さてさてご存知の方も多いと思いますが、今回のクイヴィーンの来日は万博のためのもの。すでに大阪入りしているクイヴィーン。
第二回シェイマス・ヒーニー賞受賞のシネイド・モリッシーさん(北アイルランド出身)の授賞式でアイルランド🇮🇪大使館へ。素敵なビルになってました。ホールも素敵で永田音響の設計です。 pic.twitter.com/LKe35jdt4M
— 野崎洋子 (@mplantyoko) July 14, 2025
最近の伝統音楽の流れを見ていると、まぁ、私も90年代からこっち伝統音楽のバンドを招聘したりCDを出したりする仕事をしてきましたが、そんなことが出来たのは、その前後の数年間だったからこそ、と最近は強く思います。
ボシーバンドからこっち、ポピュラー音楽に影響を受けためっちゃかっこいいバンドがたくさん出てきて、本当に華やいだ時代があったわけで、そうういバンドたちが圧倒的なかっこよさで世界を席巻した時代があった。
私はそういった音楽が好きで、それらの音楽が本当に素晴らしいと感じたからこそ、この仕事をしてきたわけですが。
でも、今後のアイルランド音楽は、そうやってもしかしたら本来あった場所、一般市民の場所に戻っていくのかもしれません。別にステージに上がらなくていい。単にみんなで集まって楽しければいい。特に楽器が上手くなくていい。
最近は音楽ってなんだろう、と何度も考えています。答えがなんとなく見えてきたする。そしてまぁ、私は本当にラッキーだった。この何百年と続く伝統音楽の時代の「他のジャンルを圧倒するほどかっこよかった」時間のスポットに自分の仕事してる時期がうまくハマったということなんですね。
アイルランド盆踊りとかの動画を見た日には、最近伝統音楽のコンサートで手拍子が多いのも、これかぁ!とちょっと納得。これからの伝統音楽はきっとそっちですよ。
とはいえ、12月まではまだまだ頑張って働きます。実は9月にはまた別件でEXPOに行くことになりそうです。(詳細はまだ内緒だと思うので、だまっておきますが、ちょっと楽しみ。仕事じゃなかったら絶対に行かない万博)
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THE MUSIC PLANT、次の主催公演はこちらです。
Caoimhín Ó Raghallaigh クイヴィーン・オ・ライラwith 黒木千波留
2年前にレコーディングした無印良品BGM29 スコットランド編がやっと公開になりました。良かったら、聞いてください。プロデュースはLAUのエイダン・オルークにやってもらいました。現在無印良品の店頭で聞くことができます。