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2018年8月29日水曜日

インド祭でお世話になった武田尋善さんの個展に行ってきました〜

インド祭でお世話になった武田尋善さんの個展に行ってきました〜。バタバタで10分くらいしか見れなかった。ホントはすっごく細かい作品ばかりなので、1作品5分かけたかったのだけど…

しかもどれも1万円代とかすごくリーズナブルなので、アートに普段は縁のない私でも購入できそう。

素敵な作品がいっぱい!


こちらはお求めやすい価格になっています! ¥3,000

こういう銅板に作品を作って行くんだって。すごい!!!

こちらを購入しました〜 可愛い!


さーて、チャイティーでもいれるか…

武田さんの個展はこの週末9月2日日曜日まで四ッ谷3丁目/信濃町から徒歩7分くらいのギャラリー(THE ART COMPLEX CENTRE)で行なわれています。是非皆さんものぞいてください! 詳細はこちら〜

ピーターさん、LIVE MAGIC!TVにてフルックをご紹介いただきました〜



うわーい! ありがとうございます! LIVE MAGIC!の詳細はこちらですよ。フルックの登場は21日土曜日です。

ピーターさん、ジョン・ジョーが大好きだよね…(笑)

フルック、東京の手売りチケットは販売ストップしましたが、まだeplus等ではチケット購入いただけます。また沖縄/福岡/京都/名古屋/札幌公演はまだまだ販売しておりますので、どうぞよろしく。全国ツアーの詳細はこちらです。


フルック、福岡公演チラシ出来ました〜



はい! 出来ました〜。フルックの福岡公演ちらし。そしてロビーでは、小泉八雲記念館にご協力いただき『文学の宝庫アイルランド展』が展開されます。こちらもお楽しみに! 

『文学の宝庫アイルランド展』については、また詳細をのちほどお知らせしてまいりますが、数年前に開催されたこちらの展示のミニヴァージョンとお考えください。10月16日火曜日 自由席4,500円。是非ご来場くださいね! 詳細はウチのこのページか、Jabupさんのページへどうぞ。

2018年8月25日土曜日

「この国のかたち」との戦い方


「めちゃくいい」… だって。「めちゃくちゃ良い」と書こうとしてタイポした…

でもこれ学校だけじゃなくてすべてに言えることなのかも。ホントに日本社会はろくでもないといつも思う。誰でも「この国のかたち」に不満はある。でも自分はここで生きていかないといけない。となれば、問題は敵を知り、それとどう戦うか、だ。

すごく重要なことが書いて有るので,皆さんも是非読んでみてください。すごく長いし、最初戦争のこととか出てきて「またこういう話かよ…」と思うかもしれませんが、最後の「この国のかたちとの戦い方」というか、そういうところはすごい具体的だし、実際に明日、いや今日からでも試してみようって、思える。

この話はたまたま帰国子女の子と学校の話だけど、これは誰にでも当てはまる。敵はいったい誰なのか。具体的に考えよう。そして自分なりの戦い方を考えよう。

めっちゃ響いたので感動を拡散!

2018年8月24日金曜日

許すことの大切さ。それはハードなことだけど。

また観ちゃったよ、この映画。




しかしこの字幕上手いなー。1:18の「ライアン・エアーでは何でも有料なのよね」 というセリフを「気前のいい航空会社ね」と訳したところとか(ライアン・エアーとかヨーロッパ出張した事ない人は知らないでしょう)、1:39ごろの「Because of the size of the portions 食べものの一人分の量が多い」みたいなところを「だってアメリカ育ちよ」とかするところとか。少ない文字数で、適格。

実は新規クライアントさんにアイルランドのことを知ってもらうため、いくつかアイルランド映画を紹介したのだが、それを調べるにあたって、あれこれ自分のブログを見直してみたらまた観たくなったのだ。いや〜この映画、ホントにいいね。(以前書いた感想ブログはこちら

まぁ,アイルランド・ファンでこの映画を観ていない人はいないと思うけど、あらためて紹介すると過去アイルランドでは、未婚の女の子が妊娠すると強制的にカトリック教会が運営する収容施設(だいたいは洗濯/ランドリー屋だった)に入れられ、子供は取り上げられ、そのうちの一部はなんとアメリカに売られていたのだ、という話。(50年前の話といっても、最後のカトリック洗濯屋は96年まで存在していたというのだから驚きだ)

フェノミーナは主婦だが、50年前にそんな風にして生き別れた息子のことを娘に告白。娘はこの話をジャーナリストのマーティン・シックススミスに持ち込む。最近BBCをクビになったばかりのマーティンは、普段ロシア専門で「ヒューマン・インタレスト」はやらない主義だったがフェノミーナの話に惹かれ、調査を進める。アイルランド人の主婦のおばちゃんとオックスフォード卒業のエリート・ジャーナリストの笑えるロード・ムービー。結末は悲しいのだが、とても力強く、光を与えるものだ。最後フェノミーナが教会に与える「許し」Forgiveness。これが圧巻。道中二人がどんどん仲良くなっていくところが心を打つ。

主演のジュデイ・ディンチがとにかく可愛くて最高。彼女、アイリッシュをルーツにもつけど本来は医者の家庭に育ったお嬢さんで超セレブなのに、キュートなアイリッシュのおばちゃんを見事に演じ切った。

映画ではフェノミーナのノン・インテリ度が超・笑えるのだけど(いきなりセックスや生理現象に対して赤裸々な話をしたり、くだらないロマンス小説やテレビに夢中になったり/笑)、加えてBBC制作でイギリス人の俳優たちによって演じられていることもあって、試写で一緒にこの映画を観たプランクトンのK松くんは「アイルランド人の可愛いおばちゃんがあんなにバカにされているのが許せない」と映画を観てプリプリ怒っていたが(ホント、K松くんっていい奴!!)、確かにそんな部分もあるのかも。でも、このおばちゃんの太陽みたいな素敵なキャラクターに、インテリ・ジャーナリストが惹かれて行く様子がたまらないんだわ。ホント、この映画を観て、フェロミーナを好きにならない人はいないだろう。

太陽みたいで、正義感が強い。フォロミーナが強く怒るシーンが2ケ所あって、1つはアメリカでウェイトレスに横柄な態度をとるマーティンをしかるところ、そして最後クライマックスで修道女たちに自分の怒りをあらわにし「せめてあやまったらどうだ!」と詰め寄るマーティンに、おばちゃんが「これは私の問題」「私は許す」と言う。そのシーンのおばちゃんの強さと優しさは、多くの人に感動を呼ばずにはおれない。

ジャーナリスト役のスティーブ・クーガンも本当に最高。彼はコメディ畑の人らしいのだけど、ホントにいい。そしてこの歳の差コンビ!  演じているだけではなく、クーガンはこの映画の製作に深く係っておりプロデューサーも勤めている。この話をガーディアン新聞の記事で読み、惹かれ、フェロミーナに実際に会いにいったそうだ。スティーブが最初に訪ねてきた時の様子を聞かれた本物のフェロミーナさんは「素敵なジェントルマン。でも私が観る古いタイプのコメディとはちょっと違うのよね」なんて話している。

そしてクーガンは早い段階からジュデイに是非この映画に参加してほしいと話し、いろんな人を巻き込んでいったのだ。(あぁ,映画って、こういうプロセスが本当に感動的)

しかしこの映画、今あらためてあれこれ調べれば、制作陣、出演者陣がホントにフェロミーナに対して、尊敬の気持ちを抱いていたところが成功の秘訣だったのだと思う。脚本をスティーブと一緒に担当したジェフ・ポープによれば「フェロミーナに会った時、彼女は私は許す、別に教会の悪い面を告発したいのではない、とずっと話していた。一方彼女の娘のジュディは私は絶対に許せないとずっと怒りをあらわにしていた。この2つの対比を映画ではフェロミーナとジャーナリストのマーティンに移し替えたんだ」と話す。

ジョディ・リンチは、撮影前に何度も本物のフェロミーナに会いランチをしたそうで「彼女の話を小さくしてはいけないが、オーバーに語りすぎてもいけない。私たちはこの物語を多くの人に知ってもらう責任がある」と強く語る。そして「彼女のユーモアのセンスには本当に感服してしまった」とも。

また監督のスティーブン・フリアーズには、彼らよりうんと後にこの企画に参加したらしく、この企画をクーガンに持ち込まれ「僕はユダヤ人だし、これは僕の世界の話ではない。しかしながら本当に素晴らしい話だ」と言ったそう。そしてクーガンは「彼の映像作品は1つ1つがかなり異なるものだ。本当にエゴがない監督で脚本に奉仕する姿勢が本当に素晴らしかった」と絶賛する。

ただ長さやこのシーンが必要なのか的なことについては監督はウルサかったらしく,最初上のトレイラーでも流れる(1:47くらい)、マーティンが「僕は彼と会ってた」「Helloか、Hiとか言ったかも」みたいなところ。最初フリアーズは脚本でこのシーンを読んで「このシーンいらないんじゃないか」って言ったんだって。でも撮影したら、涙ぐんじゃって「うわー こんなになるなんて思わなかった!」って偉い感動したんだって。そしてこのシーンは予告編にも取り入れられることになったんだから、すごい。

ふふふ、分かる、だって、このシーンの無邪気なジュディ・ディンチと思いのほかイノセントな反応を見せるスティーブ・クーガンが最高だもんね。これは俳優の熱意が監督を説得した例だよね,絶対に!

ホントに俳優陣にプレッシャーを与えない監督さんで、俳優それぞれの個性やパワーを充分にいかす人らしい。フリアーズとの映画は4回目だというジュディいわく「カット!ってかかって、“もう1回やりたい?”とかこっちに聞くのだけど、それって監督がもう1回やってほしいって意味なのよね。絶対に自分から“もう1回やれ”とは言わないの」と話す。ちょっと是枝監督みたい(笑)
 
それにしても良い映画。最後の力強いフェロミーナの「Sister Hildegard, I want you to know that I forgive you」のひと言は圧巻です。「すごく辛い、辛いけど、人を恨みたくないの」とも。でもフェロミーナ、ここで自分の代わりに爆発してくれたマーティンに絶対に固い友情を感じてますよね。そういうのがひしひしと伝わる。本当に素晴らしい。パワフルな作品です。

まだ観てない人は絶対に観てね〜。DVDも売ってるけどAMAZONプライムでも観れます。



さて次回ウチのアイルランドものというと、こちらのバンド。東京公演以外は、まだまだチケット頑張って売らなくちゃ〜  詳細はこちら



PS
こちらのリアルなフェノミーナさんとマーティンがLATE LATE SHOWに出た時のと映像。2,000人の子供が売られていた、と。当時ですら、こんなのは非合法だった。が、カトリック教会は「彼らは孤児だ」としていた。孤児じゃないのに。お母さんがいるのに。

2018年8月22日水曜日

ついに『ノモレ』を読んだ!

ブ厚く見えるけど改行多くて読みやすい。値段も2000円以下だし…

数年前にNHKで放送された『大アマゾン 最後のイゾラド』を覚えてらっしゃる方は多いと思う。あまりに強烈な番組だった。文明社会と接触をもたない原住民たち。その書籍版とも言うべき『ノモレ』が出て話題になっていて買うのをずっと躊躇していたが、角幡唯介さんのレビューに押されてついに購入。先日読み終わった。

読み終わってみて、またもう一度NHKオンデマンドでこの番組を見てみた。

再度見てみれば… やばい… ほんとだ、確かに「ノモレ、ノモレ」って言ってる。「ノモレ」とは彼らの言葉で「友達」という意味だ。

それにしても、すごい世界だ。文明社会と接触したことのない人間を「イゾラド」と呼ぶ。今や多くの原住民が、文明社会の保護下にあるので、こういった人たちはもはや地球上に存在しないのではないかと思われてきた。そしてまた凶暴で野蛮な人間を「マシュコ・ピーロ」と呼ぶ。こちらは多分いわゆる蔑称なんだろうと思われる。

よく何も知らない人が、アマゾンの原住民を指差して「ほおっておいてあげて」「そっとしておいてあげて」と言うが、いや、実は違うのだ。彼らはほおっておくとあっという間に絶滅してしまう。そしてこの地域にも観光客が訪れたり、近くに幹線道路が出来たりしており(一般の人間と接触すると免疫を持たない彼らはあっという間に死んでしまう)、政府の保護下にある原住民たちと衝突、殺し合いも起こってしまう。となると… 政府としては見つけた以上、自分の監視下に彼らを置くしかないのだ。そういった議論は実は現場ではとっくに終っているのだ。

短命でもいいからそっとしておいてあげて…という人もいるだろう。私がイゾラドだったら自分でもそう思うと思う。が、政府としては… これ他の事でも言えることなんだけど、第3者としては命の炎が消えかかっている時に、これを見捨てるわけにはいかないのだった。外から観た時、それがどんな過酷な運命だったとしても、命の炎を消さないのは絶対条件なのである。(これについては、いろいろ思うこともあるので、あとでまたじっくり書いてみたい)

この本は早くから話題になっていたので、読まなくては…と思ったのだが、何せ積ん読本がたくさんあるオイラである。かなり躊躇していた。が、この角幡さんのレビューが決定的となった。私の書評なんかより、よっぽどいいから是非リンク先を読んでみて…

角幡さんの言葉「この繊細な物語を掴み取り、描き切った著者の詩的な感性と表現力に感服した。川向こうの未知の人たちがやがてロメウの前から姿を消したとき、私はまるで自分の仲間を失ったような気持ちになった。ノモレはイネ族だけのノモレではない。あれは私たちのノモレであり、私たち自身が失った人間性そのものではないかと」

さすが角幡さん、さすがだ…! そうなのだ、この本、一応ノンフィクションなんだけど、筆者の想像の部分(例えばイゾラドの皆さんが思った事など)が多いから、まるでフィクション、良質な物語を読んでいるようだった。

番組との印象があまりに違いすぎる…と友人が言っていたが、ホントにそう。でも、この本、番組が好きだった人は是非手に取ってほしいし、番組を見てなくても充分楽しめると思う。まぁ、でもちょっとロマンチックすぎるかな、というきらいはあるんだけどね(笑)(概して探検を好む男性はロマンチストであると思う。それは多くの探検本、冒険本に見られる傾向である。特にオヤジ系の探検本。誰なのかは言わないけど…)

それにしてもすごい。実は今回発見されたイゾラドは、100年前に生き別れたおじいちゃんの友達(ノモレ)の子孫である可能性が高い、とこの本の主人公ロメウは考えているのだが、テレビ番組では紹介されていなかった、その話にぐっとフォーカスをあてたまったく別の物語が完成したということだろう。

私はでも実際には元原住民であるロメウはもっとドライに考えていると思う。時間の感覚も私たちとは違うものを持っているに違いないのだから。

でも、いや、それが何だと言うのだ。同時に言える大事なことは、読書をすることが、これだけ楽しいのは、そして私の世界がこれだけ素晴らしいものになっているのは、私たちの想像力のパワーなのだ。それを考えるに、この本は非常に完成度が高い。

同時に私は比較的ドライに作られた(ように見える)テレビ番組の方もファンである。松田龍平のナレーションがいい。最後、イゾラドたちがNHKの質問に答えた言葉は何度見てもグッと来る。

「文明側の人間をどう思っているのか」
「なぜ他の先住民を殺めたのか」
「あなたたちは幸せなのか」 

「あなたたちは怖い」
「あなたたちが先に殺した」
「幸せは分らない」

あぁ、オレもアマゾンに行きたいと願う。そして生きる意味とはいったい何なのか、徹底的に追及してみたいのだ。同じNHKのディレクターさん作の『ヤノマミ』も買っちまったぜい。

こちらのインタビューも必読です。




2018年8月20日月曜日

真っ黒な紅茶が好きだったのですが…ムレスナ紅茶堪能

先日友人に誘われて神楽坂のこんなお店に行ってきました。いや、神楽坂と嘘ぶく牛込神楽坂なんですけどね…

スリランカからやってきた紅茶。もう何百種類とブレンドがあって、そのどれもが香り高〜

普段真っ黒なワーキング・クラスの紅茶が好きなんですけど、こういう香りを楽しむ紅茶も素敵。で、本も借りたので、読んでみました…
今度行ったら、このチャイやロイヤル・ミルク・ティーも試してみたい。



このパンケーキというかホットケーキも絶品だっだのですが…

そしてこの会社のオーナー、デイヴィット・Kとか言うからどこの外人と思ったら、関西人だった…。本名は川村さんって言うんだって。

あの派手なパッケージもすべて社長の作品だそうで…
でもこの本、すごく良い事が書いてある。

そうなんだよね… 結局最前線を行くのは自分なんだわ。

関西人社長の手相。すっごいー1本線。

いや〜、ホント絶品でした、これ。他にサンドイッチのメニューと、もちろん山ほどの紅茶のメニューが。

神楽坂のお店では、紅茶は1,000円で飲み放題。いろんなフレイバーが楽しめるシステムとなっています。とにかく香りがすごいんだ、香りが!!! そして素敵な女子の皆さんでお店はいっぱいでした。皆さん、丸の内あたりで働いてそう。プータローはオレだけだったかも???

紅茶は通販もできるみたい。 Amazonだとパッケージが地味だけど…Amazonでも購入できます。

というわけで、紅茶好きには無視できないお店ですよ。ちなみにティーバックを買ってきて水出し紅茶してますが、ホントに香りが素敵で楽しめます。また行かなくっちゃ〜

この記事、笑えるので,是非。いや〜、面白い社長だわ…


2018年8月19日日曜日

最近のアフタヌーン・ティーはチャラチャラしていかん! 正統派ブリティッシュな世界を探して

久々です…

久しぶりにアフタヌーン・ティーに行ってきました。最初は友人が帝国ホテルでのアフタヌーン・ティー(なんと執事付き)ってのをTwitterで紹介していて、なぬっっ?と思ったのですが、執事なんかよりももっと大事なものが、帝国ホテルのアフタヌーン・ティーには欠けていた…

それはキューカンバー・サンド!!

Very summery and very English!!  クリーム・ティーには、これですよ。バターは無塩をたっぷりと。というのもキュウリに塩を付けるから。このおばちゃんのイングリッシュな感じもお楽しみください。アクセントがいい。 (こちらもあわせてお読みください



一方こちらは、アイルランドや北方イングランドのワーキング・クラスの間で大変好まれるクリスプス・サンド。

そしてキューカンバー・サンドイッチ、いわゆるきゅうりサンドは、そのクリスプス・サンドの対局にある英国圏最高峰のハイソなサンドイッチなのだ。これぞ英国貴族の食べもの! 

ただ、クリスプス・サンドも最高に美味いんだよなぁ!! 時々無性に食べたくなる。ま、それはさておき…

それにしても、最近はチャラチャラしたアフタヌーン・ティーが多すぎる。クロワッサンとかミニバーガー、ペストリーとか要らないっつーの!  大陸ヨーロッパかい?! おいっ!? そういえばスコーン頼んでクロテッド・クリームすら付いてこない事も多いし…。手に入りにくいのは分るけど…。

というわけで、きゅうりのサンドイッチがるアフタヌーン・ティーはないのかー!?と吠えていたら、友人が日本橋三越の地下のFortnum&Masonsならありますよ、でも場所がデパートの地下だけに気分がホテルほど上がらないかも…と紹介してくれたのでした。感謝。いや、雰囲気より、きゅうりサンドの方が大事です、大事。

というわけで、行ってきました。お目当てのきゅうりサンドは1片だけでしたが…。あとスコーンは4種類も味があって、すべて一緒に行った友人と半分コしましたが美味しかったです。ただもっとゴツゴツした大きいやつが焼きたてで出てきたら,さらに良かったかも。(ウルサいですね…)

そして、さすがF&M… 紅茶が絶品でございました。レモンにしますか?とか聞かれないのがいいね。黙って冷たい牛乳が一緒に出て来るのが、分ってるぅ〜って感じ。

しかしこちらのケーキは初めて食べたかも。絶品でした。



カシスのムース。以上、1人3,100でおつりが来ましたよ。平日の昼間なのに、めっちゃ混んでた。

それにしてもキュウリのサンドイッチの他は「海老とアボカド」とか「ローストビーフ」とかのサンドイッチで、それはちょっと高級すぎると思ったのでした。キュウリや、せいぜいサーモン単体、あとは卵サンドにチャイブが入ってるやつ。それだけってのが英国風だと思うのだけど…

なんて言うのはマニアすぎるでしょうか? 







ちなみに私の好みのスコーンは、こんな感じ。ゴツゴツしてる。それに山盛りのイチゴジャムとクロウテッド・クリーム。マーマレードとかブルーベリーのジャムとか必要ないですから!

私の理想のキュウリ・サンド。パンは白く! 薄く! そしてキュウリはたっぷりと。レシピ・ビデオにあったように皮は取らなくていいと思うのですが…

でも、こんなんじゃ、誰も食べに来ないか… 

いずれにしてもお腹いっぱい。ご馳走さまでした〜


PS
なんかもっと「きゅうりサンド」が食べたくなり、自分でも作りました。サンドイッチって、結構難しいよね。なんかボロボロくずれるんだけど… ブロッコリー・スプラウトを入れてみました。ほんとはミントとかでもいいだよなぁ〜 


PPS
なんとナオコさんたちもアフタヌーン・ティーしてた! しかもダブリンの最高級ホテル。が、このチャラチャラした内容を見よ!! 東京だけの傾向じゃないのね。



2018年8月18日土曜日

映画『カメラを止めるな』を観ました。なるほど、これは面白い!

話題のこの映画見てきました。


多くの人がSNSで、この映画を絶賛しているが「何も知らないで見た方がいい」とか「とにかく観に行け」みたいな感想が多く、誰も内容を説明してない…のが、余計惹くのか、平日午前中の映画館は、かなり大会場なのに満員であった。日本の映画館で笑い声が何度も起こるのも、この映画が初めてだったかも。

別に内容をある程度説明しても見て楽しいことに間違いは無いと思うので、ざっくり説明すると、ゾンビ映画を撮影のために郊外の廃墟に集った面々。ところがその撮影中に本物のゾンビが出現してしまい…  

最初は撮影している長回しのカメラワークに「ひどいな、このカメラワーク」と思いながら観る。が、しばらくすると「すごいな、これワンテイクだよね」と気づく。この部分だけで、なんと40分もある。(監督のインタビューによると、これ6テイク取ったのだそうです。しかもこれ1日2テイクくらいしか取れない。というのも、終わるとみんな血まみれになってしまうから/笑 採用になったのは最後の6テイク目だそうです)

そして、その後、次々とこの撮影の裏側があかされていくのだ。映画の中では怒鳴りながらも、実際は小心者っぽい監督も愛すべき素敵なキャラだったが、なんといってもプロデューサー役の小柄で威張っている女性が大ヒット。いかにもプロデューサーという感じで、とにかく笑える。現場の苦労を知らない、いや知ろうともしない。自分の手は絶対に汚さない上層部って、どんな組織にもいるよねぇ。こういう人たちは高い給料をもらい(もしくは稼ぎだし)現場からは距離を置いて、自分は安全地帯に立ちながらプロジェクトの美味しいところだけをすくいあげつつ賢く生きていく。この悪キャラをいかにもという感じで演じ切る女優さんはさすがだった。

一方の現場は必死。汗・涙・ゲロ(笑)・流血まみれ。それでも何がなんでも番組の成功のために必死で進んでいく。すごい。

それにしても、制作費はほとんどかかってないけど、愛と手間が最高にかかっている。そこがこの映画の最大の魅力だろう。何かの物作りに愛情をこめる人には、涙なくしては見れない映画だ。

300万ほどで作ってしまった、というのは、イヤ、ホントにすごい(日刊スポーツの記事より)。面白いものにはお金をかける必要がないという証明だろうけど、その分、時間はたっぷりかけていると想像できるから、つまり俳優やスタッフは、ほぼボランティアなんだろうなと想像するに至り(制作費において高いのって人件費であり、それは拘束時間にも比例する)意地悪い見方をすれば、本当に制作費が300だとしたら、この制作方法はちょっとやりがい搾取のブラックな感じもしなくもない。頭のいい人たちは、こういった企画には絶対に乗らないだろう。だからこの映画は映画バカのための、バカ映画だとも言える(褒めてますよ!)。この映画が当たって、映画館や配給会社だけではなく、どうか末端のスタッフまで潤っていますように(笑)

最後エンドロールで流れる、この映画の本当のメイキング・シーンにも非常に心を動かされた。この映画がヒットして、係った映画を愛する無名だった人たちは、さぞ嬉しく誇らしく思っていることだろう。なんというか、メジャーな制作会社、映画会社に一発くらわせてやった…くらい思っていいと思う。いや、思ってて欲しい。ホントに気持ちいい。ホントによく作った。


ただまぁ、ちょっとゲームっぽいというか、漫画っぽいのはいなめない。もちろん物作りの悲哀とともに父・娘の愛情物語も伏線としてあって、それはそれで良いのだけど… うーん、とはいえ、やっぱり漫画っぽいかな。でも観ている時は最高に面白いし、なんというか、細部を確認したいので何度も見たくなるのも事実だ。町山さんが「三谷幸喜っぽい」と解説していたけど、そうなのかもしれない。いや、オレ、三谷幸喜よく知らないし…(笑)是枝監督に「映画制作でやりたいことを表現したことはない」とか自慢げに言っていたらしい三谷幸喜(笑)。違うのは三谷幸喜がビジネスとして計算しながら、そして大変なプロフェッショナリズムの元、我慢しながらやっていることを、彼らは楽しみながら自然にやってのけてしまったことなのかもしれない。となれば、やっぱり楽しんで作っている方が愛があるから、やっぱりこっちの方が強い(笑)

いや、ホント、まぁ、よくできた映画だ。それは本当にそうだと思う。愛情をかけて作ったものって、こうやって人に伝わるんだね。そういう意味でもすごく勇気をもらった。
さてこちらはリアルな話であるが、この映画の監督のパパのfacebookが良い。特に話題になってるこの投稿は泣けるね…必読。町山解説も必聴です。

 

PS
とはいえ、三谷幸喜みたいな人はきっと世間に受けたり、ヒットしたりすることに快感をもとめているのだろう。それはそれで楽しいし、本人も充実してるんだろうなと想像する。でも音楽も映画も本も表現活動だからね… 自分の好きなものを思いっきりつくり共感を得られた時の嬉しさや一体感を手にしないでやる事に何の意味がある…って思うわけよ(と、ヒットを出している人に対する負け惜しみ/笑)

PPS
なんか今になって原作がどうこうという話題が持ち上がっているが、この方の文章を読むにつけ、監督たちは彼とコミュニケーションを取ろうとしても取れなかったのではないか、と想像する。芸術家で引きこもりにっぽくなっちゃう人は多いし、当時の劇の感想を見ても、まったく別の作品のようにも読み取れる。そもそもアイディアだけ出す人はこの業界、ホント多いんで、私はやっぱりあれだけの作品を実現させ、苦労して完成させた人を尊敬したいと思うね。いや、あくまで私の勝手な感想ですが。

PPPS


 

2018年8月16日木曜日

海の恵みのスープです。いちご煮、いただきました〜 



これは素晴らしい。田中泯さんが出演されているということで知ったこのCM。めっちゃ、美味しそう〜〜

で、さっそく通販で頼んでみた。3個で2,000円(送料も込み)

具が沈んでるので見た目地味ですが… あと1缶残っているので、これは炊き込みご飯にしよ。夏こそ、こういうあったかいので、あっためないとね。




いや〜しみるわぁ〜 しみる味だわぁ〜 アマゾンでも売ってたよ。



ナタリーさんにも公演の件、ご掲載いただきました。ありがとうございます。



さてライコー・フェリックスと泯さんの公演、あと3ケ月を切った! チケットはもう後半戦だよ。良いお席はお早めに。詳細はここ。

2018年8月14日火曜日

小泉凡さんの「島根あるき」

我らが小泉凡先生がFDA(フジドリームエアラインズ)の機内誌で巻頭20ページの大特集。これは読み応えがあります。アイリッシュ文化のファンなら、絶対に手にいれてほしい1冊。ここはあのラフカディオ・ハーンこと小泉八雲が愛した土地なのです。

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)のひ孫である、小泉凡先生。私たちも親しみをこめて、いつも「凡さん」とお呼びしています。





機内誌はFDAの機内でゲットできるほか、通販でも購入できるそうです。

この圧倒的な存在感。歴史を感じます。

松江にはルナサやマーティン・ヘイズ&デニス・カヒルもお邪魔したのでした。懐かしいなぁ。

マーティンも言ってた。島根はアイルランドと一緒だって。あそこにはスピリチュアルな何かがある。

八雲の記念館は最近リニューアルもされたそうです。私もリニューアル後は行ってない。いつか行かなくちゃ!!


そして松江に行ったら忘れちゃいけない喫茶MG〜❤️ ここはめっちゃ名店です。ぜひみなさんも松江を訪ねたときはいらしてみてください。懐かしい、あったかい場所です。

温泉情報も充実よ。

それにしても写真も素晴らしいけど文章もいいなぁ、この機内誌。

小泉凡先生の『八雲のいたずら』は、とにかく必読。私の感想文はここ

八雲の『オープン・マインド』については、こちらも参考になさってください。NHKの番組で放送されたものをまとめました



PS
こちらにも凡さん、発見!


2018年8月11日土曜日

イバる奴は小心者。気にする必要など1つもない。

政治家で横柄な態度を取る人って、いったいどういう育ち方してんだろ、って思う。政治家じゃなくてもいるよね、横柄な親父。態度がデカく威張り散らす。彼らは、いったい何を恐れているんだろう。


相手を自分より下に配置することによって、自分の立ち位置を確認する人は、世の中に一定数存在する。明らかに。相手も貴方も同じ人間。なのに彼らは自分の足で立っていることができない。

という私も7年前の夏、パワハラを受けたことがあった。どうして正確に覚えているかというと、それは震災の年で復興を目的に頑張っている人たちのグループの中での出来事だったからだ。そこにボランティアで手伝いに入った私は、後から参加した者として、謙虚に彼らに従うつもりだった。が、そこのトップというのが自分では何もやらないのに、とにかく威張りちらす人であった。もっとも、こちらも子供ではないので、彼には冷静に見てまったく実績と言っていい実績がないことには、すぐに気づいた。そのくせ人がやる仕事には見境なく文句をつける。おかげでプロジェクトは何ひとつ進まない。こっちはボランティアで手伝っているのに、ありえないだろうと思っていた。でも、ホントに良かったことは、私には自分の確固たる仕事があったことだ。

でも、もしこれが私のメインの職場環境だったとしたらどうだっただろう。そして、最終的にあれこれこちらのやることに文句を言われたある日、私はたいして彼に言い返しもせずとにかくそのチームを離れることに決めた。モラハラする人というのは残念ながら変わることは一生できないと、ものの本にも書いてあった。解決策は相手から離れるしかないというのが専門家の意見だった。彼らは変わることが出来ない。彼らの習性は、相手に自分の力を見せつけ、相手を自分の下に置くことで自分の地位を確立したい、それだけなのだ。

最近、記者相手にいばる政治家を見ていると、そんなことを思い出す。

自分でもグッジョブ!と思ったのは、彼にあれこれ言わせたあと、私は彼に対して言いかえすことはせず、単に「ふっ」と鼻で笑ってみせたことだ。これは自分でもナイスな対応だったと思う。彼はいっしゅん怯んだ様子を見せた。あれは非常に気持ちがよかった。

だから今、政治家にあれこれ言われている記者の人たちには、是非それを試してもらいたいと思う。敵はこちらに見透かされる事を何よりも恐れている気の小さい連中なのだから。

横柄な態度を取る人たち。残念ながら中年になると、彼らの習性は一生治らない。問題は彼らとどう付き合い、こちら側の幸せを確保するかだ。付き合わなくていい場合は、とっとと離れること。でも職場や取引先にこういう人がいると、どうしても逃げられないという状況下に置かれてしまうこともあると思う。そんな時、あなたはあなたの大事な人たちに必要とされ大切な存在ということを忘れてはいけない。そして毅然とした態度をつらぬき、心を強く持つのだ。私の場合は、そんな時も支えてくれる自分の仕事があった。それはゆるぎない。絶対にああいう奴らをのさばらせてはいけない。そういう奴らは、周りが相手にしなければ、すぐシュルシュルと消えてなくなる。何せ自分では何も持っていないのだから。

しかしなぁ、なんでこんな世の中になっちゃったかな…そういうオレも時々後輩にキツい事言ったりしてるんだろうから、気をつけないとなー。どんな人にも、愛情を持って接するべし。本当に自分の足で立っている人は、相手を下に見る必要なんかない。何も恐れる必要はない。

さて今日も張り切って行きましょう!

この曲元気になれるよね!   2:40くらいから加速するところがたまんない〜



フルック、もうすぐ来日します。詳細はこちら。

2018年8月10日金曜日

アコースティック・アンサンブルにおける低音の役割

フルック、ヴェーセン、ルナサ、LAUなど、ウチのバンド連中に共通していることは、低音がしっかり存在する、ということだと思う。

いや、ホント伝統音楽アンサンブルで、低音弱いバンドってホント多いよ。

まず第1の問題として、そもそも伝統音楽はソロで、もしくは団体であったとしてもユニゾンで演奏されるという基本がある。そこに70年代になって、ギターなどのバックアップ楽器が入ってきたわけで、それらは、あくまでメインのメロディを加速・盛り上がり感を演出するためのバックアップであった。

そして伝統音楽がポピュラーミュージックのように地元だけではなく世界的に聞かれるようになった現在においても現状はあまり変わっていない。伝統伝統音楽において、いやすべてのインストルメンタルにおいてそうかもしれないけど、普段音楽を一つの固まりとして全方向から聞いてない人は、メインのメロディーしか聞き取れないという弊害がある。面白いんだけど、そういうリスナーは歌ものなら歌しか聴いていない。インストならメインのメロディしか聞いていない。いつだったか椎名林檎がインタビューに答えて「歌が入ったら、すべて音楽は食べもので言うところの丼もの」と話していたのは、言い得て妙だなぁと思う。(PS. 椎名さんの正確な発言はこんな感じです

だけど私にとって…というか、THE MUSIC PLANTのラインアップとして、インストルメンタルにおいては、やはり全体の「サウンドスケープ」が重要だと考えている。メインのメロディがかっこいいのは当たり前である。要はそれをどう料理するか。そこがアンサンブルの妙なのだ(と、私は考える)。

で、低音(笑)。

フルックも低音は重視してきた。エドのギターはベースもカバーしているし、ジョン・ジョーのバウロンがあるし、セーラのフルートもベースみたいな役割をすることがとても多い。



スウェーデンのヴェーセン。ローゲルの特種チューニングの12弦ギターは、このバンドにものすごい個性を与えている。ヴェーセンはPA卓とか見ていると分るんだけど全音域が、すべて均等にあるのがすごい。まるで音の壁になって、ぐいぐい押して来る。 メインのメロディ(ニッケルハルパ)は周り(ヴィオラとギター)が輝く時に最高に輝く。これがヴェーセンの最大の魅力の1つなのだ。これなんか低音が入って来る1分すぎくらいから、すごいでしょ? ヴィオラも最高にいかしている!!



そしてルナサは当然トレヴァーのベースだ。ベースがルナサを最高にスペシャルなものにしている。これなんかパイプのドローンも手伝って、ホントに完璧。ちなみに冒頭の「サウンドスケープ」という言葉は、トレヴァーがインタビューで答えていた表現。気に入って,自分でも使っているんだけど、ホントにルナサみたいなバンドことを適格に言い当ててるよね。



ラウーもそうだ。ラウーはトリオなんだけど、実はプレイヤーは4人いる。4人目のプレイヤーはマーティンの左手だ。アコーディオンは絶対に右手より左手の方が重要だと思う。ジャバラ使い(これがリズム感を決める)、そして低音。



そういうバンドを揃えているTHE MUSIC PLANTだから、チェロとかも大好き。伝統音楽じゃないけど、やっぱりこのアンサンブルにおいては、低めの音域が重要なんですよ。特に1:50くらいのチェロが低くなるところ。この音域がチェロがもっとも素敵に輝く音域だと思う。3分すぎからもすごくいい。ウィーンのバルトロメイ・ビットマン。



だから低音が弱い伝統音楽のアンサブル聞いてると、やたら気になるのよね。低音がないアンサンブルの例をここに貼ろうと思ったけど、それは敵を作るだけなので辞めておきます(笑) でも上のバンドと他のバンドのアンサブルの違いを比べてみてほしい。

というわけで、これらの中ではフルックがいちばん早く来日しますよ。あと2ケ月。もうすぐだね。詳細はここ

2018年8月9日木曜日

佐藤尚之さん『ファンベース』を読みました。これは素晴らしい!


とか書いてて3ケ月たっちゃった。ひどすぎる。こんなに重要な本のレビューをまとめてなかった。忘れないうちに書かなくては…

「さとなお」こと佐藤尚之さんの本は、間違いなく勇気をくれるので、私はかならず読むようにしている。例えば『明日のプランニング』『明日の広告』…どちらも仕事で悩んだ時に、行く先を照らし出す明るい光のようなものをいただける本だ。そしてそれに続くのが、この『ファンベース』だ。

先に結論を言ってしまうと、今のこの激動の時代にあって、何ごとも成功するには地道な努力が必要だということだ。さとなおさんの本は最近流行の奇をてらった刺激的なタイトルであおるビジネス書とはまるで違う。誰でもがこの本を光として地道に歩ける、そんな方法を示してくれるのだ。決して最短の近道などないし「これで営業、大成功!」みたいな事も書いてない。でも読めばかならず納得。とにかく道はあなたの前にはないけど、さとなおさんの明るい光があなたの前に見えているよ、と。(あっ、髪の毛のことじゃないですよ、さとなおさん/笑)

と、まぁ、ちょっと大げさなイントロを書いたけど、今回の本も読んでみて自分にもっとも響いた部分を明日の自分のために書き出しておく。大事なことを忘れないように。

最近はホントにどんな広告もプロモーションも情報の砂の中に埋もれて行く。話題になったキャンペーンも広告も、最近ではまるで一過性。長続きしない。昔は「話題化」は正義だった。が、それも今はあまり効果がない。

確かに… 私もいつも感じている。いわゆる音楽を売る為のタイアップ…例えば大きなテレビ番組に取り上げられるとか、大きなフェスへ参加が決まるとか、ビックネームとの共演が実現するとか、CMやテレビ番組への楽曲提供とか… 飛び道具はホントに瞬間風速でしかないことを。万が一そんなオファーが来ても、今までの地道な努力がなければ、まったく意味がないというのはシミジミ感じてきた。あっちにも、こっちにも瞬間風速で終ったプロジェクトのなんと多いことか。だからそれを目指してはいけない。飛び道具はあくまでボーナスなのだ、と。

もっともそういった単発の企画でも、それなりに重要で必要なものだ。とにかく知ってもらわないと何も始まらないのだから。

だから短期キャンペーンを繰り返しつつ、それを長期的ファンベース施策につなげる事がとても重要だ、とさとなおさんは言う。短期キャンペーンは長期的ファンベース施策の上に行なってこそ、やっと効果が表れる。

超成熟市場である日本。そして高齢者は保守的だ、ということをよく認識するべし。新規顧客獲得をより困難にしていく。新しくプロジェクトを始めるのであれば、ライフステージの変化による新しい需要を模索しないといけない。これはすべての事業について言えることだ。

そして… これは忘れてはいけない大前提のだが、インターネットを検索して自分で情報取りに行く人は本当に僅か。しかも東京に一極集中している。だからまだまだ地方ではテレビなどを利用した従来型のキャンペーンも、まだまだ効きやすい。ネット使用人口、スマホ保有者が増えても,彼らはLINEとSNSとゲームくらいしかやってない。

そんな風に市場は今や両極端化。情報の洪水に覚えれそうになってる人たちにも、与えられたものしか手にいれない人たちにも、最高に効くマーケティングといったら、それは1つしかない。それは「友人のオススメ」。これはどちらの市場にも最強。価値が近い類友は、テレビやネットを凌ぐ最強のメディアなのだ。SNSなどの発達もある。が、ここで重要なのは単なるRTや情報の垂れ流しではなく、「オーガニック・リーチ」を目指せ、ということ。

単に情報をシェアするのではなく、かならず自分の言葉をそえる。それも熱意のある説得力のある自分の言葉を。それによって、驚くほど多くの賛同が得られるのだ…
(が、これも最近では難しいよね。多くの人がネット上で自分の意見を言うことをホントに恐れているから)

で、ここで私もはっきり書いてしまおう。

ウチのお客さんは、実はお一人様がホントに多い。チケットを同時に2枚買う人は、全体の10%くらいだと思う。ほとんどが1枚購入のお客様だ。みんな自分のチケットのみを買う。そして、それは実際良いことでもある。私も実際コンサートに行く時、何か行動するのに人の都合を聞くことはない。人の都合を聞いていたら、どこにも行けないし何も体験できないからだ。大抵はお一人様。でもその方が気楽で自由だ。だから1人で行動するお客さんの気持ちはすごく分る。私自身がそうだから。でも、ここで私があえて言いたいことは、ぜひウチのコンサートへは主催者(=私)を助けると思って、皆さん、お友達を自分の言葉で誘ってもらえないかしら?ということなのだ。

ウチのお客さんも良く私の投稿をシェアしてくれるんだけど、その時に…単にRTやシェアするだけではなく…ぜひ! ぜひ「心をこめたあなた自身のひと言」を付け加えてほしい。 それだけで、そのリーチはかなりオーガニックなものになり多大な効果をもたらす。
(ここで注意なんだけど、さとなおさんは、別にお客さんに頼めと言っているわけではない。それを自然と促すようなSNSの運営があるだろう、ということなのだ。これは誰かに知らせたくなる、そんなやり方。でも私はそんなに器用じゃないから、ここにストレートに書く。すみません)

しかし加えてこういう周辺の人々を引っ張る人材は、これまた全体の顧客の20%だということも覚えておかないといけない。所謂2/8の法則。これは統計が証明している → そしてこの20%を動かすようなマーケティングが必要なのだ、とさとなおさんは言う。コアファンは身内と同じ。

とはいえ、所謂おたくや自己中心的偏愛の人は必要なし。ちゃんと企業側のことを考えて賛同してくれる人を大事にしよう、と。

そしてファンになってくれた人たちの行き場を作る。商品ではなく「価値」を軸にコミュニティを作っていこう、と。

たとえばアップルの例。アップルのコア価値はかっこいいデバイスとか、薄いディスプレイとか、そういうことではない。「情熱を持つ人たちが世界をより良いものに変えることができると信じている、ということ」(by ジョブズ… やばい響きまくる!)これがアップルの真の価値観なのだ。それはアップルの製品のそこここに溢れている。お客はそこについてくるんだよ、と。企業は(そして自営業者も)これからは、こんな風に自分の価値観を打ち出していくべきなのだ、と。自分の普段の生活なども見せて価値観をシェアしていこうと、さとなおさんは言う。

うん、うん、だから私もこのブログに自分の仕事に関係ないことも書いているのだ。

そしてファンの人を「身内」として扱い、共に価値観をあげていく。一緒に成長していこう、と。

それがファンベースの構築だとさとなおさんは言う。そして素敵な社会を一緒に作っていこう、という結論にいたる。

以上のことは、とってもとっても時間がかかる。でもそんな風に時間をかけることをも楽しもう、と。これが重要。今後は狩猟タイプではなくコツコツ型の農業タイプの人の方が、ファンベース施策に向いている、と。そしてキレイゴトを楽しもう、とも。そんなのキレイゴトだろう、というネガティブ・オーラを振りまく人たちに負けてはいけない。キレイゴトには時間がかかる。が、いずれそれは価値観としてファンの人たちに認めてもらえる。うーん、さとなおさん、良い事言うなぁ!!!

以上、とにかく響きました。さとなおさん、お魚食べられないショックからたちなおっているのだろうか…気持ち、痛いほど分る。つらい。それにしても素晴らしい本を本当にありがとうございます。



今日も元気になれる1曲を。めっちゃ古い動画で、演奏もまだ甘いところがあるフルックだけど、スピリッツは当時とホントに変わらないよね。この曲はホントに名曲! 10月中旬、ツアーの詳細はここ




2018年8月8日水曜日

トミー・ピープルズ R.I.P.

もう記憶があやふやなのだが、アイルランドでも時々「伝統音楽おたく」に出くわすことがある。どちらかというとアイルランド本国ではなく、そういう人たちはアメリカに多い。彼らは桁外れの金持ちで、実際ものすごいコレクションを所有している。

もうすでにどういう経緯でそのお家に呼ばれたのか、まったく記憶がないのだが、ダブリンの南側の高級住宅地に住む、そんなご夫婦が私をご自宅のディナーに招待してくれた。しかもまだかなり若い伝統音楽家(男性/確かフルート奏者)が同時に招待され、私たちは大変なご馳走にありついた。伝統音楽の話題のあれこれに花を咲かせ、楽しい時間が過ぎていったのだが、彼らの様子があまり押しつけがましくなく、帰りにさりげなくこの若いプレイヤーのCDを手渡されたぐらいだったで当時はあまり深く考えることもせずいただいたのだが、このご夫婦はこの若い音楽家を私に紹介したかったのかな…と今から思えばそれが感じられる。まったく鈍感な若くてバカな私。ちゃんとそういった希望にきちんと対応できていたかははなはだ疑問である。今だったら「いいよ、いいよ、後で買うから」と言うなり何らかのスマートな対応が出来たと思うのだけど。

ご夫婦のコレクションは大変なものだった。当時手に入りにくかったモレート・ニ・ゴーナルのファースト・アルバムをCDRに焼いてくれて、それをいただいたり、貴重な資料を拝見したりして楽しい時間をすごした。マニアというのものは、どの国の人でも自分のコレクションを理解し、それについて価値を認める人間に見せたがる。もっとも私は別にアイルランド伝統音楽の「ファン」でもなければ「おたく」でもない。自分に関係ないミュージシャンにはあまり興味がないし、そりゃあ知っておかねばならない音楽は勉強するけれど、 それ以上でも以下でもない。それでもこの素敵なご夫婦には感心したし、彼らはおそらくそうやって外国から来る「アイルランド伝統音楽に興味をもつ」外国人たちをしょっちゅうもてなしているのであろうことは容易に想像できた。そして、そういった人たちとの交流も、伝統音楽を紹介する仕事をしている自分にとっては重要な仕事の一部だ。またこのギトギトした音楽業界においてコマーシャル主義に走らないで音楽愛だけで過ごしていられる温かい場所でもある。本当になんて恵まれた仕事だろう。

ところが残念なことに、このご夫婦、今となっては誰の紹介だったのか、もうすでに記憶がない。また連絡を取りたいとは思っているのだけど… facebookとかやってないかしら。当時はSNSも存在していなかった。名前ももう覚えていないのだが…知ってる方がいたら、是非連絡ください。たぶん現地に渡る日本人ミュージシャンの人たちだったら交流があるのではないか、と思ったりする。

で、これだけの情報では彼らにたどりつくことはおそらく出来ないと思うのだけど、彼らに関する情報で、これがあれば彼らに辿り着けるであろう、という完璧な記憶がある。彼らはダブリンに住む他のお金持ちと一緒にリフィ川の南に住み、立派なお屋敷(お屋敷と呼べるサイズのお家だった)もすごかったが、びっくりしたのはこの絵だ。玄関ホールに飾られたこの絵は、おそらく3m四方くらいのかなり大きなサイズで、このオリジナルには目をみはった。 この絵のオリジナルがある家、と言えば、このご夫婦が特定できるかもしれない。

トミー・ピープルズの「The Quiet Glen」のジャケットにある、このポートレートのオリジナルである。近くで見ると細かく描き込まれた背景が本当に素晴らしく圧倒された。

これ、確かお嬢さんだか、トミーの近親者が描いた絵だったんじゃなかったけかな… もうホント記憶があやふや。このCDもどっかにあるはずだが出てこない。

その後、ラッキーにもハリウッドというダブリン郊外の小さな村で、トミー・ピープルズのソロ公演があり、それを観に行くことが出来た。そこでこのご夫婦に再会し挨拶をした記憶もある。といっても、ちらっと挨拶した程度。もう10年…いや、15年くらい前の話だ。ポール・ケリー(マンドリン)がダブリンの街から車を出してくれたんだっけ… あれは楽しかったよな。恐らく…ポール・ケリーがレーベルを運営していたころで、無印良品のBGM4のレコーディング前だったから…少なくとも15年はたっていると思う。

で、会場にはグラーダの連中やキーラのオスノディ兄弟たちも来ていた。トミーのフィドルのソロ演奏は当時の私に理解できるものだったかは疑問だが、強烈に覚えているのはミュージシャン全員が超熱心に聞いていたことと、入場料のチェックが甘く、これならばチケットを買わなくても入場できてしまえるのではないかと思った事だ(笑)。狭いパブはギッチギチの満員だった。で、もちろん終演後は大セッションになった。ポール・ケリーがアランに北欧のすっごい変形した伝統音楽(アイルランドでは考えられないリズムくいまくりのすごい難曲)を教えていたのをはっきり覚えている。
 
今も昔も私はあまりミュージシャンと写真を撮ることはしないのだけど、さすがにこの時ばかりはトミーと写真を一緒に撮ってもらった。(が、その写真も出てこないw でもどっかにあるはず。見つかったら、またここにアップします)

トミーの演奏はこんな感じ。いわゆるドニゴールにありがちなギコギコフィドルで、弓の使い方が圧倒的に短い。ほぼ5〜10センチくらいの間で演奏しているのではないかというくらい。クラシックの人が見たら卒倒しそうだよね。



トミーがいたころのBothy Band - Kesh Jig他


しかし… ホントにルナサみたい!(笑)

現在、ポール・ブレイディのマネージャーをつとめ、プランクシティ、ボシー、デ・ダナン、クラナドなどのツアー・エンジニアも勤めたジョン・マニスによると、70年代ライブがいちばん凄かったのはやはりボシーでホントに物凄かったのだそう。一度ライブ観たかったよなぁ。

あとトミー・ピープルズで思い出すのはご本人より実はこの曲。アルタンの最高傑作『アイランド・エンジェル』。バンドリーダーのフランキーが癌で亡くなるのを覚悟で録音したものすごい作品。その1曲目が「トミー・ピープルズ」なのだ。2分頃の「タリラリラータリラリラ〜」とスピードアップしてく感覚がもうたまらない。こういうエッジが効いた感じって、この頃のアルタンの持ち味だよね…



ボシーからこっち、アイルランド音楽は早いのが良いとされてきた(笑)それは今でもあまり変わらない。だからいろんな意味で、私は静かな秘めた熱さとクールさを兼ね備えたプランクシティの方が圧倒的に好き。でもウチでかかえているバンドの連中、皆ほとんどボシー派である。プレイヤーとしては、ボシーが持つチャーミングさとか、いかにもドニゴールな土着的なところとか、そういうのに惹かれるのかもしれない。

で、そのトミーがつい先日亡くなった。お葬式は昨日だったようだ。70歳だった。実はかなり前から「危ない」という話は聞いていたが、そこから2年くらいはたっていたかと思う。彼の残したレガシーは若いバンドに引き継がれ永遠にアイルランド伝統音楽の歴史の中で輝き続ける。

偉大なるトミー・ピープルズ。おつかれ様でした。 極東の小さな島に住む私もあなたが残してくれた伝統音楽の流れの恩恵に預かり、今の生活があります。本当にありがとうございました。

2018年8月4日土曜日

NHKドキュメンタリー『人類誕生』を見ました

しかもこの番組、今度ライコー・フェリックスが共演する田中泯さんがナレーションしてた!(その公演の情報はこちら

あいかわらずこのテのストーリーに弱いオレです。皆さん、お元気ですか? さっそくアマゾンでポチった「ノモレ」早く届かないかなー。

角幡さんの「ノモレはイネ族だけのノモレではない。あれは私たちのノモレであり、私たち自身が失った人間性そのものではないかと」という言葉に背中を押され、思わずポチリ。早ければこの週末に届く。

そう、私はいつも探しているのだ。いったい人間って何なんだろう。何でオレは生きているのだろう、っていう、その答えを。そして原始人みたいな暮らしをしている人たちが羨ましくてしょうがないのだ。日本みたいに地震と自然災害の土地の上に原発や複雑で高度な経済構造組み立てて、そのしかももっとも根本的な社会からは必要とされていないであろう部分でビジネスを回している自分は、いったいなんなんだろう、って。いっつも思っている。…なんてね、そんなことを悠長にふらふら考えているのは、仕事サボっている証拠かも。でもいいよね、夏なんだし。

こんなドキュメンタリーも観た。NHKのドキュメンタリー「人類誕生」。最初、猿のCGが見たくって見てたんだけど、いや〜良い番組だった。ON DEMANDで、来年の春まで見られるみたいなので、是非皆さんもチェックしてみてください。

人類はどうやって誕生したのか… 学校で習って覚えているのはこんなイメージ。猿が2足歩行になり体毛が抜けて道具を使うようになり現在のホモサピエンスとなったのだ、と。

ところがどっこい。実は現在研究が進み、人類は20種類くらいあったことが判明しているのだ。そして… それらが淘汰されて唯一ホモサピエンスが残った。驚愕。そしてその進化は多くの偶然によって成り立っており、進化しようと思って進化したものではない。我々は賢かったから生き残ったというわけではないのだ。

ざっくりイメージするとこんな感じ(下の画像)。いろんなところで枝分かれし、ホモサピエンス以外の人類は滅んでしまったというわけ。

で、その絶滅/生き残りを分けた理由とはなんだったのか。それを突き詰めると、実は人間はどう生きなければいけないのか、啓示のようなものが自然と見えてくるのよ。うーん、サイエンスの世界ってすごいよね! 

その絶滅/生き残りを分けた理由は番組の研究によるとこれらの事柄なのだ。

まず

(1)家族 一夫多妻制
実はかなり前から男と女という「ペア」という状況は存在していたのだという。

(2)仲間
複数の家族が集まって行動するという形態も早かった。これも非常に重要。

(3)道具の出現
そしてもちろん道具を使うようになったのは非常に大きな変化であり進歩。

(4)好奇心
変わる気候変動の地球上において、新しい食べもの、新しい土地にチャレンジしていく好奇心がホモサピエンスを生き残らせた。(第3話でどうしてユーラシア大陸から日本までホモサピエンスたちが到達したか、という話が出てきて、考えられる理由の一つに「太陽を追いかけて」というのがあって、ゾクッとした。うーん、すごい! 好奇心のなせる技。オレが当時のホモサピエンスでもそうしたと思う。あの光の元を見てみたいと…すごいな、ホモサピエンス! そしてまさに「日出ずる国」である日本。

そして「新しいことを恐れない」という気持ち。これって今の社会を生き抜くにも必要なことじゃない? 好奇心があるからこそホモサピエンスは生き残れたのだ。

(5)思いやりの心
なんと弱い者を介護をしていたという証拠は200万年以上も前にすでにホモサピエンスの歴史に登場している。弱い者を助けるという「人間らしい」行為。連帯感などが生まれたのもこの頃。ここからうんと脳が大きくなっていく。弱い者を助けるからホモサピネスは生き残れた。めっちゃ重要。

(6)道具の画期的発展(=集団での情報共有)

そして5万年ほど前にはホモサピエンスの最大のライバル、ネアンデルタール人が登場。実はホモサピエンスとは驚くほど近くで生存していたのだという。ただしお互い戦った形跡はなし、一方で共存していた可能性は非常に大きい。当初の研究ではネアンデルタール人はホモサピエンスより劣っていたと考えられていたのだが、最近の研究ではネアンデルタール人は身体も大きく、まるで白人のように青い目/金髪の個体のいたそうで、脳もホモサピエンスよりもうんと発達していたし、身体も大きく頑丈で、とても文化的だった。が、ネアンデルタール人は滅んでしまった。ここで重要なのはホモサピエンスは優秀だから生き残ったのではない、ということ。
かっこいい❤ 原始人のCGに萌え〜
ネアンデルタール人が20人程度で行動していたのにたいし(その20人は血縁関係があり、みんな親族だった。親族以外がつるむことはなかった)、ホモサピエンスは150人ほどの多くの異なる家族が集まるような集団で行動していた。それは小さな村といってもいい形態。そしてそれがホモサピエンスにおける道具の飛躍的発展につながった。なぜかというと画期的な発明は小人数では充分に広まらないし、さらなる改良も進まない。集団での連帯感、そしてそこにおける情報共有が重要なのだった。

ねぇ、ねぇ、これらの事って、今の社会、忘れてませんか? 私たちはその事をもっと謙虚に考えるべきだ。これらの重要事項を忘れるとホモサピエンスは絶滅しちゃうよ! っていうか、もう絶滅に向っていると思うけど。

いや〜 いい番組だった。3本シリーズ。 なお内容は野崎が番組を見ながらメモったものなので、何か間違いや誤解があったらすみません。でも私はこのように理解しました。ホモサピエンス、すごい!(笑)

話は変わるけど、このPV大好き。一緒に踊るっきゃないよね…




LIVE MAGIC!ちらし到着〜っ



ピーター・バラカンさんキュレーションの音楽の祭典:LIVE MAGIC!のチラシが到着しました〜 かっこいい! ウチのフルックもそうそうたる皆さんと一緒に掲載していただいております。素晴らしい〜 ありがとうございます。

LIVE MAGIC!の詳細は特設ホームページへ。楽しみ!!(ユザーンと別日になっちゃったのがちょっと残念。会えないかな…)

一方、フルックの単独東京公演は私の手持ちのチケット(番号が1番良い)があと10枚ほどとなっています。まだeplusやチケットぴあでの販売は続行しますが、良い番号はもうこれしかないので、お早めに。詳細はここ。 

2018年8月3日金曜日

ドラマ『ハゲタカ』

最近、テレビ朝日がまたドラマ化するとのことで、話題になってますね。ドラマ『ハゲタカ』

私は実はNHKが制作したドラマ『ハゲタカ』の大ファンだった。というか、今も大ファン。最近またオン・デマンドにあがってきているので、まだ見てないひとは是非見て! 1時間くらいの番組で6本。ちょっと長いけど、すごい見応えがある。絶対に損はさせません!


…というわけで、私もまたもう一度見ちゃった。そして今あらためて、ホントすごい俳優陣と繊細な脚本だと感動する。ちなみに今回ライコーと共演する田中泯さんが出て来るのは第4話から。ハゲタカに狙われる大空電気という家電メーカーの渋いレンズ磨き職人さんの役。

そしてなんといっても圧巻なのが、この当時はまだそれほど有名ではなかった大森南朋の主役抜擢。冷酷なハゲタカ、銀行勤務時やお葬式、そしてリハビリ時の少年のような姿(どっちかというとこっちの方がこれ以前の彼の役に近いだろう。これ以前の彼というとこのCMくらいか…恋は遠い日の花火ではない。)、そして人を説得する時の真剣な表情。(余談だけどホント、大森南朋はサントリーのCMがいい。これとか、これとか。)

そして、今改めて見ると第1話の宇崎竜童も、おもちゃ会社の社長さんもホントにすごい。圧倒的だ。普段だったら『ハゲタカ』マイブームとか言って原作から劇場版から何から何まで追いかけるんだけど、まぁ、そこまではいたらず…さすがに時間がないからね。でもテレビドラマなんて滅多に見ないのに、なぜこれ観たかな… でも放送当時も確か見たし、オンデマンドで発見して何度か見てるんだけど、マジで見るたびに感動がある。またこの番組制作当時は村上ファンド、ライブドアなど、経済ネタが、社会のいちばんの関心事だったのよね。そういうのを取り入れて、この物語を書いた原作の人もすごいよね。

ストーリーが分っていても何度も見ちゃうのは細部を味わいたいから。ホントに細部がスバらしいし、なんといってもこの演出。のちに大河ドラマまで引受ける事になった所謂「チーム・ハゲタカ」。当時NHK職員だった大友啓史さん。これがまた素晴らしい。光の具合が家のデスクトップパソコンで見ていてもホントにすごい。テレビドラマとしてはありえないほど強すぎる逆光。基本的に白いところは白く飛びまくって見えないし(笑)、暗いところは真っ黒だ。妙に青くてみんな顔色が悪い。でもそれだけに他の場面とのコントラストが効いてて、鷲津のリハビリシーンや自然光の墓参りのシーン、バーの柔らかい照明などが出て来ると逆に振れる効果なのか、すごく温かい印象となる。

あと音楽がいい。劇伴が圧倒的にドラマにあっている。いちいちシーンを思い浮かべるたびに音楽も明確に思い出すことができる。エンディングテーマを歌う女性歌手の声は私はあまり好みではないのだけど雰囲気があり、なんといってもエミリー・ブロンテの詩に曲を付けたってのがいい。あの詩は私がいちばんすきな英語の詩だ(めったに英語の詩なんて読まないけど)。(ただ正直韻の踏み方というか単語の抑揚というか、ノンネイティブの書いた英語の曲にはやっぱり多少違和感あり…。でもそれを抜いても良い曲だと思う)

And if I pray,  the only prayer
That moves my lips for me
is "Leave the heart that now I bear,
And give me liberty"

私が祈るとするならば、
自然と出て来るたった1つの祈り
すべての邪心をときはなち、
私に自由を与えてください

ブロンテは嵐が丘と牧師館を実際に訪ねたくらい、私はファンなのであった。あの小さなジメジメした天気が絶望的に悪いド田舎の村にある牧師館で、身体の弱い、がしかし類いまれなる文才を得た姉とアル中の弟と一緒に、エミリーはなにを考えていたのだろう。確かにあの荒野に立つと「お金などはいらないから、私に自由を!」と叫びたくなるのだ… 懐かしい。

とにかくドラマ自体がすごい重厚感で、強烈な印象を残す。そしてやっぱりここでも、すごいのは泯さんだ。田中泯さんのプロフィールを確認しいて「あっっ、ハゲタカの強烈な職人親父、覚えてる。あれが泯さんだったんだ!!」と改めて感動した次第。(まったく勉強不足なオレ。俳優さんの名前とか絶対に覚えられないのよ…とほほ)出演時間は極端に少ない。でもすっごい印象に残る役なのだ。

菅原文太さん演じる会長が1人で残業する泯さんを訪ねてきたシーン。この照明もすごく計算されてると思う。すごい。
 仕事を続ける泯さん。
するどい視線。首にまいたタオルがリアル。そして妙にキャップ(ツバ付き帽子)が似合うかっこいい泯さん。
株主総会を群衆の後方で見守る。後方にいるのにすごい存在感。そして会長の死。
なんというか、泯さんはその「たたずまい」で押して来る。やはり真からのダンサーだよね。

そしていつも通りセリフ少なめなんだけど、最後の章で、ハゲタカ鷲津との会見シーンにおいて「しょせん金なんだろ? ただの紙っきれじゃないか」とか言うんだけど、これを実際農業を営み、自分の芸術を追究してきた泯さんが言うと、めっちゃ説得力ある!!  かっこよすぎるよ!  かっこよすぎるよ!  かっこよすぎるよ!

そういや大森南朋のお父さんも踊ってるんだよね。舞踏家の麿赤児。 

そして…こんな動画貼っている人いた。 ほんとこのシーンはハゲタカのハイライトシーンだよね。圧巻。そして泯さん、ひと言もしゃべってないのに、すごい存在感でしょ!


こんなすごい人と、ヨーロッパで今、いちばん注目されているフィドラーであるライコーとの公演が作れるだなんて、私は世界でいちばんラッキーなプロモーターだと思う。今さらながらその責任の重大さと感動にうちふるえております… 頑張らなくちゃ!

さてテレ朝の『ハゲタカ』TVERで見てみたけど、今いちピンと来なかったな… 泯さんの役はあのベット会社の工場長ってことになるんだろうか。よく分らなかったが…

というわけで、ハンガリーのフィドル奏者フェリックス・ライコーと田中泯さんの共演は11月8日木曜日。豊洲にて。ホールは駅直結ですから有楽町線ですぐですよ〜

詳細はこちら。