2019年12月31日火曜日

伊藤詩織さん『Black Box』を読みました


勇気ある頭のいい女性だと思った。やっと読んだよ、伊藤詩織さんの『Black Box』。買うのはずいぶん前に買ってたんだ。ほぼ発売と同時くらい。でも読めてなかった。ずっと積読本の山に埋まっていた。

正直読むのが怖かった。彼女が会見などで話していること以上のことは、もうレイプの詳細など知りたくもなかったし、相手は最低で気持ち悪いし、わざわさ本を読んでまで…と思ったけど、彼女を応援したくて(当時はまだ応援サイトもなかった)、この本を買えば印税が彼女に入るのだろうしと思い購入したのだ。

でもさすがに先日の勝訴のニュースを受けて、Twitterなどで応援したり、あれこれ自分もブログに書いたりすると人に応援を薦めるにあたって「まだ自分は読んでません」はありえないだろうと思い、さっそく読み始めた。読み始めたら、あっという間に読み終わってしまった。

感想はというと、すごい本だった。これが彼女の伝えたいことなんだ、と。それがよく分かる本だった。本人が書いているのだから当然なんだけど、いろんなことが直球で飛んできて…いやはや勇気をもらったというとなんだけど、本当にすごいなと思った。

アルバイトをしながらジャーナリストを目指し、親の援助もまともに受けずに頑張って勉強を続ける若い女性に、就職の話をちらつかせ、このやり方は間違いなく絶対にパワハラだ。こんなことが許されていいはずがないが、こういうオヤジは残念ながら音楽業界にもいっぱいいる。力をちらつかせる。それによって若者たちが自分を見る目がキラキラ輝く。それを嬉しいと思う最低オヤジたち。まったく、最低だな、…たく…

詩織さん、テレビやメディアでみる彼女は気丈に凛々しく振る舞っているが、実際はストレスで身体を壊したり、倒れてしまって病院に運ばれたり、髪の毛が抜けてしまって仕方がないからバッサリと短くしたり、実家などに被害がおよぶことを恐れて友達の家に居候したり、本当に大変だったようだ。事件後すぐに警察にいけなかったことや友達に話せるようになるまでの時間の流れなど、細かいことも本当に手にとるようにこの本からわかったので、読んで本当に良かったと思う。事件の報道だけを見て、わかった気になっている人には、ぜひ読んでおいた方がいい。特に彼女が伝えたいこと(これからの未来のために)ということを強く感じ取ってほしい。彼女がなぜこの本を書いたのかぜひ知って欲しい。

この本は、例の週刊新潮のすっぱぬきの時点で終わっているのだが(新潮の記者さん、かっこよすぎる!)、彼女が次のステップに進むために、実際自分であれこれ調べて始めたら、詩織さんと山口を乗せたタクシー運転手の「駅でおろしてくれ、と彼女は何度も言っていた」という証言が調書におとされていないとか、また彼に対する警察の捜査も全然十分に行われていない…ということなどが分かり本当に絶句だ。そんなふうになってしまったら、いったい何を信じたらいいんだろう。そういや先日の判決の際もホテルのドアマンの人だかが「うわーんと子供のような泣き声(あぁ、もう辛すぎるよ)」等々の証言を申し出たのに、実際にそれが裁判にたどりつくまで時間がかかったというようなことを話していたようだが、これは絶対に何かが間違っているとしか言いようがない。彼女が奴に連れられて行ったという恵比寿の寿司屋もいったい何を証言したんだ。いったいみんな、何をやってるんだ…何かがおかしいとしか言いようがない。

でも!! そんな理不尽な中でも、詩織さんは素晴らしかった。大丈夫だった。彼女の魂は気高く、事件前も後も何にも変わってはいない。彼女は傷ついた自分のことより、この日本の現状を多くの人に伝えなければという使命にあふれている。彼女のそういう生き方は事件後も事件前と同様まったく変わらない。

これからも頑張ってジャーナリストとしていろんなことを私たちに教えてほしいと思う。彼女ならきっとそれができる。っていうか、そうしないと、彼女自身もお腹に力が入らないというか、力がでないんだろうなと思う。そう思って、強く存在していないと、もう自分でヘナヘナってなっちゃうんだっていうことなんだろうって想像するよ。そのくらいこの事件は彼女を傷つけた。

でも興味深いことに人間って自分のためだと思うと全然力がでないんだけど、妹のため、友達のため、人のため、社会のためと思うとものすごいパワーが出てくるのだ。それは私たちに神様が与えた猿から人間にいたる進化を可能したすごい力なのだ。彼女は本人がのぞまなかったのに、その使命を負ってしまった。これを私たちが応援しないでどうする? 彼女はその使命をまっとうできる人なんだよ、きっと。でも彼女もギリギリのところで立っている。だから私たちはみんな彼女を応援しないといけない。

私が私であるために…ってなんかの歌の歌詞だっけ? グレタさんも、環境問題で声をあげるまではアスペルガーとうつの症状でご飯も食べれなかったのだという。それが今はヘイトに連中にやられながらも、それに負けじと使命感に燃えている。こんなふうに幸せそうに活動できるようになって良かったとお父様は嬉しそうに語る。もうそれにつきる。彼女が彼女らしく生きる。そのことの重要さよ。わかる。


詩織さんもそう。自分が自分らしくあれて初めて人は幸せになり、生き生きと輝き周りの人に勇気を与えることができるんだ。生きることの大変さ。自分で決めて進めていくことの重大さ。そして友達を持つことの素晴らしさ。そこだよね。

いや〜、詩織さんの勇気ある行動にあらためて敬意を表する。89年生まれだったっけ… すごいなぁ、日本の若い女性は強くて、綺麗で、本当に素晴らしい。

そうそう、私も好きな作家である清水潔さんが登場し、実際に大活躍。そしてクラカワーの名前も登場したところなど親近感を持った。それと、やっぱり運動は体力だけじゃなくて、気持ちも強くするね。彼女もランニングをはじめたそうで、それが良かったと書いている。うん、そこも親近感。私も早く走りたいよ。

とか、書いてたら、今日は日本の司法に喧嘩を売ったようなこんなニュースが。


不謹慎な言い方かもだけど、ちょっと痛快?と思ってしまった。日産のことはよく知らないけど、あの尋常じゃない勾留期間の長さとか家族にあわせないとか、やはりちょっと問題だと思うんだけど、どうなのかな。いずれにしても、ちょっと気持ちよく思っている自分がいる。




PS
先日の能町さんの本に影響されてブランドは全然違うけど赤羽で1,750円のふわふわパジャマを購入。こんなパジャマ着て、家で寝るなんて久しぶり。(今まではぼろくなったTシャツを着て寝ていた)少しは誰かと生活しようモードに入るかしら。青を買おうとして、違うなと思いピンク色を買った。



PPS
次回イベント用にこんなの作った。貼りパネにはって看板にしようっと。


最後に、2019年は大変お世話になりました。皆様よいお年をお迎えください。

2019年12月30日月曜日

能町みね子さん『結婚の奴』読みました。素敵すぎて自分も恋愛モードに入りそう?


めっちゃ愛情のこもった装丁。薄いカバーを取ると(私はよくお風呂で本を読むのでカバーを外して読むことが多い)表紙の内側は真っ赤でツルッツル。それを撫で撫でしながら読み始め、あっという間に読み終わってしまった。いや〜 読ませるなぁ。

ご存知だろうけど、能町さんは『オカマだけどOLやってます』というセンセーショナルなエッセイが大ヒットし、TVやラジオでも大活躍のエッセイスト・イラストレーターだ。週刊文春の連載とかもされていて、私も時々読み、激しく同意してしびれまくっている(特に今週のやつはシャープで良いからチェックしてみて)。特に昨年出た『私以外みんな不潔』は子供時代の鮮やかで研ぎ澄まされた世界が描かれ、本当に素晴らしかった。

で、こちらは最近「結婚」されたサムソン高橋さんとの経緯や同居生活の様子を始め、能町さんの恋愛遍歴…じゃないな…なんて言ったらいいんだろう…赤裸々な交際の歴史が描かれている新しい本。と言っても、ブログで連載されていたこともあって、結構読んだ記憶がある文章が出てくるのだが…  それでもやっぱり忘れているもんだね… 最初から最後までワクワクしながら一気に読んでしまった。ちなみに冒頭の部分はここでも読めます。最初から●●●ネタで引くよねぇ(笑)

まずはサムソンさんとの初デートからして感動。一度しか会ったことない、でも十分にTwitterで育まれていく愛(なのか?)。そして別れ際のプロポーズのシーン(?)のところで、ひとりでベットの中で読んでいたのだが、絶叫してしまった。「きゃ〜❤️❤️❤️」 

いや〜、なんてロマンチックなんだろう… これ、めっちゃロマンチックでしょう!!!とワクワク読み進む。

かと思えば、過去の回想では、意外にあっけない最初の性体験(と言っていいのだろうか?)までの流れなど、うわーーっっと思う箇所も多数。すごい。能町さん、なんて自由なんだ?!と思いつつも、多くの人がそうであるだろうに、若さのエネルギーにまかせて「好き、好き、好きー」で初体験しちゃう普通の人(私を含む)とは、まるで違う、不思議な能町パワーが、その非凡さを感じさせる。いや、こんなに自由ですごいなぁと思ったり…。いや、でも身体が自由ではなかったわけだから、その分、こういう風に心や魂が自由に羽ばたけるのだろうかとも思ったり。分析してみるがよくわからない。

また雨宮まみさんが亡くなったところは、めっちゃ心が揺さぶられた。実は雨宮さんの著書は全く読んだことがないし、よく知らないのだが、これは本当に辛いわ…。能町さんの哀しみというか、悔しさというかが本の中から湧き上がってくる。あぁ…。雨宮さん、いくつかアマゾンでチェックしてみたけど、まぁ、今、積読本がひどいからいつ読めることやら。(誰か詳しい人、私が好きになりそうな雨宮さんの著書を推薦してください。どれから読んでいいかわからない。やっぱり『女子をこじらせて』だろうか)

それにしても感動は、やっぱりサムソンさんとの一連の流れ。先日読んだ『人生に詰んだアイドル〜』もそうだけど、こういう同居のあり方もいいんだなと思わせてくれるんだよね。それが何より素敵だと思うし、そこを積極的に人に薦めたい。

あ、そうそう、サムソンさんの800万円で衝動買いした家、相当ウチと距離が近いんだよなぁ。私も元気な時は新岩淵水門までジョギングしていた。旧岩淵水門のところなんかは桜が植っていて、とっても可愛いんだ。あそこまで走って往復すると、ちょうどウチから5kmくらいなので、よく走ってた。サムソンさんが屋上で育てているバラの写真をTwitterにあげるのを見て「家、近いなぁ、もしかして…」と思ったりしていたのだが、そうかー。こりゃ相当近い。そうそうサムソンさんのTwitterには、家の壁の改装画像もリアルタイムでサップされており結構楽しんでいたのであるが、この本で読んでやっと全貌が明らかになった。あらためてサムソンさんのTwitterをチェックする。改装の腕はプロだ…

しかし…  ちょうど私も家の断捨離・整理をしている最中で、今の片付け計画がうまくいけば一部屋まるまる空くことになるので、こういうサムソンさんと能町さんみたいな関係が可能であるのならば、いっそ私も誰かと住んで見ようかとついつい思ってしまった。誰かがご飯作ってくれたり、能町さんの言葉を借りれば親でもないのに●ンコの汚れをきれいにしてくれるなんて、素敵すぎる。うん、いいよなぁ、それ! 

ご存知のとおり能町さんとサムソンさんは恋愛関係、肉体関係なしの夫婦なのであるが、能町さんは自分ひとりでいる時は、お湯も沸かさない人なんだそうで、これじゃいいかんと人間バイアスが働き、こういう形態の同居にいたったらしい。私も一人暮らし歴が長いし、相当ズボラだが、そこまでは…とは思う。でもなんとなくわかる。ひとりでいると、どうにでもなるから、ついつい自分を大切にする作業がおっくうになるんだよね。人間としての暮らしを取り戻すために誰かと住む、って、すごく納得できる。

それにしても、気持ち、わかる(というか、わかったような気になる)。私は能町さんよりだいぶ年上だけど、この歳になると、恋愛も正直面倒くさい。いや、今でもなんとなーくそういう気持ちにならないわけではないけど、だいたいは相手の幸せを願って「これは良くないだろう」「自分も今の生活手放したくないし」「相手の幸せを願うなら相手が私じゃダメだろう」とあっという間に消えてしまう、というのが大抵のオチだ。

そういや自分の人生で最後に「この人となら一緒になってもいいなぁ」とかなり真剣に具体的に思ったのは15年くらい前で相手はミュージシャンだったが、当時その人の在籍していたバンドは私にとっても大事なバンドだったし、私とバンドの素敵な人間関係を壊すわけにはいかなかったからやめておいた。絶対にあの時、私が一歩踏み込めば、自分は結婚してたと…というか、ブリッコじゃないんだし、いい大人なんだから、相手がどう思っているかとかくらいすぐ自分で分かるよね。絶対にあれは両思いだった。だが、残念ながら当時はお互い仕事の方が大事だったのさ。でもその後、彼が恋人を見つけた時も、結婚することが決まった時も、真っ先に私の携帯にテキストしてくれたので、あぁ、やっぱり私にも可能性があったんだな、と思ったんだけど、今思えば、それって悲しすぎません? ちょっと淡い恋物語(笑)

…みたいなことをここに書く気になったのも、この本のマジックかもしれない。それにしてもいろんな同居、結婚、夫婦のあり方があっていいんだ、というわけです。

というわけで、誰かウチの家賃、ちょこっと負担して、一緒に荒川土手に住みませんか? ただしここで寝るのは週に1日程度にしてほしいけど(笑)。もちろん恋愛感情は家に持ち込まないようにお願いいたします。




2019年12月29日日曜日

その後のiPhone生活、ご報告

私は何年も前から自分でホームページを作り、ブログを更新し、facebookに日本人がほとんどいなかったころからSNSを始め、自分自身はインターネットの最先端を行っているつもりだったのだが、ふと気がつけば、自分なんかよりもハードやアプリの進化の方が圧倒的に早く、一般の子供たちまで使える優しいアプリが世の中に出回り、周りの方が圧倒的に進んでしまい、私は取り残されてしまった…という話。古いガジェットを使っている私はもう遅すぎる。

例をあげると、何を今さらわざわざサーバ借りてホームページを更新とか、とっくに時代に置いてけぼりなわけで…。今じゃ猫も杓子もみんなちゃっちゃと気軽にWixみたいなやつでホームページを作っている。そして外出先でスマホを使って、ちゃっちゃとページを更新している。これじゃいかんというわけで、私もやっとiPad+ガラケーという生活からやっと脱却し、スマホを持ち始めたのが数週間前。

というわけで、iPhone生活、頑張ってます。今日も荷物の再配達を電話のプッシュボタンではなくアプリでやってみた。普通の人は、こうやってスマホのアプリで簡単にやるのだ、いとも簡単に(笑) 私はデスクトップのパソコンで仰々しくホームページを検索し、せこせこ自分であれこれ入力したり、または電話のプッシュボタンを使って再配達の依頼をしていた。それを私がある意味見下していた「素人さん」たちは、ちゃっちゃとアプリでやってしまっていたわけだ。

そして、ついに先日、初めてiPadを持たずにiPhoneだけ持ち歩いて外出してみた。そして、わかったことがある。私はスマホは見なければ、見ないでいられる。ただ私は文字をみてないと不安になる方なので、本は持ち歩く結果になる。バックの重さ軽くしたかったのに、あんまり意味ないやーん。確かにkindleにたくさん積読してるんだけど、iPhoneで読むのはちょっと抵抗がある。なので薄い文庫本を持ち歩く、という結果になる。文庫本+iPhoneでiPadくらいの重さにはなっちゃいそうだ。読書はそんなわけでだいたい3本立てだ。1つはこの持ち歩く文庫本、1つは料理中や家事の最中に音声で読ませるiPadのKindle、そして寝る前やお風呂で読んだりするハードカバーの本。

それはいいのだが、文字が傍らにあっても、それでもiPhoneを出しておきたくなる理由の1つに時間が知りたくなるということがあげられるのに、今さら気がついた。今まではひとり飯の友、iPadの画面をみれば時間は常にiPad上部で確認できた。午後1の打ち合わせの場所の近くまで行き、優雅に1人ランチを決め込み、ぎりぎりまでそこにいられるのは、iPadが側にあったからだ。が、今は文庫本だから、時間は表示されない。で、都心のレストラン、見渡しても時計が見えるところにかかっている可能性はとても低い。というわけで、やっぱりiPhoneをテーブルの上に出しておきたくなってしまうのだ。

そもそも腕時計をする習慣は、携帯を持ち始めたころ(30年くらい前?)に捨ててしまったのだ。となると、うーん、次はスマートウォッチ購入か? それはToo muchだし避けたいので、普通の時計をビックカメラにでも見に行くか…と思っている。あとは次に海外に行った時にでも、空港の免税店で珍しいデザインのスウォッチを買うとかね。若い頃は結構持ってたよな、へんな日本で見ないようなデザインのポップなスウォッチ。あれらはいったい今どこにあるのだろう(笑)当時は3,000円くらいで気楽に購入できたように記憶しているが、それは円高だったからかも。今だったら高いのか。あぁいうのって、今でもあるんだろうか(すっかり浦島状態)。でも時計してる女の人って、ちょっと知的に見えて、いいよね。というわけで時計導入の方向に今、気持ちが傾いている。

断捨離断捨離と言いつつ、スペースがあくと新しいものを買いたくなる。うーん、ダメだなぁ、こりゃ。でも今進めている断捨離がうまくいくと、住んでいる1LDKの部屋のLDKにすべて収まってしまい、1部屋必要なくなる。うーん、どうしよう。誰かと住もうか、それとも冷房かけっぱなしにして大型犬の保護犬をもらうか…。このマンションが気に入っているので、同じマンションの小さい部屋に引っ越すというのもありかもしれない。ほんと住めば都なのも、いい加減にしないと…  でも今の感じだとこのマンションに15年もいる結果になろうとしている。保守的すぎる。通勤がないんだから、どこに住んでもいいのに。でもこの荒川土手は手放したくないなぁ。

先日iPhoneで、少しフリック入力というのを練習してみた。なんかちょっとだけフリック入力を理解できたような気がする。早く高校生みたいに、ちゃっちゃと打てるようになりたい。それにしても時代の最先端を行っていたはずの私が…(この文章の頭に戻る/笑)

っていうか、今から練習するならフリックじゃなくて音声入力の方じゃないのか? 頭を整理してしゃべりながら、AIによどみなく拾ってもらえるよう、コツなどを学ぶべきじゃないのか。

一方でiPhoneのデュアルSIMは、なかなか上手く機能している。都内にいるかぎり、eSIMの不便さはまったく感じない(今のところ)。でもまた書くけど、ここで月2,000円節約したところで、iPhone6万出して買ってるんだから、この節約もあんまり意味がないんだわ。いったい、オレはどこへ行こうとしているのだろう(笑) でもあと6年で仕事を卒業する予定でいる(予定は未定だが)ので、その前にやり残したことをあれこれ書き出してみたりしている。

恵比寿で食べたピザ。するすると飲み物みたいにぺろり!

赤羽の駅そば。ごまねぎ蕎麦でーす

2019年12月28日土曜日

女性が社会に責任を持てば




いや〜、まったくもってするどい指摘。耳が痛いが、私もこの意見に賛成である。女は女に対して厳しいって言うけど、私は特に女性の評価については厳しいと自分でも思っている。実際、ブログはともかく友だちと話している時などは「バ●女は嫌いだ」とかすぐ言うし、実際、男性の方がもしかしたら「バ●」と「有能」の平均値が高いのではないか、経営者だったら男性を雇う方がリスクは少ないのではないか…と思ったりもする。でもできる女性は本当にできる人が多いので、ウチのスタッフはほとんどが女性だ。

女が社会に責任を持つ。そういう世界が来れば、もっと世界は平和になるのではないか。そういう国になれば原発や死刑がなくなるのではないかと思っている。

自戒をこめて書いている。

ランチでワーキングクラスなランチに行けば周りは男性ばかり。リッチなランチにいけば女性ばっかり。(まぁ、さらにリッチなところに行くとサラリーマンの接待だけになったりもするのだが)、リッチなランチを女友達と優雅にかます彼女たちの会話を盗み聞けば… 以下自粛。

某私が信頼しているミュージシャンが言っていた。学校の子供たちにワークショップをしたのだが、彼は「この国の女の子たちは本当に…」ともらしていた。彼の指摘を待つまでもなく、通訳していて私もそれを感じていた。外国人の視線で見渡すと、女子学生たちがいかに抑圧されているのかが見えてくる。

女性が首相の国、フィンランドやニュージーランドは、みんな幸せそうだ。アイルランドのメアリー大統領たち(2人いる)も素晴らしかった。そもそもお母さんが強い家庭はだいたい幸せだ。

女はもっと社会に責任をもたないといけない。映画「小さなおうち」で見られたように、自分の家のことと家庭のことと身の回りが安全であれば、それでいいと思っていてはいけない。自分のまわりのことだけに気を取られている間に、知らないうちに社会はとりかえしのつかないことになっている。もっと社会を見渡さないと。

もちろん日本は男尊女卑がひどい国で、女性蔑視の社会の方が悪いと言ってしまうことは簡単だ。でも私は一応これでも女性だから、やっぱり言いたい。「女の人たち、頑張ろうよ、あなたが社会にできることはたくさんあるんだよ」と。

伊藤さんはみんなに勇気をくれた。それを今、女性たちがもっと応援するべきではないのか。被害者は悪くない。悪いのは加害者なのだ、と。伊藤さんを応援しよう。

津田さんのこの記事、本当に素晴らしい。



ソルニットの「無邪気な冷笑家たち」…これもチェックせねば! このページに詳細あり。言葉ではなく行動しよう。

無邪気な冷笑家は、世界よりも冷笑そのものを愛している。世界を守る代わりに、自分を守っているのだ。わたしは、世界をもっと愛している人びとに興味がある。そして、その日ごとに話題ごとに異なる、そうした人たちの語りに興味がある。なぜなら、わたしたちがすることは、わたしたちができると信じることから始まるからだ。それは、複雑さに関心を寄せ、可能性に対して開かれていることから始まるのだ。



小島慶子さん、もっとも尊敬する女性の一人です。これも読まなくちゃ…


ベルナデット・マクドナルド『アート・オブ・フリーダム』を読みました。今年のプラチナ本はこれかも。


角幡さんのこの素晴らしい書評を読んで感動し、ついポチってしまった。



「登山や冒険は芸術でなければならない。本書を読んだ今、本当にそう思う。芸術になったときにのみ、冒険は対象との調和にいたる」角幡さんの言葉、強すぎる!! これは読まねば(笑)

山と渓谷社の本は高いよなぁ…3,000円オーバーのこの本。だから買うのをずっと躊躇していた。でもこの書評がすべてを語ってる。この書評を読んだあと、私は速攻でアマゾンへ行き、ついにポチった。この本、前から気になってたんだ。なんといっても主人公はポーランド人。だからウチのポーランド企画の最中に、もっと早く読まねばいけなかった。でもあの当時は自分の健康状態悪すぎて活字がまったく頭に入ってこない状態だったから仕方ない。で、この本の主人公はミュージシャンじゃなくて、アルピニストなのだ。

そして… この本。期待どおり。めっちゃかっこいい!! 本人のカッコよさという意味ではロック・ミュージシャン以上であり、本としてのかっこよさもクラカワーの『空へ』に通じる世界があるかもと思わせる。何かに夢中になって、何かを深く考察し、悩み悩んで悩みぬき行動する男は最高にかっこいい。いや〜っっ、惚れた!

ポーランド人って、こういう屈強なところあるよね。そして共産時代はやっぱり登山許可が下りなかったり、装備が自由に買えなかったり、クルティカも相当苦労したらしい。…いや、違うな。この本の印象からすると、茶目っ気たっぷりに密輸ビジネスで儲けていたとか、かなり危ない橋を渡っていたらしい。そんなことも含め、とっても興味深い内容だった。

アルパインスタイルというスタイルで登ったクルティカだが、正直登山に関してはまったく素人の私。固有名詞や固有名称がよくわかっていない。だから彼が登山者として、どのくらいすごいのか、よく理解できたわけではない。でも… でもクルティカは哲学者だ。それは私にもわかる。彼は本当に真の芸術家だと思う。音楽家だって、ここまでしっかり考えられる人はめったにいない。

この本は7年をかけて著者(ベルナデット・マクドナルド)が取材し調査し書き上げた本だ。まずは著者がクルティカを心から尊敬している様子がビシビシと伝わってくる。

たとえば1つ1つの章の扉にいろんな人の言葉が紹介されているが、ある章で紹介されているネジク・ザブトロニク(誰だ、それ?)などは、本当に最高だ。「目的の追求は、達成と同時に虚しくなる。しかし、道の探究は、心のうちに目標を与え続ける」かーーっっ
しびれる!

と、まぁ、もう読者のための演出もいっさい手ぬかりがない。最高。読んでいて、ついついこのかっこよさに酔ってしまう。でも本当だ。クルティカが強かったのは、彼が芸術家だったからだ。道の追求者だったからだ。芸術家だったから、生き延び、パートナーを1人も死なせず、無事に戻ってきたのだと思う。

そして著者が紹介するクルティカの言葉が素晴らしい。すごいクライミングを成功させ世間から称賛されれば、クルティカは「(確かにあの時は)称賛を楽しんだ」「今は私も賢くなったので、罠は理解しています」「もしもこういったものに自分の魂を売り、人生を最上のものにしてくれる友人たちから離れてしまえば、それは意味がないものとなります。むしろ危険なものになります」

少し遅れてからの自分のキャリアに対する父の称賛とやっと下された承認。だが…「自由に登り、下り、フィックスロープや設置されたキャンプに惑わされないことこそ、クルティカに強く影響を与えていた。そこにこそ彼の未来があった。それは、父親の承認とは関係がなかった」と著者は記している。(かーーーっっ、しびれる!!)

「クルティカは家庭生活を切望しながらもそこから逃げ、その分の情熱をクライミングに充てた。ロシア人のダンサーのミハイル・バリシニコフはかつて言った… 芸術家の人生は比較的簡単だが、そのまわりの人々は大変だと。アルピニストに対しても同じように言えるのかもしれない」(かーーーっっ、これも超かっこいい!)

そしてクライミングのパートナーのククチカとの人間関係はまるでロックバンドのそれだ。ジョンとポール、グレンとクリス(笑)。そして当時は悪天候などの文句を日記に綴りながらも、後からの回想では、その経験を称賛しているなど、ほんとクルティカはアーティストだよなぁ、と思う。日本のクライマー谷口けいの言葉も紹介されているが、これもいい。「最短の時間で目的地に向かい、登り始めるのは私は好きではありません。このような方法は、誰かの家に土足であがるようなものです。そのかわり、山の入り口でドアを叩き、挨拶をして、話をし、お互いよりよく理解してから、さらに深くその懐に入っていきたいのです」

友人の言葉として「ユレク(・ククチカ)は苦しみとの強いつながりを持っていました」「ヴォイテク(クルティカ)はタフでしたが、異なっていました。彼は芸術家としての強さがあり、理性的でした。ユレクは動物的で本能的でした。ヴォイテクは緻密で技巧的でした。そして優雅でした。ザックのパッキングですら優雅でした」「一歩一歩が優雅でした。ユレクはそうでもありませんでした」「ヴォイテクは途中で退却することも厭いませんでした」「ユレクはそうではなかったのです」そしてククチカはパートナーを何人も事故で失ったし、彼自身も亡くなってしまったわけだ…

断念したクライミングについてクルティカの言葉。「最終的なゴールを逃すことで、人間は弱さを示し、それはその人間をより美しくする」「アルピニズムはスポーツよりも芸術に近い」「芸術においてのみ、欠けているものが作品に意味を与える」

かーーー。いいなぁ、これ覚えておこう。「芸術においてのみ、欠けているものが作品に意味を与える」

谷口けいの言葉「クライマーにとって、そこに芸術がなければ、アルピニズムに美しさはなく、そこには命もありません」

あ、そうそう、クルティカの日本隊の話も興味深かった。山という「究極の自由と真実の空間(クルティカの説明)」においても日本人グループが強力な上下関係を維持していたこと。またグループの意思決定を重んじるところとか。でもクルティカは日本人については、のきなみ好意的に思っていたようだし、彼らの実力も相当認めていたらしい。ただ、深く長く続く関係を築けなかったのは自分の落ち度だとしている。

またクルティカは、自分で書いた「チャイニーズ・マハラジャ」という本についても、何度も何度も手をかけて訂正し、編集をくりかえしていて、言葉を選ぶ人だったということも紹介されている。それはまるで「レナード・コーエンみたいだ」とも。クルティかの自伝とか読んでみたいけど、日本語で手にはいるものはないみたい。

それにしても芸術家ってのは、こう、なんというか、美しいだけじゃなくて、強いんだよな。強い。うーん、考えさせられるわ、ほんと。

3,000円オーバーの本なので、正直言って、ポップで気楽に読める本ではないかもしれない。バイオ本としては、ジョブズのものすごいバイオ本と比べたら取材がまるでたりてないかもしれない。なにせ本人がそこまで協力的ではないのだから、仕方ないかもしれない。でも、この著者、すごい。そして翻訳も、ストレスなく、ほんとうにスラスラ読める。装丁もカラー写真も載っているし、ポーランド色の赤が強調されてて、ほんとにかっこいい。こういう本こそ、絶対に絶対に絶対に読まれないといけない本だ。いや〜、リリースしてくれた山と渓谷社さんに感謝。っていうか、山と渓谷社だったら、これ出さないと!!でしょ?! 

登山にまったく興味ない人でも絶対に読んだ方がいい。この本の中に私は自分をいっぱい発見した。共鳴するよ、クルティカの哲学が、東京でチンタラ仕事してる私にも響きまくるよ。これぞまさに男の世界かもしれない。今、こういう風に表現すると問題かもだけど、あえていうなら女子供には理解されない世界。そういう世界が好きな人は絶対に読んだ方がいい。



PS
こんなドキュメンタリー発見。あとでみる。


最近の映像。お元気そう。なんて言ってんだろ。でもほんと知的な感じだわ〜

2019年12月27日金曜日

民音さんの広報誌「みんおん」ゴサード姉妹掲載


民音さんの広報誌「みんおん」にゴサード姉妹のインタビュー記事を書かせていただきました。

「会場満員のお客様が一緒に歌ってくれた時、自分がなぜこの仕事をしているのか、改めて思い出させてもらったように思います」

私もいろんなことを思い出したよ。ありがとう、ゴサード姉妹。
今年1番の出会いでした。また会いたいなぁ〜

ヘルペスの治し方 その2…というかこれで終わり

ヘルペスになりました。その1からの続き。

(金曜日)
発症して1週間。薬飲み始めて1週間。目医者に行くと先生がわたしの顔をみて「あ、いいですね」とすぐさまに言ってくれる。ほんとここの病院はいい。女の先生と女の院長先生、2人がかりでみてくれる。院長先生は担当医の先生の後ろで、担当医が言うことをうなずきながら聞いている。なんかほんとに安心感あり。もう大丈夫だけど、デリケートなものだから薬は引き続き継続してぬるように、そして1週間後、ねんのためまた検査にくるように言われて、本日終了。ありがとうございました。

(土曜日)
歯医者。1年3ケ月ぶりの掃除のあと見つかった虫歯の治療のために通っているのだが、その前にヘルペスの発症位置らしきところを見てもらう。若い女の先生(が、こっちはだいぶタイプが違う)に「うーん、もう治りかけてますね」と言われ、とくにここに関する治療はなしと言われる。この先生、結構ドライ。歯医者ってそういうものなのかしら。でもって冷たいものがあたると口をゆすいだだけで「カキーーーーン」というすごい痛さなので(まぁお湯でゆすげばいいんだけど)つらい。実際外出時に外に出て風があたっただけでも痛い。何はともあれ虫歯に詰め物は詰まったが、その手前にも別の虫歯があるらしく、歯医者での治療は引き続き終わらず。1年3ケ月、お掃除にこなかったツケは大きい。年内の予約はいっぱいということで年明けにまた再訪アポ。

(日曜日)
これで発症して8日目。だいぶ引いた。良くなるまでの時間はやはり1週間〜10日だった。しかしヘルペスになったと言えば「帯状疱疹じゃない?」とか「1週間じゃダメだよ、もっと時間かかるよ」とか勝手に診断くだしてくる素人って、いったいどういう神経してんだろ、と思う。カメラマンの幡野さんが、病気になると病気になった事実より周りの勝手な言いぐさに傷つけられると言っていたが、本当にそうだ。こういう人たちとは病気になったら絶対にかかわりたくない。普段なら笑ってすごせることも、病気の時はそんな余裕が自分にはない。ただでさえ病気とディールしていくのに大変なのに余計な気を使わせないでくれ、と思う。で、ヘルペスはというと当然お医者判断の方が正しく、1週間ですっかり乾き切ったから、あとはかさぶたが取れるのを待つのみ…と思っていたら、午後にセラピストのノノ先生が来てくれて、うつ伏せ寝でオイルマッサージ受けていたところ、顔の向きをひょっと変えた瞬間にカサブタがひっかかり自然にぼろっと一番大きなやつが落ちた(笑)。あらら…

(水曜日〜木曜日)
とにかく顔は乾いたが、知覚過敏みたいになった歯がまだ痛い。北風が吹くと痛い。はぁ…早く治らないかなぁ。

(金曜日)
目医者、最終日。朝起きると、歯のいたみもだいぶおさまった感あり。かなり良い感じ。目医者に行ってもオッケーを出され、これで目医者は終了。本当に素敵な真面目な良い先生だった。王子でたらこパスタを食べて帰宅。かなりおいしい。また来よう。

(日曜日)
ほとんど歯の痛みもない。でもまだちょっとだけ違和感はあるかな…

(木曜日)
歯の痛みは気づいたらおさまっていた。なので、これでヘルペスの治し方記録は終了しようと思う。あとは顔にシミとかが残らなければいいなぁと思っているのだが、果たして。

かなりかさぶた は大きかったし、何せただでさえ老け込む中年女の顔だからなぁ。この辺についても、今ためしていることもあるので、気がむいたら記録にします。皮膚科で見かけたシミ取りレーザーに興味津々。思うより安いじゃん。どうなんだろう、これ…

そうそう、メモだけど、ヘルペスって一度なると何度もなるらしく、友人の情報によれば「あっ、来たな」って瞬間に塗り薬をかますと効果がテキメンにあるんだって。いつも薬ポーチにいれてます、って言ってた。なるほど。これからヘルペス持ちとして生きていかねばならない。でも角幡さんもヘルペスって言ってたよな…「アグルーカの行方」だったっけ。ヘルペスに痔の薬を塗った話。

それにしても健康な時はかかってなかったヘルペス、そして虫歯。免疫力が落ちたとたん、あちこちが痛みだしたわけで、免疫力って大事だなぁとつくづく思う。早く元気になりたい。そして荒川土手をまた走りたい。

現在も家の断捨離を結構中。ウチにWindows機はなかったはずなのに、VAIOが1台だけあった。何を血迷って買ったんだろ…と思いつつ、ケースをあけてみたら当時やってたアーティストと一緒に取ったプリクラとか貼ってあって、それなりに可愛がっていた様子がうかがえる(笑) 最近、癌で亡くなったギャヴィン・ラルストンと彼の来日時に一緒にとったプリクラもあって、ちょっと泣けた。ギャヴ、オレよりずっと若いのに、なんで死んじまったんだよ。おまえがいないダブリンはきっと静かだろうなぁ、ったくよー(泣&笑)









2019年12月26日木曜日

映画『ブレッドウィナー』を見ました。素晴らしい!!


映画『ブレッドウィナー』やっと見ました。いや〜、すばらしい。これは絶対に見ないといけない作品です。

タイトルのThe Breadwinnerとは、一家の稼ぎ手、担い手ということを意味しています。アフガニスタンのタリバン政権下で、小さな女の子が家族のため奮闘するストーリーです。



『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』で知られるアイルランドのアニメーション・スタジオ、カートゥーン・サルーン最新作。タリバン政権下のアフガニスタン、カブールの町で、家族のために髪を切り”少年”になった少女の、勇気の物語。『ブレンダンとケルズの秘密』の共同監督ノラ・トゥーミー単独監督デビュー作。第90回アカデミー賞ノミネート。アニー賞最優秀インディペンデント作品賞を女性監督として初受賞。原作はカナダの作家・平和活動家のデボラ・エリス。UNHCR特別大使でもあるアンジェリーナ・ジョリーがプロデューサーとして参加している。

いや〜、いや〜、いや〜

子供の視線というのは、どうしてこうなんだろう。是枝監督が描く子供たち、スウェーデンのグレタさん、そしてこのタリバン政権下で生き延びるために頑張る女の子たち。

タリバン政権下の女性には権利がない。ブルカをかぶり自由に歩くこともできない、明るい未来がまったく見えない過酷な状況で生きる彼女たちだが、それを過剰にお涙頂戴的なセンチメンタリズムに陥ることもなく、たんたんと描いていくのが本作だ。

ナチスの迫害のもとで生き残るユダヤ人の話とかでも、そういうのが多かったけど、極限下においても人間の豊かな想像力が人生に生きる希望を与えている、ということが強く感じられる。そういうパワフルな作品だ。この作品では「想像力」はパヴァーナが弟に、友だちに話して聞かせる物語のことだ。

劇場で購入したパンフレットに書いてあったが、本作の監督のノラ・トゥーミーは野菜工場のベルトコンベアーの前で単純作業に終日あけくれていた経験を持つそうで、耳栓をしてイヤーマフをしてラジオも音楽も聴くことができない中、なんとかその時間をやりすごすため心の中で無心に物語をつむいでいた経験があるそうだ。そんな経験がこの映画に大きな影響を与えている。映画ではリアルなストーリーとパヴァーナが語る物語が並行して進んでいくが、物語のアニメーションはちょっと「切り絵風」な画像で、これまた味があり象の怪獣と戦うお兄ちゃんの姿が勇ましいながらもユーモラスだ。

それにしても、この国における彼女たちの人生は過酷だ。もともとは豊かな土地だったアフガニスタンに、大国に振り回せれこんなひどい状況になってしまった。奇しくも緒方貞子さんや中村哲医師も亡くなってしまった。彼らがもっとも気にかけていた国アフガニスタン。この状況をもっと多くの人に知ってほしい。

国名を聞いただけで、怖くて辛い映画だと想像し見にいかない人がいたら、それは残念だ。これは見にいかないといけない作品なのだから…。それにちっとも怖くない。たしかにひどいシーンはたくさんあるが、その中でも子供たちは正義感にあふれ、したたかに生き残っていく。その姿に励まされる。

しかしこうしてバラバラになってしまった家族が、また一緒になれる日は来るのだろうか。でもエンディングに向けて大きな希望は確かにある。勉強や教育の中に。人間の想像力、創造力の中に。そんな子供たちの強かさこそ、ぜひ大きなスクリーンで感じることをおすすめします。

それにしても、すごいなー、アイリッシュの正義パワーは。つい先日も世界の環境問題をうれうヒギンズ大統領のクリスマススピーチをリツィートしたばかりだったけど、小さい国なのにこんなパワフルで素敵な映画を届けてくれるのだから。原作はカナダ人女性らしい。だから映画権を持っていたのがカナダの会社だったらしく制作チームに入っているんだけど、この作品をここまでのものにしあげたのは、やはりカートゥーン・サルーン=アイルランド人たちなのだ。

だから私はよく言うんだ、アイリッシュと仕事するとお酒がすごくて大変でしょ、って言ってくる連中に。「いいえ、彼らは正義感にあふれる人たちで、こちらとしても決して裏切られることはないと安心して仕事ができます。確かに世代によっては締め切りは守られないけど、とても楽しい人たちでお酒も大好き。でも、私が困った時は精一杯助けてくれる最高の仲間はいつもアイルランド人です」って。

それにしてもカートゥーン・サルーンの作品に駄作なし。10分ほどの小作品『レイト・アフタヌーン』の同時上映というおまけも、しっかりプロダクションチームと人間関係を作ってきたチャイルドフィルムさんならではの企画。そして来年秋には公開になるらしい『ブレンダン〜』『ソング・オブ・ザ・シー』に続く「ケルト3部作」の新作の情報など、ファンなら、今すぐ恵比寿に行くべし!! 平日のアフタヌーン上映でしたが、かなり入ってましたよ。予約してから行った方がいいかも。

資料としてパンフレットはもちろん原作本『生きのびるために』も劇場でゲット。なんと2002年の発売から、第13刷という静かなヒットぶり。素晴らしい出版社だな。こういう愛情ある人たちのおかげで素晴らしい作品が私たちのもとに届けられる。同じ物語のシリーズに、なんとアイルランドの飢饉で生き残る少女の物語(『ノリー・ライアンの歌』)も。そっちも帰宅してからポチった。やばい。しばらく世界の子供たちのこと、そしてこの映画のことを考え、そして自分の好奇心が止まりそうにない。あぁ、自分はいったいこの現実に対して何ができるのだろう。






PS
ところでこのノラ・トゥーミー監督だけど、2002年イヌイットの民話を題材にした『From Darkness』という映画も制作してるんだよ。8分ほどの小品。いいなぁ、ノラ監督もイヌイット好きなんだね。



2019年12月25日水曜日

オリジナル・リバーダンス 1995



いや〜、かっこいい!! おおしまゆたかさんがブログでご紹介してたので、ちらっと見るつもりが最後までみちゃった。(どうやらこの動画、このBloggerの中では見れないので、You Tubeの画面、アプリでお楽しみください)

私がロンドンで初めてみたのは、おそらく1995年か96年だった。メアリー・ブラックの「サーカス」ツアーで、ハマースミス5日連続とかの公演があったので、それの応援に行ったのだが、その前後でがっつりハマースミスを連夜押さえていたのが、このリバーダンスの公演だった。チケットは売り切れていたが、メアリーのバックバンドの連中が「知り合いがいるんだよ」と言って一緒に招待でいれてもらった。

当時このショウの噂は聞いていたものの、伝統音楽やアイリッシュダンスのこともあまりよくわかってなかった私だが、すでにアイリーン・アイヴァースは登場しなかったと記憶している。でもモイア・ブラナックはいた。モイアとは、それ以前に行われたメアリーの来日公演ですでに知り合いだった。…あ、そうか、モイアが招待してくれたのかもしれない。一方でプランクトンの川島恵子さんは確か94年のユーロビジョンでのプレミアを目撃しているはずだ。今、考えれば、すごい歴史的事件だ。というか、プランクトンではそれより前の、確か91年にチーフタンズをすでに招聘していたから、それで川島さんはジーンに会いにいったのかも。

でも私が見た時は、おそらくジーン・バトラーもすでに抜けてたんじゃないかな…。それにしてもアヌーナのマイケルもこの頃は若い。おおしまさんもおっしゃっているように、男性ソリストとマリアのからみは、たしかにこの時にしかなかったよね。ものすごい迫力だ。

マイケル・フラッタレーはこの時たしか36歳くらい。一方のジーンは23とかでまだ大学生だったそうだ。17歳でチーフタンズとツアーは経験していたが、まだまだ自分は子供で、それ以上ではなかったと、彼女はのちのインタビューで回想している。「最初のショウにおけるマイケルの表情をみればわかるでしょ? 俺はやっとここまで来たぜ!と達成感に満ち溢れた表情」一方のジーンは自分の大学時代のちょっとした借金がこれで片付いた、そして当時のボーイフレンドとちょっとしたホリディに行けたんだ、ということを記憶しているにすぎないそうだ。(まぁ、アメリカの大学生なんて本当にみんな貧乏ですからね…)

またほんとうにマイケルはプレイボーイだったし、団員の風紀は乱れまくり(笑)若いジーンにはToo muchだった様子。なんかわかるなぁ。ジーンは真面目だもの。ロンドン公演ももともと10回の予定だったのが最終的に151回にもなったそう。そんな狂ったように公演すれば、団員たちのフラストレーションもたまるだろうな、と思う。「マイケルとわたしはプロフェッショナルな関係だった。今、彼は成功してると聞いている。今はもうそれだけ。何年もあってないわ」とジーンは語る。2年前の記録で、すでにリバーダンスは1万回以上、46ケ国で上演され、2,000人以上のダンサーを雇用してきた。なんと団員内で結婚したカップルは59組におよぶという。

しかし今みると、ほんと衣装が地味だよね…  このあと衣装デザインがジョン・ロシャになって、ぐんと垢抜けた。さらにそれから何年もたって日本に来たときは、すでにマリア姐さん以外のソリストは変更になっていたと思う。マリア姐さんは、でもその後も自分の舞踊団で来日したり結構日本で成功した印象がある。自分の舞踊団の公演をオーチャードとかでやってたよね、確か。チケット高くて見に行かなかったけど、見てたら相当感動したと思う。

マイケルはその後、「Lord of the dance」を大成功させ、何年もたって誰もが断ったトランプ大統領の祝いの席で自分のダンスグループを出演させ(自分はすでに引退したのか踊ってなかった)大顰蹙を買った。ダンスは、かなり右翼っぽかったけど、かっこいいのはかっこよかったと認めざるをえないクオリティのものだった。

ジーンは自分で作った「Dancing on the dangerous ground」が興行的に失敗し大借金をおったと耳にしている。でもその後も大活躍で、来日も何度か実現したし、最近ではチェロとのデュオなどめちゃくちゃ内省的な作品に取り組んでいるが、どれも興業的には成功していない。でも彼女は自分のやりたいことに真剣に取り組む本物のアーティストだ。このリバーダンスのジーンのソフトシューズでひらひら踊る、あれが私は大好きである。スリップジグだっけ。本当にジーンは素敵なダンサーだ。ため息がでちゃうわ…

そして音楽。こんなに高揚感のある音楽はめったにない。もちろん名盤『East Wind』が下敷きになっていることは作曲者のビル・ウィーラン自身も話しているが、この時のビルには作曲の神様が降りてきていたとしかいいようがない。現実、ビルのその後のサントラはどれもイマイチ(私にとっては)である。


90年代、本当にアイルランドの音楽は最高だった。今、思えば、であるが… 当時は「アイルランド人って、どうしてこうも連絡が悪いのかしら。早くファックスの返事がこないかしら」とそればかり思っていたけどね。

いろいろあるけど、本当に芸術の最高のきらめきは一瞬なんだよなぁ。しかもそのきらめきの中にいる時は、その素晴らしさに気づいてなかったりする。そのきらめきをそれでもなんとかとらえたくて、やっぱりあれこれ今日も追いかけているのではあるが…。

PS
しかし音楽はこれ、アイリッシュっていうより東欧だよね… 今、あらためて聞くとそういう印象が強い。

2019年12月24日火曜日

ヤヌシュ、松山晋也さんの年間ベスト10アルバムに ありがとうございます

松山晋也さんがヤヌシュのアルバムをラティーナ誌掲載の年間ベストアルバムに入れてくださいました。ありがとうございます。

ホント、また来日できるといいねぇ〜 ヤヌシュ! 


ハッピー・クリスマス from アラマーイルマン・ヴァサラット

アラマーイルマン・ヴァサラットというバンドがいてね、最近THE MUSIC PLANTのことを知った人は知らないかもしれないけど、ウチで過去3回くらい日本に呼んだことがある。今は活動を休んでいるけど、またいつか再開してほしいなぁ、と思っているバンドの一つ。現在リーダーはベルリン在住なんだけど、フィンランドのユニークさを凝縮したような面白い音楽やってた。

こちらはほとんどお遊びで作った映像。

サイレント・ナイト


ジングル・ベル




ただいま、昔のiMacを整理中でして、古いファイルをのぞいていたら、こんなのを発見したわけ…

こちらは真面目にやってるよ。ライブはこんな感じだった。



それでは皆さん、ハッピークリスマス!

PS
ところでクリスマスの今週はこれがNHKで放送になっています。THE MUSIC PLANTのロゴを書いてくれたひらいたかこさんのマザーグーズ。ぜひご覧ください。

映画『スケアリーストーリーズ』を観ました。



なるほど一級のホラーエンタテイメント映画でした『スケアリーストーリーズ』。怖いけど楽しい映画でした。デル・トロ監督の原点。そしてプロデュースの「怖い本」。試写で拝見。ありがとうございます。

ホラーといっても自分が自分の人生の主人公(さだまさしの歌みたい・笑)っていう明るいテーマがあって、とにかくドキドキ・ワクワク楽しめました。主人公のメガネの女の子をはじめ、子供たちもすごくいいし、出てくるお化けたちもなんだか愛らしい。デル・トロ監督の世界だよね、まさに! 怖いけど、楽しい。楽しくて、チャーミング。そしてすごく緻密に作られていて、圧巻でした。

原作となった「怖い話」は81年に全米の古い本や雑誌、民俗学者たちに取材してまとめたもの。子供たちはこの本の登場を喜び、当時大ベストセラーになったそうだけど、あまりにもすごい内容から学校図書に置くことを禁止された曰くつきの本だという。挿絵のキャラクターは、デル・トロ監督の大のお気に入りだったそうで、今回の映画化にあたりオリジナルの挿絵のキャラが忠実に再現されたりしているそうです。オリジナル挿絵のイラストはこちらで見ることができます。すごいよ。


監督はノルウェー人だそうで、アンドレ・ウーブレダルという人。このテの大作品は経験がなかったそうだけど、デル・トロ監督が大抜擢。テンポがよく楽しめるホラー映画を実現できるのは彼しかいない!ということで決定したそうです。

主人公の眼鏡の女の子。ちょっと引っ込み思案なところなど、子供のころのデル・トロ監督自身を投影させているのかな、と思う。いいね。

何はともあれデル・トロ・ワールド大全開! 好きな人は絶対にチェックした方がいいですよ。



2月公開。全米NO.1を獲得したそうですが、日本でもヒットしますように。

2019年12月23日月曜日

『たくさんのふしぎ 極夜の探検』を読みました









すごいよ。『たくさんのふしぎ』っていう、実は雑誌。しかも2月号になるんだね、これ。角幡さんの『極夜行』の子供版。

いや〜 男の子とかこういうの、夢中になって読んじゃいそうだな。何度も何度も読んで、全部細かいフレーズまで覚えちゃうんじゃないかしら。

そして角幡さんの文章はもちろんだけど、イラストがとにかくすごい迫力。真っ黒っです。真っ黒(笑)。

そして太陽のシーンなんか、めっちゃ眩しい。イラストレーターは山村浩二さんっていう方なんだって。素晴らしいコラボ。これ「ツアンポー」とか「雪男」でもやってほしいなぁ。福音館書店。さすが素晴らしい。

これはロングセラーになるんじゃないかしら。いや、反対に全然売れないかもしれない。でも読んだ子たちにはすごい影響力を与えそう。そういうパワフルな作品です。大人もぜひ。後書きの『魔王の真の姿』は角幡さんの子供たちへのメッセージだ。真面目に書いてる。ちょっとグッときた。素晴らしい。こういうの、もっとたくさんやっておしい。あおちゃん(ペネロペちゃん)が読めるようになるのも、もうすぐだしね。



PS
読書のBGMには、こちらをどうぞ〜 ナヌーク。みんな元気かな。



PPS
巻末の文章が、Webで公開されました。ぜひ読んでね!

2019年12月22日日曜日

ヤヌシュ・プルシノフスキ、ミュージック・マガジンの年間ベストアルバム(ワールドミュージック部門)に選出

うわーい! ありがとうございます。今年の6月に招聘したヤヌシュ・プルシノフスキ・コンパニャのアルバムが名誉あるミュージック・マガジンさんのワールド・ミュージックのベスト10に選出されたよ。

すごいアルバムに囲まれて誇らしげな感じ!

表紙はこの号ですよ〜


いや〜名誉なことです。本当に来日の時は、わたしの具合がよくなく、きちんと宣伝&ご案内できなかったのですが、選んでくださった選出担当の先生方には本当に感謝です。いつも行き届かないウチの事務所ですが、暖かく見守っていただいているんだなぁと感慨深いものがあります。本当にありがとうございました。

まぁ、でもヤヌシュたちのこのムーヴメントはきちんと日本に伝えないと、という使命に燃えたんですよ、わたしも。本当に頑張った、ヤヌシュと仲間たち。また来日できるといいなぁ。


ヤヌシュたちの韓国の様子が映像になってた。しかし韓国すごいなぁ。最初の学校の体育館みたいなステージはさておき、公演の映像みると、照明といい、演出といい、すごい予算かけてるのがわかる。今まで韓国におけるワールド・ミュージックって、ニューエイジだけかと思ってたけど、これからマーケット的に実はどんどん面白くなるのかもしれない。ちなみにシークレット・ガーデンとか、ケルティック・ウーマンみたいなものは韓国で異様に人気がある。だから日本以外のアジアで受けるのは「おケルト」だけと思っていたが、もうこれからはそうではないのかもしれない。そりゃあ先日のアイドルの方の自殺といい、韓国の芸能界の厳しさはすごい世界だってのはあるかもだけど、韓国のアイドルは素人目に見てもダンスも歌も抜群で、日本みたいに下手でも頑張ってる様子がいいとか、そういう価値観はないんだと思われる。聴衆の目も耳も日本より厳しく、日本よりこえているのではないか。国が文化をサポートする予算も日本の倍だって聞くし…。

観光事業が民間の頑張りで少しずつ良くなってきたと思ったら政府がすり寄ってきて「お・も・て・な・し」とか言っている日本とは訳が違うように思える。それにしても、日本は観光事業もダメになったら、文化事業にもすり寄ってくるんだろうか。いろいろ考えると嫌になるが、まぁ、私は自分のやれることをやるのみだ。

選出してくださった先生方、本当にありがとうございました!   そうそう、このCD、うちにもほとんど在庫がないんだけど多少在庫がある他、原田さんのEL SUR RECORDS(渋谷)にも置いていただいてますので、ぜひ。


2019年12月21日土曜日

北区愛、王子にて増殖中

王子の目医者に数回通ったことで、おもしろいグルメの場を発見しました。今まで赤羽ばかり行っていて王子はあまりチェックしてなかったんだけど、王子もよくよく見ると面白いお店があったりします。今、住んでる場所には、もう9年くらいいるわけですが、今までよくわかってなかった、王子のこと。これで、もう1度更新したら15年いることになり、ここにこしてきた時は3万あがった家賃を払って行けるか不安でしたが… まぁ、なんとかなるもんだよな。もともと住めば都体質ではあるんだけど、今の暮らしが気に入ってます。

それにしても病気して近くの内科医と大病院、目医者に皮膚科が加わって、どの先生にもお世話になり、その周辺のランチ場所にもお世話になり、こうして地元愛ってクリエイトされていくのね、と日々実感する毎日。王子を特に再発見しています。赤羽が派手だからついつい赤羽に出ちゃうけど、王子も素晴らしいです。

王子グルメといえば、まず1600年創業の卵焼き(扇屋)やラーメン(えんや伊藤)は有名ですよね。扇屋さんなんか小さくて見逃しちゃいそうだけどね。ちなみに卵焼きを屋台で売っているだけで、ここでは食べられません。ラーメンのえんやは研ぎ澄まされたスープが最高。ライターの林田直樹さんが紹介してらして、それでしりました。ラーメン伊藤は煮干しラーメンの頂点として本当に有名ですよね。こちらは都内でも有数のお店で、行くといつもすごい煮干しの匂いがしています。でも近所にあると、普通のラーメン屋さんです。

王子駅の近くにある「うどん清」は、その伊藤(王子神谷)のお父さんのおそらく息子さんだったかが運営されてるうどん屋だそうです。息子さんは伊藤ラーメンの赤羽・銀座・浅草を運営しているらしいですが、王子神谷のお店がいかにも職人な感じなのに、こちらはポップですよね。それにしても「清」。この関西風の出汁がいい。写真はランチなんですが、たいていはこういう丼と一緒に出てきますが、この丼ものも最高にうまい。こうやってミニサラダをつけたりすることもできます。


同じ麺類ですが、こちらはスパゲッティ。スパゲッティ専門店の「赤いどうくつ」さん。ここのたらこスパゲティは優しい味で美味しい。他にもトマトベース、辛子明太子ベース、サラダベースなどいろいろあります。



その並びの通りにある、おにぎりの「とんじき」さんもいいです。まだ1回しか買ったことないけど、テイクアウト専門。次回北とぴあでコンサートやる時は、ここでスタッフ弁当を手配しよう…

駅のガード下にとんかつ和幸、コージーコーナーと並ぶ「Tagen」さんは、カジュアルフレンチということになってますが、とにかく何を頼んでも美味しいです。ランチも絶品。時々音楽の生演奏をやっている様子をみかけます。

テイクアウト寿司「やすけ」もお勧め。あっま〜いお稲荷さんやカンピョウ巻きが好きな人はメロメロになるでしょうね。かくいう私もその1人です。ここで買って飛鳥山公園で食べるのがいいかも。



ざっくり王子をご紹介しました。赤羽に負けてらんないよね! 

次回北とぴあで公演がある時は、ぜひお寄りください。ちなみに2020年もやります。国名はまだ言えないけど(言っちゃうとアーティスト名がバレるので)、5月24日ですよ。ぜひ今からスケジュールを開けておいてくださいね。

「まずは生き延びること」




勝訴を受けて、地上波がやっと動きはじめた。「まずは生き延びること」という言葉が重い。



世の中を変えていくよ。これからの人たちのために。

私たちが今、こうしてのうのうと暮らしていけるのは、私たちより前に生きた人たちが努力してきたからなのだ。それを忘れてはいけない。
北欧の国々だって、一朝一夕でこんな国になったわけじゃない。それを見ないで漠然といいなぁ、とかバカじゃねーの、と思う。スウェーデンの例。



小田嶋先生が、なんか本気で書いてる。このコラム、いつもより力が入ってる。私の周りの多くの人が詩織さんを応援している。


こちらは真っ直ぐに! おめでとうございます! 

日本でも放送されてほしい。


Japan's Secret Shame w/ Subtitle (日本語字幕) from aki tkn on Vimeo.



PS
こんな話も。



2019年12月20日金曜日

コミュニケーション・コストが高い人たち

王子駅で買ったこれ、大きくなるかしら…

今、ひとつツアー手配でややこしい案件の手配を進めている。いや、ややこしいかもしれないが、事はかなりシンプル。それなのにどうしてこんなに手間がかかるのだろう…という、愚痴なんですが、まぁ、聞いてください。

いやなに、なんつーことはない航空券の手配なんですけどね、オペレーターも人によって言うことが違う。いつだったか「ちきりん」さんがブログでも言ってたけど、例えば今や店頭在庫ひとつお店の人に聞くのだって、なかなか売り場のエキスパートには当たらないので、複数の店員さんに聞いてしつこく再確認しないと正しい回答にはたどり着けない。そして、わたしの今回の場合、これが航空券という高い買い物なのだから、嫌になるわけなのでした。

諸事情あって、今回は単純に飛行機をインターネットで確保することができない。いちいち電話で航空会社のオペレーターと話しながら確認しないと進められない案件なのだった。オペレーターにつながるまでも、とにかく時間がかかる。「日本語をご希望の方は〜」なんて言って、そのアナウンスのあとに英語でも同じ内容が流れる。で、やっと登場するオペレーターが、毎回言うこと違うし、こちらのポイントを的確に捉えてくれないので、本当に時間がかかるのだ。確かにややこしい案件かもしれない。とはいえ、航空券のオペレーターをしているものであるならば、簡単に答えられると思われる内容の問合せだ。なんでこんな簡単なことがわからない?!

ちなみに同じような航空券。前回はKLMのチャットであっという間に手配完了。まったく時間がかからなかった。それなのに… あぁそれなのに。航空券がオープンジョウになっただけで、行きの便だけがコードシェアになっただけで、どうしてこんなに難しい話になるんだろう。

実は何社かトライして、その中でも丁寧ではあるのだが、とにかく異様に時間がかかるの日系の航空会社だったんだが、本当に切れそうになったよ。いや、この会社好きだし、いっつもマイレージで無料で出張時に利用させていただいているし、悪くは言いたくないのだが、ほんとに時間がかかるのが痛すぎる。同じことを某ヨーロッパ系のフライトでやれば、こっちは要領をえないながらもドライでテキパキしてた。っていうか、こういうややこしい案件は丁寧さよりもテキパキさが要求されるのだ。それがわからんものかな…。そもそも電話での話し方がしつこすぎる。「あ、すみません、こちらが間違えてましたね」と言っても「いえいえ、お客様、こちらも確認せず本当にすみませんでした」とか丁寧なのこと言われる。丁寧なのはいいんだが、この場合、丁寧さよりも、とっとと前に行こうよ…みたいな。この案件をとっとと終わらせようというわたしからすると、まったくもって時間の無駄。いいから、早く次の作業ためしてみてくれーっっっって感じなのだ。

とにかく今回は、電話で待たされ、確認で折り返しが必要となること2、3回。おかげで初めてスマホを使って外から電話をかけるはめになり、ドキドキしたよ。だって、この時間帯に電話しろっていうからさ。その時間、私は外出しています、って感じ。それにしても、この間のオペレータのお姉さんの時給とか、電話回線代とか考えてしまった。これ時間の無駄でしょ。人の会社だけど、こんな安い案件で、こんな無駄な時間と無駄をかけてるんだから、私にエコノミーの航空券売ったところで全然ビジネスにならんでしょ?

いや航空会社みたいなおっきな会社は、オペレーターの時給にも余裕があるんだなと感心したりしている。そうね、そうかもね。オペレータのお姉さんみたいに高給もらって余裕がある人たちには良いのだが、付き合わされる貧乏なこちらとしてはたまらない。

だいたい普段ネットでちょいちょいと取ってしまうのに、電話口でTokyoのTとか、RomaのRとか言ってると時間がどんどんすぎていく。いや、こんな重要なこと、文字で残さないとやばいでしょう?みたいなことなのに文字で書いて確認できない。予約が完了するまで、メールは送られてこない。そのアドレスですら、mplantをつづってみせないと通らない。MとかNとか、面倒なんだよ。それこそ旅行時代の私はMike Nancy Loveとか綴れたけどね(それぞれのアルファベットの頭文字を言っていくのだ…電話口では)予約が完了して予約番号もらってメールでコンファメーションが送られてきて、やっと文字で確認できる。

はぁ…

こういうの、コミュニケーション・コストが高いって言うんだ。これはまぁ、一例だけど、ほんと電話って非効率。仕事上でも、いまだ電話ばかりしている人たちいるけど、電話をかけてくる人は、相手が今、どんな状況なのか、まったく想像してくれないのだろうなぁと思う。でもそんな声をあげるフリーランスの方々のキャンペーンが最近は多くなり、功をなして、実はうちには電話はほとんどかかってこない。サラームさんも同じこと言ってた。私も滅多なことでは電話はかけない。今やそれがスタンダードじゃない? だって、電話した時、相手がどんな状況かわからないじゃない?

最近、私はiPhoneを購入しガラケーを廃棄した。電話機のマークを一番下のDockエリアに入れるのをやめてしまったら、電話を持っているという感覚がなくなってしまい、これがなかなかいい感じだ。もうツアー中以外は本当に電話取りません。このiPhoneは、まるでちっちゃなiPadだ。だからこれからも電話はかけないし、よほどのことがないかぎり取らないよ。

いや、コミュニケーションをドライに、と言っているわけではない。例えば会ってミーティングすることの重要性は何よりも大きいと思う。もちろん相手次第だが。なのに、電話をかける人というのは、会ってミーティングしている間も携帯電話を見たり、めっぽう落ち着きがない。会っている時は、話している相手のことを大切にする。それが礼儀だと思うんだけど、違うのかな。…というか、それがわたしの好きなスタイルだ。そういう方がお互いの思考が深くならない? 普段は電話に出ない。会っている時は、その人とその場の話の内容に集中する。ほんとに電話に出てる人って、ミーティングの間も電話に出てるのよね…そして彼らの会話を複数回盗み聞き(笑)していると、「えっ、まだその案件やってんの?」「えっ、その件、まだそこ?」「えっ、まだ結論でてないの?」ってことが多い。余計なお世話だが。あぁ、なんて時間の無駄なんだろう…と心配になったりする。まぁ日本の会社は現場に決定権渡さないからね。そうなっちゃうのかなぁ。でもって、彼らは時間が経過したということだけで、仕事をした気になっているのが、なんとも牧歌的。ある意味、幸せな人たち。わたしは具体的にちゃんとお金を生み出す結果にならないかぎり仕事にはなってないよ、と思う。ちょっと偉そうな経営者目線だけど(爆)

というわけで、偉そうなわたしは電話を取らない。これからも。電話をもらう時は、どんな偉いクライアントさんでもアポをとってもらい、その時間は電話に注意を払うように、電話がなったら取るように言ってもらったりしている。本当にたいへん申し訳ありません。ひどいよね。でもすみません、でもそれが私のスタイルで、それこそわたしを24時間雇ってもらえないかぎり、治せないんですよ…

わたしが普段メールが早いのは「おねがいだから電話してくるなよ」というメッセージでもある。わたしがいろいろクリエイティブな思考を巡らせている間に電話で中断されたら、最悪だからだ。もっともそれも病気してから、かなり遅くなっちゃったが、復活したら、またスピードアップしていきますよ(笑)

で、ものの話によると、スティーブ・ジョブズもゲイツもメールは異様に早かったんだって。で、スティーブも人と会うのが大好きだった、とのこと。わかるなぁ!

そういう私は体力がおちているせいで、今階段が登れないのだが、昨日も地下鉄のエスカレーターで「1人で右側に立つ」という「エレベーター2列早く普及させましょう」キャンペーンをはっている。あれ、勇気いるよね(笑)

さて最近ガラケーを手放し、iPhone買って、スマホ持ちになった。今まで持ってたガラケーが古すぎてBluetooth使っても、何をしても電話番号を移行できないので(親切なお店の人も散々トライしてくれたのだが)、手動で整理しながら入れていった。

ふふふ…人間関係整理せよ、ということか。基本的にfbをやってない人は親しくなくても残す方向で整理したが、そもそもそんなに人数はいないので、あっという間に完了。

といいつつ、昨日はiPadを置いて外出しようとして、買ったばかりのiPhoneに親友たちの電話番号が入っていないことを思い出し、かなりゾッと不安になった。結局わたしも小心者だな。明日はiPadの格安SIMをいよいよ解約する。大丈夫か、自分!?(格安SIM解約はY-Mobileの親切なお兄さんのアドバイスにより来月に繰り越しになりました)

今日も生意気に(笑)張り切っていきましょう!

2019年12月19日木曜日

正義は勝つと信じたい


このドアマンの証言。いろんなメディアが伝えているけど、どんな記事においても「うわーん」ってところ読むと泣けちゃう。本当に怖かっただろうなぁ…。女ならわかる恐怖。

時事ネタはどうかとも思ったけど、これはブログに書いておかないと。彼女の勝訴を受けて地上派もこのニュースを取り上げはじめたのが嬉しい。正義は必ず勝つと信じたい。これからを第二の性を生きる女性たちのために、詩織さんが声をあげてくれたのだ。

詩織さんを観ていると勇気が湧いてくる。彼女は強くて、頭が良くて、そしてとてもきれいだ。がんばれ、詩織さん。私は応援している。絶対に応援している。

『ブラックボックス』は購入したものの積読になっちゃってる。早く読まなくちゃ。


それにしてもメディアが取り上げる時、彼女のどんな表情の写真を載せるかで、なんかイメージが全然違うな、と思う。それにしても、オレも泣きそうだ。ほんとうによかった。まだまだ道のりは長いと思うけど、それでも… 今日は言っちゃおうよ。よくがんばったね、って。






映画『ダンサー そして私たちは踊った』を観ました。すごくよかった!


スウェーデン人監督によるジョージア(グルジア)が舞台の映画『ダンサー そして私たちは踊った』を試写で拝見しました。ありがとうございます。

結論から言っちゃうと、「いや〜これは素晴らしい。絶対に応援せねば」という作品でした。まずこの映画。気をつけて情報みないとスウェーデン人の制作グループだということに気づかないかも。舞台はまったくのジョージア。監督であるレヴァン・アキン監督はジョージア系スウェーデンだそうで、北欧育ちならではのシャープな視線がいい。プロデューサーはアバのベニーの息子だって。すごいよね。しかもカンヌにスウェーデン代表として行ってるんだから素晴らしい。

それにしても画面が1つ1つきれいだなぁ。自然光の使い方、太陽の位置、とにかく素敵。っていうか、主人公がダンサーだからだろうか。彼の身体が美しいからだろうか。とにかく綺麗な画面だ。彼の生活自体は貧しく暴力もあり相当すさんでいるけど…

女の子が言う。ここはヨーロッパのふきだまりみたいだと。タバコも最低のクオリティのものがジョージアに集まるのだと。これはロンドンで買ったやつよ、どう?と。

家計をささえながら大変な思いでダンスを続ける主人公。ある日舞踊団に突然やってきた新入りのダンサーによって彼の人生に大きな変化がおとずれる。

「ナチュラルで官能的」というキャッチが「まさに!」って感じ。男性同士のラブシーンも本当に美しくて、素敵で、うっとりしちゃった。最後のオーディション・シーンは圧巻。ちょっと古いけど、フラッシュ・ダンスを彷彿させる?(笑) 主人公の射るような真剣な視線がいい。(か思うと、彼は思いっきり甘い表情も見せる。すごい表現者だと思う)

彼をなんとなくほど良い距離から応援してくれる女の子たちもみんなすごくいい。そして、最後、彼は自分の可能性を信じて羽ばたいていく。私はこれは爽やかなエンディングと見た。だらしないお兄ちゃんが最後はいい味を出している。

それにしても… すごいと思ったのはジョージアの伝統音楽とダンスだ。すっごいパワフル! こんなダンスがあるんだね。全然知らなかったよ。音楽もパーカッシブで、めっちゃかっこいい。ただこの映画の舞台は国立舞踊団なんで、そこでの伝統文化の捉え方はめちゃくちゃ保守的なんだけど(いただいた資料によると実際の撮影にも超非協力的だったそう)、そんな中で彼のダンスには新しさを感じさせる何かがあるんだわ。なんというか色気があるというか。繊細さというか。それが力強くマッチョなだけではない、絶妙なバランスの上になりたってる。まぁ先生方には「男らしくない」みたいな評価を下されちゃっているわけだけど。

これまた先日までプロモーションしてたポーランドの本物の伝統文化とは何か → 共産時代に生まれた国営エンタテイメントはフェイクローレ → ヤヌシュたちみたいな若者が本物を追求しだすという動き…というウチがプロモーションしてた図式に当てはまる。うーん、やっぱりこれから面白いのは、このエリアだよね。これからますます面白くなってきそうだ。かっこいい音楽とか絶対にあるし、若者たちがどんどん本物は何かということを自分で追求し突き動かされていく。ちょっと勉強してみよう。

主演の彼は本職がコンテンポラリー系のダンサー(当然だよな、これだけ踊れるんだから)だそうで、いや〜、本当にダンスシーンが素晴らしい。彼はサラエボ映画祭やオデッサ国際映画祭で主演男優賞をゲットした他、W Magazineのカンヌで最も刺激的なスターの1人に選ばれたそうだ。納得だよね。でも演技はこれが初めてだったらしい。

「のむコレ」にて年内特別上映される他、来年2月に東京はシネマート、ヒューマントラスト有楽町にて上映。なんか主人公のこの子、人気出そうだよな。ヒットするんじゃないか、この映画。とくにヒューマントラストに集まるおばさま方に超人気出そう。ポルーニンの映画より、わたしはこっちが圧倒的に好きかも。まぁ、もっともあっちはドキュメンタリー、こっちはフィクションなわけだけど。



監督良いこと言ってるね。「(このセックスシーンは、セックスだけではなく)あなたを受け入れてくれない社会の中で、自分を発見していくプロセスだ」

「この映画でもしかしたら社会を変えることができるかもしれない」と主演の彼もい言う。いい。すごくいいね! こういう感じがいい。いや、もちろんそれは大変な道のりだと思う。でも同じエンタテイメント業界に身を置くものとしては、そう信じたいんだよね。映画や音楽や芸術といった表現活動が、社会を変えるかもしれない、って。



こちらも要チェック。主演の彼はプロモ来日もしてたみたい。あぁ、本物見たかったな〜(とミーハー心/笑)。どっかで踊ったのかな…




2019年12月18日水曜日

引き際の美学

今いる部屋のベランダはハーブ類が育たない。ミント、また購入したけど果たして…
とてもお世話になった方が4月で定年退職してらした。わたしがかなり具合悪い時期だったので、きちんとお礼も言えなかったんだけど、連絡が取れてお礼が言えてよかった。最後にその方にお会いしたのはヴェーセンの公演で、休日だというのに会場に来てくれて、あれやこれやと手伝ってくれた。本当にお世話になった。柔らかい空気の優しい方だった。場を和ませるのが得意で、本当に本当にわたしはお世話になった。きちんと直接お礼もできないまま、終わってしまったが… ありがとうございました。

定年退職かぁ。わたしはいろいろ考えて自分の健康状態がゆるせば、あと6年はこの仕事をしようという結論に最近達した。正確にはあと6年とちょっとだけど。ではこの残りの時間で何ができるか。それを準備できるというのはラッキーだ。多くの人が自分以外の理由や経済的理由で余儀なく仕事をやめないといけないというのが現実なのだから。

現在住んでいるマンションの切り替え時期(うちのマンション5年契約なんですよ)や年金もらえるようになるタイミング(今の法律が変わらなければ)など。あと6年。

あと6年だと思えば、昨晩、買ったばかりのスマホをダブルSIMにして、月2,000円の節約にまた成功しちまったぜーと悦に入っていたが、もしかしたら、あまり意味がなかったかもしれない。月2,000円=年間12,000円で6年分? iPhoneもそのくらいしたし、今回調べたりした調査時間を考えたら、無駄だったかも。仕事辞めたら別に最新のテクノロジーについていく必要なんてないんだし。あと6年逃げ切れたかも? ま、あれこれ調べたりアップルストアにいったり、アップルのお兄さんお姉さんと話したりは楽しかったからよかったのだけど。(どうでもいいけど、たとえiPhoneでもアップル製品買うと気持ちがあがるねぇ〜。スティーブありがとう)

ホームページを大リニューアルすることを考えていたけど、あと6年なら今のスタイルのまま逃げ切るというのもアリかも、と思い始めた。ワードプレスとか習ってみようかとも思っていたけど、このままでいいかも? CDショップも最新のスタイルのものに変えようかと思ったけど、よく考えたら一番売れてる通販サイトであるアマゾンなんか、めっちゃ変化しないし、シンプルで軽いし、ショップはもうあのままでいいや…とこちらも考えている。チケット販売のサイトもセキュリティしっかりしてるし、あのままで十分だろ。あんまり変えてもお客さんをと惑わせるばかりではないか?

スマホは消費するためだけのツールだから、今後はデスクトップとスマホを持つ人、二極化が進むだろう、なんて話をネットの上で読んだ。世の中を動かす人と、消費する人。そういうふうに世界は分かれる。

一方で、このままワーキングライフを終えるのが嫌で、「社長の椅子」を買った。その前までの椅子は3,000円くらいのディノスだかアスクルだかで通販したもの。買ったのは独立した時だから、もう20年以上もこの椅子の上に座っている。買った時は取り急ぎ…と思ってたのに時間がたってしまった。このボロ椅子でワーキングライフを終えるのかと思ったら虚しくなり、15,000円くらいの社長の椅子を選ぶ。デカい。私の「はんてん」と比べてみて(笑) このはんてんを着て、社長の椅子にあぐらをかいて座り、iMacに向かい合っている。それにしても散らかったオフィス…早くきれいに片付けないと。

で、自分のワーキング人生が終わったあと何をするか。読書と編み物。そしてブログやSNSで、いろんな楽しい文化を紹介するってのはやり続けたい。で、友達や、特に自分より若い人たちを応援するんだ。そういうのがいいなぁと勝手に夢想している。そして「やめる、やめる」っていいながらやめない人が多いのも、この業界の特徴ではある。オレもそうなるんだろうか。でも引き際はかっこよく! 

そんな中、自分より10も年下の角幡さんのインタビュー記事に妙に癒される。





このインタビュー、全部読みたい方は、こちらを購入ください。近年の角幡さんのインタビューの中で、一番よくまとまってて、良い記事です。

 

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