女性が社会に責任を持てば




いや〜、まったくもってするどい指摘。耳が痛いが、私もこの意見に賛成である。女は女に対して厳しいって言うけど、私は特に女性の評価については厳しいと自分でも思っている。実際、ブログはともかく友だちと話している時などは「バ●女は嫌いだ」とかすぐ言うし、実際、男性の方がもしかしたら「バ●」と「有能」の平均値が高いのではないか、経営者だったら男性を雇う方がリスクは少ないのではないか…と思ったりもする。でもできる女性は本当にできる人が多いので、ウチのスタッフはほとんどが女性だ。

女が社会に責任を持つ。そういう世界が来れば、もっと世界は平和になるのではないか。そういう国になれば原発や死刑がなくなるのではないかと思っている。

自戒をこめて書いている。

ランチでワーキングクラスなランチに行けば周りは男性ばかり。リッチなランチにいけば女性ばっかり。(まぁ、さらにリッチなところに行くとサラリーマンの接待だけになったりもするのだが)、リッチなランチを女友達と優雅にかます彼女たちの会話を盗み聞けば… 以下自粛。

某私が信頼しているミュージシャンが言っていた。学校の子供たちにワークショップをしたのだが、彼は「この国の女の子たちは本当に…」ともらしていた。彼の指摘を待つまでもなく、通訳していて私もそれを感じていた。外国人の視線で見渡すと、女子学生たちがいかに抑圧されているのかが見えてくる。

女性が首相の国、フィンランドやニュージーランドは、みんな幸せそうだ。アイルランドのメアリー大統領たち(2人いる)も素晴らしかった。そもそもお母さんが強い家庭はだいたい幸せだ。

女はもっと社会に責任をもたないといけない。映画「小さなおうち」で見られたように、自分の家のことと家庭のことと身の回りが安全であれば、それでいいと思っていてはいけない。自分のまわりのことだけに気を取られている間に、知らないうちに社会はとりかえしのつかないことになっている。もっと社会を見渡さないと。

もちろん日本は男尊女卑がひどい国で、女性蔑視の社会の方が悪いと言ってしまうことは簡単だ。でも私は一応これでも女性だから、やっぱり言いたい。「女の人たち、頑張ろうよ、あなたが社会にできることはたくさんあるんだよ」と。

伊藤さんはみんなに勇気をくれた。それを今、女性たちがもっと応援するべきではないのか。被害者は悪くない。悪いのは加害者なのだ、と。伊藤さんを応援しよう。

津田さんのこの記事、本当に素晴らしい。



ソルニットの「無邪気な冷笑家たち」…これもチェックせねば! このページに詳細あり。言葉ではなく行動しよう。

無邪気な冷笑家は、世界よりも冷笑そのものを愛している。世界を守る代わりに、自分を守っているのだ。わたしは、世界をもっと愛している人びとに興味がある。そして、その日ごとに話題ごとに異なる、そうした人たちの語りに興味がある。なぜなら、わたしたちがすることは、わたしたちができると信じることから始まるからだ。それは、複雑さに関心を寄せ、可能性に対して開かれていることから始まるのだ。



小島慶子さん、もっとも尊敬する女性の一人です。これも読まなくちゃ…