テリエ『トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ』出演〜内容がめっちゃ良い!


ものすごく内容が良いので、是非聞いてみてください。今週末まで聞けます。みどりさんのお話はもちろん、染谷さんの通訳も完璧! なんというか、通訳が入っているストレスがまったくない。M藤Dの編集も神技。なんというか、すごい番組だよなぁ…。

「氷の楽器はどんどん溶けちゃうので生まれたての赤ちゃんみたいに大事に扱わないといけないんだ」

「僕がもとめているのは“響き”なんだ。パーカションニストとしてラッキーなのは自分がもとめている音を作り出せること」「これがピアニストだったら、こうはいかない」「僕はなんでもアリ」「そこがパーカショニストの楽しいところ」

(みどりさんの「今の時代は視覚的なものが伝える情報が非常に多いと思うのですが、音が伝える物についてはテリエさんはどう思いますか?」という質問に対して)「自分の表現というのは抽象的なものに留めておきたいな、というのはあって、そこは僕の音楽を聞いた人たちが自分たちの想像力を持って【この楽器が来たところは、いったいどういう場所なんだろう】って想像してほしいという思いもあるんですね」

「心に何か残る表現を続けていきたい。誰も価値を見いださないものの中に価値を見いだすということに力をそそぎたい。例えば今鳴らした、東京の砂の音。箱にはいったただの砂なんだよ」

「そもそも氷の音楽をはじめたきっかけも… ノルウェーだから雪も氷もイヤというほどあるし、現地の人はみんなそれを見飽きてるんだ。でも僕としては【何で!? だってこんなに素晴らしいものなんだよ】と言う事を表現していきたい」

こちらはスタジオでのテリエの様子。

しかしノルウェー人、おそるべし… 
テリエについては、こちらを参考にしてください。

さすがノルウェー盤。高い…でもいいですよ、このCD。