2021年3月30日火曜日

おかんアート 実は随分前に編み上がっていた…ロック編み物に開眼した作品(と、あえて言ってしまおう)!

おそらく今年作った編み物の中で、最大の傑作がこれ!! どうよ!!


すごいでしょー 結構でかいです。窓辺の豆苗栽培と比較してください。1m四方以上あるジョニー膝掛け。あったかいよ!! いやー 結構編むのに時間かかった。それにこうして見ると左肩の革ジャンの光沢(白い部分)はいらなかったかも。デザインって難しい。

実はラモーンズ日本ファンクラブ会長の畔柳ユキさんにこの方の編み物を教えられて、そこから速攻でインスピレーションが浮かんだ結果がこれです。

実際ここまで細かいことにこだわった編み物は機械がないと難しいんですが、なにせそこは大雑把なデフォルメにたえうる強いキャラクターの持ち主ジョニー師匠。もう図面を書く前に出来上がりの絵が頭に浮かびました。

それに、まぁ、失敗してもこの英文があればラモーンズだと分からなくはないだろう…と。

こちらが途中経過

編み上がって干してみたら、やはり結構な大きさなので編み方のピッチのせいか縮んだ部分とか結構ある。真っ直ぐにはならない。

この干す方法で、形を整えることができるんだけど、ほんと難しい。この大きさだもんな…  無理だよな。







こちらが裏側。当初これで仕上げる予定でしたが…

どうもやはり端っこが丸まってしまう。また毛糸が結構アクリルまじりで薄くて暖かさがたりないのと、このままだと膝掛けとして使う時に裏に渡っている毛糸(文字の部分)が足にひっかかって使いにくいということもあり、機能性を重視して、裏地をつけることにしました。

途中経過をゆきさんと交信しつつ見てもらい、ラモーンズらしい裏地って、どんな柄なんだろうと相談してみた。

わたしは最初、赤のギンガムチェック(ピザ屋のテーブルクロスのイメージ)はどうだ、と言ったんですが、それはどうも違うらしく、ユキさんが「レンガ模様とかがいい」「ショッキングピンクとかもあり」と言ったのが笑えた。うーん、ロックって難しい(笑)。っていうか、哲学だからね、こういうの。重要なのよ!

そして実際に、レンガ模様の生地もネットで発見したのですが、やっぱり生地って縫いやすい・縫いにくいとかあるし、いくら「木綿」と書かれていても手触りいろいろだし、とにかく本物を見て買いたいということで池袋のユザワヤへ行ってみました。で、黒のフリースが110c x 1m で、なんと200円と超安く売られていたので、それをゲット。それを裏地にしました。ユキさんによると「チープなのはパンクでは<あり>」なのだそうです。で、裏地をつけたら、なんとなく四角になったし、落ち着いたかな…

というわけで、この作品(あえて作品と言ってしまおう)は、ユキさんの車の後部座席に設置いただくことにしました(笑)


これを作りあげたら、すっかりグラフィック・ニットに目覚めてしまい、前に紹介した子供の三日月のベストや、柴犬マットへと発展していくわけです。ただこの緊急事態宣言の延長につぐ延長で、ユキさんになかなか渡せなかった。私は早くここでこのニットを自慢したかったのだけど、ユキさんが手渡しがいい、と言ってくれたので、この時期になってしまったのでした。でも、桜の下で手渡せてよかったよー。ほんと皆さんに見てもらいたかったんだよー

でも自分で言うのもなんだけど、これ大傑作だよねー! 

桜の中で贈呈式(爆) ユキさん、今度ラモーンズのイベントやる時、会場に展示してください。


この動画、最高でしょ。ラモーンズの視線を通してみると東京もちょっと違って見える。動画自体もいいけど、ユキさんの動画制作秘話もいいんだよ。こちらもぜひお読みください

そしてユキさんのブログにこの膝掛けの件もアップされた。こちら。


世界で唯一の公認ラモーンズファンクラブ。会長のユキさんの書籍へのリンクを貼っておきますね。特にラモーンズの2冊は読んでて泣けるよ。このバンドが、音楽が、ユキさんに、そしてユキさんの周りの人たちに元気をくれる。HEY HO LET'S GO!!!!

おかんアート suede追っかけ用マフラー

 
「ロック編み」というやつに挑戦してみました。実は訳あって、第1弾はまだ公開できず(笑)、これは第2弾作品です。英国のロックバンド、suedeのマフラー。

お世話になっている某病院勤務の友人Nはsuedeのおっかけを15年以上やっています。ファンになったのはもっと昔らしいけど、本格的に追っかけるようになったのは、ここ15年。ツアーのスケジュールが発表になると、それがどこだろうとすぐにチェック→チケット購入。ブライトン、ヨーク、ケンブリッジなど英国はもちろん遥かロシアの奥地まで、バンドとともに街から街へ。仕事の有給休暇と週末を活用し、成田空港からしれっと直接出勤するなど、驚くべき体力の持ち主(笑)。

彼女のリクエストで追っかけ用マフラーを作ってみました。イメージとしては英国のフットボールファンがよく持ってるアレですな、アレ(笑)

最前列でバンドを応援する時に使用でき、寒い英国で早朝から追っかけ・出待ちをする時にも便利な仕様にしてみました。ポイントはユザワヤで見つけたユニオンジャックのボタン。木製で、ものすごく可愛い。

suedeの文字の最後のeの文字のところはまあるく穴があいてまして、ここに反対側の端を通すとあったかいスヌードになります。実際に身につける時に便利です。




そもそもこの黒い毛糸は、この友人Nのお母様からいただいたものだったんだよね。私が編み物熱を復活させたと言ったら、彼女のお母様が「もう使わないから」と、お下がりの編み棒セットや毛糸を大量にわたしに譲ってくださった。あぁ、ほんとうはお母様の方にもお礼の何かを編まないとなぁ!!


さて、このマフラー、結構難産でした。そもそもロゴを編み込んで、その裏面は布で裏地をつけようと思ってたんです。(文字の部分に毛糸がわたっているので、なんらかの裏地をつけないと使う時、糸がひっかかっちゃうんだよね)。そして実際、安い黒いフリース地を買ってきてしつけ糸を使って仮縫いしてみたんだけど、なぜだか異様に重くなってしまった…。

なので、このしつけ糸をほどき、結構な長さまで編んだ物をいったんほどき(これは勇気のいる作業)、再び少しだけ編み部分を付け足して、裏地もえいやっっともう全部毛糸で編んでしまった。つまり見た目よりも二倍編んでいるわけです。我ながらすごいな。結果、裏も全部「編み」で仕上げたマフラー。つまり毛糸が二重になっているからね。かなりあったかいです。

ちなみにNとは今週末このライブに一緒に行く。チケット取ってもらったぜよ…3列目だ! いえい! 


というわけで、ロック編みものもまだまだ続く…


友人Nと桜。これ持って早くバンドの追っかけに行けるようになるといいよねぇ(笑)

2021年3月29日月曜日

北とぴあ日本の伝統音楽祭、毎日新聞さんに掲載いただきました! そして渋沢グッズ…

 


いえーい!! 楽しみ。


ところで、北とぴあのある王子は今、大河ドラマの渋沢栄一で超盛り上がっています。ぜひ公演の日は飛鳥山によってくださいね。


コンサートの日、ロビーでは渋沢栄一まんじゅう(というのがあるのですよ!)の販売とかある…かも??! それに美緒さんゆかりの藍染グッズの紹介などもある予定です。今、あれこれ仕込んでますので、ニュースをお待ちください。日本のブルー、日本の青。実はわたしも今、藍染の毛糸に拘ってたりします。

コンサートの詳細はこちらへどうぞ。こう言う時期なので、席は自由席でゆったりとご案内ができるよう調整に調整を重ねております。

がんばるぞー!! 公演の詳細はこちら。


2021年3月28日日曜日

映画『サンドラの小さな家』を見ました。これは素晴らしい!

 


『サンドラの小さな家(原題:Herself)』をオンライン試写にて一足早く拝見しました。ありがとうございます。一般には、4月2日から公開されます。詳細はこちら。

いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー すごくよかったです。ダブリンって、こういうとこあるのよねぇ…と。結構最初の方から泣けて泣けてしょうがなかった。街の人たちのさりげない優しさが、特にこのコロナ禍の地球では響きまくります。映画のキーワードは「メハル」。みんなが集まって助け合い、そうすることで自分も助けられるというアイルランドの精神。その精神がこの映画の真ん中にあり、またよくよく見ればセント・ブリジットの物語へのオマージュともなっている。でも、それを置いておいてもドキドキハラハラもあり、あっという間の90分でした。監督はメリル・ストリープ主演の『マンマ・ミーア』や『鉄の女』を手がけた女性監督フィリダ・ロイド。

それにしてもアイルランドはしみじみと人がいいんだよなぁ。いいや、アイルランドでなくて東京でもこれは可能だと思う。うん、なんというか、みんながちょっとずつ助けあったり譲りあったりすることで社会がうんとよくなる。ちょっとした親切で、自分も幸せになれる。コロナ禍の地球で、なんとも考えさせる映画でした。

最後の方でサンドラの歌う『The Lass of Anghinm』が印象的でした。これはリサ・ハニガンのヴァージョンですが、貼っておきますね。

 

こちらはジョイスの『ダブリン市民』からのシーンも。同じ曲です。ここに詳しい解説あり

しかし、この映画、企画自体がなんと主演のクレア・ダンの持ち込みだったようで、そんなストーリーにも感動しちゃいます。

彼女がニューヨークに住んでいる時にダブリンの女友達から突然電話がかかってきた。いわく「ホームレスになっちゃった」という彼女は、3人の子供をかかえてDV夫から逃げ出し、結果ホームレスにはならなかったものの、実家の小さな部屋で子供と一年あまり不自由さの中で暮らしていたそうですが、そういう社会の不条理などが、この映画の脚本家であり主演であるクレアをこの映画の制作へと突き動かしたのだそう。うーん、女性版新星ケン・ローチ?!というのは、褒めすぎかも…

でもアイルランド人って、正義感ほんとに強いんだ。そして友達のためなら、自分には思ってもいないような力が出る時がある。

それに、なんというか女優さんの持ち込み企画って私にとっては響くところが多いんだよね。

同じアイルランドが舞台の『アルバート氏の人生』、それからスケートのトーニャ・ハーディングの自伝的物語『I, TONYA』も。それぞれ主演女優さんの持ち込み企画だった。

そのせいか、なんというか、演技の迫力が違う。当然だよね、だって「自分の企画」なんだから。誰かが企画をたてて、そのオーディションのニュースをつかみ、応募してみるのとは訳が違う。

もっとも、この映画の主演のクレアは、当初脚本だけ書いて自分で演じる予定はなかったのだそうです。でもこの映画のためにあれこれ動いているうちにみんなから言われて自然とそうなったんだって。ちょっと映画ができるまでのストーリーが、この映画自体のストーリーとシンクロしていきますよね。

そしてサンドラを手伝おうと少しずつ仲間が集まってくる。映画を通じて社会問題の解決、ということに目覚めた彼女。自分でも「ほんと馬鹿なことしているな」「私ったら正気を失ったかも」と思ったそうだけど、いろいろリサーチをしていくうちに「いや、君は正気をとりもどしたんだ」と周りが励ましてくれるようになっていったんだって。(と、プレス資料に書いてありました。ありがとうございます)

うん、でもほんとだ。映画を作る彼女自身がまるでサンドラ本人みたい。

そうそう、子役の二人も本当に素晴らしかったです。演技がナチュラルでまったく違和感なし。是枝監督のところの子役かと思った。

そして映画の最後のオチは…書いてしまうとネタバレになるので書きませんが、とにかく「終わった」という安堵感がある。

そう、ここから!! ここからなんだよ。すべてはここからのニュー・スタートなんだ。

サンドラとファミリーに最大のエールを送りたいです。

主演のクレア・ダン、私は初めて知ったのですが、彼女が評価されたのはこの一人芝居のステージだったらしい。こちらも社会派な内容。トレイラーみたいな動画を見つけたので貼っておきます。

 

 彼女の左目の下の痣だけど、本物なんだね。うん、とってもチャーミングだと思う。サンドラって女優さんはこの地球上に多いから、わかるように神様が印をつけてくれたんだね。(映画の冒頭に出てくるセリフから)


それから、この超正しいダブリン…いや、ドブリン訛りも最高です。

それと原題の『Herself』って英語のタイトル。すごくいいタイトルだと思う。でも確かに日本語にしちゃうとわかりにくいので、『サンドラの小さな家』は良い日本語タイトルは正しいと思うけどね。それにしたって『家』なのがいいわ…。最近流行りの「おうち」とか言わないのがいい。「おうち」って言葉どうも嫌い。だって迫ってくるのはなんとなくの不安なんかじゃない。厳しい現実なのだ、毎日の生活なんだ、明日の食べるものなんだって強い意志が感じられる。うーん、とにかくたくさんの人に見てもらいたいな!!

4月2日より劇場公開。詳細はこちら。



2021年3月26日金曜日

スマートウォッチ生活のススメ

 


ここ数ヶ月、スマートウォッチをというのを装着しておりますが、これがなかなか良いので、今日はそのご紹介をしたいと思います。

そもそもApple Watchは気になっていました。あの腕に何かして、そこでしゃべったりチェックしたりするの、ちょっと未来的でかっこいいじゃないっすか。でも値段が高いし…と思っていたところに、このコロナ禍。病床が逼迫していて自宅待機かになった場合、一人暮らしの身は一人で倒れて死ぬかもしれない。これは危ないとバイオオキシメーターを購入しなくちゃと思ったわけです。いわゆる血中酸素濃度を測るあれです。病院に行くとよく指をクリップみたいなもので挟まれ計測される機械なんですが、これが買おうとするとけっこうなお値段。

で、通販サイトを眺めていたのですけど、パルスオキシメーターを買うなら血中酸素濃度を測れるスマートウォッチを買っちゃったらどうだ!?と思いつきました。で、もちろん最初はApple Watchと思いましたが、高いし、すごく重い。
かつ、なんといっても「電話」である必要はまったくないわけで、であれば、こういう安直な製品でいいじゃないか、Apple製品だから高いんだ、ということで、アンドロイドでもええじゃないか…と考え方を180度転換。さらに検索していたら勝間和代さんとかがよくしゃべってるファーウェイ社がいいや、と思いついたわけです。それにしてもファーウェイって社名がどうも覚えられません。英語にひっぱられて「ひゅわーれい…だったかな?」とかいつも思っちゃう(笑)

で、実際届いてみたら、パッケージはアップルのパチもんみたいだけど余計なダサい取扱説明なんかついていないし、UIも簡単ですごくいい感じ。画面もフォントも綺麗だし、おしゃれな感じです。PCのあの文字が汚いのとか、PCのこっちが聞いてもいないことをくどくど説明してくる、そもそもPCの生き方が(笑)…あの感じが、わたしには耐えられないんです。アンドロイド系の電話とか、どうだかは知りませんが…

ってなわけで、ファーウェイ社の一番軽いタイプを買ってさっそく装着してみたら、血中濃度うんぬんよりも楽しくなってきたのが、睡眠の時間や質を計測するアプリ。これは素晴らしい。時計をしたまま眠ると、睡眠時間はもとよりレム睡眠、ノンレム睡眠、起きた回数などが出るわけなんですが、なるほど自分、意外と深く眠れているではないですか!
 
そして温泉施設に行った日、銭湯に行った日、走った日など、それぞれを計測してみましたが、意外とそれぞれの日に差がないことが発覚しました。つまり温泉行った日はよく眠れている、というのは単なる幻想、思い込みにすぎなかったことがわかるわけです。

反対に絶対に良い眠りが得られるのは実は「シーツを洗った日」であることも発見。もしかしたら寝具をヴァージョンアップすることを考えた方がいいのかもしれません。(思えばわたしは中学の頃使っていたマットレスをそのまま継続して使っているのでした… ありえないよね。特に問題ないから放置しているけど)

それとよく使うアプリはタイマー(笑)実は一人自営業の皆さんはみんなやってると思うんだけど、ランチのあと「ちょっと15分だけ寝かせて〜っっ」ってあると思うんですよ。机にうつ伏せたりして… そういう時にこのタイマーってのは準備。そして、このちょっと寝る、ってことがすごく大事なのもわかるんです。しかもこういう時の眠りって、すごくって、寝た瞬間、深い眠りゾーンに突入している。そして例えば30分寝たら、そのうち15分が深い眠りだったりして、思いのほか効果がある。すごい!

それから、例えばあと35分で出かけなくちゃいけないんだけど、出かける準備できたし、30分だけ仕事したいみたいな時もタイマーをさっとかけられるのがいいです。わたしってどうしても集中してしまうと、時計見るのを忘れて結局出るのが遅れちゃったりするので。
歩数計も「なるほど」という感じ。これから元気になってまた本格的に走るようなことになれば、とても活躍してくれそうです。

加えてかなりしっかりした防水機能があるのと、ちょっとドキドキしながらサウナ等でも装着してみましたが、心拍数などもあまり変化は見られず。楽しくなかったので、これは一度トライしただけでやめてしまいました。

あ、そうそう、使い方にもよるんだろうけど、充電も一週間に一度だけお風呂に入っている時につないでおけば十分で、まったくストレスなし。これは大事。一週間の旅行なら充電器いらないかも…というくらい。

文字盤もそんなに何種類もあるわけではないのに、なんと、こんなポップなムンクさんの絵(一番上の写真)があり、これは最高。かわいいでしょー

いずれにしてもそんなわけで、当分このスマートウォッチにハマりそうです。皆さんもぜひ。安いのなら、一万くらいで買えます。わたしのはちなみにこれです、これ。

2021年3月25日木曜日

NHK-BS「ハルカとカイト 舞台に立つ ~宮本亞門とダウン症の青年たち」来週再放送があるよ!

舞台っていいなぁ…そう思えるとても良いドキュメンタリーだった。音楽は日向敏文さん。とある舞台のオーディションに受かったダウン症の二人の俳優さんたちの様子を追っていくドキュメンタリー。NHK-BS。

それにしてもこの舞台のことはよく知らなかった。元ネタになっているのは『チョコレート・ドーナツ』っていう映画。『チョコレート・ドーナツ』って、映画の中でも象徴的なアイテムだし、すごくいい日本語タイトルだと思うのだけど、原題は「ANY DAY NOW」。それはもう明日にでも、って意味。明日にでも明るい未来がやってくるかも、って、そういうメッセージ。物語自体はとても悲しいエンディングなんだけど、すごくポジティブなメッセージを運んでくれる話なんだよね。

ちなみに映画を見た時のわたしの感想はここに書いてある。今、自分が書いた文章を読むと、ちょっとゲイの人に対する理解および説明の仕方が??みたいなところがあるけど、映画見て、感動して、精一杯の自分の気持ちが書かれている。読んでいたら、あの時の感動が浮かんできた。いや、ほんとに素晴らしい映画だった。

そんな映画を宮本亞門さんの演出で世界で初舞台化されたのが、舞台『チョコレート・ドーナツ』なのだ。主役の母ちゃん役ルビーを、東山紀之さんが演じている。ドラァグクイーンの役なんだよ。

そしてこのNHKのドキュメンタリーは、この舞台のオーディションに受かった二人の青年たちを中心に展開していく。本当にダウン症を持つ子をステージに、というのは宮本さんがすごくこだわった部分なのだそうだ。

これを見た感想は、もう映画と一緒。それがこの物語が持つ、マジックなのだ。ダウン症を持っているから、とかそういうことではない。彼らの内側にはわたし達と同じ悩みがあり葛藤がある。あぁ、なんかわたしたちは偏見を今すぐ捨てて、少しでも人間にならなくちゃいけない。まだまだわたしなんて修行が足りないんだけど、少しでも人間に近づかなくちゃならない。

いいものを見ました。ハルカくん、カイトくん、ありがとう。いいものをもらった。っていうか、あの映画が持っているメッセージが力強く、舞台へ、そしてこのドキュメンタリーへ、そしてでの二人の姿を見せることによってつながったと思う。関係者の皆さん、ありがとう。

でも宮本亞門さんってよく知らないんだけど、いいね。確かビックイシューで本を出しておられた自閉症の東田さんとも対談してらしたけど、あれもすごくよかった。あの東田さんの本は素晴らしかった。彼は表現をすることは下手なのだけど、彼の内側にはある、すごく研ぎ澄まされた美しい世界。あれに心を打たれないものはいない。

そういやその東田さんのことが映画になったみたい。こちらもチェックしないと!

またこのドキュメンタリーに話を戻すけど、ドキュメンタリーでは宮本さんの舞台にかける妥協の無さ、情熱がすごい。ハルトくんやカイトくんに指導をするたびに「宮本さん、彼らには荷が重いよ、大変だよ」「セリフ言えてるんだからいいじゃん、もうOKしてあげて」とか、いちいちつっこまずにはいられない。そして大変な思いをしがら、少しずつ舞台が出来上がっていく。

この番組、ちょうど来週にまた再放送になるそうなので、ぜひ皆さんチェックしてみてください。詳細はここ

偏見、不平等…テレ朝の報道番組が作ったCMが話題になっているけれど、友人がその流れでツイッターで紹介していたCMがすごくいいので、ここに貼っておきます。

みんな悩んでいる。でも手探りでもいい未来にしていこうよ。こうやって、わたしたちは少しずつ人間になるのだ。動物のままではいけないのだ(っていうか、動物の方が頭いいって思うこと多いけど)。そういうことだよね。今日もがんばる。

PS この番組30日までNHK plusで無料見れるみたい。ぜひ。URLはここ


2021年3月24日水曜日

R.I.P. Noel Bridgeman


メアリー・ブラックのバンドで活躍していたノエル・ブリッジマンが亡くなった。 

 

ゲイリー・ムーアとこんなバンドもやってたんだよね。



 


確かアイルランドでやった遊佐三森さんのレコーディングにも来てくれた記憶が。その時にエンジニアやってくれてたフィルが、「いつも思うんだ、ロックミュージシャンは礼儀がなってない、って言う連中がいるけれど、そう言う人たちにはノエルをみてみろって言いたい。あんなに礼儀正しいジェントルマンはいない」と話していた。本当にそうだと思った。

そういうミュージシャンは日本人にも受けがよい。確かプロデューサーの外間さんだったと思うんだけど「ノエルはいつも覚えにくい僕の名前を呼んでくれる」って言ってたの、思い出した…気がする。あれ、外間さんじゃなかったっけか。あのレコーディングには冨田ラボの冨田さんもいらっしゃってたんだ。すごいメンツだった。 

ノエルは、日本には一度?来ただけだったっけか?? もうずっと会っていなかった。30年前くらい? ブログもやってなかったし、もう記憶があやふやだ。

いずれにしても本当に素敵な人で、素晴らしいパーカッショニスト、シンガーでした。 ありがとう、ノエル。安らかに…
PS こんなインタビュー映像発見。普段めっちゃ静かな人でこんなに熱く語ってるのを初めてみた。素晴らしい。ありがとう、ノエル。

Noel Bridgeman - In the Shed from Fergal Murphy on Vimeo.

2021年3月23日火曜日

昔の映画を見ています:一番好きな映画

一番好きな映画はなんですか?と聞かれて、私がよく答えるのはこれ。今までずっと揺らぎない。1983年『ローカル・ヒーロー』ビル・フォーサイス監督。


ちょうど英国が好きで憧れて、初めて英国に行ったのが確か84年で、その当時流行っていた、というのもあるのだけど、これも確か深夜映画で初めて見たんだと思う。アメリカと英国の対比もすごく面白い。英国の田舎では職業をたくさん持っているとか、ウサギを食べちゃうとか、スコットランドのファミリーネームを発音できないアメリカ人とか、ウサギに名前をつけちゃうアイルランド人とか… 細かいところがほんとに笑える。この映画からほんとに英国の田舎の多くのを学んだ。

そして都会に住むものの寂しさとか葛藤とか、好きな田舎から帰国した時の気持ちとか、そういうのが大袈裟ではなく表現されていて、とにかく好き。アイルランドやスコットランドは大好きだけど、でもそこには住んだらわたしのようなものはすぐ飽きちゃうことは、自分でわかっている。

人がいいって? 例えばダブリンには東京よりも友達がたくさんいるって? 日本からこうやってビジネスを送っているからミュージシャンたちはチヤホヤしてくれるだけなんだよ。それが向こうにいってぼんやりしてたら、誰もチヤホヤしてくれない(笑)。そのすべてが単なるゲームだとわかっているんだけど、なんか、やっぱりなんかいいんだよなぁ。この距離感がいいんだ。結局のところ今の状態が一番理想だって実感する。

あの映画に出てくる電話ボックスを探して、この収録された村、アバディーン近くのペナンまで行ったこともある。サウンドトラックをマーク・ノップラーが担当していて、これがまた最高にいい。


久しぶりに友人に貸したDVDが戻ってきたので、また見てしまった。本当に何度見てもいい。

2021年3月21日日曜日

山下直子さん 講座がまたあるよー 来週です!


ウチのアイルランド色のチューリップ(赤くみえますがオレンジ色です)もいい感じでしょ〜
 

直子さんの講座がまた来週あります。土曜日。1,500円。アイルランド・ファンにはこれは超楽しみですよね。テーマはスター・ウォーズのロケ地となったスケリグ・マイケル。もう写真を見てるだけで、リアル・スター・ウォーズの世界!

直子さんの解説、楽しみ。実はわたし、スケリグ・マイケルって行ったことがないの。…というか、行くのが難しい秘境の一つだよね。スターウォーズ以来、アイルランド観光局もこの地の宣伝に力を入れています。絶景なんだろうなぁ。

実際島に上陸するには人数制限あるし、相当行くのはハードル高いらしい。うーむ。


ロリーナ・マッケニットもこんな曲を作っています。


しかし中世の修道院なんて、なんか… 思いが遠くに飛ぶわぁ…   どんな暮らしだったんだろう。どんな思いでこの修道院を作ったんだろう。実は講座準備中の直子さんにちらっとお話をうかがいましたが、相当内容の濃いものになることうけあい。

直子さんについては、皆さんご存知ですよね。ほぼ毎日更新されている彼女のブログはアイルランドのいろんなニュースや新しい発見、暮らしの中での出来事、美味しい食べ物(笑)などとても勉強になる。

ちなみにこちらはコロナの状況下でのアイルランドをレポートしたもの。だいぶ前のものですが、すごくわかりやすいです。


直子さんのこちらのガイドブックもおすすめです。こんな時だからこそ、ガイドブックとか見て、心は旅へ〜


そんなわけで直子さんの講座の申し込みはこちらへ。来週土曜日。1,500円ですよ〜。

2021年3月20日土曜日

運転免許経歴証明書をゲットしました!



まだ緊急事態宣言下なので、今、行くべきか悩んだのですが、世間が動き出す前に行っておこうと、先日こんなのをゲットしに東陽町の運転免許試験場まで行ってきました。

運転経歴証明書。ふふふ、高齢者の免許を自主返納するおばあちゃんみたい〜 でもこれ、なかなか良い感じですよ。

自慢じゃないけど、わたしは18歳の時にドライビングスクールを卒業してから一度もハンドルを握ったことのない超ペーパードライバー(笑)。でもフリーになるとIDに便利ということで運転免許の更新はずっとマメに行ってきました。

運転免許って、とにかくIDとてのステータスが高い。なにせ写真入り、なにせ警察発行。そういうことなんだと思いますが、パスポートなんていざとなったら、何にも役に立たないですからね…。今回コロナ禍における小規模事業者のためのいろんな助成を申請する時にもそのことをあちこちで痛感していたのです。

でも免許の更新、わたしったら病気でミスってしまったんですよね。ちょうど具合が最高に悪い時期で、電話で問い合わせたら「医師の診断書があれば、3年は大丈夫」とか案内されたんで、ほおっておいたのですが、確かに3年だかなんだか大丈夫なんだけど本籍地まで行かなくてはならない…本籍がある千葉は幕張の先であまりに遠く面倒等々。で、さらに放置していたら、そのうち政府が自主返納者(主に高齢者)のためにこんな代わりのカードをスタートさせたというじゃないですか。

つまり運転免許なくしても、ID替わりの経歴証明のカードがもらえる。そしてそれは運転免許同様IDとしてもかなり力がある。しかも一生もう更新しなくていいということで、これは嬉しい! ID写真がぼけっとした顔に写ってしまったので、これを一生持つのかと思うと抵抗ありますけど、それはいいとして、おそらく相当便利ですよ、これ(たぶん)。

というのも、このカードと一緒にいただいたパンフレットがあるのですが、それにはこのカードの提示で上野動物園とかでポストカードがもらえる。そしてはとバスは割引になる! そして美術館の入園料も100円割引とか。アシックスウォーキングや、老眼鏡、補聴器の割引の他、お墓や仏壇、そして遺影撮影の割引はもちろん(笑)、巣鴨商店街ではプレゼントも。これは、ちょっと嬉しい。わたしがあんまり嬉しそうにしていたんで、受付のお姉さんから「いいですよねぇ」と笑われちゃった(笑)

ちなみにここにウケられる恩恵のリストがあるので、ぜひチェックしてみてください。パンフレットの裏表紙には「信号をまもりましょう」「反射材を身につけましょう」「禁止場所の横断はしないようにしましょう」等、お年寄りへのメッセージ。警視庁、お年寄りにいうことを聞いてもらうために、本当に涙ぐましい努力をしてる!?

これからゲットされる方用に申請の方法を簡単に様子を書いておきますと、わたしは平日の午後に行きました。江東試験場の案内によると「平日でも午前中は混む」と書いてあったので(混み状況は毎週PDFで更新)、月曜日の3時ごろだった。そこからカードをもらうまで、ほとんど待ちなしで40分程度。あっという間でした。

まずは一番奥の専用窓口に行き、そこで事情をつげて運転免許証や住所を確認できる書類などを提示します。その後、写真を持ってきたか聞かれ、持ってきてないというと、撮るようにうながされまして、これは試験場内のボックスでちゃっちゃと撮影(800円)。それを貼ってもらい書類を仕上げて、これまた別の精算用窓口で1,100円を支払い申請用紙にハンコをもらいます。これが完了したら、完成した書類を持って4階へとエレベーターで向かいます。

そこは運転免許の更新を待つ大量の人々が掲示板の前で免許証ができるのを待つ場所なのですが、それらをすべてすりぬけ、オフィスエリアにある専用の窓口に進み書類を提出。ここで待つこと20分くらいかな。そのあとスタッフの方によばれオフィスの奥にあるマシンで写真撮影(これがカード上に貼られるID写真になります)。そこからさらに2、3分で実際のカードがもらえる、という仕組みです。

お役所って、ほんといろんな意味で別次元。いろいろありますが、こうやって世の中は便利になっていくんだなぁ、と思ったりしました。いいですよ、免許の早期自主返納。わたしにとっては、非日常のユニークな経験でした。

まぁ、以上は2021年3月時点での情報でして、このブログを読んでくれる皆さんが申請するころにはシステムが変わってしまっているかもしれないので、あくまでこの件は、参考程度にしておいてください。

それにしても高齢者の仲間入り! いい感じです。

ペーパードライバーの皆さんもぜひ。そして緊急事態宣言終わったら、これ持って美術館に行こうっと。コンスタブルまだやってるんだけっか〜っっ(三菱の美術館は100円割引になります)。

2021年3月18日木曜日

おかんアート街道 靴下とニット帽

 


あったかくなってきたけど、まだまだ編みますよ〜。

はい、靴下三足。そしてニット帽。よく見るとあちこち間違ってたり、穴があいてたり恥ずかしいんだけど、とにかく編みました。これも、とある友人たちへのプレゼント「おかんアート」です。でも真面目に作りました。

上3足の靴下は、高田馬場にある某オフィスの女子の皆様へ。誰がどの色を選ぶのか、ちょっと楽しみ。新しく引っ越した事務所、素敵なんだけど、ちょっと足元が冷えるのよね。そしてニット帽は、その同じオフィスで働き(今年はないけど)セント・パトリックス・ディのパレードに毎年頑張る旦那様を応援する奥様のための帽子。いい色でしょ〜 このセント・パトリックス帽、来年のケルト市で売ろうかしらー(笑) 


ニットは干し方でだいぶ仕上がりが違う。あれこれ工夫。
それにしても超可愛いこの毛糸はすべてフィンランド製なのよ。ユザワヤが輸入してムーミンの帯つけて結構大量に出回ってるやつ。しかしユザワヤって、楽しくって、何時間でもいれる。あったかくなってきたら、店頭での毛糸が減っちゃってちょっと残念だけど、春夏毛糸も楽しみだわー。

最近かぎ針編みにも挑戦してみようかなと思っているところ。かぎ針って、ちょっと婆さんくさいと思ってたけど、最近のデザインは立体的で可愛いのよね。…と、かぎ針編みの本も購入。かぎ針ができると小さな小物とかあめるようになって、さらにケルト市で販売することも可能かも?! 本屋さんの手芸コーナー見てたら、なんだか刺繍とかもやってみたくなったわ… やばい! なんかこういう手仕事系って人間の基本かも。漁師や猟師の女房やれるかしら、わたし(笑)

それにしても人にプレゼントするのって楽しい。編みながら「あの人は喜んでくれるかしら」というワクワク感がたまりません。こういう気持ちがわたしをおかんアートに走らせるのでしょうか。ある意味怖いです。

…と思ったらフィンランドから、またもやこんなに素敵な毛糸が! 染色もすべて植物で、なんと赤玉ねぎ、ダイオウ、セイヨウアカネの根っこ、マッシュルームだそうです。まじでニットを仕事にしてみようかと思う今日この頃。果たして…

ちなみに屋号はTHE KNITTING PLANTってのは、どうよ?!(笑)それかケルト市ならぬケイト市? で、月イチで編み物大会やるの。素敵でしょぉ〜っっ。ふふふふ〜。


2021年3月17日水曜日

本日チケット発売日です「日本の伝統音楽祭」

 


今日この公演のチケットを発売するのですが、通常のうちのチケットの発売とは、システムを変更いたしましたので、そのお知らせです。

こういう状況下なので、席は自由席(当日の状況によっては、1席ずつあけてのご案内になるかもです)、また払い戻しもできるように、決済はクレジットカードもしくは当日精算という形にしました。チケットの発送は公演の10日くらい前に一斉に行います。当日精算のお客様は当日窓口にて引き換えとなります。

まだ大手を振って「是非いらしてください!!」と言えない状況なのが残念ですが、緊急事態宣言あけたら出演者と一緒に宣伝活動もいろいろ仕込んでおります。というわけで、公演詳細、チケットはこちら!

まだ言いにくいけど、ぜひご来場くださいね〜 

そうそう、ほんと偶然なんだけど出演者、女性が揃いましたー ふふふ、なんか楽しい。ちなみに素晴らしい北区文化財団の担当者も女性なんですよ。

松田さん、隠れキリシタン・グレゴリオ聖歌。心を打ちます。


このドライブする感じがいいんだよな。輝&輝かっこいい!!!

2021年3月16日火曜日

おかんアート街道 アイルランドまで

 


おかんアートというか、これは結構真面目に作りました。よく見ると減らし目が間違っていたり、ミスって穴があいていますが、まぁまぁ許容範囲? ペアのニット帽。ダブリンのお金持ち地区サンディーマウントに住む、ロックスターご夫婦のために編みました。

このロックスターご夫婦は、ロックスターご夫婦の典型よろしくスイスにスキーホリディにお出かけになることも多い。なので、お二人用にご夫婦ペアということで編んでみました。

旦那様は73歳で、過去ティナ・ターナーの「プライベート・ダンサー」に楽曲を提供したことにより多大な印税でサンディマウントに大きなお屋敷を建築したそうです。Googleマップで見ると、彼の家とその敷地は周辺の普通の大きさの家の10倍はあり、庭はとてつもなく広く、母屋の屋上にバスタブが設置されているのがGoogleマップからも確認できます。

80年代、当時のマネージャーからティナ・ターナーが曲を探していると言われた時は「おおっ、あのティナ・ターナーが俺の曲を!」と過去アイク&ティナ・ターナーの大ファンだったことを思い出し狂喜乱舞したそうですが、それ以上でもそれ以下でもなかったので、それが結果こんな大きな桁はずれの世界的ヒットになった時は、本当にびっくりしたそうです。  

また彼の曲は多くのシンガーたちにカバーされ、今でもこの印税御殿で幸せな生活を送っていますが、まだまだツアーにも積極的なロックスターは、日本にもまた来たいと思ってくれているようです。実際、日本にも5回か6回きてると思いますが、このコロナ明けにまた来てくれることがあるんだろうか。年齢を考えると、ほんとに早くまた戻ってきてほしいですね。

そんな彼が日本のプロモーター(わたし)のfbの編み物写真に「俺のはどれだ!」と書きこんできたことをきっかけとして、「そういや奴にも編んであげようか」と彼の日本のプロモーターは、思うようになりました。毛糸はアイスランドのロピというやつで、とにかくあったかいし、雨が降っても水をはじく感じで、ヨーロッパの気候にもぴったりという代物です。そして何より太いのでざっくざくあっという間に編めてしまいます。集中すれば1日で出来上がります。

奥様用にはピンクが基調。このピンクが、旦那様用の方にも差し色として入っているのがいいでしょ。反対に旦那様用の紫は、奥様用の方の差し色になっています。素敵なご夫婦であるお二人のために編みました。

先日やっと再開されたアイルランド航空便小型小包でお送りしましたが、果たして無事到着するのだろうか。送ってもう2週間以上たちますが… 果たして何日で届くんだろうか。

2021年3月15日月曜日

ルナサ、配信コンサート第2弾

 

ルナサの配信コンサートが日本時間の今朝早くありました。わたしは3時間遅れで見てますが、いや〜いいですなぁ。ほんとうまいはこのバンド(笑)

この配信2回目なんですよ。実際、前配信したやつも好評だったようで「すぐ落としちゃうよ」と言ってたわりには、いまだに残っているので、もしかしたらこちらも当分見られるのかもしれないけど、何はともあれこちらにご紹介しておきます。

メンバーはいつものメンバーに、アメリカツアーを手伝っているコリン・ファレル(フィドル)も追加されて二人フィドルになっています。

演奏気に入ったらぜひPAYPALで寄付できるから、よろしくね。頑張ってるバンドを応援してやってください。日本円でもお支払いいただけますよ。http://paypal.me/Lunasaband

さて今週も一週間がんばりましょう!

絲山秋子さん『忘れられたワルツ』


 一気読みしてしもた…

ここのところは、こういう時期だからということで半ば義務感で原発関係の本を読んでいた。でも絲山秋子展に行ったら、ついつい絲山ワールドに浸りたくなり、短編集から一編だけならよかろうということで、買ってきた新しい絲山本の中からこれを選び、お風呂で読み始めた。10年たって普段は東北に思いを馳せたりしないダメな自分を鍛えるため、この時期だけでもあの事故のことを勉強しようと思っていたから。

…でもこの文庫本を読み始めたら、びっくりしたことに、この本も東北や震災のことが根底に流れるテーマなのであった。全然知らないで読み始めた。ほんと偶然だった。311で亡くなった人たちの精霊が、わたしをこの本に導いたのだろうか。それがわかったら、罪悪感がとけて、結局かなり夜更けまでかかって、この本を最後まであっという間に読んでしまった。

あいかわらずすべての登場人物が身近に感じられる絲山ワールドだ。こういう人、いるわ、と。そしていつも通り情報量多いわけじゃないのに「わかる、わかる」とわかっていないかもしれないのにその世界に入ってしまう。最後の解説に「絲山さんは読者を信頼して、一番伝えたいことをあえて言葉にしていない」という一節を読み、「なるほど」と思う。そうかもしれない。

会社の出入り業者を「小利口くん」とこっそり呼び、自衛隊なかったらこんな村存在すら消えてるでしょという、恋愛なんて雑用と思っている主人公が登場する最初の1編から始まり、会社のボードにNR(ノーリターン・直帰)と書いて、そのまま赤羽から本当にNRになってしまった営業マンの二人。SF的な作品。そして震災以降、データに熱中しモニターを見つめることがやめられない女友達の話とか、とにかく出てくる人たちすべてが実在しているようだった。こっちの方が、震災のデータが網羅されたノンフィクションよりも、ことを見つめ直すには正しい本なのかもしれない。あぁ、最後の女装する老人のお話しもよかったなぁ。読後感がなんかすごい。なんだっけ、心に残った一節がある。そうそう「異質なものを人は瞬時に見分ける」ってやつ。もうそういう言葉があちこちにあるんだ。

フィクションってすごいなぁ、と思う。いや、絲山さんがすごいのか。わたしは滅多にフィクションは読まないけど、ノンフィクションよりも、こっちの方が受け取るものが大きい気がする。

実際、わたしが自分のリアル友人の中で一番フィクションを読んでいると思われる某音楽ライターさんが「いま、活躍しているフィクションの作家で一番文章がすごいのは絲山秋子」と断言していたのだから間違いない。

一方で、今、途中読みかけでストップしてしまった原発のノンフィクションが、いまいちパンチかけるのだが、普段ノンフィクション専門のわたしでも、下手なノン・フィクションよりも、絲山本の方が合うようだ。来年の3月もこの本を取り出して、また読んでみようかとさえ思う。とはいえ、この原発震災ノンフィクションも絶対に読まないといけないので、またそっちの本に戻るとしようか…。

わたしって絲山さんと生まれた年が一緒なんだよね。なんか同時代に絲山さんがいて嬉しいと単純に思う。同じ震災を同時に体験して、その中から物語が生まれてきて、それを書いてくれる人がいて、それを読者として読むことができて、こんな幸せなことはないよなぁ、と思う。

 

本とは関係ないけれど、 畔柳ユキさんによる震災後行われたシンディ・ローパーの公演の写真。パワフルだ。

2021年3月14日日曜日

新日本フィルの生オケ・シネマ『街の灯』



セント・パトリック・デイの3・17ですが、こんな上映&音楽会があります。チャップリンの『街の灯』を見ながら生のオーケストラが体験できる生オケ・シネマ。今回で5回目だそうです。昨年から延期になっていたプログラム、催行できるようでよかった。本当に楽しみです。

いつもケルティック・クリスマスでお邪魔しているトリフォニーホールさんですが、ここ大きなスクリーン降ろすと、ものすごい迫力なんですよね。まだここでのチャップリンを体験されていない人は是非。

『街の灯』は盲目の花売り娘とチャップリン演じるトランプの物語。これをチャップリンの作品の中で「一番好きだ」とするファンの方は多いようです。当時トーキーが流行り出して、チャップリンはその時代の流れにあらがうようにしてこの作品を作った。 それにしても、このエンディング。実はチャーリーがお金持ちではないと知った花売り娘ががっかりしているのではないか、という解釈を最近読みました。なるほど事態はそれほど単純ではないのかも?

 

松山晋也さんのこんなツイートも。さすが松山さん、すごいのを知っている。そしてさすが赤塚不二夫。ぜひリンク先を見てみてね〜


哀愁!!!

この週末は「予習」と称して伝記映画『チャーリー』を配信で見たりしています。完璧主義者だったチャップリンの生涯。お母さんもおばあちゃんも発狂してしまったという家系で、彼も自分の中にそういう遺伝子がないか恐れながら生きてきたのだと思う。極貧の子供時代。すごく複雑。そして成功してからも女性関係ズダズダなんだけど…芸術の道は厳しい。

 

会場の様子はこんな感じ。すごいでしょー!! このスクリーン、何インチなんだろ。とにかく迫力です!(こちらは数年前の『街の灯』のレポート。

2021年3月13日土曜日

がんばれ、荻田さん! 冒険研究所書店


 

日本からグリーンランドへ行く人は、だいたい研究者(科学者)か探検家に分類され、それなりの数の渡航があるけれど、みんなだいたい国際空港があるKangerlussuaqから直行で北へ向かってしまう。首都のヌークに行くのは、わたしも知っているだけで、みんぱくの岸上先生や能町みね子さん、そしてわたしくらいだ。

まぁ、ヌークは言ってみれば、デンマークの飛び地みたいなもんだ。文化もとってもデンマーク。言葉も半分はデンマーク語。わたしはそのあとシシミウトという場所に飛んだのだが、そこでやっとイヌイットの文化とデンマークの文化が半分・半分といったところか。いずれにしてもすごくユニークな場所だった。

そんなわけでヌークに一週間くらい滞在していたわたしは、日本から見たら貴重なヌークの美術館の図録や、トゥピラクの写真集やグリーンランド語の絵本、そしてグリーンランドの音楽のCDなどを持っている。こういう物は北に直行したら得られるものではない(笑)。

加えてグリーンランドのバンド、ナヌークをプロモーションするため自分が誰よりもグリーンランドのことを知っていないといけない。だから本も買ってたくさんたくさん勉強した。これらの書籍も山のようにある。

ナヌーク。いいバンドだった。おそらく歴代THE MUSIC PLANT最大の赤字ベスト3に入るであろう案件だが、本当にこの「お勉強」プロセスは楽しかった。偶然このバンドに出会い(この出会いのきっかけを作ってくれたN嬢には、本当に感謝だ)「お勉強」プロセスの中で新しい世界を知れたり、大好きな作家さんや関係者ともリアルにお話ができたり、本当にこの仕事はこういうところがおもしろいんだよな、と改めて噛み締めた。(で、「お勉強」が終わり、プロモーション方針が終わり、実際、仕事としてスタートしてしまえば、もうあとは苦行以外の何ものでもなかったりするのだが…笑)

グリーンランド、北極圏って不思議な場所だ。行ったことがある人は2種類に分類されるという。「もう二度と行きたくない」人と、「何度でも通ってしまう」人。わたしは後者になりそうだ。いつか体力が回復したらまた必ず行ってみたい。たぶん現地で4泊5日70万くらいかかっちゃうんだけど、犬ぞりのキャンプツアーみたいな、アウトドア未経験の中年女にも体験できそうな観光パッケージツアーにも参加してみたい。もう海外出張なんて、どこに行こうが内容すら覚えていないが、グリーンランドに行ったことは一生忘れない。すごくユニークな旅だった。また絶対に絶対に行きたい。


そして、このたび極地探検家の荻田さんが、冒険研究所を書店にするというのを知った。ナヌークのプロモーションがひと段落した今、わたしがこれらの本を所蔵しているよりも、冒険研究所としての資料や、荻田さんの何かの役にたつ方がずっといいのではないかと思った。

探検家というと、みんな植村直己さんや角幡唯介さんや高野秀行さんやいろんな人を思い浮かべるだろうが、みんなそれぞれやっていることは大きく違う。植村さんは本当はめちゃくちゃ不器用で無垢な人で、でもメディアが巨大だったころ乗せられて担ぎ出された感がある。そんな自分を悩みながら、生きているという感覚を得るため冒険を追求している。

一方で、角幡さんはインディペンデントに自分の内側をぐいぐいと突き詰めていく。高野秀行さんはエンタテイメント系であり好奇心のおもむくまま、それがとても読者を刺激する。そして荻田さんはといえば、冒険や探検が社会に対してできること…それをしっかり考えている探検家さんだ。(というのが、わたしの解釈だけど違っているかしら)

角幡さんも書いていることだが、おそらく探検家・冒険家としての荻田さんの能力は、ものすごく高い。冷静な判断、強靭な体力。そして何より、冒険が社会にできることというのをしっかり意識し、社会に貢献していくべく努力を重ねている。これは角幡さんや高野さんがどんなにすぐれたノンフィクションライターだからといって真似できるものではない。この点、荻田さんは突出している。ものすごく尊敬している。

子供たちを連れて歩く夏のイベントや、今回の冒険研究所を書店にすることもそうだけれど、こういう社会的に頑張る人をわたしは絶対に応援したい。

荻田さんの本もおすすめです。あっっ、やばい。「考える脚」速攻購入したはいいけど積読になっちゃってる。早く読まないと。


ぜひぜひ皆さんもぜひ荻田さんのクラウドファンディングにご協力ください!!! 

2021年3月12日金曜日

早速振り込みありがとう!

リリー・フランキーのラジオ聞いてたら、こんな曲が紹介されてた。どっかに音源ないかなとネット検索したら、この動画を発見。こっちはこっちでやはりリリーさんがテレビで紹介しているっぽい映像(笑)。

これ、最高だなー「あなたが好き、でもお金はもっと好き」(爆)

クライアントさんとカラオケいかなきゃいけない接待している人は、これを覚えてレパートリーにしましょう!! 


クライアント(仕事のギャラをくれる人)を「よいしょ、こら!」しなくちゃいけないのは、ビジネスの世界では当然? フリーランスの皆さん、どうしてます?

わたしの仕事はだいたい自分発生なので(自分予算企画はもちろん、たとえ予算や主催はクライアントさん持ちでも自分が売り込んだ企画だったりする)あまり、そういうことはない。恵まれた立場だ。

そもそも最初入った会社が女社長で、役員+わたしの3人しか社員はおらず、しかし大クライアント(当時ぶいぶい言ってたリクルートとか)を相手に絶対に堂々としていたこともあって、彼女の影響のもと、絶対にクライアントにヘコヘコしないサラリーマン人生、そして今のフリー人生も歩めてきた。本当に本当にありがたいことだ。

そんなわたしにとってクライアントさんは「野崎さん、ほんとおつかれだったね」とギャラもくれてご飯もゴチしてくれる嬉しい存在だ。本当にありがたい。ちょっと案件がきついと「●●さん、この件がんばるから落ち着いたら高級焼肉ね、高級よぉーーーー」とか言って、やっぱりゴチになってきた。ありがたいことだ。

というか、スタッフは大切にするもんだ、大切にしなくちゃいけない、ってのは、これまたプランクトンの川島恵子社長に学んだ。恵子さんにはスタッフとしてギャラをたくさんいただいている他(かつ勉強もたくさんさせていただきた)何度ご飯をご馳走になったことか…。だからわたしも自分の打ち上げの席では、なるべく自分が払うようにしているが、恵子さんからゴチになった合計金額は、その合計金額を越すことはほぼ不可能だろう。ましてやスタッフをちゃんと大切にできているかは、まだまだ修行中だ。

そうそう。ミュージシャンに対しては絶対にこちらが払うというのも、これまた大プロデューサーの川島茂行さんに学んだ。ミュージシャンがまだ飲みたいと言っているのに「先に帰る」とは絶対に言わないことも。わたしはミュージシャンにギャラを払う立場だ。でもこっちが飲食代は支払わないといけない。何人かのミュージシャンは桁違いのお金持ちだが、やっぱりわたしが絶対に払う。

つまりお金を払う側がゴチもする、というのがわたしの基本だ。そういうもんだと思っていたから、利権がどうとかで総務省の接待問題には首をかしげる。接待して仕事もらったら、使うお金は高くなっちゃうでしょう。というか、いや、そもそも接待という問題ではなく、こういう立場の人は死んでも割り勘にしないとご飯会、飲み会には行っちゃいけないだろうよ。企業ならともかく税金を使う立場で、こんなゆるゆるでいいわけない。

しかし7万の接待かぁ。高いワインとかたくさん頼んだんだろうなぁ。昔そういえばノーパンしゃぶしゃぶとか流行ったよね。あれも官僚だか政治家だかの接待だったっけ? 流行った当時「わたしも行きたい!」とクライアントのおじさんたちにアピールしていたのに連れて行ってくれた人はゼロだった。ホストクラブにも行ってみたいのだが、こちらもまだ誘われていない。

とか感動してたら10万円の接待まで。驚愕。おじさんの世界はすごい。

あ、そうそう、ちなみに「お土産」は多々あるおばちゃん族にならってわたしもだいたい持参します。大体つまらないスイーツや、入浴剤、ハンドクリームなど。1,000円以内のもの。こういうのをおばちゃん族は交換するのよぉ〜 日頃、雑貨屋をのぞいて、そういうバカな小物を買うのも日々楽し。あぁ、早く緊急事態宣言あけないかなぁ。接待復活しないかな。

今日も皆さん、がんばりましょうね!

どういうロジックでもゴチになるのは嬉しい。
例えばドーミーインの夜泣きそば(宿泊者無料)とか。

それにしてもこの歌、間違いなく元気でるなー さっそく振り込みありがとう〜♪  うちのお客さんがチケット購入して決済するとこの音楽が自動的に流れる…とかいいかな。(あ、すみません、下品な事、言いました)

2021年3月11日木曜日

北とぴあ 日本の伝統音楽祭 CDジャーナルさんにご紹介いただきました

 


さぁ! 頑張ってプロモーションしていこうっと。

昨日、話題の大河ドラマ博物館に行ってきて、10,000円札、すってきました。THE MUSIC PLANTの通販で使えます(嘘)。大河ドラマ館は、公演がある5月も継続しています。また日が近くなったらレポートをここに書いていきますね。


 

2021年3月10日水曜日

北とぴあ 日本の伝統音楽祭 5月23日(日)開催決定!

 


やっと新規公演のお知らせ!! 嬉しい! 例年5月におこなってる「北とぴあなんとか祭」ですが、フィンランド、ケルト、インド、フランス、ポーランドに続き今回は「日本の伝統音楽」をテーマに5月23日(日)に行うことが決定しました。

松田美緒さんはうちで公演つくるの2回目だし、輝&輝も時々Twitterで紹介していたから、みなさんご存知でしょうけど、彼女たちのこととか、公演の詳細は少しずつこのブログでご紹介していきます。3月17日にチケット発売開始。頑張ります!! 公式ページもオープンしました。こちらです。

2021年3月8日月曜日

『絲山秋子展』に行ってきました。3/14まで!! 急げ!

群馬県立土屋文明記念文学館というところに行ってきました。絲山秋子展を見に! いや〜1月から始まってたこの展示、緊急事態宣言解除されたら速攻行こうと思ってたら、緊急事態が2週間延長になっちゃって、こりゃいかんというわけで慌てて赤羽から高崎線に乗って行ってきたよ。(赤羽からだと1時間半くらい)

いろいろルートを考えて、もちろん日帰りも可能なんだけど、ホテル代が安い日曜日の夜に高崎入りし、高崎のドーミーインのラジウム温泉でゆっくりしたあと翌朝文学館を訪ね、早めに戻ってこようという作戦です。

しかしドーミーイン良いね。サムソン高橋さんがよく利用されているようなので、いつか泊まってみたいと思っていたのですが、すごくよかった。なんといってもお金はかかってないんだけど、その中でベストをつくす、痒いところに手が届く感じの行き届いたサービスに感動。無料の深夜ラーメンや豪華な朝食もいただいて、さっそく出発。高崎のドーミーイン前のバス停からなんと25分くらいで目的地の土屋文明記念館に到着。いえーい!!(でもバスで440円もした。このバスも1日5本くらいしかないので要注意です)



それにしても、絲山さんのファンって男性が多いイメージだったけど、わたしが行った時、この展示に来ている方、全員女性でした。平日のしかも月曜日の午前中だというのにすごいな。で、みんな喰いいるように展示を見ていました。それぞれが思い入れのある作品を、それぞれ噛み締めていたのかもしれない。わかる、わかる、その気持ち。

そういうわたしもこのパネルの前でじーーーーーん。しばらく固まってしまいました。

『沖で待つ』はわたしの大好きな小説のベスト3に入るくらいの作品です。ご存知のとおり、わたしは普段はフィクションをほとんど読まないんだけど、これだけは特別。人に内容説明してても、泣いちゃうくらい、大好きな話です。あの感じは会社で一所懸命働いた人じゃないとわからない。あれは…会社で必死で働いていた25歳くらいのわたしの話だ。そんな風にいっつも感情移入しちゃうんです。特に太っちゃんの奥さんとの絡みがいいんだよなぁ。自分は営業職で、男の人たちと同等にバリバリやってるんだけど、総務とか事務系のしっかりした女性みたいな存在も会社にはいて、そういう人たちとのやりとり…みたいな。そして妻にも、恋人にもわからない、仕事仲間(戦友?)にだけしかわからないあの感覚。わたしも会社のおじさんたちには反抗してばかりいたけど、営業先であるラジオ局や出版社の皆さんに助けられ、応援され、なんとか仕事を頑張ることができた。いや、でもなんか言葉にしちゃうと違う気がする。とにかく『沖で待つ』絶対に絶対に読んでください。短いしすぐ読めちゃうから!! わたしも今夜もまた読んでしまうかもしれない!!

話がそれた。展示内容はまず、作家、人物:絲山秋子にスポットをあてたものから始まります。子供のころの写真とか、ロックバンドやってたころの写真とかファンなら必見の秘蔵写真たち。絲山さんは小学校にあがるまでは文字が読めず、でもいったん読み始めたら岩波文庫とか読みまくってるような子供だったらしく、ちょっと笑えますよね。

で、その後に作品ガイドが続くんだけど、これが素晴らしい。作品のテーマを(1)群馬(2)ロード小説(3)会社員小説(4)距離感(5)神様・異世界に分けて、それぞれが展示されてる。めっちゃ良い! 

そして展示室の島みたいになっているところに、絲山さんの作家以外の活動:書店員さんとの交換書簡の展示があるんですが、これがすごい説得力ある。作家の手書き文字って、それだけでなんか震えるわ…。この活動はわたしはTwitterでリアルタイムで拝見してたけど、本の雑誌社さんでまとめられてたんだね。知らなかったよ! 自分のアンテナの低さにバカバカっっ(笑)。そして、もちろん絲山さんの群馬での暮らしやラジオパーソナリティなどとしての活動も、紹介されていました。

← 図録より。この写真好き。ワンコたち!!


本当は土屋文明の展示とか、ゆっくり見たかったけど、あまり時間もないので、取り急ぎ図録とまだ持ってない絲山本を購入して、前橋経由のバスに飛び乗る。

近所にはなんとか古墳とか(バスの中から見えたけど、すごかった!)、野菜直売所とかもあって行きたかったけど、3/10に公開しなくちゃいけないホームページもまだできないので、あまり事務仕事をサボるわけにもいかないのだ。

で、高崎の駅でこれを購入して快速のグリーンで帰ってきた。満足。やっぱり群馬に行ったらこれでしょう。

というわけで、みなさんもぜひ出かけてみてください。3/14まで。火曜日はお休みなのと、お昼の1時間くらい消毒のため閉まってしまうらしいので要チェック。残念ながら絲山さんと行く散歩ツアーみたいなやつはもう定員いっぱいみたいです。車持ってる人は車で行くのが良いかもしれません。

図録の裏表紙

さて、この下に貼り付けた動画のインタビュー、この展示に向けて取られたものらしいんだけど、ものすごく面白いよ。特に初めて小説を書いたきっかけから(18分くらいから〜)、作品ができるまでの話とか…  あと最後の「クラウド」のくだり。なんというか、絲山さん普通に喋ってるんだけど、創作者としてのすごみが感じられる。これが神様とタッグを組んだ天才ということなのか。創作のすごみ。ミュージシャンもきっとこんな感じなのかもしれない。


で、ここ読んでいる人は絶対に『沖で待つ』読んでよー。あと最近のでは『御社のチャラ男』も最高! 群馬ががっつり舞台となってる『薄情』も。今日購入したのは『夢も見ずに眠った』『離陸』『忘れられたワルツ』。読んだら感想文をまたここに書いていきますが、ちょっと先になりそう。最近、積読がまたひどいことになっている。

2021年3月7日日曜日

はたして東京五輪はあるのか、ないのか 続き

春は近い。今年の写真だよ。


うーん、オリンピックですか。もうここまで来たらお金で解決できることはお金で解決しましょうよ、とわたしなんぞは思う。卑怯に聞こえるかもしれないけど、お金で解決できることはお金に解決させる。それが無駄のない道だったりもする。

残念ながら、ここまで進んできてしまったのだ。残念ながら過去は取り返せない。保守に投票している選挙民たちや、選挙に行かない人たちや、この事態を放置してきたスポンサーやメディアの責任だが、それを攻めたところで何もはじまらない。早く無理のない着地点決めて、ちゃっちゃと具体的に進めましょうよ、と。もしかしたら、わたしが情報不足なだけ?

お金で解決できることは、まだいいのだ。「お金なんてただの紙切れじゃないか」と田中泯さん…もとい、田中泯さん演じる『ハゲタカ』の加藤技師は言った。人の命はその代わりなくしてしまったら取り返しがつかない。

グリーンランドとか…保護されている地域に行った時の、人口が圧倒的に少ない国や田舎にいった時の、あの果てしない絶望感から比べたら、まだまだ日本は自分でなんとかできる国だ。いろいろあっても、多くの人は健康的で頭がよく、高齢化が進んだとはいえ動ける人はとても多い。お金は自国で刷ってるし、この危機はなんとか乗り越えらえる。そりゃあ近い将来ハイパーインフレ来ちゃったり、そうでなくても未来に多額の負債負わせて、我々はひどい大人たちだ。でもここまで来たらもう落とし前をつけるしかなかろう。落としどころを早く具体的に示していただき、お金で解決できることは解決して次へ行こう。

オリンピックをやるのか、やらないのか。わたしはそういうことを言っているのではない。だいたいオリンピックの本当の目的はなんだったのか、スポンサーのみなさんも含めもう一度よく考えてみてよ。なんのためにオリンピックをやるのか。

巨大マネー? それは別として、そうじゃなくって、何がオリンピックの目的だったのか。オリンピックの目的って、人々にスポーツの素晴らしさを伝えることじゃなかったの? オリンピック憲章、もう一度読んでみようよ。そしたら…  それは競技を実施し、それを観客に見せ、テレビで中継し、スポンサーがつき…みたいな現状のモデルの他にも方法はあるのではないか。今、それを言っても遅いのか?

実は先日アニメ『アタックNO.1』をU-NEXTで見てもうた。早くこんなのは解約せねばと思いつつ、ついつい編み物のお供に…。104本もあったので、全部は見れなかったけど、子供のころの記憶ってすごい。ビデオもなかったから一度もしくは再放送ででしか見てないと思うんだけど。子供のころのわたしにめっちゃ印象を強く残した。

いろいろ言いたいことはあるにせよ、これが60年代に制作されたというのはすごい。独立したばかりのケニアとか、沖縄なんて実写まで組み込まれ、わりときっちり紹介されている。しかもそういうサポートが必要な地域も、サポートだけじゃない、きちんと自尊心を取り戻し…みたいなことまで描かれている。しかも世界選手権が行われた場所はソフィアだよ。ソフィア! 当時東欧なんて未知のエリアだったと思うのだけど。そしてなんと街中で、路上演奏されているバグパイプまで紹介されるシーンがある! 驚愕。というか、そもそもわたしは博多弁や関西弁があることも、この漫画で知った。

もちろん今見れば、差別用語、女性蔑視、パワハラ、モラハラ、暴力満載でとても地上波では紹介できるもんじゃないが、それでも当時にしては素晴らしかったのではないかと思える箇所がたくさん存在する。(あと音楽がなんか、こう、典型的でいいいよね。こんなホームページも見つけた!!)

このブログに何度か書いているように、わたしはスポーツ観戦はしない。そんなわたしもスポーツ中継を見れば、その場はそれなりに感動したり涙したりする。そして後から「こんな人のやることに感動してる場合ではない」と自分ごとに振り戻し、気合いを入れるのがいつものパターンなのだ。オリンピックが嫌いなのは、あの熱狂する大衆に自分がついていけないことにある。まぁ、オリンピックの期間は息とめて、じっとやりすごすしかないな…と毎回思ってきたわけなのだが… わたしがあまりに強くそう思いすぎたせいか、こんな事態になってしまった(笑)。

でも、そんなわたしでさえ、オリンピックはやりさえすれば必ずなんらかの感動を呼び成功するのはよくわかっている。オリンピックにおいては「やらない方がよかった」という結果はありえない。イベントはうちの小さな公演でもそうなんだけど、金銭的な要素だけじゃないからね。スポーツの世界的レベルの競演ともなれば、そりゃあ感動を生まないわけがない。

極端な言い方をすれば、やってしまえば、おそらく後悔することは少ない。だからこそ! だからこそやる前にしっかり検証が必要なのであるが、それはもう今言ってもしょうがない。

スポーツの素晴らしさを信じよう。やれば絶対に感激する。見れば絶対にみんなが涙する。今までのオリンピックと違う何かスポーツらしい盛り上げ方を、頭のいい人たち!! ぜひ考えてみてちょうだいよ!

あっ、やばいオリンピックの応援をしてしもた。世界中がスポーツの感動に沸けば、ウチみたいな小さな感動をプロデュースするのに必死なところなんぞ、一発でふっ飛ばされてしまうっていうのに。いや、もう黙っとこ(笑)

まぁ、お金で解決できることとして… 何があるんだろう。選手の徹底した隔離には本当にお金がいくらあっても足りない。飛行機チャーターとかまでいけば本当にお金はすっごいかかるだろう。何日かごとにPCR検査とか、昨年のウィーンフィルなみの対策が必要になってくる。来日人数はウィーンフィルの何倍になるのだろうか?

でももしかしたらお金でいろいろ解決してしまえば… いわゆる競技はなし、でもスポーツの素晴らしさを伝える何らかの何かをやる、というオチでいいのではないか。なんかこう斬新な新しい形態でのオリンピックってないのだろうか。

昨日SPAのWebで掲載されたサムソンさんの名文。爆笑の中にめっちゃするどいことがいっぱい書いてある。必読。なんかこういうことが明らかになり、アップデートされていくということだけでオリンピックの存在意義があったように思う。

2021年3月6日土曜日

ブライアン・フィネガン新作!!『HUNGER OF THE SKIN』入荷しました!

 


来たーーー!! 届くのにもう少しかかるかと思ってたら、さすがROYAL MAIL。早かった。北アイルランドよりブライアン・フィネガンの新譜が届きました。めっちゃかっこいいです。

まぁ、今や配信とかで聞けちゃいますけど、やっぱりCDっていいですよね。THE MUSIC PLANTではブライアン応援のために、入荷しました。そんなにたくさん仕入れてないので、ぜひ皆さん、早めにお買い上げください。

素敵なアートワーク。内側は3パネルのジャケットになっています。



収録されている曲の中から、ここに3トラックご紹介します。


 

こちらは、ブライアンのお姉さんMoma Finneganによる詩の朗読トラック。  

なんかというか、7分以上の大曲が多いです。最近のフルックにも、ちょっとこういう指向あるよね。いや〜、それにしても、やっぱりブライアンはいいわ。CDショップに入荷しますので、少々お待ちください。今日中にやります、今日中に…  入荷しました! こちら。

ドナルド・シュミット&トマス・キャリー『ロズウェルにUFOが墜落した』を読みました


ロズウェル事件はご存知の方、多いと思います。1947年ニューメキシコ州の砂漠にUFOが墜落し、宇宙人の遺体は軍に回収された…とされるロズウェル事件。この本は、そんなロズウェルの謎を解明しようとした研究本で2007年にアメリカで発表され、日本版は2010年にリリースされた、そういう代物。翻訳および解説は並木伸一郎さん。「ムー」のライターでもあり、超常現象などの専門家でもありあす。

まず冒頭の解説で並木さんが「自分はムーのライターで」と言っているところから、「なんだ、そっち方面なのね」と思いつつ読み進めていたのだけど、これ、読めば読むほど本当にUFO事件があったんだなと思わずにはいられないし、それに載っていたという宇宙人も間違いなく存在していたに違いないと思わされるから不思議だ。

なにせ何年も前の事件。まもなく自分がもうすぐ死ぬという段階にきて、次々と新しい証言をする目撃者、関係者が出現し…   いやー、なかなか面白かった。わたしは時代が時代だし、当初はおそらく核実験の何かではないかと思ったのだけど、読めば読むほど証言は厚みを増し、嘘をついているにしても、こっちの証言とあっちの証言は一致しているし、これは嘘ではないのだなという気持ちを強くしていきました。なかなかあなどれない内容です。いずれにしても間違いなく、あの日あの砂漠の上で「何が異様なことがあった」のは事実でしょうな、これは…

でも果たしてそれが地球外生物なのか考えるといろいろ思うわけだけど、バラしてしまうと、この本においても明確な結論は出ていない。UFOだったかもしれない、地球外生物だったかもしれない… とにかく否定はできない…といったところが着地点かな。

それにしても、この本、読んでて「あれにすごく近い」と思いだした本がある。それは『死に山』。とはいえ、こっちは一応しっかりした結論が出ているのだけど。そういえば装丁もちょっと似ているかも(笑)

それにしても冷戦時代の軍が絡んだ事件というのは謎につつまれていて、すごく興味深い。脅すことで目撃者の口封じを行い、人々をコントロールしてきた。そういえば『死に山』も当時のロシアの若者たちの様子がよくわかって、そっちに興味をひかれた。そういう本だった。

結局のところ、最後の並木さんの解説文が一番おもしろかったかも。UFOか何かが存在したとして、それを隠蔽しようとしたアメリカ軍の関係者たち、情報を混乱させようと陰謀は確かにあった。これは間違いない。つまり、これを読むと事実は、そして地球上に住むわたしたち人間は、謎の地球外生物よりも、ずっと怖いものだというのがわかる。それを考えるとわたしの中では「本当はこうだったんじゃないか」という考えが立ち上がってくる。ふふふ、それはここには書かないことにしておきましょう。

わたしも宇宙に何か別の生命が存在するということを考えるのは嫌いじゃない。映画『メッセージ』は大好きだったし、例えば山岸涼子先生のちょっとスピリチュアルな漫画などはとても共感してしまうのだ。

それにしても面白い本でした。紹介してくれた畔柳ユキさんに感謝。

2021年3月5日金曜日

山陰アイルランド協会『Caideas コージャス(友情)』会報




山陰アイルランド協会さんから会報をお送りいただきました。ありがとうございました。


なんとすごい執筆陣にまぎれてわたしも書かせていただいております。
テーマは「バンドにエイド」について、と言われたので、改めて。
しかし「バンドにエイド」とかもう10年前くらいの感覚かも… 
今となってはすべてが懐かしい。


13日からは、松江ではアイリッシュ・ウィークが始まります。
パレードはないけど、街が緑で彩られるそうです。


ところでこの会報で知ったんですが、巨人のシチューさんが松江にオープンするのですね! わたしはイベント期間中だけのポップアップかと思ってた。素晴らしい。頑張ってください〜!

なおこの会報はまもなくWebでも読めるようになるそうです。そしたらまたお知らせしていきますね。

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