2021年4月17日土曜日

早野龍五先生『「科学的」は武器になる 世界を生き抜くための思考法』を読みました


早野先生の本、こちらも311までに購入し読み終わり感想をアップしようと思っていたのに、結局今ごろになってしまいましたが、良い本でしのでご紹介します。

言ってみれば、内容はいつだったかの早野先生の東大での最終講義と大きくはかわりありません。あのころ、あの講義に私たちは本当に勇気をもらった。(レポートはこちら

この本でも何度も言及されていることだけど「アマチュアの心でプロの仕事をする」ということ。そして「楽しそうにやる」ということ。

「楽しそうにやる」ことの重要性… ほんとこれ教えてくれる大人が昔はまったくいなかったよね。これは前述の最終講義でも印象に残ったし、自分もことあるごとに実践できるよう努力している。思えば自分が子供のころ。自分の周りには仕事を楽しそうにしている大人は誰もいなかった。みんながみんな「大変なんだ」「自分で食っていくのは大変だ。自分で食えるようになってから言いたいことを言え」という調子だった。そんなのぜんぜん夢がないよね。でも私の子供時代はそれがデフォルトだった。これからは違う。これから社会に出る皆さんには、ぜひ「仕事って楽しいものなんだ」という自覚を強くもって社会に出てほしいと思う。それが未来を明るくするのだから。

そして! この本はそんな最終講義をさらに深めて早野先生の幼少時代の体験記や、なぜ医学ではなく科学の道に進まれたかなどが詳しく書かれています。さらにいえば「これが学問というものか」「学問って楽しい」「わくわくする」というところまでも。例の東大の歌舞伎ゼミの経緯なども。人を説得する時に「おもしろいかおもしろくないか」で説得してしまう覚悟。
そんな話にもパワーをもらう。

ところで、震災時、twitterで、早野先生が一番もらった質問の多くは「あなたは東京にいますか?」というものだったそうで、それにはちょっと私もドキッとした。でも先生は、それには答えず、でも東京のビールの写真をツイートすることなのでさりげなく自分を表現をしてきた。早野先生みたいにフォロワーが多いとこういうことにも気を使わないといけないし、大変だと思う。そんな時、自分の軸をもつことが重要だということをこの本は説いている。確かに科学者や専門家、政治家の中に「私も私の家族も東京にいます」と直球で答えている人は何人か見かけた。でもそういう土俵には乗るべきではない、ということ。そして自分の「軸」を確固たるするための努力。政治との距離のとり方、自分の土俵はあくまで「科学の場」であるのだから批判も謝罪もすべてはそこでする、ということ。

とにかくありとあらゆる仕事術に、この本に書いてあることは応用できると思う。

あ、そうそう、意外だったのはスズキメソードがここまで大きく早野先生の人生に影響をもたらしていた、ということ。(先生の告知にさそわれてスズキメソードのイベントに行ったことはここにレポートを書きました

そして、早野先生があまりにも「楽しそう」だから、これは意外だったのだけど、早野先生は自分のやりたいことをビシバシ追求し、ガシガシ進まれてきたのかと思いきや、意外と「流れ流れて」「周りから言われて」みたいなきっかけが多いのにも、ちょっとびっくりした。でもそのたびに(また同じことを書くが)「アマチュアの心でプロの仕事をする」「楽しそうにやる」ここに戻ってくる。そして、それが結果につながり、成功し、次につながる。

いずれにしても科学者が書いた本ということで、敬遠しちゃうかもしれないけど、めちゃくちゃ読みやすい本でした。あっという間に読めちゃうよ。

そして今朝もコロナのあらゆる数値を楽しそうに(というと誤解を受けそうだが)グラフにする先生の姿が私のタイムラインにはあるのであった。

先生が講義で話されていたことが思い出される。「こんなふうに平凡な線を描いてきたグラフがへんな動きを示すことがあるんですよ。ほら、ここ。こういうの見ると「ここには何かあるな」って思えて科学者としては嬉しいんですよ」みたいなことを先生は楽しそうにおっしゃっておられた。自分の立場をかっこたる態度でつらぬき、楽しそうに仕事をする先生は、やっぱり素晴らしい。

私にとっての「ぶれない軸」。前にも書いたけど、自分の好きなアーティストを応援すること。フィンランドのペッテリ・サリオラ。4月20日(火)代官山のライブハウスにて。小さな会場でちんまりやってますが、音と映像は迫力です。TOKYO SCREENINGの第2弾。詳細はここ。マンボウ発令されちゃったけど、感染対策がんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。科学者の方は科学者の役割を。プロモーターはプロモーターの役割を。粛々と(笑)

 

2021年4月16日金曜日

facebookがうっとおしい? 気持ちはわかる…


facebookがうっとおしい?…という話を複数の親しい友人から聞き、なんか妙に納得する。その点、誰が読んでいるかわからないブログやTwitterは、リスクもあるけどのびのびして楽しいよね。もっともこれを楽しいとか、のびのびしているとか、どう取るかどうかは人次第。

野良犬の自由を飼い犬は知らず、飼い犬の自由を野良犬は知らず…といったところか。

fbはわたしの場合、友達だけにしているから、Twitterに書けないことも書ける。でもそれが妙に窮屈に感じる時がある。

Twitterは情報拡散告知のためには必須だ。最近はbot化している人も多いし、そういう使い方もあるだろう。ウチも公演告知があれば、bot化する。(投稿をコピペしてタイマーかけてスケジュールを組む。そうすると自動的にツイートが流れるので良い告知になる)

facebookが鬱陶しく感じるのは、なんかわかる。私は実はfbは自分の備忘録としてしか使っていない。それ以上も以下も期待していない。気ままもいいところ。それって、ちょっとリアルな自分に似ている。つまり人にどう見られているかはあまり気にしていない。ただ最近はニット関係の作品をアップすると「いいね」がたくさんつくのでおだてられていい気になってまた編む。

わたしのfbは、リアルであった人しか登録しないけど、一度名刺交換しただけの人でも登録したりしておくと便利なもので、また会う直前になって、「彼・彼女は最近何をしているんだろう」と、営業の話題にするためにチェックしたりする。顔を忘れたりしている人の近況を直前に確認したりするのに、ほんとうに便利だ。

誕生日にあれこれ自由に自分のウォールに書き込まれるのも本当に大好きだ。なんか友達がいっぱいいるような気になる。あれがうっとおしくて嫌いと言って、誕生日を非公開にしたり、ウォールに書き込めないように設定する人も多いみたいだけど、誕生日くらい、好きなことみんなに落書きみたいに書いてもらえばいいじゃんないの? あれ、大好き。特にバカな写真とか投稿してもらうと嬉しく思う(笑)

一方で、今や人のタイムラインはほとんど見ていない。Twitterも画面をあけてその時に目に入った人しか読まない。多くの人はそうだと思う。でもそれでいいんだよ。

fbに縛られ、がんじんがらめになり、悩みが日常化しちゃっている人も以前は多かったけど、今やそんなの流行らない。

反対に、わたしが面倒くさいなーと思うのは、あまり好きではない相手や価値観のあわない相手から、メッセや閉じた空間でブログやSNSの投稿へのレスが送られること。表に書いてくれりゃいいのにと面倒に思う。個別に連絡されると無視できないし、レスしたところで、コミュニケーションをとっている二人だけの空間だから社会的なメリット一つもなし。特に議論に持ち込んでもまったくメリットなし。議論は公開の場でやろうよと思う。でも仲の良い人とのチャットは私も嬉々として延々と続けちゃうわけだから、私もわがままなんだ。

一方で、最近はオリンピックの演出の方の件でもあったように閉じた空間でも言動に気をつけないといけないのかと思ったりもする。

そして、このブログ。先日も、とある人が、また別のとある人を紹介してくれたのだが「野崎さんのブログも見てもらったんですよ」とか言われ、「やばっっ、ちゃんと書かなくちゃ」と改めて思う。そうそう、ここはパブリックの場なのだから。それをついつい忘れそうになる。

そのくせ… これも何度も書いていることだが、このブログに書いていること=すべてと勘違いしてる人も多くてびっくりする。本当のあれこれは書けない。進行中のプロジェクトについても企業秘密。人のコンサートやCDの感想はだいたい批判になっちゃうので書かない。そういう私があえて普段は言わないこともわかってほしいと願う。…わがままなのだろうか。

でもブログを毎日ストイックに続けているだけでも、わたしみたいな社会的地位をもたないフリーランスにとっては、信頼につながると思うんだ。…なんて、古いかな。なんていうか、生存確認っていうか。しかも時々Google先生やAmazonが広告代と称してお小遣いもくれる。ありがたいじゃないか。またこれで本でも買おうって気になる。

まぁ、だからそれぞれなのだ。それぞれ! 自由でいいじゃないか。人に迷惑をかけなければ。それに、嫌だったらやめればいいじゃないか。すべて個人の自由だ。誰にだって向き・不向きはある。それについてあれこれ悩んだりする方が時間の無駄だよ。

今日も元気に行きましょう。

ってなわけで、フィンランドのペッテリ・サリオラ。4月20日(火)代官山のライブハウスにて。TOKYO SCREENINGの第2弾です。詳細はここ。マンボウ発令されちゃったけど、感染対策がんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。19時スタート、終演20:10予定。実は映像は67分なのですが、マンボウで8時までに終了するのが理想なので、できましたら2分でも3分でも早めにご来場いただければ助かります。前予約のお客様がそろった段階でスタートしようかと思っています。今のところ新規に申し込まれるかたには18:55までに来場ということでご案内しています。面倒くさいね…  でもこれが現状だから粛々と従う(笑)

 

2021年4月15日木曜日

TOKYO SCREENING。上映時間のご相談+このブログの、メールでの配信が終了してしまうようです。



自分を労うチョコレートを白山で購入。最高においしかったけど、食べたらやっぱりお腹の調子が1日悪い。甘いものはひかえろという主治医の言うことを聞かなかった罰か…

さて、今日はあれこれ業務連絡です。

ペッテリのTOKYO SCREENINGですが、マンボウと重なってしまい、8時終了を目指したいところですが、開演時間は7時だし、動画は67分ある…

ということで、会場に来られるみなさんには5分ほど前にご来場いただくことをお願いできないでしょうか…というご相談です。

そして、18:55の時点で予約されたお客様が全員そろっていれば、5分前から上映をスタートできればと思っています。

でも19時だったら間に合う!ということで申し込まれた人もいるだろうし、この辺は微妙なので、当日は「あくまで目標」ということでお願いできれば…と思います。また張り切って5分前に来られて、結局オンタイムでの上映となり「5分損したぜ」という方が出てしまったら申し訳ありません。いや、今、時間は何より貴重なものですから。

「マンボウ」程度で何を大袈裟な…と思われるかもしれませんが、主催者としては、バカ正直と言われても、誠実に対応できたらと思っています。

あとフードのメニューが何になるか会場さんに何度も確認していますが、まだ返事がありません。たぶんカレーだと思いますけど… (スタッフより連絡あって「カレー」で決定だそうです。よろしくお願いいたします)

いずれにしてもイベント終了後はご飯食べるところはどこもあいていないので、ご飯食べてってください。チケット代に含まれていますので。

いずれにしてもTOKYO SCREENINGは小さなイベント。現在までに申し込まれた方には個別にご案内していきます。皆さん、よろしくね!

またペッテリも当日Skypeとかで皆さんにご挨拶できたらと言ってますので、来られる皆さんは楽しみにしていてください。20日火曜日、18:55(目標!)より、代官山のライブハウスにて行います。


それから、このブログをメールにて読んでくださっている皆さんへ。

たぶん200名くらいいらっしゃると思うのですが、メールでこのブログ更新の案内を送られているサービスがこの7月で終了してしまうのだそうです。Googleさん、最近はブログを運営するものに対して本当に冷たい。あれこれ便利な機能もなくなって、検索の結果も悪くなる一方だし、そんな理由から、私もこのブログの場所をGoogleのBloggerではなく、どっかに移そうか考えているくらいなのですが、何はともあれ、7月からこのブログはメールでは読めなくなります。

となると、他の購読の仕方、また情報の追いかけ方は

(1)毎日このブログに忘れずに来る:熱心な読者の方はそれしかないかもしれません。一応ここはほぼ毎日更新しています。更新はだいたい朝ですが、昼くらいになる日もあります。あと週末にまとめて読むのも良いかも。特に大きめのニュースは週末に発表するようにしています。ただ皆さん忙しいので忘れちゃいますよね… でも私としても、あれこれ押し付けがましくするより「野崎さん、最近なにやってんのかなー」程度で来てくれるのが、一番自然体で良いように思っています。

(2)facebookページをフォローする:一応ブログを更新したらfbページにその旨、告知しています。お客さまの動きをトラッキングすると、このパターンが非常に多いようです。とはいえ、facebookは熱心にやっている人ほどタイムラインを追うのが大変なので、これもどうかなー

(3)Twitterをフォローする:こちらはブログをアップすると自動でTwitterに流れるように設定しています。ブログのアップ後、1時間位以内には告知されているみたいです。Twitterですが、アカウントをフォローしなくても「リスト」というのを作って「これは毎日絶対に読む」みたいなアカウントをまとめておくと便利なようです。とはいえ、Twitterのフォロワーさんは「いいね」をよくくれるけど、実際にお金を使ってくれるお客様とはまったく違うなということも認識しています。いろいろ複雑です。

(4)ホームページを月1くらいでのぞく:SNSにかまけてホームページがメンテできてない事業者多いですけど、私はそれなりに気を使っています。ホームページに行っていただければ、それが最新情報です。

(4)メールマガジンを待つ:今はTOKYO SCREENINGのおかげで一ヶ月に1回は発行していますが、通常は年に1、2回なんですよね。これもせめて季刊にするか…

それにしても、まぁ、効果的なプロモーションって、いったいどうしたらいいんだろうと思います。日々こういうのは研究だし、お客様のライフスタイルも常に変わっていくので、難しい。

とはいえ、結局のところ私にしてみたら、皆さんに興味を持ってもらえるような「内容のある発信」「楽しそうなイベント」をしっかり作り、量ではなく「強く発信する」ことが、一番重要であり、それによって、お客様が自主的に情報をフォローしてくださるような状況が一番理想的ではあります。でも、それが本当に難しい。

いろいろ気がめいりますが、がんばらないとね! 

では今日は「晴れ」の東京。1日頑張っていきましょう!!

2021年4月14日水曜日

便利な料理グッズ。が、これを手を怪我せずに支えた試しなし。すりおろしき


生姜だろうが、ニンニクだろうが、ものすごくよく擦りおろせる。驚異的だ。だが、自分の指を怪我せずに使えたためしがない…  私の使い方が悪いのだろうか。

チーズのおろし金は巨大な別の形のもの(スクイーズのベスト盤にあるような菱形の大きなもの)を使っていて、そっちはそっちで不便はない。

一方でニンニクや生姜は、学生時代から使っているボロいプラスチックのおろし金をずっと使っていた。30年以上使っていたのだから、私も物持ちがいい。が、いつも擦りおろしたもの、特に生姜などは繊維がおろし金にひっかかって、全然擦れない。これではあんまりだということになって、料理のお兄さん、りゅうじさんがよくこのグレイターを使っているのを見て、いいなと思って真似して買った。

それなりの値段はしたと思う。これを買ったと言ったら、料理については信頼のおける友人二人が、私のツイートに「いいね」をしてくれた。うん、良い買い物をしたかも。

が、数日前にもまた豚汁作ろうとしてニンニク擦った時に流血! あぁ。誰か使い方のコツを教えて(笑)特に小さいものをすりおろす時。

さて、仕事もがんばっています。来週はフィンランドのペッテリ・サリオラ。4月20日(火)代官山のライブハウスにて。TOKYO SCREENINGの第2弾です。詳細はここ。

マンボウ発令されちゃったけど、感染対策がんばって、とにかく動いていないと…上映時間が67分なので、微妙に8時すぎちゃうんだよな。方法を考えます。

 

2021年4月12日月曜日

石合力『響きをみがく 音響設計家 豊田泰久の仕事』を読みました。素晴らしい!!


 いやー すごい内容だった。これは私みたいなオーケストラを知らない人間には開眼!!みたいなすごい内容。クラシック好きな人も、クラシック初心者にも、ぜひぜひ読んでほしい。今のところ私にとっても今年のノンフィクションNo.1かも…というくらい大好きになってしまった。

この本を読むことで、ホールってこういうことなんだ、オーケストラってこういうことなんだ、音響設計ってこういうことなんだ、ということの理解が進む。そしてもっと言えば仕事ってこうやって広がっていくんだ。信頼を得ていくんだということも勉強になった。ちょっとドキドキが止まらない。

それにしても、いやー まずはサントリーという企業のスポンサーとしての姿勢にちょっと感動してしまった。実は私は今回のウィーン・フィルの来日のことでサントリーホールの大ファンになったのだが、それがさらに強固なものになった。本当にこの時期に先陣を切ってくれた勇気とそのリスクをとるという覚悟。それはこんなふうな信頼関係の中でないと不可能なものだ。本当に素晴らしいと思う。たまたま数年前にサントリーで働いている方のお話を聞く機会にも恵まれ、サントリーのスポンサーとしての大きな姿勢に感銘を受けたのだった。(一方の森ビルは…以下自粛)なのでサントリーホールの立ち上げ期の話は、非常に興味深く読んだ。そして、あの悪評判は、そうか、そういうことだったのかととても感動した。

確かにサントリーホールは音が悪いという話は当時ものすごくあった。それは私もよく記憶している。それが、いや違う、それはホールの音響のせいではない、それはこういうことだったんだ…とこの本を読めば理解できるのだ。とにかく目鱗!

ホールが演奏者を育てる、ということ。いやもっと言えば音楽が演奏者を育てる、ということか。そしてその文化は東京という都市も育てる。これは伝統音楽にも通じる絶対哲学なのかも。すごい、音楽ってすごい。そして「聴く」という重要な哲学も。「聴く」ということが、音楽をさらなる高みへと導くのだった。ほんと、神様のもんかもしれん、音楽って!! いやいや、大袈裟ではなく。っていうか、音楽はきっと人類に神様が与えた魔法だね。魔法だよ。そして文化ってこうやってできていくんだ、と改めて。

あと紹介されている小さなエピソードにも心が動く。とあるスポンサーがらみの打ち上げに招待された時も、豊田さんに取材ということでついていった石合さん(この本の作者)に豊田さんが「ちょっと今夜の打ち上げには同行は難しいかも」と打ち上げ主催者(世界的な著名指揮者)を気遣い声をかけられていたのは当然として、そんな中、その打ち上げ主催者は豊田さんに同行している石合さんをみて「打ち上げにはお前も来い」と自ら誘ってくれたのだという。そういう件にも感心してしまった。こいう流れが自然に可能になり、お互いものすごく近いながらも相手の立場を気遣える仕事上の人間関係というのは実はとてもレアなのだ。こういうエピソード、私には超ひびくんですけど!!

もっというと、実は打ち上げって、本当に難しくて主催者としては人選にも場所にも気を使いまくっていうのに、勝手に友人を招待しちゃう人もいるし、「他の誰々誘ってないから、周りに気づかれないよう黙っててこっそり来て」と事前説明しておいてもペラペラと打ち上げに行ったと喋りまくっちゃう人もいる。ただでさえ苦労の多い公演の唯一勝利を分かち合うための打ち上げを自分の好きなように仕切れなくて、ほんとに悔しい思いをしたことはこの私でさえも何度もある。(ま、この話題はまたいつかきちんと書く・笑)

と、まぁ、こんな小さなエピソードにも豊田さんとマエストロ、そしてライターの立場である石合さんのお互いへの信頼の深さが感じられて、いたく感動したのだった。

そしてこの本を読むまでは、指揮者という存在の意味も、なんだか私はきちんと理解していなかった。この本を読んで改めて指揮者という存在もこういうことかと理解する。そして例えばスゴいオーケストラが来日するとそれに同行し、リハーサルから立ち会うという豊田さんの話にも圧倒された。そして公演が成功した時の「にやっ」とするあの感じ。素晴らし音楽作りに、自分も関わっていくということを喜びとする豊田さんの姿がここにもある。

ところで、この本、アイリッシュ・ミュージック・ファンにとっても他人事ではない(笑)。というのも、この豊田さんは日本を代表するアイルランド音楽のミュージシャン:豊田耕三さんのパパなのだ。

この本のことは、友人がfbで「すごくいい」と紹介していたのを見て知ったのだが、「あれ? 永田音響? 豊田?」ということで、耕三さんご本人に確認したところ「そうです」とのこと。ただご本人はこの本をまだ読んでいないらしい。なんともったいない。というか、こういうこと、直接話が聞けるんじゃないか、これはすごいことだ! いや、パパだからこそ聞くのは難しいのかもしれないけど。という想いはあれど、実際自分が豊田さんの立場になった時のことも想像できるので、そういう親子のお互いを応援しながらも仕事上の適切な距離の取り方もいいなと思ったりした。さすが、です!! とにかくこの本は全ての音楽ファン必読。

ラジオ深夜便に豊田さんが出演されているのを発見。こちら。

あとだいぶ前に永田音響の方のレクチャーを受けた時(at 武蔵野文化事業団)の話も興味深く思い出した。その時のブログはこちら

ちょうどこの本を読んでいたころ、チャイコのヴァイオリン協奏曲とピアノ協奏曲を聞きに高崎に行ったんだけど。このホールも不思議な形だよね。

私も私の仕事をがんばろう。フィンランドのペッテリ・サリオラ。4月20日(火)代官山のライブハウスにて。TOKYO SCREENINGの第2弾です。詳細はここ。

マンボウ発令されちゃったけど、感染対策がんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 


PS
こんな記事も教えていただきました。必読。


2021年4月11日日曜日

篠崎弘さん『洋楽マン列伝』を読みました。


この本のことは結構前から知っていた。最近亡くなったキングレコードの元上司が掲載されていることも知っていた。でも買わなかった。先日、音楽業界内の女性(私より少し年上)と話をした時「わたし、こういう本って読む気しないわ」と彼女はすぐさまに言ったが、本当にそのとおり。私もずっとそう考えてきた。

こういう本を読んで喜ぶのはいわゆる往年のロック・ファンだと思う。ページをめくれば70年代の典型的業界オヤジ(この表紙のイラストにもある)たちが著名ミュージシャンと肩を組んでいる写真が掲載されている。また来日裏話なども満載で、こういうネタを喜ぶ音楽ファンはたくさんいると想像するのだが、特に同じ業界内で働いてきた者、また特に女性の目からすれば、話は単純にはいかない。この手のオヤジの昔自慢話は、聞いても読んでも気分が良くなるものではないとタイトルからして想像できるからだ。

まず、とにかく女性がまったく紹介されていない(「洋楽マン」だからしょうがないのか)。情報が今よりうんと少なく、いわゆる音楽業界にいることの特権意識が高かったあの頃。音楽業界は、今よりもずっと大衆をコントロールできた。そんなラッキー時代にたまたま巨大アーティストたちを担当したオヤジたちから、音楽業界がよかったころの自慢話を聞きたところで、いったい私になんの意味があるのだろうか。

いや、何度も言うが音楽ファンはたぶん喜んで読む本ではありますよ、これ。

と、まぁ、散々な書き出しだが、最近元上司が70歳でなくなって、彼のことをこの本がどう書いているかを知りたくなり思わずポチってしまった。私も彼が亡くなってちょっと寂しく思ったのかもしれない。でも亡くなったからといって私は人の評価を急に高くすることは絶対にない。今でもその上司のことはとてもドライに見ている。

とにかく良くも悪くも風呂敷を広げるのが大好きな人だった。また別の人との話題で盛り上がったんだけど、同じレコード会社内でも「あの人はできないことを決してできるとは言わなかった。それだけで本当に助かった」とか、「あの人はちゃんとしていた。あの人はきちんとしてくれた」という評価の高い人もいることはいるのだ。でもそう言う人たちは、こういう本には登場しない。音楽業界ってほんといやなところだな。真面目に働くだけ損だな、いい加減なんだなと、つくづぐ学んだ私のメーカー勤務時代だった。

さて散々な前振りだけど(笑)、いや、実際読んでみたら、それほど気分が悪くなる本というわけでもなかった。確かにいわゆる典型的業界伝説の「洋楽マン」石坂さんも晩年のインタビューにはがっかりさせられた(過去にブログに書いた)し、この本に出てくる人で自分もリアルに知っている人が何人かいるが、私は正直、結構ドライな目で見ている。

しかし!! 特にこの本を読んで超感動した人が一人いる。それは、元キングレコードの寒梅さん。寒梅さんは私が入社したころはすでにとっくに会社を移っていた。それでも前から会社にいる人たちが寒梅さん、寒梅さんとよく話題にしているのでお名前は当然知っていた。(それにしてもカンバイさんは漢字でこう書くんだというのも初めて知った)

寒梅さん=カーペンターズという図式が業界内ばっちりできあがっているのだけど、寒梅さんの「カーペンターズなんて押すのも恥ずかしかった」という発言には、もう私はひっくり返ってしまった。他のレコ社がピンクフロイド、ツェッペリン、エルトン・ジョンと本格的な音楽を紹介してかっこいいものを推しているのに、自分はポップで良い意味でも悪い意味でもゆるいカーペンターズ。いや、カーペンターズが悪いといっているわけではないけど、このブログを読む人も寒梅さんの、私の言いたいはわかるでしょう? いや、いい!! 寒梅さん、いいよ!! ただその寒梅さんも道路工事のおじさんが「イエスタディ・ワンスモア」を鼻歌で歌っているのを目撃してうれしくなった、とこの本では語っている。あぁ、こういう音楽ビジネスマン体験話、私にもある!! めっちゃ共感する! 一度お会いしたいなぁ。

と、まぁ、こんな風に寒梅さんの話は興味深く読んだ。また寒梅さんはハンコ押しだけのために業界にとどまることを良しとせず、今はいろんな「バイト」を経て、教育関係の医療関係の仕事をされているという。かっこいい。かっこいいよーー!

そんなふうに寒梅さんと他数名以外は正直、共感度は薄かったが、それでも例えば、ミュージシャンから来日したからといって意味もなくレコ社の人間がゾロゾロついていくのは意味がない、と断言する骨のある人もいたり、いい事言うオヤジだなと思う人もいないではなかった。かと思うと、あの時上司はあぁいったけど、俺はこう思った。上司に反抗してこうしたらヒットした…みたいな話には、いい歳して、まだこんなこと今でも文句言ってるなんて、ちっちゃすぎるだろ……半ばあきれたり(笑)。

でも例えばキングレコードを退社されてスイートベイジルに行かれた川島重行さんとか、業界内でも本当に尊敬できる人はたくさんいるのに、そういう人が載っていないのは残念だと思った。社外・社内では地味だったけど、女性スタッフに親切にしてくれた人も。でもそんなのは本当に一部で、私が仕事で成果をあげるとその成果を横取りしたり、私をいいように利用しようとしていたりオヤジが多いのを私は敏感に感じ取っていた。まぁ、彼らにしてみたら女性スタッフ…というか若いスタッフの使い方も経験が少なく手探りだったのかもしれない。いずれにしても私は限られた人たちを別にして、所謂業界オヤジたちを高く評価していない。

音楽業界っていい加減なもの…そう教えてくれた世代の人たちではあった。今の若い人たちは、もっときちんとしている。音楽業界も少しずつ前進している…と思いたいけど、正直ビジネスとしては音楽ビジネスは明らかに後退しており、仕事ができる人ほど業界を離れてしまうのが現状だ。本当に難しい。

顧客への情報量が圧倒的に少ないから、音楽業界はうるおっていた。知らないこと=幸せなことという時代だった。でも時代はもう違う。情報量は多く、ユニクロの柳井さんの発言が話題になっているが、ビジネスで成功し、それなりのポジションである人は、きちんとした世の中をよくしていこうという確固たる信念と具体的な言動が求められる。また1リスナーとしたら、これ以上最高の時代はない。いい世の中になってきたと思う。

そうそう、この本の中で複数の洋楽おじさんが「今の洋楽界で働く連中はかわいそう。自分で何も選べず、海外からの指示を受けるだけで自分の知恵も工夫も求められない」と発言しているのは興味深いと思った。それは私もとても感じていることだ。音楽業界で働くなら、自分でアーティストを選ぶ権利を手放してはダメだ。そこだけは「自分の自由」が、「自分自身が発揮できる場所」だからだ。あとは単なる拷問でしかないんだよ、この仕事。

今は医療関係の仕事をされているという横山東洋夫さんの発言も良かった。箱根アフロディーテにピンク・フロイドを呼んだ人。ディープ・パープルの招聘などにもかかわった。売れるからやった、とかなり明確に発言しているところなど、とても明快。「タレントを育て上げ、イニシアティブを持って何かを作り上げていくのが呼び屋。海外の手下で会場を手配してただコンサートの代行をやる、今の興行の世界にはなんの魅力も感じない」とバッサリいいつつも、アイルランド人のロリー・ギャラガー(ギャラハーだと思うけど、当時はGのスペルに引っ張られてこう呼んでたよね…)の話題が出て「アイルランドの田舎から出てきた純朴な人」という高評価(笑)。なんか嬉しいね。

さて、最後にこの本を書いている篠崎さんというお名前も、メーカー勤務時代の私にとってはとても大きな存在だった。「朝日新聞の篠崎さん」という名前がメーカー勤務時代の会議に出ない日はない。それに当時は実際に朝日に載れば売り上げに大きく影響があったのも事実。その、洋楽界に大きく影響力を持つ篠崎さんがワールド・ミュージックというジャンルを応援してくださったのも素晴らしいことだった。最後にそんなことをとても謙虚に書いてらっしゃる(篠崎さんのところだけフォントが小さい)ご自身に関するコーナーで、例えば新聞社としては公平な視点を失わないようにということと、自分はアーティストと一緒に写真は取らないという記述が出てきて嬉しくなった。

と、まぁ、そんな感想だ。これ以上書くとあとは「これは違う」「この人ラッキーだっただけじゃん」「単なるコネじゃん」「予算があったからじゃん」「自分の功績って言っているけど、全然違うじゃん」とかツッコミはじめちゃうので、このくらいにしておく。

興味ある方はぜひ読んでみてください。

そんなわけで、私は一緒に仕事するアーティストは自分で選ぶ! ペッテリ・サリオラ。昨日の夜、TOKYO SCREENINGの本番の日の夢をみた。なぜか私は会場に遅れて行き、行ったら知らないスタッフが勝手に知らない物販を売っていた。ペッテリのイラストが描かれたTシャツだった。こっちが苦労して作っているイベントにこれはないだろ、これは会場に大クレームだと意気込んだところで目がさめた。やばい、本番に対する筋肉が落ちているのかも…。小さなイベントなのにプレッシャー大。これだから仕事はストップせず、働いていかないとと思う。

というわけで細々とでも何かやっていくべし。ペッテリ、頑張ろうね!! 本日午後たぶんDM打ちまーす。4月20日(火)代官山のライブハウスにて。詳細はここ。

2021年4月10日土曜日

ドアオープナー



こんなグッズがあるのを最近知ったよ。

ドアオープナーということで検索するとAmazonなどでもたくさんでてくる

私が肘でエレベーターの「閉」とか利用階を推しているのをみて、友達がくれたもの。いいね!

エレベーターの階は自分のキーホルダーで押したりもできるので、あまり不便には思っていなかったが、あると本当に便利。バスの「降ります」ボタンを押すのにも便利だ。

実は嬉しいのは銀行のATMや、宅配ボックスをあけるときの暗証番号など。そばに消毒液を置いておいてほしいくらいだが、消毒液はそういう場所に限ってないんだよねー

最初家の鍵につけていたのだけど、何かというと鍵をカバンの奥から引っ張り出さないといけないのが面倒で、今はバックの取ってに赤い「ヘルプマーク」と一緒につけている。

時々、中年男性で(これは思い込みか。でも本当に中年男性が多い)バスの吊り革を握りつつ、その手で自分の顔を触っている人がいるのだが、本当に怖いと思う。実際街にちょっと出てみればコロナ対策もまちまちで、地元のスーパーの入り口でも熱心に手指を消毒する人もいるが、まったく素通りするおじさん(これも思い込みか)も多い。

また消毒液を前にしても自分の手指には消毒せず、スーパー内の買い物カゴなどを脇に設置してあるペーパータオルに消毒液をしみこませゴシゴシ吹き始める人(こちらはおばさんが多い。思い込みか)もいたりして、とても興味深い。こういう人は自分は汚れてないという、ものすごい自信があるのだろう。そして自分以外の他人は汚染されていると考えているのかも。

何が科学的に正しいかはわからないが、なんというかもうこの社会においては、何かあったところで「誰も責任を取らない」ということに、責任を取る側も見守る側も慣れすぎてしまっているのかなと思う。政治家からしてそうだからね、国民全員きっとそうなんだよな…

「手指を消毒しましょう」とほとんどの場では書いてあるのだから、それを信じてそう行動すべきだと、私は思うのだが…  あっ、また「べき」って言っちゃった! あまり「警察」になるのもいやなもんだが、本当にまちまちだ…  ここへきてウイルスに対して温度差が出てきたよなと思う。「慣れ」というのは怖い。

何はともあれこの時期に便利なプレゼントグッズにもなるかも。みなさんもぜひ。気が滅入る毎日ですが、今日は土曜日だし、天気もいい。なるべく笑顔ですごしていきたいものですね。


それにしても前回のウォリスも緊急事態宣言が延びて結局戒厳令下の上映になったわけだけど、ペッテリにも「まんぼう」が…  気が滅入るが、逆にこういう時こそ、こういうことを続けていこうとも思う。

前回のすでにあるものをアルバム順に並べる方法で送ってきたウォリスとかはなり違っていて、なんというか実際のコンサートに近い体験ができると思う。アーティストと一緒に何か作っていくって本当に楽しい。4月20日 19:00より。¥4,500+ドリンク代。美味しいフードもついてますよ。詳細はここ。

しかしこのイベント、終了時間が20:10になっちゃうんだよな… 「まんぼう」だと8時終了が望ましいんだよなぁ。まったく悩ましい。小屋のスタッフさんに相談するか…。いずれにしてもそうなると、今、すでに申し込んでくれてる人たちに案内しないといけないわけだし…ほんと手間が多すぎちゃってダメダメだよなぁ。

2021年4月8日木曜日

ひらいたかこさん『アリス、アリス、アリス!』



ひらいたかこさんの新しい画集『アリス、アリス、アリス!』が出ました〜。これは素敵。なんというか大きさがいい。A5サイズという手に取りやすい小さめのサイズ。

ひらいさんからのメッセージ。ひらいさんの描くアリスは可愛いだけじゃない。ちょっと不安な空気を漂わせているところがユニーク。ちょっと大人のアリス。

THE MUSIC PLANTのロゴになっているこの謎の生物はひらいたかこさんが描いてくれたもの。

私がロゴもマークも何もなく、名刺すら自分で作った名刺でひどい状況で仕事をしているのを見かねたひらいさんが、こちらが頼んでいないのに描いてくれたもの(笑)

というか、発注して描いていただいたらいったい幾らになるかわからない(笑)。そういうすごいロゴなのです。ウチはそうやって本当に恵まれています。ありがたいことだ。

それにしても、この本の中にあるすごい世界。本の向こうにいろんな空間が広がる。


こういう不思議の国へトリップしたい。アリスの夢は私たちすべてが見る夢。



ひらいさん、本当にご無沙汰しちゃっていますが、これからもどうぞよろしく! コロナが明けたら一度ご飯にでも行きたいものです。ひらいさん、メールやらないんだよなぁ。ハガキでも書くかなぁ!


今年に入ってからミュージシャンと一緒に作っていく感覚がたまらなく良いTOYKO SCREENINGというシリーズを始めました。ミュージシャンには「お客さんが会場にあつまっていて大きなスクリーンとPAはある。ギャラはこれこれ。何をやるかは自分で決めて」という発注でやってます。だからアーティストの性格がすごく出る(笑)。

今回のペッテリもペッテリらしくて爆笑。なんか思い出すなぁ、この空気感。まさにペッテリ!

前回のすでにあるものをアルバム順に並べる方法で送ってきたウォリスとかはなり違っていて、なんというか実際のコンサートに近い体験ができると思う。アーティストと一緒に何か作っていくって本当に楽しい。4月20日 19:00より。¥4,500+ドリンク代。美味しいフードもついてますよ。詳細はここ。

2021年4月7日水曜日

都立駒込病院ありがとう


歯医者以外の病院とは無縁の生活を送ってきたわたしが、数年前に癌になって初めて入院し、お世話になった駒込病院。

この春から、転院することにしました。理由は現状の病院に不満があったわけではなく、担当医が異動になったからです。

駒込病院での最後の外来アポの時、N先生の異動は前から情報キャッチしていたのだけれど、N先生はわたしがN先生についていくことは想定していなかったらしく「よかったよー 野崎さん残してくの心配だったんだよー」と言ってくれた。一応悪い部分は切って貼ったものの、現在の私の状況は、そのくらいグレイらしい(笑)。CTスキャンでもMRIでもよくわからない部位の癌だったから。

それにしても外科医というのは不思議な職業です。異動も多い。うちらみたいにちょっと就職したら「不満があるからやめてやるー」とひっくり返すわけにもいかず、手術が好きだったら立派な施設のある大病院にいるしかなく、なかなか難しい。

ちなみに転院先は偶然なんだけど友達が教授秘書をしてたり、わたしを切ってくれた執刀医のH先生がいたり、N医師はもちろん、お世話になったO先生もいるし、もうN先生以外誰も知らなくなってしまった駒込病院に残るよりは安心だという判断もある。

いつだったか外科医のドキュメンタリーを見ていたら先生が出てきて「助けられなかった患者さんは、忘れられないんですよ」とインタビューに答えていたのが沁みた。いろいろ考えるよなぁ。治ってしまって忘れられるというのも幸せなのかもしれない。

もっとも受付から血液検査への流れとか、精算の手順、通い慣れた院内のナチュラルローソンとかいろんなことが慣れた駒込病院を去るのはちょっと寂しい。

病院ってなんか好きです。自分というアイデンティティをすべて捨て、患者番号NO.XXXとしていられる。もちろん自分が治療の主体にならなくちゃいけないわけで、主治医との連携プレイで治療方針を決めていくわけだが。でも番号XXXになって、自分の普段の仕事のこととか忘れられるのがいいなぁとは思った。海外出張よりも実はよっぽど非日常で、すごく良い気分転換になるようなぁと思ったのでした。

本当に駒込病院では最初の担当医、女性の失敗しないD先生から始まって、長くお世話になりました。

寂しいのは看護師さんたちに会えなくなることです。108病棟の看護師さんたち、みんな天使みたいな人たちだった。実際、まわりはおばあちゃんばかりだったから、キャラT(看護師さんから見たらセントパトリックスデーの緑のTシャツもキャラTなのだ)+リラコにボッサボサの髪で歩いているわたしは珍しく思えたのかも。いつぞや京都の羊羹を送ったら「受け取れません」で戻ってきてしまったので、なんかお礼がしたいなぁと思いつつもどうしようか悩んでいるところなんだ…。あ、そうだ、お手紙書こう。お手紙なら受け取ってもらえるよね。

それにしてもお世話になりました。またお世話になるかもしれない。

外科医と知り合うようになってから、いろいろわかったことがある。なんつーか、みんな医療を信じてるんだよね。だから「もらったあの薬が効いた」と言えば、みんなすごく嬉しそうだし、「今いちよくわからない」といえば残念そうにする。先生たち、薬を信じてるんだ、とわたしなんかは思う。私は薬なんか信じてなかった。そもそも身体の中は大自然。人間が作ったものでどうにかなるわけないじゃんくらいに思っていたわたしなんだが、あの先生たちの反応(特に今の主治医のN本先生なんて、その点、すごくいい)を見ていると「先生のためにも飲まなくちゃ」と思う。患者なんてそんなもんだ…  なんかいろいろ考え方が変わった。

とりあえず本当に本当にありがとう、駒込病院! あ〜っっっ、そうだ放射線のH川先生や、消化器内科のC先生にもお礼の手紙書こう。お世話になりました。そして新しい病院、どうぞよろしく。

今年に入ってからミュージシャンと一緒に作っていく感覚がたまらなく良いTOYKO SCREENING。「お客さんが会場にあつまっていて大きなスクリーンとPAはある。ギャラはこれこれ。何をやるかは自分で決めて」という発注でやってます。アーティストの性格がすごく出る(笑)。今回のペッテリもペッテリらしくて爆笑。なんか思い出すなぁ、この空気感。

前回のすでにあるものをアルバム順に並べる方法で送ってきたウォリスとかはなり違っていて、なんというか実際のコンサートに近い体験ができると思う。アーティストと一緒に何か作っていくって本当に楽しい。4月20日 19:00より。¥4,500+ドリンク代。美味しいフードもついてますよ。詳細はここ。

2021年4月6日火曜日

細野豪志 開沼博『福島原発事故自己調査報告』を読みました


原発事故の時、民主党政権だったことは私はラッキーだったと思っている。いろんな評価はあるだろう。でも私の印象はそうだ。少なくとも自民党政権だったら私のフラストレーションはマックスに達していただろう。細野さんと開沼さんのお二人については、それぞれメディアを通じてではあるが、それなりにウォッチしてきた人たちなので、興味を持ってこの本を買った。「自己」報告書だ。

10年前、私がメディアを通じて見ていた細野さんは最初この未曾有の事故の担当になって浮足だっていた印象だったけど、どんどん落ち着きを得て、日々努力されていた。開沼さんについても、トークショウなどで実際にお話をうかがう機会を得て、社会学者として素晴らしい方だという印象を持った。

ただ開沼さんについては、そのあとクラファンかな…私もファンドしたので覚えているのだが…ちょっとした問題があって、問題があるのはともかく、その問題への対処の印象がいまいちだったのだったことを記憶している。(ごめんなさい、これ誤解だったらすみません。でも私の今の印象はそうです。そして、その後、この問題については、私が何かを言えるほどきちんと情報を追いかけているわけではありません)

いずれにしても、何か私がブログにわざわざ褒めることを書くと「いや、あの人は…」と過去のキャスターとの路上キスまで持ち出して説明してくれる人もいるが、多くの人は(私も含め)完全ではないのだという前提を忘れてはだめだと思う。それと政治家としての評価は別なのだから。いずれにしても、この二人については、私はその活動をある程度見てきた人たちだ。その立場で感想を書く。

当初311に間に合うように感想文をアップしなくちゃと意気込んでいたのだが、読み始めたものの、あまりスイスイ読み進むことができる本ではなかった。読みながらもあっちの本、こっちの本と浮気してしまったため、感想文が遅くなってしまった。すみません。でもBetter than Neverということで。

読んで改めて考えさせられたのが当時の各国の対応だ。特にアメリカ大使館の対応。ヨーロッパの大使館たちが次々退去していく中、思い切って踏みとどまったこと、200マイル説を押し通さず50マイル(80km)にとどめたことなど、振り返った時に、実際あの時あぁだったら致命的になりかねなかったよな…と思うところを改めて認識する。私たちは本当に危ない橋をふらふらと渡っていた。なんだかんだで日本に住んでいる以上、アメリカの存在は大きい。当時のルース大使と「トモダチ作戦」に対する評価を改めた部分もあった。

そして同じことは「よかった。あの時そうしておいて」ということは、地域の復興についても同様だ。風評被害と戦い、1msv問題などなど…。政治は「art of possibility」と言ったのは、ビスマルクだが、政治家は批判されても現実をしっかり見つめないといけない。批判されたら「これこれ、こういうわけだから」ときちんと丁寧に説明していかなくてはいけない。それが政治家の役割、そして責任なのだということを改めて考えた。

風評被害に対する対応も現実問題まだまだかもしれない。私個人は福島の製品にまったく抵抗はないし、きちんと検査されているだけ他より安心くらいに思っているのだが…。実際、それを言うなら流通に乗っておらずやるべき検査もしていないウチの親の作った茄子やきゅうりの方がよっぽど危険ですらある。ただ確かにそんな私でも、人に福島の何かをプレゼントする時は相手を選ぶ…かな。でもそんなこともおいおい払拭されていくだろう。そしてその影にはこんなにも大変な人々の努力があるわけだ、というのを改めてこの本で痛感する。

これについては、このブログを読んでいる人の中にもいろんな意見があると思う。そういう私もここに書きながらちょっとドキドキしている。リアルな友達たちとでさえ、この話題について大っぴらになんの躊躇もなく話せる人は本当に少ない。実際は本当にどうなんだろう、とここまで書いていても思う。ただ私自身は安全だと認識しているし、積極的に食べている。ただそれだけだ。というか、それによって死ぬことになっても自分の責任だし、かまわないと思っている。

私も昔はある意味、汚染についてはかなり潔癖症的なところがあった。潮目が変わったのは早野先生が糸井重里と出した本を読んだ時。(糸井重里はわたしはあまり好きではないのだけれど、それでも素晴らしいと思えるとところは多々あると思っている)あの本に書いてあったエピソードに今でも印象に残っている話がある。汚染について、検査がしっかり行われているのにどうこう言うのは、例えば本屋で積まれた雑誌を買う時に、下の方(人が触っていないもの)を買いたくなるのと一緒だ、ということだ。この記述には「なるほど」と思った。そして早野先生は科学を信じているだな、とも思った。当然だ。科学者なのだから。これを信じれなかったら自分のすべてを自分の存在をも否定することになる。早野先生が朝、Twitterにグラフをアップしているのを見ているだけで、わたしはなんだか科学っていいな、素晴らしいな、と何度でも思う。

あと自分が病気になってからの外科医たちとの出会いもある。外科医もこちらが驚くほど医療を信じている。私は… 医療を正直信じてなかった。例えば薬を飲むのが嫌いで嫌いで、ずっと避けてきた。薬なんて飲んだら終わりだ…くらいにずっと思ってきた。

それが最初の女性の主治医(失敗しないD先生…お元気かしら)が「野崎さん、体調を薬でコントロールするって言う考え方もあるんですよ」と言ってくれたのだ。それはちょっとした開眼だった。そして次の主治医のN先生などは私が「薬が効いた」と報告すると、まるで子供のようにワクワクと喜んでくれる。あぁ、この人たちは医療を信じてるんだな、と私はそう思った。まるで私たちが音楽を信じるように。

そこからは私は薬に対する抵抗がなくなった。汚染については…まだまだだけど、こうなった以上、売られている雑誌も上の方から買わないとだめだな、と思ったのだった。もちろんそれを人に強要することはできないけれど。

そして本当に汚染や風評被害、一人一人の不安そのものに丁寧に寄り添う…とは言うが、「もはや議論の余地がほぼない事実」については、押し切るしかないのではないか。この本をまとめた林さんの意見もとても響く。だって、こんなに丁寧に、こんなに丁寧に説明してくれているんだよ!

いずれにしてもあの時、枝野さんの会見を食い入るように見つめていた自分。夜中の東電の会見を必死で見ていた自分。あれこれ思い出し噛み締める。あの状況下で、自分のところにも十分な情報が来ているわけでもないのにしっかりと国民に落ち着くよう伝えた枝野さんはやはりすごい政治家だと思う。あの時、他の誰だったらベターな結果となったのだというのだろう。あとから嘘だ、国民を殺したと言われても仕方がない。今、ここにおいてはこうするしかないのだ、という覚悟がそこにはあったのだと思う。それが政治家の責任だ。っていうか、そういう政治家のもとで死ぬ方が、保守政治の下でうやむやに殺されるよりまともだと思う。そのくらいの覚悟をもって選挙に行く。

あの頃、ぐっちゃぐちゃになっていた事故の情報だが、東電ビルに対策本部が移され、ようやく情報をまとめることができたのは、細野さんの手腕だったと私は思う。それだけでも素晴らしいことだったんじゃないか。いや、それは当たり前のことなんだろうが、今の自民党政権だったらのらりくらりと批判を交わし、ひいては何もできなかった…そして一部の神風みたいな「できる個人」のおかげでなんとか日本は助かったのだ…、そしてまたもや失敗から何も学ばず…というお決まりの循環になっていたに違いないのだから。

最後の章で細野さんが「私たちがこれからできること」というのを思いっきりまとめてあるのも素晴らしいと思った。処理水問題、中間貯蔵施設、甲状腺検査、食品の摂取基準、これからのメディアのありかた、市町村の合併など未来に対する提案を逃げもしないでまとめてある。あぁ、このブログを書いていて、自分でわかったけど、そうだ、責任から逃げたらダメなんだ。逃げない。責任から逃げない。もちろん何度も書くが私もこれらの意見に100%合意はしているわけではない。というか、合意できるほど、そして反対できるほど私も勉強できてないというのが私の現状だ。でもこの本が果たす役割は本当に小さくないと思う。細野さんの政治家としての、こういう貴重な才能が活かされる世の中になりますよう…。

10年でこのことの評価はまだまだ早すぎるようにも思えるが、10年で一度まとめておくことも重要だろう。「忘れない」と言う感情よりも冷静な判断を。それが重要だということを改めて。

そして希望が持てることには、あの頃子供だった子たちが10年たって、社会で活躍し初めているということ。そこにはものすごい希望がある。無限のパワーがある。なにせあれだけの経験をした子どもたちなのだ。

例えば地元の高校生たちが自分で申請書を書いて助成金を獲得したり、それに刺激された東京の子供たちも東京の問題についてフィールドワークを始めるなど良い循環が現場では実現されているそうだ。またまったく遠い滋賀県の彦根東高校の新聞部が定期的に東北の現場を訪ね、復興の様子を記事にしているのだという。多くのメディアが時間の経過とともに去っていく中、高校生たちは取材を続ける。その理由を尋ねると、彼らはこう答えた。現場の人たちが「七年たってやっと言葉にできるようになった」と言うのを聞いた、と。この言葉を聞いて、彼らはこの取材は絶対にこれからも続けていこうと誓ったのだそうだ。こういうことが日本の将来のジャーナリズムを担うのだ。こういう話には本当に勇気をもらう。ググればなんでも情報が得られる時代に、子供たちに必要とされるのは、そういった能力だ。未来に必要なのは、こういうことだ。

細野さん、開沼さん、この本をありがとう。これからも応援します。

 

PS
本当に若い可能性には元気がもらえる。それはウチのミュージシャンも同じだよ! ペッテリのこれ、現在字幕作業中ですが、なんかすごい元気になれるよ。ぜひご来場ください。詳細はここ。 
4月20日(火)19:00より。¥4,500+ドリンクは高いけど、東京はどうしても会場費が高いからこうなります。CD1枚「バンドにエイド」をおつけして、かつフードも一品(たぶんカレー)もつけちゃいます。

2021年4月4日日曜日

名著中の名著カーネギー『人を動かす』を再読しました


ビジネス…というか、生き方すべてに活用できる、いろんなことの基本中の基本。また読みたくなったんだけど、出てこなくって、仕方なく買い直しでゲット。カーネギーの名著『人を動かす』久しぶりに再読しました。

ラズウェル細木さんの「ときめきJAZZ TIME」でコルトレーンの名盤を初めて買う人が「いやー もう何度も聴き潰しちゃって」とか言い訳しながら買うのと一緒。これは誰もが読んでおくべき名著で、私もかなり若い時分に読んだものの、久しぶりに読みたくなった。

うん、この本に影響を受けて私もだいぶ大人になったな。この本に書かれているしごく当たり前のことが出来てない大人はたくさん世の中にいるけれど、ビジネスパーソン・デビューの皆さん、これ読んでおけば間違いないですよ!!!

しかし、決定的に!!!! 決定的にこの本に書かれていた事で私が忘れていたことがあった。この本に書かれていることで、自分が今だに…55歳になった今だに全然出来ていないこと!!! 決定的に欠落していることが。

もう自分ができていることは、あえてここには書かない。ここは私の、自分自身のためのブログだからだ。私が徹底的にできていないこと。…それは

「人の名前を覚える」

だ。

まぁ、確かに私は知り合う人の数は異様に多い。名刺交換もいまだにかなりの数をこなす。そして、例えば1時間、手八丁口八丁で打ち合わせして…  次に会う時に相手の顔をまったく覚えていないのだから、困ったもんなのだ。

っていうか、そもそも私って、ほんとに他人に興味がないんだよ。本当に困ったもんだ。これは治らない。努力してはいるんだけど!!(笑)

でもって、それをサポートしてくれるロビンの言葉。…そうなんだよ、わたしはどちらかというと、こっちに共感するんだ。いや、ロビンはアーティストだからいいけど、凡人である私にとっては問題なんだけど。

それはいつぞやロビンと東京で買い物をしている時だった。なぜか奥さんはおらず私とロビンの二人だけ。その前に何度かロビンは私の仕切りで来日をしていた。「前の来日の時、こうしたじゃない?」みたいな話をした時、ロビンはそれをまったく覚えていなかった。で、私が「まったく何も覚えていないのね」と半ばあきれながらいったのだが、その私の言葉を受けてロビンは言ったのだった。「いいんだよ、覚えていなくてはいけない大事なことはほとんどないんだ。日本ではお前の顔とタッド(五十嵐正さん)の顔と秋子(絲山さん)の顔を覚えていればそれでいいんだ」って言ったんだよね。私はそれがすごくクールだと思った。

でもロビンは天才、私は凡人だ。凡人の私が社会で生き残るには人の名前をきちんと覚えないといけない。

今でも名刺交換をして帰宅すると、まずはfbにその人がいないか確認する。いれば嬉しい。というのも、ここに入れておけば次に会う時、ルックス含め、どんな人だったか明確に思い出せるからだ。

だから… facebookで仕事上の友人と情報を共有している人は、ぜひ職業くらいは(何度か職業替えしている人はぜひ前職、前々職も)入れておいてくれると助かるんだけどな… 例えば友達限定公開の情報で良いから!! 今、友達2,000人近くいるのだが、あれ、誰だったけ?という人は実は非常に多い。本当にまずい。

映画「プラダを来た悪魔」で、ミランダ編集長のパーティで、招待客の名前と情報をアシスタントが二人がかりでフォローしていたが、実際、パーティとか、コンサート会場で、あぁいう場面は実はよくある。あぁいう時、いつも優秀な部下やスタッフがいる人が羨ましくなる。

ああ、人の名前をおぼえなきゃ!!! 反省、反省、反省である。いや、興味はあるんだって!! ただそれは… 名前じゃないんだ、社会的地位でもないんだよ。その人のコアがどんなもんか、ってことなんだ。あなたの名前よりも、あなたそのものの、あなたの大事にしているものが何かということの方が重要なのよ!!

でも、カーネギーは正しいよ。残念ながら人は名前を覚えてもらいたがる。名前を覚えているからって、私がその人が好きだと思っているわけではないのに。そして名前を忘れていても、あの時お世話になったこと、この時お世話になったことをしっかり覚えていることだってあるのに。あぁ、それなのに…

いや、私だって自分の名前なんか覚えてくれなくって全然いい。私がいったい何をやっているか、それだけ覚えてもらえていれば…それいいんだ!!  言い訳に聞こえる!? でも本当にそうだ。名前なんか忘れてもらっても全然いいんだ。

はぁ、できるビジネスウーマンへの道は遠い。っていうか、この本、もっと定期的に再読しよう…ということでトイレに置いて、また読むことにしました。何度でも読みたい。

 

というわけで気合をいれて、こんなイベントやります! 詳細はここ。

2021年4月3日土曜日

THE ROCK BAND GAME「COME TOGETHER」をやってみたよ!


先日ユキさんと、Nが遊びに来てくれた時、ユキさん持参のこのプレイカードで遊びました。お友達からもらったんだって! 楽しかったので、それをレポートします。

入っているバンドはラモーンズはもちろん、U2、ビートルズ、クイーン、ストーンズ、ソニック・ユース、セックス・ピストルズ、ピンク・フロイドなど4人バンド。でも、なんでKillersとかいう知らないバンドがあるのに、私でさえリーダーの名前を言えるコールドプレイとかがないのかが不思議。


まずは持ち主のユキさんによる開封作業。うやうやしくカードを取り出します。
カードをよく切って、5枚ずつ配り、真ん中に余ったカードを伏せてドックにします。


はい、私の手持ちはこんな感じ。うむ、来ました。これはビートルズ揃えるっきゃないだろ…。ゲームスタート! 丸く座って順番に「このバンドが欲しい」と他の参加者に言うわけです。そのバンド名が言われたら、言われたバンドのカードを持っている人は、それが1枚でも2枚でも3枚でもそれらをバンド名を言った人に差し出さないといけない。
人からもらって、4枚カードが揃ってしまえば、1バンド完成。それを自分の目の前に並べていきます。今回は外だったので、すみません、地面に置かせてもらいました。桜の花びらが綺麗。バンド名をいっても、誰からもカードをもらえなかった場合は真ん中のドックから1枚新しいカードを引きます。運がよければ、このカードはあなたが求めているカードかもしれない。(が、その確率はゲームスタート当初極めて低いということも認識しておきましょう)で、こちらは野崎の途中経過、無事にビートルズは揃えた。そして、このKillersって、いったいどこのバンド!? 

ユキさんもNも真剣勝負! 

ユキさんが早速ラモーンズを揃えてくれたので、ホッ。だって、このバンドはだってユキさんが揃えてもらわないと困るでしょ。ユキさんに譲るしかないでしょ(と、忖度が働く・笑)


次は…よっしゃ、ツェッペリンとピンク・フロイド行きたいなー レッチリはユキさんに譲った方がいいのかな…とか考えていてはダメ。ここはドライに、バンドにこだわりがない方が勝てます(笑)。それを忘れずに!

というわけで1戦目は一番ロックバンドにこだわりがない野崎が勝ちました。すみませんね、ユキさん、N。

しかしユキさんはやはり持ってる。全部CBGBのバンドが揃っているところがすごい。

一方のNはスタジアム・アリーナ級のバンドで揃えました。でも何度も言うけど、こだわりがない私が一番強い。

桜の下で気持ちのよい1日でした〜
さて、こちらは2戦目の結果。今回はユキさんが優勝。そして、私のところには、またKillers来ちゃったよ。縁があるのかなぁ。


いやー 楽しいゲームでした。これ、ググってみたら、なんとAmazonでも買える。もっとも海外からの取り寄せっぽいけど。(二週間くらいかかる&送料が高い)

勝つコツは何度か回しながら「あいつはあれを持っている」と言う情報をしっかり記憶として蓄積しておくこと。誰かがなんかのバンド名を言って、どのカードがどこに渡ったかもできれば覚えておきたい。一方で、当然だけど、誰かが揃えてしまったバンドは、どんどん頭から外して頭の中を整理していく。
ちなみにどのバンドになんという名前のメンバーいるかとかいう、いわゆるロックの知識はまったく役にたたないので、私みたいに知識ない人でも参加して楽しめます。
それにしても、ユキさんが何度も「Sonic Youth」って言うのが笑えた。バレバレだっつーの(笑)あそこに3枚、いや少なくとも2枚あるぞ…と。なので万が一、ソニックユースが自分の手元に来た時に、そういうのを覚えておいて、最後の方でユキさんから一気に奪っていく…という手もありだよね。ちょっと意地悪作戦だけど。
せっかくの縁なので、Nに教えてもらってKillers聴いてみた! いいね!! イギリスのバンドみたいなサウンドだけど、ラスベガスのバンドなんだって。(二人はKillersのビデオを見ながら「フジロック〜っっっ」とか言いつつ悶絶してました。ロックファンの悲哀。ほんと早くコロナが終わりますよう)

楽しかった! これはロック好きのお友達へのプレゼントとかにいいかも。


PS
同じイベントをレポートしているユキさんのブログ。面白いので是非!

PS

うちのちょっとロックっぽいイベント(笑)こちらもよろしくです。詳細はここ。

2021年4月2日金曜日

TOKYO SCREENING VOL.2 ペッテリ・サリオラ

 


はいーーーーっっ。いよいよ4月。昨日のエイプリルフールにおつきあいくださった皆さん、ありがとうございました。

で、いよいよ本日はTOKYO SCREENINGの第2回目を発表。今回はフィンランドのギタリスト、ペッテリ・サリオラです!

ペッテリによりますと内容は今まで世界各地で撮りだめたライブ映像だそう。まだ外に出したことのない映像で、それにペッテリのトーク(今回のイベント向けに撮影したもの)が入ります。

というわけで、まだまだ油断はできないといっても、今回は緊急事態宣言開けたし、開始時間もちょいずらして前よりは来やすい時間帯になったかな…。18:30開場、19:00開演。動画は1時間10分程度。20:10終演予定です。

今回は¥4,500で、CD『バンドにエイド』と、1フード付(たぶん今度もカレーだとは思いますが、すみませんがまだ情報がライブハウスさんから上がってきておりません)。終わってから食べに行くとちょっと慌ただしいからね…

と言うわけで、皆さんお待ちしております。

何かと気分が落ちる今日この頃ですが、とにかくペッテリに元気もらいましょう!! トレイラーはこちら。いえーいいい!!

こちらは元気がでるねー U2のカバー!

今のところこのTOKYO SCREENINGですが、3回目まではやる予定。がんばります!!

2021年4月1日木曜日

編み物講師になりました

これはずいぶん前に編んだもの。脇がボタンになっているのですが、ボタンを買いに行かないとー。仕上がりは、あちこち穴あいてますが、まぁ、気に入っています。



さて編み物熱がおさまらない今日この頃。ついに野崎はこんな資格を取得しました。

しかしまぁ、日本の資格試験ってどうなんでしょうねぇ。技術的なことよりも、なんだかよくわからないコースを高額で受けさせられて、それが終了すると自動的に講師になれるんだからあまりに馬鹿らしい。なんとか協会みたいなものを儲けさせる作戦でしょうか。そこに保守系の天下りじいさんたちがたくさん老後の面倒をみてもらうべくふきだまっていそうです。

実際教えるにあたってはこの資格がマストイということもなく、この資格があれば生徒が確保できるということでもない。結果、高かったけど、まぁいいか、ということで取得した次第です。下の写真は認定状。


そんなわけで、この秋から手芸教室を開くべく準備を開始したところです。お教室の場所も決まり、詳細はまだ内緒ですが、楽しいものにしたいと思っています。

コースはいくつかあって

毛糸の種類、染色の技術などを学ぶクラス

民族編み(トラディショナルスタイル):シェットランドのフェア・アイル、アイスランドのロピ、ガンジーセーター、アランセーターなど

グラフィック編み(コンテンポラリースタイル):ロック編み、キャラクター編みなど

自分のスタイルを作り出そう:図面の書き方、配色など

そして赤ちゃん・子供ニット、おばあちゃんおじいちゃんへのプレゼントニット、それぞれの特徴と制作のポイントなどをお伝えしていきます。

というわけで、皆さん、音楽事業とともに、うちのニット事業も、どうぞよろしくお願いいたします。詳細は近くオープンになる公式ウェッブサイトをご覧ください。http://www.mplant.com/yarn/ (4月下旬オープン予定)

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