幸せを自分で選択出来る状況であれと願う。

というか、おそらく著者はピダハンの言葉をしゃべっているうちに、考え方もピダハンになってしまったのだろうな、とも言える。言語が概念を作る。私も自分でも日本語をしゃべる自分と英語をしゃべる自分は性格が違うと感じる。いつぞやの映画『メッセージ』にも、ちょっと通じるかも。言葉こそ世界であり、言葉こそ文化。さらに言えば新しい言葉を学ぶことで、私たちは今自分のいる場所にいながらも新しい世界を垣間みる事ができる。

すごいな… 



本はみすず書房だからちょっと高いし、私にとってはすいすい読めたとは言えないけれど、このすべてに対する著者の真摯な態度に心を動かされない人はいないだろう。これは本当に読む価値あり。


2018年6月9日土曜日

「はるか遠くの大いなる孤独のなか」

朝顔がもう咲きそう〜❤

言葉の力にうなる時があるのだが、角幡唯介さんの本を読んでいると、時々めっちゃ響く言葉を本の中に見つける。

角幡さんの書評本『探検家の日々本本』を久しぶりにお風呂でじっくり読んだが、やっぱりこの本いいよなぁ。響く言葉がたくさんのっているんだよ。もう響きまくり。

でもここで紹介するのは、角幡さんの文章というよりは,角幡さんが紹介している本からの文章。

この本は『神話の力』といって、著者はジョーゼフ・キャンベル。世界各地の神話の比較研究の権威。共著者のジャーナリストのモイヤーズがキャンベルに話を聞く、という形式でこの本は進む。キャンベルの言葉。

「人々はよく、われわれみんなが探し求めているのは生きることの意味だ、と言いますね。でも、ほんとうに求めているのは<いま生きているという経験>だと私は思います。純粋に物理的な次元における生命経験が事故の最も内面的な存在ないし実態に共鳴をもたらずことによって、生きている無情の喜びを実感する。それを求めているのです」

「(では経験とは何か?)意味なんてありません。宇宙の意味とはなんでしょう。ノミ一匹の意味とはなんでしょう。それはただそこにある、あるいはいる、それだけです。そしてあなた自身の意味とは、あなたがそこにいるということです」

(そしてイヌイットのシャーマン、イグジュガルジェクという人物の言葉を紹介)「唯一の正しい知恵は人類から遠く離れたところ、はるか遠くの大いなる孤独のなかに住んでおり、人は苦しみを通じてのみそこに到達することが出来る」 

はるか遠くの大いなる孤独のなか。うーん、それに引かれて角幡さんは北極に行くのか。

上記の文章のそれぞれについては、角幡さんが「日々本本」で解説しているのだが、本当に素晴らしいので、是非この『日々本本』を読んでください。 どちらかというと、私はたぶんこの『神話の力』だけ読んでもピンと来ない人間かも。でも角幡さんが説明してくれると響くんだよね。

そして、改めて、いい作家はいい本読んでいるんだよなぁ、と思う。 うーん,しかし読みたい。この『神話の力』もポチるか。『神話の力』については、こちらのブログにも詳しい。


2018年6月3日日曜日

江東フランス祭、無事終了〜 楽しかった!

本日絶好調の天気の中、江東フランス祭!

リハーサル中のパトリック

こちらはシャンソン教室の様子。フランス語会話でもおなじみドミニク先生。

可愛いフランス直輸入の小物たち

エッフェル塔!

パトリックのCDはもちろん
コアポートさんにも出展いただきました〜
バーバラ村田さん。可愛い❤


地元のパティスリー、エクラデジュールさんも出店!


浅草十一寸さんもありがとうございました〜

本番の様子。

最後はすっかり名物になったこれ。シャンソン教室の生徒さんと一緒にシャンゼリゼ!

ところで、パトリックがステージで言ってたCMってこれの事ですね。どうやら今日くらいから流れているらしい。三菱のEKとかいう車。日本語も上手になった!?



ご来場くださった皆さん、ありがとうございました。今日のコンサートはなんだか内容もすごくよかった。会場全体が一緒になって「オー・シャンゼリゼ」歌ってくれて、ホントにやってよかったなぁ、と思った。

というわけで、THE MUSIC PLANT敬老事業部によるフランス祭の様子をお届けしました。全国のコンサート・ホールの皆さん、是非皆さんの町にもパトリックとフランス祭を呼んでください〜〜!

フルック、LIVE MAGICに参加決定! 

いえーい!!! ピーター・バラカンさんの「LIVE MAGIC」にフルックが参加することが決定いたしました。なんて嬉しい!!! でかしたぞー フルック!!!


2018年10月20日(土)、21日(日)

恵比寿ガーデンホール/ガーデンルーム
早割 2日通し券 第1次先行 ¥19,000
         第2次先行  ¥20,000
   1日券   ¥11,000
各種売り切れ次第終了/オールスタンディング/整理番号あり

早割受付第1次先行 6/3(日)18時〜6/10(日)23:59
第2次先行 7/1(日)18時〜7/8(日)23:59
Inter Fm Barakan Beat  特電 0570-02-9970
Web http://w/w.pia.jp/livemagic18hs/
一般発売 8月4日

主催/企画 LIVE MAGIC実行委員会(Creativeman Production, Tower Records, ぴあ)
後援 Inter FM

小学生以下無料(保護者同伴)、中学生、高校生、大学生は学割券をご購入いただけます。

鈴木保奈美の「My Cult Celt Journey」



うわー、懐かしい。そうか、当時ケルトは「Cult」だったのか。90年代のケルトブームって、日本ではスタジオボイス、そしてテレビのこの番組が結構大きかったと思うのだけど、今、あらためて観ても、なかなか面白い。

明らかに車会社とタイアップしている感じの展開。でも音楽の選曲もなかなかですな…当時アイルランドは地球の歩き方にもろくに紹介されてなかったように記憶しているし(フロンティアシリーズで出てたか、出たないかくらいのタイミングか?)かつネットが普及していなかったこととか考えても、よくこれだけの番組を作ったと思う。

深夜帯で、当時絶好調だった女優が企画を作ったとしても、地上波でよく企画が通ったよなあ。それだけ、いい時代だったのかも? コーディネイトは岸田忍さん、マークと松井ゆみ子夫妻。 そしてトレンディ・ドラマの大多亮プロデューサーの名前もクレジットされている。これだけマニアックなウンチク満載なのに、監修に大学の先生とか入ってないのも、すごい。それか内容は先生の本から拾っておきながらクレジットしなかったのだろうか? 今だったら本人の意図が強くあったとしても、裏を取るために間違いなく監修入れるだろうけど…などなどあれこれ思う。

さて本日はフランス。フランス祭を江東区で行ないます〜。パトリックの音楽はもちろん、地元有名パティシエのその場で焼いていただくゴーフルが楽しみ。詳細はこちら。当日券あります。

2018年6月2日土曜日

主催者の言い分は?

考えさせられる記事だった。

まず思ったのは、これはいったいどういう立ち場の人が書いているんだろうか…ということ。広告は入っているようだが、すべてアフィリエイトっぽいので、普通に1メタルファンのサイトのように見える。プロフィールを見たら漫画家さんとある。しかしすごい量の記事と情報量で、ものすごい音楽に愛情を持った人なんだろうなということは誰が観ても確実にわかる。

大手のコンサートプロモーター/主催者さんは大変だ。ウチの場合など、ウチの公演に何かあったら私が誠心誠意、心をこめてお客さんに説明するしかないわけだが、この「LOUD PARK事務局」の構成員にクリエイティブ・マンさん以外に、どこの誰がどこのくらいかかわっているのか知らないが(放送局とか専門誌?)、主催者でもない第3者に、こんなにあれこれ言われてしまっていいのか…という疑問がいやおうもなく立ち上がってくる。っていうか、この人が書いている、これらの理由が開催中止の理由とは限らないではないか…と思うのだ。

分かりにくいかな… たとえば私が「もうヴェーセン呼ぶのやめました」と発表する。そしたらファンの人が「なぜ野崎はヴェーセンを呼ばなくなったのか」という記事を書く。もしかしたら私と個人的に話しているような私に近い人、バンドに近い人が書くかもしれない。音楽ライターの人が書くかもしれない。で、その記事を大量の人が読み、それがヴェーセン来日の実情だと周りは理解してしまう。つまりはそういう危険性だ。

うーん、全然規模が違いすぎて比喩にならないか。つまりこの記事は、当事者でも何でもない一般論としてファンの人が書いているにすぎない、ということなのよ。しかしながらその内容があまりにも鋭いので、しかも愛情に溢れているから、これだけ多くの人にシェアされているのだと察する。いや、私はメタルのことはよく分らないので、何を言えたもんかと思うのだけど… で、これをネタに音楽業界人たちが、私のFBのウォールのあちこちで議論が巻き起こしているのだった。なんだか、いろいろ考える。1ファンのこのブログ主はともかく、近くにいた彼らはいったいどういう立ち位置なのだろうか、と。

でもね、また話は戻るけど、ウチがそんな事態になった時、ファンの人があれこれ書けば書くほど、当事者である私は「分ってないな」と思うと想像すんだよ。もちろん、当事者よりも外部の人の方が冷静にビックピクチャをより理解している、という可能性もあるかもしれないよ。が、多くの場合において、当然の事ながら、一般に公表している情報なんて氷山の一角で、実際は多くの事が水面下で起こっているのだから、氷山の一角しか知らない一般の人が、どれだけ理由を分析しても限度があるのだ。そしてその水面下のことは、主催者でなければ、分らない。

ただウチはいい。というのは、それがたとえ当事者によるバイアスがかかった思いとはいえ、その主催者の思いを私もそのまま発言できるからだ。水面下のことだって、自分の判断である程度は公表できる。個人でやっているメリットはそこにある。それにチケットを買おうとしてくれていたお客さんも、いったい私が何とその事態を説明するのか、多少は聞きたいと思ってくれるであろう。そして私がこう言えば,それが一応、実情に一番近いものだとお客さんたちは、ある程度認識してくれるわけだ。

だからこの記事がバズって、いろんな人がこれを読み、主催者の目にも止まるだろうに、主催者さんは今、何を考えているんだろう、と私にはそっちの方がすごく気になった。どうか、主催者さんや、LOUD PARK事務局の人、参加予定だったアーティストさんたち、そして今年の中止を決めた人が、必要以上に傷ついていませんようにと願う。ただでさえ言いたいことはたくさんあるだろうに、その言えない事にストレスが倍増してませんように。それとも「よかった、オレたちが言いたいこと言ってくれた!」と思うのか。

…いや、いずれにしてもプロの人たちはそんなの慣れっこか。

イベントが中止になる/ならないというのは極端な例だけど、そうじゃない案件だったにせよ、主催者としては、あれこれ自分以外の人が公演やツアーの話をしているのが耳に入り「分ってねぇーな」と思うことは、多々有るもんだ。でもある程度のことはグッと飲み込み、主催者としてお客様の意見をしっかり受け止め、次への反省へつなげなければならない。それも主催者の責任の1つであり、次の公演にも来ていただくための布石になるからだ。そんな時、本当に嬉しくなるのは同業者の「分ってくれてる」コメントだ。結局のところ分ってくれるのは同業者しかないないんだよな…といつも思う。だから私はLOUD PARK事務局に応援の旗を振りたい。何にも分っていない私だけど…

そして、まずこの記事を読んだ人に私が言いたいのは、ただ一つ。主催者はいろんな事情をかかえていて、それは音楽業界内ですら言えない事がほとんどなんですよ、という事。それを常に認識していてほしい、ということだ。それがまず前提としてあるのを忘れないでいてほしいな、と思う。

そして、それを前提にした上で、さらに話をこの記事に戻すと、とはいえ、この記事がバズっているのは、ここに音楽業界、特に日本の洋楽市場がかかえている大きな問題がかなりするどく指摘されているからなんだよな、と思うわけだ。本当によく書かれている記事だ。すごく分りやすいし。何より愛情がある。

私はメタルのことはよくわからないが 「世界で一番世代交代が出来ていない国日本」っての、めっちゃ響く。ワールド界隈も実際ひどい。

まず日本ではクラシックのホールは、滅多にワールド・ミュージックをブッキングしない。そこがまず大きな問題だ。だいたいはホールがやるのはクラシック(しかも本格的なものよりもテレビのバラエティに出ているような人たちがやるエンタテイメント系のクラシック)、次にジャズ、それに落語/歌舞伎/能楽などの伝統系が続く。それ以外に世界の異なる音楽を紹介しようという気概のあるホールさんはホントに数少ない。例えばロンドンのバービカンで見られているものは、すべて東京のオーチャード見られてもいいと私は思うのだが、内容をぜひ比較してほしいと思う。バービカンだけじゃない。ニューヨークやパリの名門ホールで見られているものは、普通に東京でも見られていいはずなのだが、まったくそれが実現できていない。

大手のカンバセーションが潰れて、今やプランクトンさん1社が大きなプロダクションものを一手に引受け、私のような個人プロモーターが小規模なものを抱えて孤高奮闘しているが、それでも限界がある。トーキョーで見せなきゃいけないものの20%くらいしか、来日が実現できてないのではないだろうかとすら思う。いや、もっと低いかも…

そもそも日本の音楽マーケットは、成熟しているようで、あまり成熟していないんじゃないかという気もする。単に分母が大きいため、どんなジャンルにでもマニアが一定数存在しているから成熟しているように一瞬見えるだけだけど…。そもそも日本の音楽業界ではタイアップなしで売れたアーティストは1人もいない。つまり戦略のプロがいて、初めて音楽が売れるのだ。それなのに音楽ファン、そしてアーティストたちというのは酷なもので、多くの人が「レコ社はなってない」「宣伝の仕方が悪い」「マネジメントのセンスがない」などと音楽業界で働く人たちのやり方を批判する。そのくせ、ほとんどすべての大衆はレコ社が作り出したメガ・ヒットが大好きだ。その証拠に洋楽も邦楽も「昔の名前出ています」的アーティストのコンサートが人気を博している。

それにしてもこのメタルブログ、よく書けている。「日本のメタルのファン人口を増やさなくてはならない」の部分では新日プロレスの「マニアがジャンルを潰す」を思い出した。これはメタルに限ったことではない。すべてのジャンルに言えることだ。マニアがジャンルを潰すのだ。

では、音楽業界が自信を取り戻すのはどうしたらいいか。それは…このメタル・ブログにも書かれていることだが、例え能率が悪いと言われようと、例えどんなに面倒くさかろうと、新しいファンを開拓していくことでしか生き残りはありえないと思うんだよね。一歩一歩地道な努力をする。足下のマニアに目を向けずに前をみて進む。それしかないのだ。今やみんながみんな最短距離を行こう、行こうとするけれど…

今、音楽はリスナーにとっては最高の時期を迎えていると思う。ただ「音楽業界」にとってはいろんな事が変化の時期で、ホントに厳しく難しい時期だ。音楽業界だけに限ったことではないのだが、今、世界は大きな変化の波にゆれる小舟のような存在なのだ。必死で新しくビジネス・アイディアやシステムを開発しても、その数年後にはそれらはまったく機能しない。先行投資しても回収なんて出来やしない。じゃあ、と言って安全を取り、保守的になって「様子見」している間に、日本は世界にこれほどまでに取り残されてしまった。

まぁ、それが業界の現在の状況なんだとは私も思う。私自身について言えば、どんなに小さくてもいいから、誰にも知られていない新しいアーティストを手がけると自信につながると思っているので、ごちゃごちゃ考えず、とにかく新しいアーティストを呼べるよう努力を続けるだけだ。私の根拠のない自信は実はそういうところから来ている。これは自分でなければ呼ぶことの出来ないアーティストだった、と言えるアーティストが何人かいる… っていうか、ウチにおいては、すべてそうかもしれない(いつも書くことだがグレン・ティルブルック以外/笑)。そういうのがあるから、まぁ、自分は続けて行けるんだろうな、と思う。その積み重ねだ。

が、辛いよな… 大手さんは何によせ規模をある程度大きくしないといけないわけだから、私のように赤字覚悟で新人やってみたら、数万黒字になった。よかった、万々歳!というわけにはいかないのだ。

先日インド祭に参加していただいた明治時代から続く王子の老舗パン屋さん、明治堂さんは、お店の名物カレーパンだけではなく、たった1日のこのイベントのために、クロワッサン・カレーパンまで作って出店してくれていた。そしてそれらをクールにすべて売り切ると、マスターは来年の北とぴあ文化祭の国名を確認し、かっこよく会場を去って行った。真のプロフェッショナルというのは、こうやって攻め続けて行く人のことを言うのだと思う。かっこいいよな…

みんなで頑張って行きましょう! 

2018年6月1日金曜日

ライコー・フェリックス(from ハンガリー)来日決定!


ライコー・フェリックスのことを知ったのは、実は比較的最近の話です。

昨年ノルウェーのフェスティバルに招待された時、行く前にプログラムを眺めながら、You Tubeでそれぞれのアーティストのライブ映像をチェックしてたら、偶然見つけたのでした。それはヴェーセンやアンビョルグ・リーエン、ハラール・ハウゴーなど、北欧のアーティストが勢揃いするコンサートで、非常に楽しみにしていたフェスティバルだったのですが、そもそも招待だから仕事だし、せっかく4日間も行くのだし、知らないアーティストのプログラムも積極的にみて、新しい出会いを見つけないといけません。なので、プログラムがフィックスし、それが送られてきたので、事前にバイオグラフィーやYou Tubeでの動画を検索していたわけです。そしたら、すごい、なに、この人?!みたいなのを見つけちゃった。それがフェリックスでした。

また同じフェスティバルに招待されていた世界各国の音楽ジャーナリストたちのうち、私がもっとも信頼を寄せるfROOTS誌のアンドリュー・クロンショウ氏も「今年の目玉はフェリックス・ライコー」と太鼓判を押していたのでした。 このフェス、すごくバランス感覚にすぐれていて、いわゆる大きなステージで演奏するものがイコール、プロデューサーの一押しではないというのが結構ミソなんです。さすがに、あのようなすごい田舎であれだけのものを実現しているだけあります。まぁ、その事に関する詳しい説明はいいとして、そんなわけで玄人受けする本格的なものはメイン・ビルでないことが多いんだけど,この年もプロデューサーの影の一押し(そしてそれをしっかり把握しているアンドリューたち音楽評論家の一押し)は、比較的小さめの会場(200人くらいか…)で演奏する、このフェリックスなのでした。

で、その時すでに「2019年春のポーランド企画」が走り出していたので、うーん、これはもしかすると「中欧ヨーロッパシリーズ」みたいなものを作るといいかもな…と頭に思い浮かんだのも、この頃です。ちょうどバルトロメイ・ビットマンとの交渉もまとまりつつあったので、そんなアイディアも固まってきました。
  
そして、もちろんシリーズ第1弾のバルトロメイ・ビットマンもかっこよかったけど、あれはなんというか、死ぬほど練習すれば、もしかしたら他の誰かが到達できる域にあるものなのかもしれない。でもフェリックスの音楽は違います。なんというか、絶対に誰にも真似できない音楽。神様か悪魔が偶然その人を選び、その人だけに与えた音楽。それがフェリックスの音楽なのでした。

ちなみにハンガリー人なので、フェリックスがファーストネームで、ライコーがファミリーネームです。ノルウェーでは彼の演奏を2回聞くチャンスがありました。すでに彼の音楽を自国で体験済のアンドリュー先生は「ロンドンでソロ公演をみて、ホントに吹っ飛んだ」と、めっちゃ興奮しておりました。

で、まずは昼公演、期待はマックス。先生はかぶりつき、私も2列目ぐらいに陣取り、息をのみます。トリオで演奏した彼でしたが、とにかく観客の方をいっさい見ないのに、呆れました。サングラスをして、お辞儀もしなければ、もちろんMCなんてのもいっさい無し。ステージに駆け上がると、ベースとヴィオラの人を引き連れて、本当にいきなり演奏が始まったのです。



ちなみに観客席右端の白髪の方がアンドリュー先生
で、もう頭3秒で、こりゃーすごい!!と思ったのでした。 ありえないでしょ、このフィドル! っていうか、音数すごすぎ、っていうか、音が多すぎて見えない!?

でも私が彼の音楽と恋に落ちたのは、その嵐のような演奏がすべて終った後のことでした。約1時間の演奏が終るとフェリックスは最後の最後にやっと観客のほうを向き、ペコリと1回だけお辞儀をしたんです。

そのお辞儀が… なんというか、小学生の低学年の男の子がするみたいなお辞儀で… 私はその瞬間、このアーティストを日本に呼ぼうと決めたのでした。(まさに恋に落ちる瞬間ってこんな時!)

そして… さらにものすごかったのが、その日の夜。今度は3、4組のアーティスとが一緒に出演するような会場…というか、ほとんどレストランみたいな場所だったんですが、この時の彼らの演奏は、なんというか常軌を逸していました。何というか,完全にトリップした。ほんの20分程度でしたが、ありえない世界を、その場に作りだしていました。

彼らの演奏が終ったあと、私とアンドリュー先生は次のコンサートを追いかけて別会場に移動したのですが、その時、外でモクモクとタバコを吸っているフェリックスにすれ違いました。「すごいコンサートだった」と声をかけると「Thank you」と、まるで自分の鼻の上から私をのぞきこむようにこちらを見て言ってくれましたが、どうやら彼のドイツ人マネージャーによると彼は英語はほとんど喋れないのだそうです。ますます萌え!

そしてこのフェスティバル中、彼のマネージャーと何度か打ち合わせすることも出来たのですが、良かったのは、私とマネが打ち合わせをしているカフェの横を通るこのフェスのメインアクトのビックな方々みんなが(ヴェーセンとか、ハラールとか、アンビョルグとか)私に「ハイ、ヨーコ」とか声をかけて挨拶していくことです。何せ中欧ヨーロッパは私にとっては未知の世界。でも北欧なら多少ですが顔が利きます。こういう「へぇ〜、北欧のアーティストのことはよく知ってんだ」っていう印象をマネに与えるってのは、新規の仕事において、めっちゃ大事なのでした!!! ただでさえ、チビの中年女だからナメられることが多いからな!(笑) それはさておき、ドイツ人マネは私がそれだけたくさんのアーティストを日本に呼んでいるんだと知り、それなりに信用してくれたようでした。

帰国した私は、彼のCDを集め、あれこれ勉強し、こんな映画にも出会いました。なんとフェリックスこの映画の主役をつとめ、カンヌまで行ってるんですよ。映画、観たけど、ホントにかっこいい!(っていうか、フェリックスそのままの役柄でセリフも少なめ。めっちゃ良いです)ま、そんな話もいずれ…(もっともビョークの映画出演よろしく、もう2度と演技は嫌だと思ったのか、これ以降の映画出演は一切ないようです)2008年の作品。10年前ですね。



そして、さらにすごいことに、彼はなんとあの日本を代表するダンサー田中泯さんと共演していたのでした。っていうか、フェリックスと泯さんの出会いはフェリックスが10代の時、まだ現地でも無名な頃だそうです… 泯さん、どうやってフェリックス見つけたんだろ。さすがすぎる!!


"Táncos vagyok és földműves" from magyarnarancs.hu on Vimeo.

というか、バカすぎる私は、日本を代表するすごい芸術家である、泯さんのこともよくわかっておらず、友人に薦められ『たそがれ清兵衛』をオンラインで見て感動し、中野のplan Bにも何度かうかがって、泯さんの世界を必死で勉強しました。本も2冊読んだ!(本の感想はまたいずれここでご紹介します) この映画(映画の感想はリンク先)も見た! 泯さんの世界については、とにかくとっても素敵なので、このブログでも公演まで何回かに分けてご紹介したいと思います。


Felix Lajko from Rob Farmer on Vimeo.

いずれにしても、このすごいヴァイオリンが、とうとう日本にやってきます。信じられないよ! ちなみに前回の来日は10年以上前で、それは泯さん主催のフェスティバルだったのでした。



チケットは6月15日発売。300席ない会場です。お早めにお買い求めください。 詳細はおそらく再来週くらいにオープンするフェリックスのホームページにて。

公演はこんな感じ。(クリックで拡大します)


豊洲は遠いイメージあるかもしれませんけど、永田町から有楽町線で11分。有楽町から7分。ホールは駅と直結してますので、めっちゃアクセス良いですよ。

あ,あと、この本にもフェリックス登場するのよね。ちょっと感動。こんな話もまたおいおいこちらのブログで紹介していきます。

2018年5月29日火曜日

アンティ・パーラネン

かっこよかったよなぁ、アンティ。



ライブからしばらく立ってるんですが,この曲が頭から離れません。



前はKRAFTMANの方が好きだったんだけどなぁ…



何はともあれアルバムはこれですよ〜 これ! どちらの曲もこれに入ってます。DLで良ければ、すぐ手にはいります。




2018年5月28日月曜日

北とぴあインド祭 楽しかった!!! H.アミット・ロイさん×ユザーン、かっこよかった!


マサラワーラーさんの南インド弁当。スタッフ用にも作っていただきました。ありがとうございました〜

それにしても楽しかった。まずはバザールに数々の楽しい商品を提供してくださった「まちかど倶楽部」さん、ありがとうございました。



そしてインド・クラフト・ブックスさん。あれこれお手伝いいただいて感謝!


そして正面玄関前でのインドムービーダンス、最高でした。 みかん先生そしてサンドーシャンの皆さん、ありがとうございました。



そしてアミットさんとユザーンの古典音楽の世界! いや〜、かっこ良かったなぁ!!!!残念ながら写真をとる余裕がまったくなく、写真なしです。すみません。

こういう音楽がもっともプリミティブであり、もっとも洗練されたものであり、癒しであり混沌であるのだと思う。なんというか、すべてを飲み込むインドの深さ。かっこいいよなぁ。ユザーンはいろんなことやっているけど、古典やっている時が一番かっこいいと思う。アミットさんも前回は荻窪のライブハウスでお弟子さんたちに囲まれたライブを拝見したのですが、あれはどこかスピリチュアルで良かったけど、今回はホールでなんというか宇宙まで飛んで行きそうな音楽でした。うーん,良かった。インド音楽のコンサートを自分で作るのは初めてでしたが、たくさんの皆さんに協力いただき、なんとか無事に終えることが出来ました。大感謝!

素敵な感想もたくさんいただきました。


さて来週は江東フランス祭。その前にすごい来日ものの発表が木曜日深夜にあります。お楽しみに。

PS
そうだ、忘れちゃいけない。あの明治から創業している名門明治堂パン屋さんが、今回のインド祭用に名物のカレーパンだけではなく新作「カレークロワサン」を作ってきたのが素晴らしかった!!! 時間がなくて購入できずだったけど… なんというか… 攻めてる!!(笑) そして明治堂のマスターは来年の国名を確認して帰っていかれたのであった。来年… どうなるんだろう(笑)

2018年5月26日土曜日

アンティ・パーラネン武蔵野公演


いや〜素晴らしかったですな。超合格点の公演でした。
打ち上げは居酒屋さんに。
すみません、明日のインド祭準備でバタバタなので、短いですが… アンティ、本当に素晴らしいミュージシャンだなぁとあらためて感動しました。

また来日出来ることがあるか分りませんが… とにかくご来場くださった皆さん、ありがとうございました。

2018年5月24日木曜日

FinEst World Sounds大成功! ご来場ありがとうございました〜


↑ エースケさん、グッジョブ! こういうちゃんとしたレポートは本当に助かる。ありがとうございました。

まだちょっとバタバタしてるので、さっくりですがレポートします〜。ろくな写真がありませんが、オフィシャルの写真家が入ったので、おそらく良い写真がのちほどたくさんあがってくることでしょう。照明もめっちゃかっこよかったし… なので少々お待ちください。

いや〜、よかった。ミュージシャン全員ホントに頑張ってくれました。今回のこの話は、めっちゃ直前に決まったので、会場が平日ででしか調整できませんでした。水曜日に5組出演、3時間の長丁場、スタンディングという過酷な状況の中、おつきあいいただいたお客様、ホントにありがとうございました。

でもスタンディングの公演は盛り上がっていいね!! 特に最後のアンティの時は、私もめっちゃ前で楽しんじゃいました。(でも前に行き過ぎて、PAの音よりアコの生音ばっかり聴こえてたな…/爆)

ちょうどこの企画の話をもらったのが去年の冬くらいで、ショーケース公演と聞いた私は、一番最初に現地の責任者に「無料公演にしたい」と提案しました。せっかくだからたくさんの人に見てほしい。で、これが正解だったと思います。小さいところで、チンマリやっても、ショーケース公演なんだから意味がない。なんというか、フォーク/ワールドの公演って、チンマリ地味になっちゃうことがただでさえ多いんですよね。そうすると音も悪いし、照明もないような公演になっちゃう。でも、なんか私もこの仕事を長く続けてきて、チンマリした貧乏くさい公演はもうやりたくなかったんです。しかも来日するのは、若いアーティストばかりです。将来がある彼らの、カッコいい音楽の公演にしないと意味がありません。

アーティストの選定は、ちょうどチーフタンズの来日があった頃で、10組くらい候補が来ていたのですが、まずアンティ・パーラネンは私が前から「いつか呼びたいアーティスト」のウェイティングリストのトップ10くらいにはいた人だったので,私が自分で即決しました。加えてちょうどドリーマーズ・サーカスのマネジメントで来日してたトム・シャーロックが来日しており、マリ・カルクンは猛烈にプッシュされました。10月に来日させるハーモニーフィールズさんも「是非」と言ってくださったので、マリもすぐ決まりました。同じくトゥーレタルもプランクトンさんが許可してくださったこともあって決定し、他にもカーリー・ストリングス、そしてマイア・カウハネンが決まり、このラインアップになったのです。まったくの初来日組だけで、5組揃えても面白かったかもしれませんが、それではマニアのお客ばかりにアプローチしちゃう。それで音楽のクオリティが低くなってもよくないし、まだまだ数回来日しただけの彼らのステージを見ていない人も多い。この選択も正しかったと思います。それから何より重要なのが、彼らが来日し、その素晴らしい演奏を皆さんの前で披露した後、この短い演奏だけのために来日した彼らの「将来をちゃんと見てくれる」プランクトンさんやハーモニーフィールズさんのような素晴らしいプロモーターさんが日本にいるということはとても重要なことなんです。アーティストは使い捨ての、消費されて消えてしまうエンタテイメントではない。ウチはもう申し訳ないけど、これ以上アーティストと増やすことはほぼ不可能だし…

また5組の演奏を平日で決行するには、非常に問題がありました。会場/音響/照明のスタッフにかなり無理を言いましたが、ホントに彼らの協力がなければ、この公演は絶対に無理でした。転換/セットチェンジの時間を極力押え、たくさんの皆さんに助けられて、なんとか無事公演が終った。本当によかった。

とにかくかっこいい公演にしたかったので、それについては成功したと思います。あと嬉しかったのは、超大手レコード会社の女性重役さんがお見えになり(彼女の場合、それこそ東京で行なわれる全世界の音楽業界のショーケース公演を観ていると思うのですが)、彼女が「今まで観たどの国のショーケース公演の中でベストだった」「野崎さんとこのお客さん? すごくお客さんがいい」とめっちゃ褒めてくれたことです。しかもそれを現地の関係者にまで言ってくださり、現地の関係者も絶対に嘘を言わない彼女に褒められた、と非常に感動しておりました。私としては、そういうの、とってもとっても助かった。こういう援護射撃って、ホント大事だし、意味がめっちゃ大きいです。私もこういう業界内援護射撃が出来るような、業界内で役に立つような人間になりたい。そうやって私たちはみんな助け合って頑張っている。そんな風に、たくさんの人に応援していただき、こういう公演が実現しているんです。

それにしてもショーケースだから、お客さんはアーティストのことを知らないわけだし、それなのに、一緒に歌ったり,踊ったり、こんなに盛り上げていただた音楽ファンの皆さんにはホントに感謝。とてもショーケースのお客さんとは思えなかった。ミュージシャン全員、あたたかく迎えてもらって、ホントに喜んでいました。

ミュージシャンのうち早い人は、なんと一昨日来て今日もう帰国…というすごいスケジュールだったのですが、東京の良心的な音楽ファンとミュージシャンをつなぐ場を作れて、ホントに嬉しく思います。ありがとうございました。

というわけで、感動は付きませんが、とにかく無事に終ってホッとしています。これからも頑張らなくちゃ。





ところでカーリー・ストリングスのこれ、よかったよね! 実は公演の数日前に公開されていたPVだったけど、あえて事前にウチでは紹介しなかった。公演の時も実は「(日本語の歌をこれから歌うとか、そういうイントロダクションなど)何も言わずにいきなり演奏しろ〜」とアドバイスしたのでした。その方がインパクトがあるから。譜面台も最初は必要かも…とか言ってたのに、歌詞も見ないで、よく頑張った!



今後のカーリー・ストリングスの公演については、ハーモニーフィールズさんのホームページをご参照ください。マリ・カルクンも10月に戻ってきます。詳細はここ。CDはネイチャー・ブリスさんが販売しています。

それからトゥーレタルはプランクトンさんが頑張っているので、こちらも何か将来あるかもしれません。CDの販売など、お手伝いいただいちゃって、助かりました。ありがとうございました。

マイヤ・カウハネンもまた来日してほしいし、アンティは明日武蔵野で公演がありますが、こちらはすでにソールドアウトです。また来日できることがあるかな… まずは明日頑張ります。ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。

…とか書いてたら、公式写真来た! かっこいい。



2018年5月22日火曜日

FinEst World Soundsの一行、来日しました〜

さてすでに一般お申し込みは締め切った「FinEst World Sounds」ですが、「登録できなかった。でも行きたい!」という方は、タワーの渋谷店6階でキャンペーンやってます。CDを買うとイベント参加券が貰えますよ〜。いそげ〜

現在タワーレコード渋谷店でキャンペーン中!

マリとパンケーキ食べた!

素敵なお庭の見えるホテルで本日、大使館主催のレセプション

トゥーレタルの女の子たち。可愛いっ!

エストニア大使のスピーチ

マリ・カルクンとマイヤ・カウハネン

チャランポランタンを撮影中のアンティ・パーラネン(一番右)

いただきました〜、エストニア。把瑠都関、元気かなぁ…

インド祭の準備も進行中。ユザワヤで買った(笑)

なんとなく分るんですが、明日はきっとすごい公演になるぞ〜〜。楽しみ! 18:30より。なお来れなくなかった方は、事前にかならずご連絡ください。キャンセル待ちの方もいらっしゃいます。無連絡キャンセルは音楽の神様のバチがあたりますよ。(なおキャンセル待ちは新規では受け付けておりませんので、ご了承ください)

ドキュメンタリー映画『平和の名のもとに ジョン・ヒューム・イン・アメリカ』』を見ました。



昨日は上智大学に行ってきました。ジョン・ヒュームのドキュメンタリーを見るためです。

ジョン・ヒュームは、ノーベル平和賞も受賞した北アイルランドの政治家。1998年(たった20年前ですね)にベルファーストで結ばれた和平合意(Good Friday Agreement)などに多大な貢献をしたとされています。そして、それにはアメリカを適格に巻き込むことが必要だったと。そういう視点にウェイトを置いた作品でした。そうそう、セント・パトリックス・デイのランチで、シャムロックの鉢をアイルランドの首相がアメリカ大統領にプレゼントのはヒュームが最初だったみたい。

このドキュメンタリーには、本人の出演はかなわなかったそうですが(健康上の理由で)、証言者としてアメリカの各大統領、アイルランド共和国の各首相、ボノも出てきます。ナレーションはリーアム・ニーソン、そして音楽ビル・ウィーランという豪華コンビ(笑)

あ、そうそう、一時は日本のアイルランド大使だったジェイムス・シャーキー氏も登場されてましたね。このアメリカを巻き込んだ和平プロセスの時、シャーキーさんはアメリカのアイルランド大使だったようで、たいへん重要な役周りがあったようです。それにしてもすごい。

最初、上智大学の小山先生の北アイルランド問題にするレクチャーがあったあと、ドキュメンタリーが上映され,その後監督によるQ&Aがありました。
 そこで知ったのですが、この監督がこのドキュメンタリーを作ろうと思ったのは、なんと『The Boys of St Columb's』のドキュメンタリーを観たことだそうなんです! これはそれこそポール・ブレイディやシェイマス・ヒーニーが出て来て、当時の北アイルランドのおぼっちゃ学校の実態を語る、あれですよ、あれ。(DVDも本も買って、必死で見ました〜。ポール・ブレイディのところだけ!)そう、あのドキュメンタリーにジョン・ヒュームも出て来てるんですよね。すごい。これはまた資料を引っ張りだしてみないと…(って、今は、そんな時間ないけど)

でもジョン・ヒューム、すごいね。戦争は多くの人に富をもたらさないこと。平和の方が経済的には絶対に北アイルランドの人々にメリットがあるということ。そしていろいろ議論はあるものの北アイルランドは英国に残ることなどを条件に、アメリカに根回しし、IRAのジェリー・アダムスと対話しつつ、サッチャーの心を動かし(いや、サッチャーは本心はいやだっただろうけど)和平条約にこぎ着けるわけです。 うーん、すごいなぁ。政治家って。ホントにかっこいい。