bar clear all


2018年11月17日土曜日

アレック・フィン(デ・ダナン)R.I.P.


デ・ダナンのアレック・フィンがなくなったそうだ。アレックはイギリス生まれなんだけど、アイルランドに移住しゴールウェイ郊外のお城に住んでいた。一度ゴールウェイにデ・ダナンをたずねたことがあった。たぶん91年くらい。すごく寒い日。あれはどういう経緯だったのか、今では思い出せないが、みんなでメアリー・ブラックのコンサートを見にいった。今,思い出せば,超贅沢な時間だった。

デ・ダナン関係者、いろんな人の話を聞くにつけ、エキセントリックで偏屈なフランキーをなだめ、デ・ダナンをまとめていたのはアレックだったのではないかと私は思っている。最近はデ・ダナンの名前をフランキーがアレック抜きで使いはじめて揉めていたようだったが… あれの決着はついていたのだろうか。

とはいえ、90年代半ばになって若いバンドがメキメキ出てきたころには、私もすっかり疎遠になってしまい、アレックに最後に会ったのは横浜のWOMADの時か… もう30年くらい前。あの時、キングレコードのスタッフとみんなで飲みに行き、キングのディレクターがみんなから2,000円だったか多少会費を徴集したのを見て怒っていたのはフランキー(笑)だった。「レコ社はミュージシャンにご馳走するもんだ」と。WOMADに対するグチもすごかった。アレックはそれを必死でなだめてたっけ。今となっては懐かしい。


モーラ・オコンネルの元気な歌がいい。

そしてある意味タイムリーなこれ。こういうユーモア感覚はデ・ダナン独自のもの。




かっこいいねぇ…





音楽ジャーナリストの大谷隆之さんのご紹介してらした、これも最高に素敵。

しかし今、新しいアイルランド音楽ファンの人たちはデ・ダナンとか知らないんじゃないかしら。ユーモアと、アメリカ人が持つアイルランドへのノスタルジーを受け止めてくれる営業バンドの感覚とすごいプレイヤーたちが揃った奇跡のグループだった。

2018年11月13日火曜日

ONTOMO書きました〜 ケルティック・クリスマス/アルタン来日もうすぐ〜



アイリッシュ・シチュー是非皆さんも作ってみてください。私もしょっちゅう作っています。レシピはここに載せました。



ケルティック・クリスマスでお会いしましょう〜

2018年11月9日金曜日

ライコー・フェリックス、田中泯さんとの公演終了! 終ったのがまだ信じられない…









自分では写真全然撮らなかったので、フェリックスのマネージャーが撮った(らしい)写真や動画をアップ(笑)

いやはや本当にすごい公演でした。何も言うことはありません。たぶん、こんな公演はもう一生出来ないだろうな。

最後、泯さんはマイクを持って「彼は僕の古い友人だからよろしく」って紹介してくれて、ホントに嬉しかった。しかもシャイであんまりサイン会とかやらないフェリックスを励ましてサイン会まで引っ張りだしてくれて、ご自分もCDにサインとかしてくれっちゃったりして(すごい!)、ホントにホントにホントに一流の人ってこうなんだ、って思った。

泯さん、二人でフェリックスの自宅の馬小屋であわせた話もしてらしたな… それはもう「踊らずにはいられない」「音楽を演奏せずにはいられない」者たちの美しい共演。馬しか見ていない(聞いていない)二人の姿。それが東京の豊洲のステージにやってきた。

フェリックス、ホントにしゃべらないんですよ。でもそんな彼だから音楽があるだなぁ、って思う。なんかの映画で「音楽とは」「言葉をもたないもののためのもの」という話があったけど、そんなことを思い出す。 あの音楽に彼の生きているすべてが行っちゃったんだね。すごすぎるよ。

泯さんの踊りは軽やかで、しかし力強い。あのパワーはホント泯さんだけの物だ。左右の手足がまるで生き物のように動き、音楽を奏でているようだ。今回の公演が決まってPlan bに何度か足を運んだが、その世界には毎回本当に圧倒される。こちらもすごい集中力でのぞむせいか、あの踊りを見ていると完全にトリップできるんだよなぁ。あのトリップ感がまた味わいたくて、またPlan bに行ってしまうかもしれない。(あと泯さんは近々こういう公演もあります。是非!!)


ライコー・フェリックスが来日したということもすごいと思うけど、田中泯さんみたいなすごい方との共演とか言って、私も正直ビビリまくりました。最初、泯さんのホームページにメールする時、すっごいドキドキした。でも返ってきた一声は「ライコーは、私たちの古い友人です」 うううううううう、泣ける。泣けるよ。そうなんだよね、だってフェリックスが19の時から一緒にやってるんだから。一流の人ってこういう事なんだ、自然体で全然威張ったりしないんだって思った。本当に本当に勉強になりました。泯さん、石原さん、本当にありがとうございました。

現場を切り盛りしてくれたT山他、スタッフのみんな。PA小林さん、照明小宮さん、豊洲文化センターの皆さん、本当にありがとうございました。

次、またこんな公演を作ることが出来るんだろうか。分らないけど、とにかく次の公演まで今日はこの成功に酔ってしまおう。ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。

2018年11月7日水曜日

ライコー・フェリックス、到着しております!



家族とうつってる写真しか撮れなかったので、写真はナシね。

明日の公演は、おそらく神様が私にくれた最高の幸運だ。やばすぎる… 頑張ります。あともう少しで当日精算、しめきります。当日精算希望の方は、あと1時間以内にこちらへ。

でも当日券もだす予定です。気になるようであれば、私のTwitterを参照ください。是非ご来場くださいね。


2018年11月6日火曜日

ライコー・フェリックス、いよいよ来日

ライコー・フェリックス、資料少ない… いろんな意味で大変ですわ、プロモーションするの。

ほぼ唯一といえる英語の字幕が入ったインタビューがこれ。そもそもインタビュー嫌いらしく、あんまり取材というものをやって来なかったらしい(マネ談)



これも観念的なことが多く、いい事言ってるけど,資料にはならない。でも一応紹介しておく…

「成功したからもういいや、って事は全然ない」
「演奏がいやになることはまったくない。これからもそうだろう。演奏することは大好きだ」
「コンサートの回数は減らして行くだろう。家で弾いているのが好きだから…。別に自分の音楽はお客のためのものではないんだ」

「(セルビアの)Topolyaというところで生まれてすぐGunarasというところに移った。そこはハンガリー人しか住んでいなかった。あちこち引っ越して小学校を卒業したのはKishegyesというところだ。そこに住んでずっと農作業をしていた」
 「引っ越しが多かったのは母親の都合さ。そういう人生だった。別にそれが嫌でもなかった。両親は二人とも学校の先生で、父親とは長く一緒には住んでいなかった。彼は数学の先生で母親は文学。実際、両親からは多くを得たと思う。父親はクラシックな芸術が大好きな人でイタリアの絵画とかオペラが好きだった」
「子供の頃、自分と違う世界に連れて行ってくれる音楽をたくさん聞けたことは本当に良かったと思う」
「(両親との音楽体験は具体的に、と聞かれて)トルコの音楽を母親と一緒に聞いていたのを記憶している。コチシュ・ゾルターンのレコードさ。次は父親と彼が大好きな“カルメン”を聞いたり…」
「家族に楽器演奏者はいない。ただひいおじいちゃんの1人はアコーディオン奏者でパブで演奏していたらしい。 おじいちゃんの1人は結婚式でサックスなどを演奏していたけど、プロだったのは、このアコ奏者のひいおじいちゃんだけだ。実際には会ったこともないけどね」
 「初めて都会に出たのは、中学校に入って、Szabadkaという街に住んだ時だ。でも田舎での暮らしが僕の人生を決定づけたと思う」「ウォークマンのカセットで音楽を聴きながら羊をながめていた記憶がある。あの音楽から僕は多くを学んだ」

「(自分の奏法が他の人と違うことに気づいていましたか?という質問に)分らない。最初は自分も他の人たちと同じやり方で演奏していると思っていた。他とは違うと気づいたのは最近のことさ。ずっと長くそう考えてきた… でも最近は自分と考えの似た音楽家たちと出会う事も多い。自分でもよく分らないけど、これでいいんじゃないかな…」
 「(ブタペストの音楽学校を離れましたよね、それについては?)すでに自分の曲を書いていたしコンサートで演奏もしていたからね。長い公演で1時間以上も1人でヴァイオリンを弾いた。16歳くらいの時さ」
 「そんなに大きな公演じゃなかったけど、来た人は気に入ってくれたと思う。特にその後、何も起こらなかったけど、それはいいのさ。自分の音楽を作りたいって僕は分っていたから」
「当時の曲を今でも演奏する。あまり変化していないよ。ソロコンサートとかで、当時のまま演奏するのが好きなんだ。ここのところいろんな共演が多かったから、もっと今後はソロコンサートをやっていきたいと思っている」
「1人でステージに立つのは好きだ。何でも自由にできるから。それが辛い時もあるけど。その辛さはバンドと演奏する時とはまったく異なるものだ」

「近所の子供が僕が5歳くらいの時にピアノを習い始めて,僕も演奏したいって思ったけど、出来なかった。今でもピアノは弾けない。ピアニストとの共演は好きだけど」
「村に住んでいた時、ツィテラと恋に落ちてね。学校での成績が良かったのがきっかけだったんだけど…。すぐチューニングがくるうから早く弾く事を覚えて、それが好きだった」
「でも結局ヴァイオリンが自分のメイン楽器になった。ツィトラは今でも好きだけど、ヴァイオリンがメイン。ツィテラは時々」「ツィテラを演奏している時は、まだピアノが頭の中にある」
「ツィテラのおかげでたくさんの民族音楽を聴くようになった。あとクラシックの音楽も大好き。ただこのふたつを同時に実現するとしたらヴァイオリンだった。またそれ以外の何か別の音楽につなげるとしても、やはりヴァイオリンだろう。ヴァイオリンなら、さらに多くのことが出来るような気がする。ありとあらゆるものを超えた普遍的な楽器だと思う」
「ツィテラも面白い楽器だ。インドでも中国でも似たような楽器が存在する」
「ツィテラとヴァイオリンの技術はまったくミックスできないものだとは言えない。例えば僕の右手は弓を持っているけど、ツィテラを演奏している時のような動きをするし、聞く人によってはそれが新鮮だと感じることがあるらしい」「パガニーニもギターのテクニックをヴァイオリンに取り入れたらしいし」

「楽器の限界を押し進めて行くことにも興味がある。ツィテラのベースの弦をオクターブ下げているんだが、これによってよりメロウなサウンドを得ることができる。ヴァイオリンはそこまで変化させてはいないけど、これは古いハンガリーの楽器であれこれ改良してある。使いすぎちゃったからペイントしなおしたりとか…。いっときは完全に壊れちゃったこともあって、それを再構築してもらったりとか。リペアは何度もしてもらっていて、どちらの楽器にもとても満足している」

「エレクトリック・ヴァイオリンには興味がない。ギターがアコースティックからエレキに変わることとはまた違う変化がある。僕は樹木で出来たヴァイオリンが好きだ」
「トランペットヴァイオリンを使ったこともあるよ。古い楽器で、とても興味深い」
「最初に手にしたヴァイオリンをまだ使っているけど、今は安いものから高いものまでたくさんのヴァイオリンを持っている。プロジェクトごとにあれこれ試して、最高峰まで行って、また最初のものに戻った…という感じ」

「歌ものにも挑戦してみたいんだけど、長い歌が覚えられない。El Cavilloみたいな短いやつならいけるけど。それに子供向けのCDを作ってみたいとも思うし… でもそうなると“誰がうたうんだ”となって、僕は歌詞を忘れるし」
「演奏がはじまると歌詞なんて覚えてられないんだよ。でも短いやつならできるかも」
「分かんない。いつか歌うかも…」(と、草をむしる/萌え〜w)
「 (言葉とは音楽ほど自由になれないって事ね、との質問に)子供のころ詩を書いてみたことはあるけど… そういう気分にはなれない」

「いろんな事に活動を広げて行くのは自分の意志だけではない。いろんなところからオファーもある。オファーを断ることは滅多にないよ。時々断るけど…。例えば映画に出演しないかという話がくるんだけど、断ってる。僕は音楽がやりたいから」
「ステージ上でもステージの外でも共感できる人と一緒にやれないとベストではない」
 「ソロでやるのは自分の作った音楽を自由に演奏できるから良い」
「オーケストラの為の曲を書いてみたい、ということもあるけど、楽譜をよむ人たちのための作曲は、僕より上手くできる人はもっといる。僕がやるべきことは木の下にすわってヴァイオリンを弾くことさ」

インタビュー嫌いだということがなかなか実感できるインタビューでした(笑)

そして、このタイミングで、こんな映像届いた。ウマとの共演! ジンガロかいっっ?!(笑)すごいな。



泯さんとの共演はこの映像以来かな? 7年ぶり。(映像ではフィドルではなくツィテラを弾いてます)


"Táncos vagyok és földműves" from magyarnarancs.hu on Vimeo.

踊っていないと、音楽を演奏していないと狂気の淵に落ちてしまいそうな繊細な芸術家たちの共演。すごすぎる。なんでこの公演、ウチで出来ることになったんだっけ? もう経緯が思い出せないわ… 

チケットまだあります。明日の夜24時まで当日精算を受け付けます。こちらへ。


2018年11月5日月曜日

テリエ『トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ』出演〜内容がめっちゃ良い!


ものすごく内容が良いので、是非聞いてみてください。今週末まで聞けます。みどりさんのお話はもちろん、染谷さんの通訳も完璧! なんというか、通訳が入っているストレスがまったくない。M藤Dの編集も神技。なんというか、すごい番組だよなぁ…。

「氷の楽器はどんどん溶けちゃうので生まれたての赤ちゃんみたいに大事に扱わないといけないんだ」

「僕がもとめているのは“響き”なんだ。パーカションニストとしてラッキーなのは自分がもとめている音を作り出せること」「これがピアニストだったら、こうはいかない」「僕はなんでもアリ」「そこがパーカショニストの楽しいところ」

(みどりさんの「今の時代は視覚的なものが伝える情報が非常に多いと思うのですが、音が伝える物についてはテリエさんはどう思いますか?」という質問に対して)「自分の表現というのは抽象的なものに留めておきたいな、というのはあって、そこは僕の音楽を聞いた人たちが自分たちの想像力を持って【この楽器が来たところは、いったいどういう場所なんだろう】って想像してほしいという思いもあるんですね」

「心に何か残る表現を続けていきたい。誰も価値を見いださないものの中に価値を見いだすということに力をそそぎたい。例えば今鳴らした、東京の砂の音。箱にはいったただの砂なんだよ」

「そもそも氷の音楽をはじめたきっかけも… ノルウェーだから雪も氷もイヤというほどあるし、現地の人はみんなそれを見飽きてるんだ。でも僕としては【何で!? だってこんなに素晴らしいものなんだよ】と言う事を表現していきたい」

こちらはスタジオでのテリエの様子。

しかしノルウェー人、おそるべし… 
テリエについては、こちらを参考にしてください。

さすがノルウェー盤。高い…でもいいですよ、このCD。

2018年10月26日金曜日

ヴェーセン5回連続公演、決定までの経緯。

というわけで、今夜24時からチケット発売になります、ヴェーセンの5回連続公演。


先日関西のプロモーター仲間がフルックの京都公演にかけつけてくれたのだけど、私がiPadに入ったこのチラシのデザインを見せたら、「野崎さん、よくメンバー説得しましたね」と感心された。ふふふ、さすがはプロ。分ってる。そうでしょう、そうでしょう。

普通アーティストというのは自分が普段自国でやっている公演をそのまま日本でもやりたがるものだ。それが、5回同じ会場で、もしかすると同じお客さんのために連続ともなれば、5回それなりのものを見せないといけない。これは正直芸術的ハードルが非常に高い。また普段と違うプログラムをやるとなれば、準備もあるし時間もかかる。ヴェーセンのギャラはそれなりに高いけど(笑)このプロジェクトだけに例えば2週間とかリハに取り組む時間が取れるほど余裕のある金額を提示しているわけでもない。

だからヴェーセンで5回連続をやろうと思っていても、彼らは嫌がるんじゃないかと私は最初思っていた。

5回連続というヒントは、実は日本人の音楽評論家/ミュージシャン和久井光司さんからちょうだいした。彼はよく「ごやれん(五夜連)」と言って5回連続の公演を東京で行なっていた。確かに、小屋に信頼さえあれば、日本のミュージシャンであれば可能性がある企画だ。が、海外のミュージシャンは普通こんなバカなことは行なわない。常識的に考えて、海外からミュージシャンを呼ぶプロモーターは、一刻でも早く効率的に公演を行うためミュージシャンの人気のサイズにあった大きな公演を1回だけ打ち、そのままとっとと帰国させるのが一番ビジネスとしては賢いやり方だからだ。長くいればいるほど宿泊費もかかるし、食費もかかる。

でも私は、逆に招聘アーティストが「5夜連」をやればインパクトがある、と考えている。ウチで最初に「5夜連」をやったのはグレン・ティルブルックだった。そしてその後はラウーも。その時に学んだ作戦は4夜まで先に発表して5夜目は追加として発表する… とか、連続して来てくれた人には割引をつけるとか、土日の動員は問題ないはずなので、月曜日はその勢いでいける…だから最終日は月曜日がいい…といった小技たちだ。

1年まえから押さえないと取れない東京の小屋と、彼らのニューアルバムの発売のタイミングをあわせるのは毎度至難の技だ。となると、来日を重ねるにあたり色々技を考えないとお客さんは戻ってきてはくれない。事務所の20周年、バンドの25周年でJPPとの共演、東京の歴史的建造物との共演などなど、あれやこれやのネタを今までも考えてきた。が、なかなかこの「ヴェーセン5回連続」というアイディアは、私が一方的に考えていてもなかなか実現が出来なかった。

でも、今やレパートリーが山のように増えて、昔演奏してた「建物/ビグナン」とか「90本のポテトフライ」やら「ジョセフィン」や「30歳のジグ」もやらなくなってしまったヴェーセンの過去の作品が聞きたいと思っているのは私だけではないだろう。

とはいえ… また最初に戻るのだが、これをヴェーセン側に提案するのはかなり勇気がいった。

話は2年前の7月のノルウェーにさかのぼる。私はノルウェーのフォルデ・フェスティバルに来ていた。ヴェーセンはその年の出演バンドの1つで、私同様、同じホテルに数日連続で泊まっていたから、朝ご飯を一緒に取ることが多かった。ある朝、朝食の場所に降りて行くとヴィオラのミッケ(ミカエル)が1人で朝食を食べていたので、私はそのテーブルに合流し、ミッケと二人で一緒に朝食を食べることになった。そこで、ミッケと、これからやるオーストリアのデュオのことや、これから観る予定のハンガリーのフィドル奏者のことなど話が盛り上がったのだが、なんとなく、ヴェーセンの来日、この次はいつがいいかね、という話になっていった。

普段、このテの話はバンドのマネジャーでもあるウーロフにすることが多いのだが、ミッケはウーロフよりも語り口がソフトで優しいのだ。優しいミッケとの会話にうながされて、つい私も言ってしまった。「ヴェーセン、5回連続公演ってどう思う?」と。

そしたら「うーん、それは難しいのでは?」と言うかと思ったミッケは思いのほか乗り気で「それ、いいねぇ!」と目を輝かせた。「2019年だったらヴェーセン30周年だし、いいかも」「一晩ずつ曲のタイトルにしてみては?」と言ったのもミッケだった。ミッケのオッケーが得られた私は、そこからはすぐにウーロフに話し、ローゲルに話し,あっという間にこの企画が決まったのだった。

そして最終的に、ミッケは、この5夜のタイトルを決め,音楽監督まで引受けてくれたのだった。(というわけで、内容はミッケ任せにすることにした。どうなるかは、彼の手腕に期待しててください/笑)

実際、彼ら自身も分っているのだ。世界中でこの企画が出来るとしたら、実は日本でしかありえないのを。ヨーロッパもアメリカもヴェーセンのファンはいるが、一番熱心なのは日本のファンだということを。

そして東京に戻ってきた私には会場選びという重責がのしかかって来るわけなのだが、オペラシティのこの名門会場をこれだけ連続で押さえるのは、また大変な事なのであった… ま、その話はまた次回。

というわけで、どうか、日本のファンの皆さん、彼らの意気込みを感じて、是非ご来場ください。今夜よりチケット販売いたします。詳細はこちらへどうぞ。



2018年10月25日木曜日

ハッピー・ハロウィン、ケルト/アイルランド関係の番組が続々

前アイルランド大使、アン・バリントン大使の大変な努力もあって、ハロウィンがケルト/アイルランドのお祭りだとだいぶ理解が進んだ気もする今日このごろ。



NHKの「チコちゃん」に明日鶴岡真弓先生が出演し、ハロウィンについて語るそうですよ。楽しみ。

そして同じくNHKではこの番組。「ダニー・ボーイ」が題材。

そして「きょうの料理」でコルカノンのレシピが! すごいね。

なんのことはないマッシュポテトにベーコンとキャベツが入ったものなんだけど、ンまいんだ、これが…

コルカノンといえば、この曲。


お母さんが作ってくれたコルカノンおぼえてる? 先生にかくれて食べたスイートポテトケーキ。あなたもそうだった? 私もそうだった。思い出すと泣けちゃう。トラブルなんか知らなかったあの頃。

というわけで、みなさまもハッピー・ハロウィーン!

2018年10月20日土曜日

東京公演そしてLIVE MAGIC! 



ご来場くださった皆さん、ありがとうございました〜。明日は札幌に向かいます。

ヴェーセン、バンド結成30周年記念5回連続公演決定!



本日のフルックの公演でもチラシを配布いたしましたが、ヴェーセンの実に10回目の来日が決定しました。

チケット発売は10月27日を予定しております。ホームページはこちら。

2018年10月19日金曜日

音楽の魔法を信じて


いやはや初めてのインタビュー記事… いや違うな… 2回目か。1回目はカルデミンミットのアナのインタビューだったんだ。どちらもよく知っている方とはいえ、とても緊張した。でも良かった。自分がこういう記事にしたいって思ったのが実現したから。インタビューアーさんたち、みんなインタビュー上手だけど、時々プロモーションしていて「そうじゃないんだよな」ってのは、やっぱりある。自分でやると自分の意図が媒体にもしっかり反映されて、読んでくれる人に私の伝えたい事が伝わる気がするんだ。

私が伝えたかったのは、ピーターさんは「音楽の魔法」を信じてる。だからこういう活動をしているんだって事だ。ピーターさんの活動すべてにそれが一環して行き渡ってる。だからピーターさんのやることには説得力があるんだ。

音楽は人々をつなげ、そこで不思議なことを引き起こす。LIVE MAGIC!自体も、ピーターさんの「ポッパーズMTV」をみていた二人の中高生(笑)が引き起こしたMAGIC!だ。詳しくはインタビュー記事をご覧ください。

というわけで是非読んでください。そしてLIVE MAGIC!の会場でお会いしましょう。フルック、本日の東京公演はソールドアウト。当日券の販売もありません。チケット買ってくれたお客さん、ホントにありがとうございます。

2018年10月18日木曜日

名古屋!









満員のお客さん!   ありがとうございました。今井さんとそのチームの皆さんにも感謝。現在、東京に戻る新幹線の中です。

京都公演!









ご来場くださった皆さん、ありがとうございました!

終演後はヤク&イエティさんへ。終演後の遅い時間に閉店間際の飲食店行くと嫌がられるんですが、ここはかわいい店長さんがいつも良くしてくれるので助かってます。こちらは二年半前の写真。



赤ちゃんが来年一月に生まれるんだって!  おめでとうございます。
そして今夜もありがとうございました。



2018年10月16日火曜日

福岡公演終了!


本当に仲良しのバンドだよなぁ。






松江の小泉八雲記念館からお借りした文学タペストリー。カッコいい!
ありがとうございました。



レアなアコースティック公演!   Jabupさん、ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。

明日の京都、当日券あるよ〜   是非!

2018年10月15日月曜日

フルック、福岡上陸!

福岡にやってきました〜





ランチに食べたボルシチ。そしてLOVE FMさんにお邪魔しました。ありがとうございます。本日21:45ごろ放送予定です。福岡の皆さん、聞いてね。

明日の公演は当日券あります。


2018年10月14日日曜日

沖縄公演、大成功!

いや〜良い公演だった!!!!  満員御礼、ソールドアウト公演!
本番中の写真はオフィシャルのカメラマンさんが撮ってくれたので、あとでご紹介できると思いますが、いやはや本当にすごい公演でした。沖縄の皆さん、本当にありがとう。

明日は福岡へ移動です。
















2018年10月13日土曜日

フルック、到着してます〜




広告だしてもらった!  すごい!



明日は海をバックに演奏!  最高のシチュエーション〜  楽しみ。

2018年10月12日金曜日

この夏の出来事

病院で使ってたアイホン(笑)ナースコールです。

この夏は、ホントにいろいろありました。

皆さんにもご報告しなくてはいけないんですが、なんと癌患者になりました。でも心配ないしないでください。かなり初期の段階でして、現在は一応、外科手術を経て治っている状態ではあります。ただ癌の場合、5年たたないと「完治した」とは言えないんですよね。見つかったのは6月の終わりごろ。ものすごく見つけにくい癌でして、見つかったのは正にお医者さんのウルトラCと言えるでしょう。MRIにもCTにも写らず…、おそらく5年前だったら見つかってなかった癌です。医学の進歩はすごい! 

それにしても、ほぼ30年ぶりの医者。初めての検査入院。その後、かなり大掛かりな外科手術を終えて、今にいたります。幸いにしてツアーがない夏の時期だったので、仕事をキャンセルしなくて良かったのは、ホントにラッキーでした。1つ、海外レコーディングの案件があって、それに自分は行けなかったのだけど、コーディネイトは終っていたので、現場は優秀な後輩に任せて、無事任務完了することができました。

しかしほぼ初めての病院体験はホントにすごかった。なんというかプロフェッショナルな皆さんに任せて、自分で今後どうしようか考える現在の癌治療のあり方は決して嫌ではありませんでした。お世話になった病院の先生方、看護師さんには、ホントに感謝の言葉しかありません。自分は非常にラッキーだったと言えます。そしてまた病院とは、まったく自分が普段いる世界とは違うな、ということにビックリしました。すごいなぁと感じる反面、「ここに入ったら死ぬに死ねなくなってしまう」と思ったのも事実。よくスピリチュアルな人たちが標準治療以外の治療にハマるのも気持ちは分ります。

不思議なことによくドラマであるように「なんで私が」みたいな気持ちにはなりませんでした。昔から人1倍健康には自信があったので、何か病気をするなら風邪とか生活習慣病とかそういうチマチマしたものではなく、おそらくスケールの大きい病気に違いないと思ってましたから。 長生きしようとは今までも思わなかったし、返ってこんなにやりたいことをやってきた満喫人生なので、さらに自分自身を死ぬ瞬間まで満足させるべく努力するのは正直ハードルが高すぎると思ってました。今でもそれはまったく変わりません。とにかく短くてもいいから生きている間は楽しく充実した時間がすごせるように… それだけなんですけどね、そういう意味では癌はぴったりな病気でもあります。今後再発とかあるかもしれないけど、治療を辞めるというオプションも含め、プロフェッショナルな医療関係者と相談しながら自分で計画が立てられるのがいい。そういう意味では自分に向いている病気だともいえますね。

私の場合は結構周りの友達には自分が癌だというのは話してありまして、驚くほどびっくりする人が同じ病気(部位は違うけど)なのにもびっくりしました。今、ホントに癌の人は多い。よく芸能人の人たちが癌であることをカムアウトしているのを見て、カミング・アウトする人は勇気があるなと以前は思っていましたが、なんか自分がなってみたらそんなこと全然なかった。逆に人に隠していると、それがすごいストレスになる。そこから自由になりたいから、とっとと言ってまわるだけです。それに有り難いことに、仕事上はほぼまったく支障なく何事も進めていけているのはラッキーだな、と思いました。これはホントに周りの理解なくしては不可能です。有り難いなぁと思いました。

でもお客さんにこの事を言うのは、余計な心配をかけるといけないということで、4週間ほど前の外科手術が無事終るまでは、一応控えておりました。今、やっとここで言えてホッとしています。

これからは多くに人が癌になる時代です。でも、言えるのは癌を恐れるあまり身体に負担のかかる検査はしなくても大丈夫ということ。あと癌になっておいてなんですが、基本的に身体が健康でなければ戦えない病気なので、持病がある人はとっとと治しておきましょう(笑)という事くらいかな… 

というわけで、今まで通り、しばらくはTHE MUSIC PLANTもこの仕事を続けていく予定ですが、一つ考えないといけないのは、これからは「まぁ、いいや、経済的にはトントンでも」みたいなツアーは、あまり出来なくなるだろうなということです。今後は現場を外部のスタッフやアシスタントにお願いすることが多くなるかもしれません。その場合、私はノーギャラでもいいけど、人を雇う時にノーギャラはありえない。病気のためにツアーキャンセルというのはありえないので、自分が立会えなかった事に備えて、ファイナンスがある程度確定している企画(人を雇えるくらい余裕がある企画)でないとゴー出来ないということになる可能性があります。

明日からフルックのツアー。そして、この20日には、来年2月に行なうツアーを発表しますので、是非皆さん、応援してください。 もちろん私の癌は今は治っていますが、癌患者が「完治しました」と宣言できるのは5年後。今後のことも考えて、これから作るツアーは、どれもこれが最後と思っていても構いません。また反対に「どうしようかな」と思って躊躇していた案件は、なるべく早く実行に移したいとも思っていますが、まぁ、どうしてもやりたいアーティストも今はいないし…うーん、どうかな。ただ発表したツアーは必ず催行する。それは今までに20年以上この仕事をしてきて、一度もツアーキャンセルがないTHE MUSIC PLANTですので信用していただいて結構です。(註:1回だけアイスランドの火山灰のせいでマリア・カラニエミの公演が延期になったことがありました)

思えば数年前にメアリー・ブラックの最後の日本公演を無事終え、私も自由になりました。というわけで、実は音楽とは違う、まったく新しい事業をやってみようかなと思っていたりするのも事実。

何はともあれ言いたい事はただ1つ。今までもそうだったと思うけど、これからは、どの公演も最後と思って応援してください。私は少なくともそういうつもりでおります(笑)

では、明日からのフルック・ツアー、頑張ります!


Star Pine's Cafeの公演をのぞいて、すべての他の公演は当日券もありますので,是非いらしてくださね〜  詳細はここ。

2018年10月11日木曜日

フルック、ONTOMOに掲載されました〜 


というわけで、ONTOMOWebに書かせていただきました。記事はここです。みんな来てね〜 いよいよメンバー明後日日本に到着します。

現在チケットは当日精算で受け付けております。こちらへどうぞ

2018年10月10日水曜日

すごすぎるフィドル… もうすぐ日本にやってくるよ!



昨日は泯さん×ライコー公演前の「小屋打ち合わせ」で豊洲のホールでミーティングしておりました。チケット、ウチでの販売分を少し増やしてもらったので、まだ、今ならありますよ、田中泯さんとの公演チケット! 詳細はここ。

最新映像が届いたよ。それにしても、すごいフィドル。ちょっとバンドが凡な感じだけど、それでもよくフェリックスに付いてっている。かっこいい。

しかしフェリックスったら、ちょっち肥っちゃった?(笑) それにしても楽しみです。ノルウェーのフェスで初めて見てから1年ちょい。ここまで早かったな。公演の詳細はここ。

2018年10月6日土曜日

祝! ヴェーセンのアンドレ・フェラーリ来日!



なんと全然知りませんでした。これは観に行かなくちゃ〜。スナーキー・パピーのマイケル・リーグ率いるユニット。ハイブリッドなワールドミュージックだよ。

こちらはもう皆さん、ご覧いただいてますよね。かっこいい。ベッカ・スティーブンスとヴェーセン。 



ところでこのレコーディングに何故ミッケが参加していないのか。理由を聞いたんだけど、忘れた。ダブル・ブッキングだったかな、確か。いずれにしてもアンドレったら、マイケル・リーグに気に入られたんだね〜 すごい。

アンドレ楽しみ〜〜〜 会うのはヴェーセンの25周年記念公演でウプサラで会って以来かな。

2018年10月2日火曜日

1965年、レジェントたちの映像

ヴァン・ザ・マン。ちょっと自閉症っぽい。が、歌はすごい迫力。かっこいい。



ジョニ・ミッチェル。この頃の女の子のメイクってみんな一緒に見える。可愛さでも売ろうとしていたのかしら。しかしすでに尋常じゃないわ〜

2018年9月16日日曜日

お休みをいただきます

2018年9月後半、お休みをいただきます。
9月17日以降にいただいた各種のお問い合わせについては、
10月1日に返信いたしますので、ご了承ください。→  返信は10月2日午後になります。

ブログもお休みする予定ですが、早めに復活するかもしれません〜

2018年9月14日金曜日

音楽っていいなぁ、を毎日に。ONTOMOにて連載がスタートいたしました



今までも、雑誌や新聞で書かせていただくことは何度かあたのですが、なんと初めての連載をいただくことになりました。これは責任重大! 第1回目はこの月末行なわれるテリエ・イースングセットの「東京の音」コンサートをご紹介しています。

テーマは「音楽と生活」。得意分野であるケルト圏や、北欧の生活と、それに密着した音楽の世界を紹介していこうと思っています。

来月も頑張って書くぞ〜〜〜 皆さん,読んでくださいね。どうぞ応援よろしくお願いいたします。

湯山玲子『ベルばら手帖』を読みました

花、置いてみた…(笑)
友達の旦那が「資料として買ったのに、間違って2冊買っちまったんだよ」と私に1冊くれた(笑) ありがとうございます。

実は私は池田理代子作品は、圧倒的に『オルフェウスの窓』派なのだが、もちろん子供のころ『ベルばら』の洗礼を受けたので、ありがたくいただいた。私たちの世代が、ヨーロッパの歴史なんぞなんにも知らなくても「フランス革命」とか「マリー・アントワネット」についてちょこっと知っているのは、この漫画のおかげだ。

その「ベルバラ」を1人寿司の湯山女史が大人になってから読み返し、池田先生のインタビューやら何やらを集めたのがこの「手帖」なのである。読み終わって、また「ベルばら」を再読したくなった。私たちが子供のころ「くだらない」「読むとバカになる」と言われてきた漫画はこのように、私たちの世代の人生に大人になってもずっと寄り添っている。

確かに今になって再読してみたら、きっと「ベルばら」には、相当違った印象を持つだろう。なにせこれを書いたころ、池田理代子先生もお若かった。そもそもオスカルはカッコ良すぎだし(そのくせ最終的にはアンドレを自分から誘っている、とか何とかそのへんの湯山分析も細かい/笑)、 ロザリーは泣いてばっかり感情むき出しのイラつく女だし、アンドレは向上心のない情熱だけの一直線男だ。オスカルが革命とは何か、自由とは何かをきっちり研究して参加しているのに比べ、アンドレは何かを勉強したりしている様子がまったくない…など湯山氏の指摘はするどい。今、読んでみたら、かえって脇役のジェローデルやアランの方がまだインテリで味わい深く見えてくる事だろう。

それにしても、当時のベルサイユの様子(実は下水が完備されておらず、めっちゃ汚かったとか)も興味深い。特にびっくりしたのが、アントワネット妃の服を担当していたローズ・ベルタンが、当時としては奇跡の平民出身であり、また王妃の友人として処刑されるまでの王妃に差し入れをするなど、ずっと誠実であり続けた、という話は興味深かった。彼女の人生を書いた本があれば、これまた読んでみたい。

その他、フランス革命のあれこれ、ベルサイユ宮殿のあれこれ、当時の一般的な貴族の暮らしや夫婦関係… フェルゼンとアントワネットはプラトニックだったというより今はデキていたというのが一般的な解釈だそうで、そのヘンも面白かった。(そういや「ベルばら」では確か最後の最後に1回やっちゃってましたよね…/下品な表現失礼。そういや「ベルばら」はセックスシーンも妙に美しかった…)

湯山さんの著作を読むのは初めてである。「ひとり寿司」もまだ読んでないし… でも同世代なのかな…(調べたら、私より6つ上だった。子供の頃の年齢差は大きいので、かなり上の世代と言えるかも)とにかく面白かった。唯一ついていけなかったのは、現在活躍している俳優さんたちを「ベルばら」にリアル配役する、というもの。あがっている俳優の名前が私には1人も分らなかった…(爆)

ま,何はともあれ、いずれにしても私はやっぱり池田作品では「オルフェウスの窓」の、特にロシア革命時代が好きなのであるが、まぁ、こちらも今になって読んでみれば、どうにもこうにもメソメソなユリウスの存在がハナにつく。(メソメソでハナにつくといえば山岸凉子先生の「アラベスク」のノンナもそうだ。今読めば、子供のころめっちゃ冷たいと思えたユーリ先生は結構優しい。子供のころはなんだか無条件に主人公に感情移入していたのが不思議なくらいだ)

いつだったか池田先生の「窓」に関するインタビューを読んだことがあって、それにはあの作品の主人公はユリウスでもクラウスでもなく、イザークなのだ、という話を聞いて妙に腑に落ちた。そしてあれはロシア革命をまたいだ大恋愛の話ではなく、音楽の話なのだ、という事も。音楽は何かというのを追究しているイザークの話なのだ、と。

バックハウスとイザークが音楽を語るシーンは最高である。覚えている人も多いと思う。「きっと、君も僕も共に美しい音楽に満ちて生涯を送れるのです」あぁ、やばいわ〜 悶絶!

うーん、いいなぁ! 私も多少次元は違うけど、音楽にあふれた素晴らしい人生を歩んでいるよな。バックハウスの素晴らしさを世間が理解しないということの葛藤や、クラシックの純血の世界(いわゆる芸術的表現)と伝統音楽/酒場の音楽(いわゆるエンタテイメント)との対比もいいし、うーん、やっぱり「窓」は面白い。レーゲンスブルグは一度行ってみたい街である。ドイツはやっぱ南が圧倒的に可愛い。

あ、そうだ、もう1つ。この「手帖」グラビアやイラストがたくさん掲載され、池田先生の協力がなければ実現しなかった本だと言える。そういう意味でもファンは大満足だと思います。




PS
音楽にあふれた素晴らしい人生ということではこの人の人生も最高だよね。心臓発作で倒れたスコット・マッコイの復活ストーリー。CDのセールスが450枚でも5百万枚でも、コンサート会場がガラガラのバーでも満杯のスタジアムでも変わらない音楽野郎、スコット(笑)。そして登場するピーターがめちゃくちゃかっこよすぎる。ドラックじゃねぇのかという医者につめより検査を強行させ、もうステージには立てないという診断に楽器を持ち込んだりビートルズの曲を聞かせたりするセラピーを。数ヶ月後、スコットは奇跡の復活を果たす。「自分のキャリアで、いくつかの良い作品を残すことはできると思うけど、自分が死んだ後も演奏される曲を作ってみたい」というソングライターとしての本音も。



2018年9月13日木曜日

映画『チャーチル ノルマンディーの決断』を見ました


最近『ウィンストン・チャーチル〜ヒトラーから世界を救った男(原題:Darkest Hour)』が公開されたのも記憶に新しいが、すでに次のチャーチル作品が。『チャーチル ノルマンディーの決断(原題:Churchill)』を観ました。

いや〜、なかなか良かったです。 先のアカデミー賞にもノミネートされた『Darkest Hour』よりも、チャーチルのエキセントリックな人柄がもっとフォーカスされてた作品だったかも。正直『Darkest Hour』の方が遥かにポップです。こっちの『Churchill』はセリフがやたら長いし、実は途中私もウトウトしてしまったのだけど、最後のラジオの演説シーンはなかなかの感動を呼ぶと思うんだよね。俳優陣の演技が濃厚で、チャーチル、奥様、秘書、いつも味方になってくれている相棒の…名前忘れた…といい、皆さん、素晴らしく、この作品に最高に貢献している。やっぱり英国人はチャーチルが大好き(笑)

ところで、映画では英国人が超誇りに思っている「ノルマンディー作戦」について、実はチャーチルは反対していた、という歴史上の事実を明らかにしているのだそうだ。確かに大変なリスクをかけた作戦ではあるのだが。これ以上、若者を殺されたくない、というのがチャーチルの見解。うーん、そうなのか?!  

それにしても、2作品ともチャーチルが同じようなキャラクターなので、いずれにしても、チャーチルって、こういう人だったんだろうなぁ、これは相当に実際の彼に似ているんだろうなと思った。

つまり! やっぱりチャーチルって、私にとってはポール・ブレイディなのだ! 怒りっぽくて、エキセントリックで、でも優しくて憎めない。可愛いところもあるし、心根は本当に優しくて、ものすごいインテリ。奥さんがしっかりしているところまで、とにかく似ている!!! うーん、またポールに会いたくなった。

それにしても溢れるブリティッシュネスが最高だ。やっぱりいいなぁ、英国人は… 有楽町のスバル座で観たのだけど、新宿の武蔵野館もあわせて、上映はこの金曜日までなので、都内で観る人は急いで!



憎めないチャーチル。本人に会ってみたかったなぁ。仲良くなれたかも?

2018年9月11日火曜日

ジプシー音楽としての?ライコー・フェリックス

こんな本を読んでみた。ポーランド研究…と思うでしょ。実は11月に来日するライコー・フェリックスがこの本に登場するという事を偶然知ったからだ。

作者はグアテマラ生まれユダヤ系。アメリカに10歳で移住して大学を出ると祖国に戻り、ラテンアメリカを代表する作家となったそうだ。彼の短篇集3冊を日本向けに編纂しなおしたものだそうで、装丁もこだわりがあって、めっちゃ素敵な本である。

そして帯がなぜか2種類ついていた。日本翻訳大賞を取る前と取った後…(笑)

フェリックスはこの短篇の「絵葉書」という小説に出て来る。

これがめっちゃ面白くて旅先から巨大絵葉書にチマチマとした活字体でビッシリと書いてよこす旅するミランというアコーディオン奏者のことを紹介するという体裁取りつつも、作者のジプシー文化への愛を表現している作品なのであった。

登場するミュージシャンや映画の名前を検索かけながら読み進めると、なかなか楽しい。

そして面白い事にフェリックスはここでは「ジプシー音楽」として取り上げられている。

いずれにしても短篇に登場する音楽、映画すべてが素晴らしい作品ばかりなので、ここにちらっと紹介しておく。

まずトップバッターで登場するのが、36年生まれのユーゴスラビア生まれのジプシー歌手のジャバン・バイラモビッチ。つやっぽくセクシーな歌いっぷりですねぇ〜




絵葉書は自分の旅の「パトリン」だ、とミランは言う。パトリンはジプシーの言葉で「葉っぱ」という意味があり「道に残した印」という意味がある、と。

他にもジプシーの間に伝わる伝説の数々がたくさん紹介されている。なぜジプシーに素晴らしい音楽家が多いのか、なぜジプシーが文字を持たないか…などなど。そういった話題も挟みながら、絵葉書は次々と届く。

ミランによれば、世界に何百万といるジプシーはなんとたった一台のおんぼろ馬車から落っこちた子どもたちなのだそうだ。

そうそう、リストが「ハンガリー狂詩曲」を書いた由来も面白かった。祭りの広場で偶然出会ったヨシーというジプシーの少年。これは本当の話なんだろうか…。辻井伸行さんの演奏を貼付けておく。過去に一度だけ生でみたことがある辻井さん、本当に素晴らしかった。



日本でも話題になった映画『パプーシャの黒い瞳』の主人公、詩人のプロニスワヴァ・ヴァイスもメキシコからの絵葉書に出て来るし…



 クストリッツァ監督のハチャメチャ映画『アンダーグラウンド』 も。



来日した人気グループのファンファーレ・チォカリーア。



他にもたくさんのジプシー音楽、映画などが紹介されていく。

「俺たちジプシーにはな、3つの偉大な才能がある。音楽をつくること。物語を語ること。そして3つ目は秘密だ」

そしてフェリックスはニューヨークからの絵葉書に登場する。「ノヴィ・サド(セルビアの北部の都市)1有名なジプシーのバイオリン奏者ライコー・フェーリクスがここを訪れた」と紹介されている。



フェリックスのスタイルは、確かにジプシー音楽に影響を受けたものだけど、ジプシー音楽と断言しちゃうのは、どうかな…と思うのだけど、何はともあれ(笑)
(ちなみにこの本では名前も「ライコー・フェーリクス」としている。ウチは田中泯さんの事務所とも相談して当初「ライコ・フェリックス」にしようと思ったけど、大使館さんからのアドバイスで「ライコー・フェリックス」に落ち着いたのだった…。ま、そんなことも何はともあれ/笑)

で、フェリックスは本の中でマジソン・スクエア・ガーデンで演奏。コンサートの後、マンハッタンに住むセルビアの有名人が集められ、ライコーは夕食に招かれ、そこに自分も招かれたのだ、とアコーディオン弾きは絵葉書の中で語る。2時間、崇拝する音楽家の隣に座りながら、ミランはまるで口をきかなかった。そしてライコーの方が最後コーヒーが出て来る段階になって自分の方に顔を向けて「ラキッチという名のベオグラード出身のアコーディオン奏者を知っているが、君の親戚か」とたずねたというのだ。で、ミランはエスプレッソから視線を外さず「オレにはベオグラード出身のアコーディオン奏者の親戚はいない」と答えて二人の会話は終る。二人ともそれ以上は何も話さなかった。

なんかこれフィクションにしては、ちょっと出来過ぎ。もしかしたら作者は本当にフェリックスに接触したのではないか?と思ってしまった。

その後ライコーの音楽は、主人公がパートナーとセックスするシーンでも登場するのだ。よっぽどファンなのね…。

いずれにしてもこの短篇、ジプシー音楽/文化に興味がある人は必読だと思う。この小説家、ちょっとえ〜カッコしぃな文体が気になるけど、 なかなか素晴らしい。



というわけで、ライコー・フェリックスの来日公演はこちら。ダンサー田中泯さんとの共演になります。 詳細はこちら。


2018年9月10日月曜日

青山透子『日航123便墜落 遺物は真相を語る』を読みました

迫力である。青山透子氏、今回の作品は前作よりも自信にあふれる書きっぷりだと思った。自信、そして怒りにもあふれている。元日航客室乗務員の青山氏による日航機123便墜落事件の謎を追究した本の第3弾。

前作の『日航123便、墜落の新事実』のショッキングな内容についての感想はここに書いた。昨年書いたこの投稿は、この夏、再びものすごいアクセス数を稼ぎ、通常のウチのブログの100倍以上のアクセス数となっている。

その前作よりも、今回はいろんな面で力強い。というのも,今回、この件について青山さんは「物証」を確保したからなのだ。科学的に実証できる物証。これ以上の証拠があるだろうか。そして彼女のもとに届く「真実をつきとめてほしい」という遺族たちの声。

前作に書かれたことは、ここには繰り返さないが、今一度確認すると日航機墜落事件において疑問は2つある。(1)日航機が墜落した原因、そして(2)なぜ機体/生存者の発見まで16時間もかかったのか。もっと助けられる人はいたのではないか。その2点だ。

(1)についての前作を読んで,青山さんの考察に間違いはないと確信した。彼女は丁寧にたくさんの目撃証言を集めて、この考察(というかほとんど真実)にたどりついている。それに自衛隊が民間機をやっちゃったのは、これだけではない。もちろん事故だし、そういう事故は…残念ながらありうる事だろう。

ただ(2)については… (2)については前作を読んだ時は「まさか…」と思って言葉を失った。まさか…とは思う。が、今回明らかになったのは(2)についての明らかな証拠なのだ。

前作でもその現場にいた人の匂いに対する証言から、かなりの確証に近づいていたとも言える。だが、まさかと思った。生きているかもしれない人たちを…見捨てる… いや、まさかとは思うが、殺してはいないだろうね… まさかとは思うが口封じのために…? 

でも助かった人たちはすべて自衛隊ではなく、地元の消防団によって発見されているのだ。

例えば青山さんは機長の制服がまるで残っていないことに疑問を持つ。隣りに座っていた人たちが比較的きれいに残っているのに…だ。まったくなくなってしまっている機長の制服。そして燃えやすい化繊で出来たディズニーのぬいぐるみたちが無事に残っている中、なぜ衣服が不自然に燃え炭化してしまった遺体の数。湿った森の中に落ちたのに、なぜ裏/表まんべんなく真っ黒に焼けてしまっているのだろう。遺体確認のために長時間奮闘した歯科医師の女性の話には涙がでる。大変な環境の中、確認作業を続けたそうだ。

そして航空機の残った燃えかすはいまだに御巣鷹山から次々と発見されているという。そして青山さんは、その中に…決定的な証拠を発見した。その詳細な科学的分析がこの本の中の多くしめている。

これは青山さんの執念だ。本としては前作の方が読みやすいかもしれないし、この事件について詳しくない方が初めて読むとしたら前作の方が適当かもしれない。が、こちらの作品の方が熱量が高い。

それにしても、もしこれが真実だとしたら… 常軌を逸している。こんなことが許されて良いわけがない。そしてどうにもすべてが不自然だ。どうして運輸省は証拠を処分してしまったのか。思えばボイスレコーダーのあの声も、日航や運輸省などの公式発表ではなくマスコミへのリークという形で私たちが聞けるようになったものだ。そして運輸省はすべての資料をすでに廃棄しているという… ありえない。

本当にどうか真実が解明されますように。


2018年9月9日日曜日

知らない国の知らない音楽


これはめちゃくちゃ響く。

先日、フランス音楽関係の方と話をしていて出た話題。今、パリでもっとも格好良いと言われている女性シンガー。現地ではスタンディングのライブハウス公演、若い聴衆でいっぱいだという。しかし日本ではホールでの着席公演。お客はシャンソン・ファンのおじちゃん/おばちゃんばかりだったという。つまりお金を払ってくれるのは、そっちの客層だけだと主催者が判断したということなのだ。日本では若い人がこういう外国の音楽の公演には来ない… 会場をブッキングした時点で、主催者は若い聴衆を諦めてしまったのだろうか、と。

プロモーターのPR方法にもよるだろう。そもそもこのハイソなホールをブッキングしただけで、何となく客層も見える。会場費もびっくりするほど高いからチケット代が高くなり、若い人にはすでに買えない。うーん、悩ましい。

でもこのままだと20年後に海外の音楽を聴く層はいなくなっているのではないかと怖くなる。そういや海外を旅する若者も減っているという話を聞く。本当なのだろうか。

でもさ、知らない国の知らない事を知るのって、楽しくないですか? いえいえ、わざわざお金を払ってまで、海外行って苦労したくないですよ…って言っちゃう? それと同じでお金払うなら間違いなく楽しめる普段からなじんでる音楽しか聞きたくないよ、と言っちゃう?

1つ言えることは… すでに知ってる音楽は、まぁ予想どおりだろうし、あなたはそれを好きでさ、それを聞いてすでに知ってる自分を確認して安心するんだろうけどさ… 

知らない音楽を聴いてそれを楽しめたとしたら、自分をもっと好きになれるんじゃないかなと思う。その音楽に反応している自分を好きになれるよ。それに、もしその音楽を楽しめなかったとしても、自分が何者か少し分かるようになるよ。旅も一緒、知らない音楽も一緒。自分が何ものか知るために、私たちは知らないものを体験する。

それが好奇心なんだと思うんだ、人生を楽しくする好奇心。それを楽しまないでどうする?と思うんだけどね。まぁ、景気悪いと、みんな冒険しないのかな。失敗を極端におそれて安全圏だけを行く。そんな人生の詰まらないことよ…

というわけで、フルックの公演です。沖縄/福岡/京都/名古屋/札幌にも参ります。詳細はここ。


2018年9月8日土曜日

名曲「The Plains of Kildare」

数日前、Facebookで、ジョン・ドイルがこんな映像シェアしてた。「The Plains of Kildare」アイルランドの伝統音楽史上、名曲中の名曲。ポール・ブレイディとアンディ・アーヴァインが76年出したアルバム「Andy Irvine / Paul Brady」のトップに収録されている。



このセクシーにブズーキ2台がからむ音がたまらない。円熟度の極地。いいよなぁ〜。

今,聞いても相当かっこいいけど、しかし残念ながらやはりレコーディングのヴィヴィドさにはかなわない。こうやって、この曲は曲途中のリズムチェンジがクリアなところがいちばんの売りなのだ(と、私は思う)。途中バルカンのリズムが入ったり、歌いだし前の、なんというかこう転げ落ちて行くようなリズム・チェンジ。あそこがシャープに決まってこそ、だと思うのだが…。こちらがレコーディング時の音。



70年代のライブ。スタジオ録音からは若干甘いものの、それでもリズムがはっきりしている。いいねぇ〜 アンディがちょっと「ンコ座り」しているように見えるのが笑えるんだけど…(テレビ局のDさん、なにも考えなかったんだろうか…)



最近のアンディとかドーナルの演奏では、リズムの変化がキマってないのが、私的にはちょっち残念なのよ。巨匠といえども「本当に旬の時期」は短い。でももちろん弦がからみあうセクシー度は充分なので、名曲であることに間違いはないのだけど。

こちらはポールにケヴィン・バークも入ったスーパー・ユニット。こっちも相当すごいけど、やっぱり私的ツボであるキメの部分が甘いんだよな… というか、単純に人数が多くなれば,多くなるほどキメるのは難しくなっていくわけだから、ポールが入って解決する問題ではない。巨匠たちといえども、ことアンサンブルのシャープさについていえば年間200本やってます、みたいな旬な若いバンドにはかなわない。そして「旬の時期」はバンドにとってとても短い。



しかしこのテのバルカンのリズムってホントに演奏が難しいらしく、ポールが「Welcome Here Kind Stranger」に入っているバルカンの曲を最近になってライブで復活させ、ソロブズーキで弾きだした当初、私はそれをアイルランドで聞いて「うーん、こりゃ、ちょっとキビしいかも」と正直思ったのだった。やはりリズムがふらつくというか、危なっかしいというか。

もっともそこはさすがにポール。その後、数回ライブを重ね、数ヶ月後に来日した頃までには、しっかり昔のシャープさも取り戻し、このバルカンの曲もしっかりステージで弾いていた。だから私は思ったのだった。巨匠といえども、この曲は難しいんだな、と。そして練習は大事だな、と。

ポール・ブレイディのアメリカツアーに同行した時、とある楽器屋に立ちよった。そこにはブズーキがおいてあったので、ポールはおもむろにそれを手に取り、あの「Welcome here〜」のバルカンの曲を演奏しはじめたのだった。アメリカ人の黒人の店員さんが「その曲、かっこいいですよね、アンディ・アーヴァインの」。私は心の中で爆笑した。ポールもニコニコしながら無言で店を立ち去った。それもいい思い出。

プレイヤーの皆さん、練習しましょうね!

では今日も張り切って参りますか…

「Andy Irvine / Paul Brady」ないけれど、ほぼ同じくらいすごい内容のPaul Bradyの「Welcome Here Kind Stranger」はポールが自身のレーベルで再発させたので、こちらで通販いただけます。


そして「旬なバンド」の演奏を聞き逃さないでね、って事では、こっちの公演も大事。

ちょっと早いですがチケットの通販は来週末で締め切ります。チケットを事前に持っていたい人はお早めに。そのあと福岡/京都/名古屋/札幌公演のみ「当日精算」を受け付けます。詳細はこちら



2018年9月6日木曜日

テリエ・イースングセット来日決定!『東京の音』

このシリーズの9月公演の制作を急遽お手伝いすることになりました。


テリエ・イースングセットは、皆さんならGroupaとかの活動でご存知かな? ノルウェー在住のパーカッショニスト。氷の楽器を使った活動で知られています。

日本ではユニクロのCMでもおなじみ…



テリエは氷以外にも石ころとか砂とか木材とか、いろんな自然の素材を使って打楽器を作っちゃうわけなんだけど、今回は東京の存在する大自然の中を旅し(八丈島とか奥多摩とか)いろんな素材を集めてきたんだって。そして2018年シリーズ・コンサートを行った。それが『東京の音』プロジェクト。

聞くとびっくりするよ、東京にこんなに自然が残されていたんだ!!!ってね。

こういう石のような砂のような… ジャリジャリ音出す楽器になってた…
絶景!
川っぺりで適切な大きさの石を集めます。
叩いて音を確認ちう〜

自然素材あれこれで出来たパーカッション
テリエには落ちていたこんな木の枝も宝物なんです。
小澤酒造のお酒をつくる聖なる水から氷を作りました〜

創業元禄15年…
こちらは今年2月に行なわれたICE MUSICのコンサートの様子


詳しくはこちらの公式ページをご覧ください〜! 9月28日〜30日まで、新宿ピットインにて。
Photo by Sadanori Kasahara (C-House)