おかんアート街道 アイルランドまで

 


おかんアートというか、これは結構真面目に作りました。よく見ると減らし目が間違っていたり、ミスって穴があいていますが、まぁまぁ許容範囲? ペアのニット帽。ダブリンのお金持ち地区サンディーマウントに住む、ロックスターご夫婦のために編みました。

このロックスターご夫婦は、ロックスターご夫婦の典型よろしくスイスにスキーホリディにお出かけになることも多い。なので、お二人用にご夫婦ペアということで編んでみました。

旦那様は73歳で、過去ティナ・ターナーの「プライベート・ダンサー」に楽曲を提供したことにより多大な印税でサンディマウントに大きなお屋敷を建築したそうです。Googleマップで見ると、彼の家とその敷地は周辺の普通の大きさの家の10倍はあり、庭はとてつもなく広く、母屋の屋上にバスタブが設置されているのがGoogleマップからも確認できます。

80年代、当時のマネージャーからティナ・ターナーが曲を探していると言われた時は「おおっ、あのティナ・ターナーが俺の曲を!」と過去アイク&ティナ・ターナーの大ファンだったことを思い出し狂喜乱舞したそうですが、それ以上でもそれ以下でもなかったので、それが結果こんな大きな桁はずれの世界的ヒットになった時は、本当にびっくりしたそうです。  

また彼の曲は多くのシンガーたちにカバーされ、今でもこの印税御殿で幸せな生活を送っていますが、まだまだツアーにも積極的なロックスターは、日本にもまた来たいと思ってくれているようです。実際、日本にも5回か6回きてると思いますが、このコロナ明けにまた来てくれることがあるんだろうか。年齢を考えると、ほんとに早くまた戻ってきてほしいですね。

そんな彼が日本のプロモーター(わたし)のfbの編み物写真に「俺のはどれだ!」と書きこんできたことをきっかけとして、「そういや奴にも編んであげようか」と彼の日本のプロモーターは、思うようになりました。毛糸はアイスランドのロピというやつで、とにかくあったかいし、雨が降っても水をはじく感じで、ヨーロッパの気候にもぴったりという代物です。そして何より太いのでざっくざくあっという間に編めてしまいます。集中すれば1日で出来上がります。

奥様用にはピンクが基調。このピンクが、旦那様用の方にも差し色として入っているのがいいでしょ。反対に旦那様用の紫は、奥様用の方の差し色になっています。素敵なご夫婦であるお二人のために編みました。

先日やっと再開されたアイルランド航空便小型小包でお送りしましたが、果たして無事到着するのだろうか。送ってもう2週間以上たちますが… 果たして何日で届くんだろうか。