爆泣き。舞台っていいなぁ…ちなみにそれぞれ来週再放送あり。:可能性は無限! 未来を変える舞台に挑んだ二人の記録 ハルカとカイト 舞台に立つ ~宮本亞門とダウン症の青年たち~ https://t.co/udLhgOsPDS
— 野崎洋子 (@mplantyoko) March 24, 2021
舞台っていいなぁ…そう思えるとても良いドキュメンタリーだった。音楽は日向敏文さん。とある舞台のオーディションに受かったダウン症の二人の俳優さんたちの様子を追っていくドキュメンタリー。NHK-BS。
それにしてもこの舞台のことはよく知らなかった。元ネタになっているのは『チョコレート・ドーナツ』っていう映画。『チョコレート・ドーナツ』って、映画の中でも象徴的なアイテムだし、すごくいい日本語タイトルだと思うのだけど、原題は「ANY DAY NOW」。それはもう明日にでも、って意味。明日にでも明るい未来がやってくるかも、って、そういうメッセージ。物語自体はとても悲しいエンディングなんだけど、すごくポジティブなメッセージを運んでくれる話なんだよね。
ちなみに映画を見た時のわたしの感想はここに書いてある。今、自分が書いた文章を読むと、ちょっとゲイの人に対する理解および説明の仕方が??みたいなところがあるけど、映画見て、感動して、精一杯の自分の気持ちが書かれている。読んでいたら、あの時の感動が浮かんできた。いや、ほんとに素晴らしい映画だった。
そんな映画を宮本亞門さんの演出で世界で初舞台化されたのが、舞台『チョコレート・ドーナツ』なのだ。主役の母ちゃん役ルビーを、東山紀之さんが演じている。ドラァグクイーンの役なんだよ。
そしてこのNHKのドキュメンタリーは、この舞台のオーディションに受かった二人の青年たちを中心に展開していく。本当にダウン症を持つ子をステージに、というのは宮本さんがすごくこだわった部分なのだそうだ。
これを見た感想は、もう映画と一緒。それがこの物語が持つ、マジックなのだ。ダウン症を持っているから、とかそういうことではない。彼らの内側にはわたし達と同じ悩みがあり葛藤がある。あぁ、なんかわたしたちは偏見を今すぐ捨てて、少しでも人間にならなくちゃいけない。まだまだわたしなんて修行が足りないんだけど、少しでも人間に近づかなくちゃならない。
いいものを見ました。ハルカくん、カイトくん、ありがとう。いいものをもらった。っていうか、あの映画が持っているメッセージが力強く、舞台へ、そしてこのドキュメンタリーへ、そしてでの二人の姿を見せることによってつながったと思う。関係者の皆さん、ありがとう。
でも宮本亞門さんってよく知らないんだけど、いいね。確かビックイシューで本を出しておられた自閉症の東田さんとも対談してらしたけど、あれもすごくよかった。あの東田さんの本は素晴らしかった。彼は表現をすることは下手なのだけど、彼の内側にはある、すごく研ぎ澄まされた美しい世界。あれに心を打たれないものはいない。
そういやその東田さんのことが映画になったみたい。こちらもチェックしないと!
【佐々木俊尚コラム:ドキュメンタリーの時代】「僕が跳びはねる理由」 #僕が跳びはねる理由 https://t.co/8Qma0y8jqL
— 発達障害のニュース★4月2日(金)は世界自閉症啓発デー (@2030mirai) March 24, 2021
>東田さんの本の素晴らしさは、「ASDはなぜそう行動するのか」ということがふわっとした情緒ではなく、明快な論理を持って書かれていることだ。#発達障害の映画 #発達障害の本
またこのドキュメンタリーに話を戻すけど、ドキュメンタリーでは宮本さんの舞台にかける妥協の無さ、情熱がすごい。ハルトくんやカイトくんに指導をするたびに「宮本さん、彼らには荷が重いよ、大変だよ」「セリフ言えてるんだからいいじゃん、もうOKしてあげて」とか、いちいちつっこまずにはいられない。そして大変な思いをしがら、少しずつ舞台が出来上がっていく。
この番組、ちょうど来週にまた再放送になるそうなので、ぜひ皆さんチェックしてみてください。詳細はここ。
偏見、不平等…テレ朝の報道番組が作ったCMが話題になっているけれど、友人がその流れでツイッターで紹介していたCMがすごくいいので、ここに貼っておきます。
みんな悩んでいる。でも手探りでもいい未来にしていこうよ。こうやって、わたしたちは少しずつ人間になるのだ。動物のままではいけないのだ(っていうか、動物の方が頭いいって思うこと多いけど)。そういうことだよね。今日もがんばる。
PS この番組30日までNHK plusで無料見れるみたい。ぜひ。URLはここ。