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2017年3月29日水曜日

みんなデンマークが大好き 

このデンマークのテレビが素晴らしい、と複数の友人がfacebookでシェアしていたので、紹介します。なんか泣けますよ!



ナレーション「人々を“箱”の中にいれて分けてしまうことは簡単です。これが“私たち”、あれは“彼ら”」

最初看護士さんらしき人たちが入場して1つの“箱”に収まります。 続いていかにも大企業のエグゼクティブみたいな人たち。いかにもブルーカラーの労働者たち。ストリートにたむろする若者たちのような人たち。みんな、それぞれの“箱”に入ります。

ナレーション「避けようとする人がいたり、信頼したりする人たちがいます」

「新しいデンマーク人たちもいます。そしてずっとデンマークにいた人たちも。田舎から人たちも、牛を見たことすらない都会の人たちも…」

「信じる宗教、自分に対する自信… 私たちが何かを一緒にシェアしている人たちもいれば、彼らとは何もシェアできないという人たちもいます」

会場の司会者「いらっしゃい。これから皆さんにいくつかの質問をします。いくつかはとてもパーソナルな質問ですが、なるべく正直に答えてください」

「クラスルームでクラスのおちゃらけ者だった人は?」

会場から笑いがおきます。そしてそれぞれの“箱”の中から数人が前へ…。そしたらいろんな人たちがそこにいることを知るのです。みんな顔を見合わせて笑っています。

司会者「義理の子供たちがいる人」ここでもまたそれぞれの“箱”からいろんな人たちが集まります。

ナレーション「こうして突然そこに“私たち”という概念が出現するのです」

「死んだあとのライフを信じる“私たち”。フォースを見たことがある“私たち”。そして“私たち”みんながダンスをするのが大好きです」

「いじめを受けたことがある“私たち”」「人をいじめた事がある“私たち”」男の子が辛そうにうなずきます…。その肩を優しくなでる人もいる。

「先週セックスをしたラッキーな“私たち”」笑いながら多くの人が集まります(笑)
 「失恋をした“私たち”」2名が寂しそうに肩を組みます。
 「熱烈に愛する相手のいる“私たち”」中高年の素敵なペアルックのカップルも。
「寂しく感じている“私たち”も」何人かが集まります。いろんな職業の人たちです。

そして1人の男性が前に出ます。「バイセクシャルな“私たち”」彼はこの会場にいる人たちの中でたった1人ですが、会場中からその勇気に拍手が送られます。そしてナレーション「他の人の勇気をたたえる“私たち”がいます」

「人生の意味を見つけ出した“私たち”もいます」「命を救ったことがある“私たち”も」
そして「みんなが、ただこの国デンマークを愛しています」

「もしかしたらもっと他のことが私たちを一緒にしてくれるかもしれません。TV2 DENMARK 私たちがシェアするすべて」

いいCMですね! ちょっと泣けました。

2017年3月28日火曜日

ドーナル・ラニー&アンディ・アーヴァイン 来日中! コンサートに駆けつけてください!!

ドーナルたちが来日中ということで、応援のためと思い、自分が書いた過去ブログとか見直していたら、過去の自分がすごくいい事を書いているので、再び紹介しておきますね。 コンサートに行こうか迷っている皆さんに、私がとにかく伝えたい部分のみ、急遽抜粋します〜

ドーナルのすばらしさは、やはりこの疾走していくリズム!



「頭のリズムの感じからして、ドーナルはすごいよなー。こういうリズム感はまったくもってドーナルならでは。

そして0:17のパイプスはジョン・マクシェリー。彼のパイプはレッド・ツェッペリンなんだ! 1:25くらいで次に出てくるアコはもちろんシャロン・シャノン。

そして曲を全部覚えちゃうとねー、このフィドルが楽しみなのよ! フィドルが。アコが早く終わらないかな、と、何度も思う。2:13  フィドルはナリグ・ケイシー、モレート・ネズビット(今、ケルティックウーマン)、そしてショーン・スミスだ!

そして最後の展開へ。このようにアイリッシュミュージックはどの曲をどのスピードで、どんなアレンジで、どんな組み合わせで演奏するかにセンスが問われるがこの曲はストーリー(って言っていいのかな)がはっきりしていてすごく好き」

そしてドーナルといえば、この曲!



「これ、みんな知ってるかなー。アイルランド音楽の新しいファンは知らないでしょう。ドーナルがやってたTVシリーズのサントラより。92年くらいだったけ か? かっこいい。やはり重要なのは、このリズムだよねーーーーリズム!!! 

パーカッションをやってるのはリバーダンスのステージで一世を風靡したノエル・エクル ズだけど、良く聞けばこの曲の不思議なリズムを引っ張っているのはパーカッションではなく、ブズーキだって分かる」 ホントだよ。よく聴いてみて!


そして、一方のアンディ・アーヴァイン!!!! アンディといえば、実はロンドン生まれだけどアイリッシュ・ミュージックをここまでユニークなものにした張本人なんですよ。皆さん、分かってますか?

まずはこちら。リバーダンスの元ネタです、これ。ビル・ウィーランも公言している。あのインスピレーションはアンディのものだった、と。



あぁ、ホントにかっこよすぎる!(ちなみにEast WindのCDはここで売ってますよ)

そして…次の曲については、ポール・ブレイディとアンディのインタビューを参考にしたい…(全文はここ

ポール・ブレイディ「本当にもっと頻繁にこの曲を一緒に演奏したいと思うよ。僕らが若いころこの曲を演奏しているシーンとかYou Tubeで見てびっくりしちゃうよ。ほんとうに複雑ですごい曲だと思う。ブルガリアやルーマニアの音楽の影響も入っているし、それがとても複雑な拍子の上 に成り立っている」

アンディ「すべての音符が行くべきところに行っている感じだよね」

…と2人が説明するこの曲を聴け! みなの者!! これがアンディ・アーヴァインだ!!! イントロですでに3回くらいリズムチェンジしてる。あまりにすごくてクラクラする!!! 超かっこいい!(アンディの座り方が気になるんだけど… そんなのをどうでもいいっっ!/笑)この弦の絡みのセクシーさよ… あぁ…天上の音楽!!



どうして世間は、こういうすごい音楽と、普通の音楽の違いが分からないのかが、まったくもって疑問。そのヘンのミュージシャンと一緒にしてもらっちゃ困るぜよ。聴け! みなの者!!! 巨匠の音楽を!!

3/28(火) 大阪 Ganz toi, toi, toi
開場18:00/開演19:00
前売¥5,000/当日¥5,500
TEL: 092-732-4662 / Email: info@ganztoitoitoi.com
http://ganztoitoitoi.com/index.html

3/29(水) 名古屋 得三
開場18:00/開演19:00
前売¥5,000/当日¥5,500
TEL: 052-733-3709 / Email: mail@tokuzo.com
http://www.tokuzo.com/

3/31(金) 京都 磔磔
開場18:00/開演19:00
前売¥5,000/当日¥5,500
TEL: 075-351-1321 / Email: takutaku@geisya.or.jp
http://www.geisya.or.jp/~takutaku/

4/2(日) 東京 晴れたら空に豆まいて (ゲスト: John John Festival)
開場14:00/開演15:00 夜公演はSOLD OUT
前売¥5,000/当日¥5,500
TEL: 03-5456-8880 / Email: info@mameromantic.com
http://mameromantic.com/

4/3(月) 横浜 Thumbs Up (ゲスト: John John Festival)
開場18:00/開演19:00
前売¥5,000/当日¥5,500
TEL: 045-314-8705 / Email: live@stovesyokohama.com
http://stovesyokohama.com/

http://www.andyirvine.com/
http://donallunny.weebly.com/
https://www.johnjohnfestival.com/


最後にこれも貼っておこう。アンディとポールの「アーサー・マクブライド」対決(笑)

2017年3月25日土曜日

お肉の美味しい週末! 麹町の名店ヒロミヤにお邪魔しました

ここ本当に予約が取れないんだって…
タンですよ〜 



レバー、良く焼かないとダメですよ〜

ピカピカです!!!





肉ケーキ、はじめて!!! すごい〜

幹事さん、ありがとう。総勢12名の団体でした〜

あんなに食べたのに甘いものは別腹〜

しかし飲み放題、ご飯も食べ放題で 6,000円は安すぎる! ご飯…若者がたくさん食べるのでおばさんもつられて食べてしまった… 白ご飯は…一番食べちゃいけないものなんだけど。生卵が置いてあったのもやばい。それにしてもお腹いっぱい。来週も仕事頑張ろう!!

くるりの岸田繁さんが選ぶワールド・ミュージック傑作アルバム65選にTHE MUSIC PLANT関連アーティストが

くるりの岸田繁さんが選ぶワールド・ミュージック傑作アルバム65選にTHE MUSIC PLANT関連アーティストが2枚も選ばれました〜




1枚目は福岡からツアー(with アンディ・アーヴァイン)が始まっているドーナル・ラニー。岸田さん「やはりアイリッシュ・ミュージックを変えたのは彼だと再確認」とのこと。

ドーナルのツアーの詳細はここですよ!

わたしは東京公演の日は仕事が入っちゃった… 横浜に行けるかな…











そしてもう1枚。JPPのこのベスト盤はアメリカ編集で、今は手にはいりませんね…。

岸田さん「フィンランドの至宝。もっと日本でも知られてほしい。真っ直ぐな音楽」

JPP、他の作品はこちらでも多少在庫がありますし、最新版の「SKYWIRE」は、超・超・超名盤です。

 というわけで…最後になっちゃったけど、ラティーナ編集部さん、65周年おめでとうございます。65年なんて、すごいですよ、ホント…生まれた赤ちゃんが年金生活できるまでの長さだ!


最後にJPPの「SKYWIRE」からこの曲を。



2017年3月24日金曜日

ミシェル・ノアクのウェッブサイト開設

まだまだ未完成なんですが(本当はもっと1つ1つの作品に説明を付けたいし…少しずつ書き足していきますが…)とりあえずオープンしました。

2月にICE STATIONの公演をやって,私には宿題が2つ残ったのですが、1つは映画「サウンド・オブ・レボリューション」をもっと多くの人に観てもらうこと。もう1つはこれ。 ICE STATION展でタンバリン・ギャラリーで販売したミシェル・ノアクの作品たちを販売すること。残ったものをミシェルが東京に置いていったので(笑)まずはホームページを立ち上げました。

一番面倒だったのは作品の撮影だったんだけど、自然光の中で撮れば、まぁ素人でもなんとかなっちゃうもんですね… クリックすると作品の画像だけでなく全体像が見えるようにレイアウトしてみました。

また折りをみて、これらの作品を世の中に出していけるよう、画廊に売り込んだり、グループ展したり… あれこれ動いていきたいと思っています。売らなきゃいけない可愛い子供達がまた増えた(笑) THE MUSIC PLANT画廊ということで(笑)よろしくお願いいたします。

ホームページはこちら! ちなみにタンバリン・ギャラリーでは、マイクもピーターもミニーの作品を買ってくれたんだよね… ぜひ同じ作品を皆様の部屋にも(笑)



これなんかはロビン・ヒッチコックの「Good Night Oslo」のジャケットに使われたもの。オリジナルです。

レンチキュラーといって観る角度によって画像が違ってみえるもの。このシリーズは100年前の北極のポストカード、そしてそれが撮影された場所にいって撮影し、氷の変化もあらわしています。

このシリーズは4枚あります。


こちらは地球温暖化にかかわるグラフをそのままアート作品にしてしまったもの。

これもポップで良いでしょ?




詳しくはこちらのページへどうぞ〜

2017年3月23日木曜日

やられた…ケン・ローチ「わたしは、ダニエル・ブレイク」観ました。超おすすめです!



「ラ・ラ・ランド」が最高の作品か最低の作品かというネット上の議論がすごいので、早急に自分も観てそれに参戦しようと思っていたのだが(笑)いや、それより前に観なきゃいけない映画があるでしょ。

ってなわけで、行ってきました。ケン・ローチ新作「わたしは、ダニエル・ブレイク(I, Daniel Blake)」

やられた… ケン・ローチはやはりケン・ローチだった。御年80歳。こんなにストイックでパワフルな映画をつくるなんて… やるなぁ! 「天使の分け前」「ジミー、野を駆ける伝説」も最高だったが、これはホントに何かを伝えたくて表現している人にしか出来ない作品だと思った。正直、ストーリーは超シンプルで複雑さがあまり感じられず、映画としては結構プリミティブな方だと思う。なんとなく始まりの時点で、終わり方も想像出来てしまう。そんな話だ。

でも、なんというか、もう始まったところから、英語のアクセントに悶絶。ケン・ローチ・ワールド全開だ。主演の俳優さんがとにかくいい。本職はコメディアンだそうで、脚本や演出も手がける多彩な人なのだが、とにかくリアルなのだ。こういうおじさん、もしかしたらあなたの近くにもいませんか? 驚くことにこの俳優さん、映画出演は初めてなんだって。隣人の若者の交流とか、お決まりの回答しかよこさない合理主義の公務員たちとの戦いとか、システムの外に取り残された正義感にあふれる男性を演じるのだが、これがもうなんというか超リアルで超適役なのだ。

そして私たちは気付く。ここで描かれていることは英国だけでも日本だけでもなく世界中で間違いなく起こっていることだ、と。彼らは真面目に働いてきた。今,欲しいのはただただ人間扱いして欲しい、それだけの事なのに、私たちの社会はそれすらも出来ていない。

ケン・ローチ監督お得意のリアリズムも真骨頂。この問題に対しても何度も何度も取材を重ね、脚本に取り入れた。例えばケイティが空腹に我慢が出来ず缶詰を開けてしまうシーンは監督がエジンバラで聞いた実話だそうだ。ケイティ役の彼女もめっちゃ良かったし… そうそう、公務員として働きながらも親身になるあまり上司に起こられる相談員の女性の押さえた演技も良かった。彼女のなんとかしよう、という気持ちもビシバシ伝わってくる。

この映画を見終わったあと次の場所に移動しつつ電車の中で映画の感想をTwitter検索していたのだが、人の感想を読みながら、またまた泣けてしかたなかった。

この映画の配給会社が、映画を観た人たちがケイティやダニエルをサポート出来るようにチャリティをスタートさせた。「ダニエル・ブレイク基金」 この会社が上映権を持つ30年の間、ずっとこの映画を見た人から50円ずつ寄附をする、というものだ。でもこれに対する監督の言葉がいい。「彼らは良くやってくれたと思う。So well done to them but ...でもチャリティは不公正を隠してしまうものでもある。不公正の是正が最終目標であることを忘れてはいけない」いや、最高だわ、ケン・ローチ。

音楽は社会を変えられるか…ってテーマで映画を宣伝したこともあったけど(笑)、いや、少なくともケン・ローチは本当に映画で人々に伝えようと思っている。そして社会を変えたいと思っている。そういう自分の作品を信じている。 これはそういうパワフルな映画なのだ。私はこういう映画が大好きだ。

しかし「ジミー〜」が比較的さわやかな未来ある終わり方で、「天使の分け前」がコメディだったこともあって油断しておった…。「やった! 新作!」と出かけていった自分が甘かったわ… ただただやられた。

字幕に1カ所指摘が。いわゆる貧困層の典型的なメニューである「スパゲッティ・オン・トースト」とケイティが言っている箇所が「スパゲッティ・トマトソース」と訳されていたような気がする。見間違いだったらすみません。

とにかく絶対に観てください。 素晴らしいです。


2017年3月22日水曜日

Oさんのこと

お世話になった人が突然亡くなった。亡くなってみて、その人がもっとずっと年上だと思ってたのに、あんまり年が変わらなかったことを知った。…というか、絶対に知っていたはずだ、年齢くらい。そのくらい私たちは一時はよくいっしょにご飯を食べて、お酒を飲んだりしていた。Oさんは、仕事が物凄く出来て、体育会系でサッパリしてて、優しくて、かっこよくて、男らしい人だった。成城のアメフト部だったっけか。男らしいという意味では、ウチのヴェーセンに匹敵するくらいの男らしさ、そして優しさだった。いや、ヴェーセンの連中以上かもしれない。そのくらい素敵な人だった。ホントにホントにかっこいい人だった。もしかすると生涯出会う人の中で一番かっこいい人だったかもしれない。いや、ホントに冗談ではなく。そんなかっこいい人いるわけない、って思うでしょ? いや、いるのよ、ホントに。Oさんは、ほんとうにかっこいい人だった。 

人が亡くなったからといって過剰に評価をするのは私は嫌いで、人が亡くなった時によく知りもしないのに追悼合戦するのも嫌いだし、評価が意味もなく高くなるのは、生きて戦いつづけている者に対してフェアじゃないといつも思っている。生きてても亡くなっても、Oさんがすごい人だったことに変わりはない。そして、なんというか、みんなに信頼されて頼りにされて、絶対に死んじゃいけない人がいるだけど、Oさんは間違いなくそんな人だった。だからこの事が、納得できないままでいる。

思い出されるのはレコーディングにいっしょに行ったダブリンで、ハープの子を連れてロケに行った時のこと。撮影に必要な椅子がなかった。ダブリンの街中だったので「この道の裏に取引先あるんで〜」と、当時Moore StreetにあったDolphiinレコードに私たちは駆け込み「なんでもいいから椅子を貸して〜」と言ってスタッフに椅子を借りた。別に勝手知ったる仲だし、全然気を使わなくていい相手なのに、Oさんはそれではお店に申し訳ないからとCDを買ってくれた。どれを買ったらいいか相談されてエディ・リーダーを教えてあげたことを覚えている。その時、ほんとにこの人は頭がよくてスマートでかっこいい人だなぁと思った。そして自分もそんな風にさりげなく気をつかえる人間になりたいなぁ、と思ったものだった。

でもOさんとじっくり何かについて話したりとか、音楽のことや人生のこととか語ったとか、そういう記憶は全然ない。もっと話がしたかったけど… でもきっと話しても私ばかりがベラベラと愚痴りOさんはきっと笑って聞くだけだったかもしれない。Oさんはいつも文句を言ったり愚痴を言ったりするおじさんたちの聞き役だった。そしていつも笑って、適格で冷静なアドバイスをしてあげるような人だった。そして余計なことは絶対に言わない。そんな人でもあった。そこがめちゃくちゃかっこよかった。人間は何かというと自分の存在意義をアピールしたくて、何かを言ったりかっこつけたりするけれど、そういうところがまったくない人だった。でもOさんが男らしくてかっこいいという事は、周りのみんなにもすぐ伝わって,周りにいるみんながOさんのことを頼りにしていた。

2度目にいっしょに行ったアイルランドのコネマラ・ロケで私が「風邪をひいたかもしれない」と車の中で言うと「これ飲んでおきなよ」とさりげなく薬をくれた。結局風邪でもなんでもなかったんだけど、あぁいうさりげない優しさとかって、人は長く覚えているもんだ。

あ、そうそう、レコーディングの間、なんかのトラブルで私のクレジットカードが使えなくなった… いや、違うなカードをホテルの部屋に忘れてきたのかな…もう詳細は忘れちゃったけど。ダブリンのオコンネルストリートにあるホテルのリフトの中での話。まぁ、クレジットカードは複数枚常に持っているし、全然大丈夫だし、もうホントに詳細は覚えていないけど、Oさんはそれをすごく心配してくれた。もちろん全然大丈夫だったのだが、普段仕事であんまり心配してくれる人がいないんで(笑)そんなこともあったなぁ、と今になって妙に思い出される。あの時のリフトの中の空気までも思い出す。

Oさんはアイルランドで体験したパブでのセッションにいたく感動し、あぁいう楽しさを日本にも持ってこれないかなぁ、と私に相談してくれたことがある。いや、ウチらよく公演の打ち上げであれを東京でやって、あちこちの飲食店から追い出されてますから〜(笑) で、よく覚えていないが、一緒に池袋の代理店だかイベント屋さんに、その件で営業に行ったことを記憶している。その日は午前中のミーティングで、なんといっても珍しい事に私とOさん2人だけだったから、お昼いっしょにどうかなぁとなんとなく思っていたのに、Oさんはミーティングが終わると「じゃあ!」とか言ってとっとと事務所に戻られてしまい、がっかりしたのを覚えている。いつものリュックを背中にせおい、行ってしまうOさんの後ろ姿まで覚えている(笑) あの時、Oさんが実現しようとしていた事はなんだったんだろう。言葉が比較的少ない人だったし、代理店の人にありがちな風呂敷は絶対に広げない人だったので、結局じっくり話すチャンスもなかった。そのイベントも結局は実現しなかったけど、本当はもっといっしょに仕事がしたかったなぁ。そのあともダブリンと同じクライアントさんの仕事でストックホルムにも一緒に行ったし、グラスゴーにも行った。 それぞれに楽しい思い出がある。でも何故だかよく覚えているのはダブリンだ。
 
そんなエピソードがつらつらと思い出される人だ。いっしょに行動していたおじさんたちはみんな仲が良いので、いっしょにいるとお互いの家族の話もよく出ていた。だから会ったことはなかったけれど、Oさんのところは、お子さんも小さく、しかも4人もいることを私も知っていた。そして、家庭を守る奥さんへの対策(笑)。家に帰ったら奥さんの話をちゃんと聞いてあげることは大事だ、とOさんは言っていた。そんなことも思い出される。しかし、Oさんが突然いなくなることによって、いったい家族はどんな事になってしまっているのだろう。奥さんは確か主婦だったと思うし、本当に心配だ。というか、突然亡くなったOさんはきっと家族のことが心配でしかたがないだろう。途中まで手がけたプロジェクトもたくさんあっただろうに。そんなOさんやご家族の無念を思うと本当にいてもたってもいられない。

死はいつも突然やってくる。しかもすごく理不尽な形で。プールでガシガシ泳ぎながら,普段なら子連れの親子とかを、うっとおしく感じるのだが、それが妙にほほえましく思えた。そして、なんだかいろんなことが納得できなくて、妙に腕をガシガシと動かし、がむしゃらに泳いでしまった。

Oさんが勤めていた代理店を辞めて、芸能事務所に入られてからは、すっかり疎遠になってしまった。最後にお会いしたのはダブリンで。2011年の秋だったから、もうずいぶん会っていなかったんだよね。お忙しそうだからとこちらからは連絡しなかったが、もし飲みに誘っていただけたなら、私はそれを何日も前からずっと楽しみにしていただろう。今ならいったいどんな話をしただろう。それにしても本当にOさんがいなくなってしまったことに納得がいかない。

Oさん、たくさんの優しさをありがとう。なんかの時に別のおじさんから「Oは、野崎さんのことを本当に頼りにしてるからなー」って言われたことがあって,それを聞いて私は何を褒められるよりも、一番嬉しかった。上司にするなら,絶対にOさんだった。Oさんのもとでなら、私も普通のOLをやれたかもしれない。そのくらい包容力のある人だった。そんな素敵なボスを失った部下の人たちは、いったいどういう気持ちでいるんだろうか。

しかし辛い。週末にはお通夜に行く予定なのだが、家族の人に会ったら泣けてしまいそうだ。子供達はやっぱりOさんに似ていたりするのだろうか。一番下の子はたぶん小学校にやっと上がったばかり…とかそのくらいだったと思う。というか、きっとご両親も健在なのではないだろうか。ホントに納得がいかない。

普段はエンヤなんか絶対に聞かないんだけど、これを貼っておく。「Watermark」はいいアルバムで、何度も聞いていた時期があった。週末にやったセント・パトリックス・デイのフェスティバルで、隣りのブースの旅行代理店がしょっちゅうこれをかけていた。




PS あとでfacebookのPhoto albumとか見てたら、最後にOさんに会ったのはダブリンより後だったことが分かった。東京でこの仕事チームのおじさんたちが集まって私の誕生日をやってくれたのだ。あの時が最後だった… あれ,楽しかったなぁ。でもそれもすでに5年前の話。

PPS
お通夜にいったら、お子さんは4人ではなく3人だった。弔問客たちにお礼を言うお子さんたちが健気で泣けた。奥様はとっても素敵な方だった。座ってらした高齢の女性はお母様だったのだろうか…。あまりに盛大なお通夜でOさんの顔も見れず、そのままがっくりと電車に乗ったら、後から行った友人たちが「Oの顔がみれなかったのが悔しいから、俺たちは駅から会場へ引き返すところ」と連絡してきた。なので私も四ッ谷まで戻って来ていたが、引き返しておじさんたちと合流した。もう弔問客はだいぶひけていたので、Oさんの顔をみることが出来た。「Oさん、ありがとう」と口に出して言うのがやっとだった。

2017年3月21日火曜日

朝日カルチャーセンター「映像で楽しむフィンランドの伝統音楽」講座

本日、朝日カルチャーセンターさんで「映像で楽しむフィンランドの伝統音楽」という講座を行いました。

ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました!

最初はこんなCMや、こんなCMの音楽でフィンランドの音楽が使われているという話から、当然このグループ。


ロイツマ〜


ジェンカ… もっともこれは伝統音楽というより60年代のヒット曲。


震災の年でしたね。ON THE SHELF TVより。ヴァルティナの洗濯歌。


ヴァルティナのステージ


12月に来日するということで〜 


フィンランドの西の音楽。ペリマンニ!!


もう私はJPPがかけられたことだけで、幸せマックスです!




子供たちの歌@カウスティネン 何度聞いても泣けるわ…


若手代表ってことで、フリッグをご紹介。かっこいいね!


時間もないしサーミも1曲だけ。


ウチのフィンランドのアーティスト第1弾は、こんなグループでした。


かっこいい!! こんなのかけちゃったよ!!


5月の来日の告知もさせていただきました。ペッテリ・サリオラ。


ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました〜。次回はもしかしたら夏くらいにあるか…も?!

2017年3月20日月曜日

廣川まさき「ウーマン・アローン」を読みました

なるほど! なかなか面白かった。が、2冊目の「私の名前はナルヴァルック」方が良かったかなー でもこちらの方が開高健賞受賞作。ちょっとパンチが足りない気がするけど、うーん、女性で初心者でユーコン1500km下ったっ事がすごいという事なのかもしれない。

というか、今回はっきり分かったのは、やっぱり私は地理的探検、身体能力的な事象には興味はないということだ。そりゃあ冒険はすごい。私みたいに身体的能力の低いものには憧れる世界だ。が、人のそれを知ったからといって、どうなるというのであろう。そうじゃなくって、私が冒険本に望んでいるのは、もっと違うものなのだ。人は本の中に自分を発見する。実は私が本に求めることは「自己肯定感」なのだ。私と同じこと考えている人を発見したいのだ。

だから私は自分の仕事感を肯定してくれる自己啓発本も大好き。ホントになんておめでたい性格。自分大好き人間なのだ…(笑)

しかもいつも冒険本を読むと気になる事なんだけど、彼女もあまり練習もせずに結構無茶な状態で、冒険に飛び出している。なんかそういうのがすごく私は気になる。攻めて堂々と「充分訓練した」という状態で行って欲しいと思う。命がかかっているのだから。

あと、もう少しなぜ新田次郎の「アラスカ物語」に弾かれるのかを深く書いてほしかった。そういや私は「アラスカ物語」もイマイチだったので、それを書いてもらってもピンとこなかったかもしれない。あの名著を人生の友とあげる人は多いのだけど、私はあの主人公には、なんか優等生すぎて共感しなかったんだよね…。いや、偉いと思いますよ。でもなんかこう新田次郎の書き方が響かないというか…。(うっ、超巨匠に我ながらひどい意見を…。でもなんというかNHKの大河ドラマ的というか…優等生主人公は難しい)

とはいえ、この本で彼女がフランク安田の家を訪ねてビーバー村に行くところはさすがにグッと来た。この本に登場するフランク安田の写真もちょっと気になり、さっそくググった…。ちなみにこんな方らしい。ネットでググるとすぐ何でも出て来るから、最近は何でも夢がないというか、なんというか…

また最後の方で、フランク安田の名前が現地で忘れ去られそうになるのを知って「これもまた1つの流れだろう」みたいな風に終わるのも…えっ、そうなの?という感じだ。うーん、なんか熱量が足りない。こんなに遠くまでわざわざ川を下ってやってきたのに。いや、川を下ったことで、彼女は充分満たされてしまったのか。でも振り返ってみれば、いや今起こっていることだって、よくよく見据えてもれば分かるのだけど、歴史はだいたい個人が作るのだ。フランク安田の物語しかり。諦めなかった個人が歴史を動かす。そんな個人との共鳴で世界は動いているのだから。もうちょっと彼女が自分の探検の無事成功だけではなく、世界を動かす方に動いてほかったかなぁ、と思う。いや、贅沢か。あまり苦労話が強調されていないが、実際、川を下るだけでも大変だったのだろうから…。

…と、まぁ厳しく書いたけど、全然この本も素晴らしいですよ。明らかに女の人が書いた冒険本としては最高の出来です。点数も80点以上。だが、2冊目の「私の名前はナルヴァルック」の素晴らしさの方が光る。こっちの方が私は俄然良いと思った! いや、両方かなりレベルの高い本であることは間違いない。そもそも文章が上手く面白いのでスイスイ読める。廣川まさきさん、これからも期待しています〜。


ICE STATION、コレクターズ・マガジンさんにライブ評、掲載いただきました


この投稿、だいぶ前に書いてアップするの忘れてた…(汗)

ICE STATION、コレクターズ・マガジンさんにライブ評、掲載いただきました! 編集部の皆さん、岡村さん、ありがとうございます〜 ポール・マッカートニーの特集号ですよ。チェキらっっ!

2017年3月19日日曜日

I LOVE IRELAND FESTIVAL ありがとうございました〜

朝イチからフィッシュ&チップス、まいう〜

私の髪の毛が気に入ったみたい!

みどりのビールを飲み…

お客様〜

差し入れ〜 ありがとうございます。

お客様2号。ご来場ありがとうございます。




差し入れいただきました〜 まいう!

CDや本を買ってくれたお客さま、ありがとうございました! 来年参加するかはまだ分かりませんが、またお会いしましょう〜〜

ふぅー 疲れた。で、明日はフィンランド伝統音楽のレクチャー。このページの「申込」ボタンが出ているうちは、当日でも申し込めるらしいです。良かったらぜひ。明日午後15:30より。

BBCパパ。ママだったら、こうハンドルする!?



今度はこんな動画が。もしあれがお父さんではなく、お母さんだったら…

入ってきた長女に怯むことなく呼び寄せ、あやし、ひるむことなく解説を続け、続いて入ってきた赤ちゃんをもおもちゃであやし、料理をしながらアイロンかけをしてトイレ掃除もテキパキとこなす。最後はSATの連中が侵入してきて、ママは爆弾のタイマーを解除する(笑)

プレゼンターは「忙しそうだね、スケジュールを再調整しようか…」 しかし惑わず解説を続けるママ。

最後は「靴下片方見つからないんだけど…」というパパが登場。プレゼンターも「明らかに忙しそうだ、また今度」とインタビューを閉じる。ママはあいかわらず冷静沈着なおももちで「じゃ、ここで終わりにして靴下を探しましょうね」

いつだってテキパキと働き、家庭を守る、ママは強くて優しくて最高なのさ!

2017年3月18日土曜日

やっぱりアイリッシュ最高!!!




エンダ・ケニーよくやった!!! アイルランドのケニー首相がパトリックス・デイということでアメリカ訪問。トランプの目の前で移民を褒め称えるスピーチ!! いや、そうだよね、ホントそうだよ!!!

「セント・パトリックは、移民だった。そして今やアイルランドばかりでなく、彼は全地球上の移民の守護聖人ともなっている。ここアメリカで、3,500万人のアイリッシュの血を受け継ぐ人々が、経済的、社会的、政治的そして文化的に、この素晴らしい国を200年ささえてきた。アメリカへみんな自由を求めて、機会をもとめて、安全をもとめて、そして食べるために移住してきたのだ」

「我々は自由の女神の灯がともる40年前、アメリカの海外にうようよと押し掛けた悲惨な難民だった。私たちは避難所としてのアメリカを信じ、アメリカの思いやりを信じ、アメリカなら成功の機会があるだろうと信じてやってきたのだ。私たちはやってきて、そしてアメリカ人になった。ジョン・F・ケネディが打ち明けるずっと前から、我々は彼の言葉を生きて来た。アメリカが何をしてくれるかではなく、アメリカのために何ができるか問うたのだ。そして今でもそれを問うている」

いいよーーー アイリッシュ。いい!! ホントにいい! 私はアイルランド人のこういうところが大好きだ。アイルランド人の一番素晴らしいところは、正義感が強いところだと思う。これでこそアイリッッシュ。エンダ・ケニー、良くやった!!! (そうそう、セント・パトリックはアイリッシュではなかったんです。ちなみにセント・パトリックがどこで生まれたかについては諸説あり、スコットランド説が優力みたいですね)

ホントにホントに、アイルランドの文化を応援してきて良かったな、と思う、今日。アイルランドは、私の自慢です。皆さん、ハッピー・セント・パトリックスデイ。すべての移民の人たちに幸せで平和な毎日が訪れますよう…

そしてもちろんこの方の素晴らしいパロディでガッツリとこいつを笑うこともお忘れなく!



ちなみに大統領のマイケル・D・ヒギンズのスピーチも素敵ですよ。「セントパトリックの日を国民の日として我々は祝います。彼のストーリーもまた苦難と移住の物語です。セントパトリックは奴隷としてアイルランドに売られ、なんとか脱出したものの、彼は自分の故郷を離れアイルランドに戻る事を選択しました。それから何世紀も経て、移住はアイルランドの象徴的な行動として捕らえられるようになりました。そしてそれが世界に対し、アイルランド人を語るものとして、表象をかたどるものとして生き残り続けて行くことになったのです」

I LOVE IRELAND FESTIVAL 2017 初日終了。明日もあります!

本日、I LOVE IRELAND FESTIVALに参加して参りました〜
 スヌーピーさんに撮影してもらったよ〜 アフロが可愛いオレ(笑)



こっちはすでにちょっと酔っぱらっているかも…




ご来店くださったワンちゃんを撮影!




隣りは「SONG OF THE SEA」のブース。ポスターと柴犬さん


ヒーローさんのブース。アイルランドの紅茶、チョコ、ジャムなど〜


ティータオルも可愛い!


ダンスのワークショップ、CCEさん

ヘヴィメタのお兄さんがムール貝売ってる! 飼い主さんの足に挟まれたフレンチブルにも注目
名誉店長、五十嵐正先生。ご自身の著書を販売中。サインもしますよ。

チーフタンズの公演もプロモーションしてますよ〜

I LOVE IRELAND FESTIVALは、明日もまだあります。10時より代々木公園にて。詳細はここ。ウチらはB−6のブースにおります

明日はパレードが1時から表参道にて。皆さん、パレードの後はフェスティバルの会場にも遊びにいらしてくださいね! 

2017年3月17日金曜日

I LOVE IRELAND FESTIVAL、今年も出展します!


というわけで、今年も出展します… といっても、フルックの来日があった昨年とは違い、今年は公演もないし、特に何を売るわけでもないんですが…。とにかくウチにあるアイルランド関係のCD、北欧音楽のCD、書籍あれこれまとめて行きますよ〜。

CDはバーゲン価格(¥300〜)になりますので、是非皆さん、いらしてくださいね。(クレジットカード使えませんので、キャッシュのご用意をお願いいたします)

また名誉店長として音楽評論家の五十嵐正さんも土曜日の午後3時以降、および日曜日にご来店あり。著書「ヴォイセズ・オブ・アイルランド」を販売、もちろんサインもいたしますよ。

今年も晴れてあったかいといいけど… 温かい差し入れ、優しい心遣い、価値ある貢ぎ物、あれこれ歓迎いたします〜(爆)ただのぞくだけでも,是非いらしてください!

I LOVE IRELANDフェスティバル2017
3月18日(土)10時〜6時
3月19日(日)10時〜5時
代々木公園B地区イベント広場

ブースの位置はB-6とありますが、この出展者用の図面ってお客さんがもらえる地図といっしょなのかな…。とにかくダンスエリアの近くらしいです。

プランクトンさんがチーフタンズ・ブースを、映画「ソング・オブ・ザ・シー」のチャイルド・フィルムさんも出展しております。お楽しみに〜

      
ところで、こんなチラシを発見。イトーヨーカドーまで!!?
なんか今年はノリが違いますね…。


そしてこんなお店も…

一流デパートとかじゃないところが、アイルランドらしくて素敵(笑)