ありがとう、ケルティック・クリスマス!! 感動でした



本当にこれで何回目のケルティック・クリスマスだろう。昨年のアルタンの時は具合が悪く参加できなかった。メンバーたちが寄せ書きしたカードをプランクトンの方が送ってくれたっけ。今年はなんとか参加して応援したく「ケルト市」のミニ版と、ブログ連載「シャロン物語」で援護射撃を計ったつもりだったけど、いや〜 実際当日というか金曜日くらいから顔にヘルペスが出来てしまい、どんどん悪くなり日曜日の朝にはひどい顔に。これでは接客できない…と急遽、会場内にお客として来ている友人に連絡をする。

実はこの友だちは前からオファーしてくれていたのだ。「野崎さん、大変だったらわたし手伝いますよ」と。でもすでにその時スタッフはわたしを含め3名いたし、主催者さんにも3名と申請済みだったし、あまりぞろぞろいても…と思い、お手伝いを断っていたのでした。ところが、木曜日くらいにスタッフの1人が来れないことになり「なーんだよ」とか思ってたら自分もこんな状態になり… あわててその友人に声をかけたのでした。そしてその友人から快くヘルプを快諾いただく。うううう、本当にすみません&ありがとうございます。

続く日曜日の朝、私がヘルペスだなんだと呟いているのをみたまた別の友人が「どうせ今日はそっち行くし早めにいこうか?」と声をかけてくれる。「大丈夫、なんとかなってる」と返事をしたのも束の間、またもう1人の販売員に全く予期せぬ緊急事態が。というわけで、こちらの友人にもまた急遽お世話になる結果となったのでした。本当にとほほというか、いや、本当にありがたいよなぁ。っていうか、今回手伝ってくれたお二人、二人とも人間関係の距離感が絶妙に素晴らしい。いつも絶妙のタイミングでヘルプが必要なときに助けてくれるのだ…  はぁ…

そして用意していた母のベーカリーさんによるスコーンも完売、CDやケルト市の雑貨も結構売れて、とりあえずホッとしたのでした。そんなわけで帰宅すると、どっと疲れてバタンキュー。

しかし今年はいろいろあるよなぁ。実は嫌なこともあったりしたけど、これまた別の友人に「怒りよりもサポートしてくれた人に感謝じゃない?」と言われ、はっと気が付く。そうだよね。本当にそうだと思う。そうやって、大事な友達はいつも欲しい時に素晴らしい言葉をくれる。

という感じで、ケルト市の販売は、ひどい顔のわたしはバックヤードでじっと静かにしていたけど、それでも訪ねてくれる友達もいたりして、最初は「いや〜、赤羽で飲んでたら喧嘩しちゃってさー」とか冗談言ってたけど、結構しんどくなってきて、最後はぐったりしていた…最後は友達に最寄り駅まで送ってもらった。ほんと皆さん、心配をおかけしてます。

さて、そんなことより公演ですが、本当に素晴らしかったんです。嵐のようなタリスクからはじまって、堂々としたステージをみせてくれたバンジョー3、そして余裕のシャロン。結構長い時間やってたと思うけど、あっという間に終わった気がした。特にシャロンのセットは流れも素晴らしかった。

わたしはヘルペスをみんなにうつしちゃいかんし(うつるもんでもないらしいけど、でも帰国して1週間後に誰かがヘルペスになった、とか嫌じゃない?)、楽屋には行かなかったけど、シャロンとはチラッとサイン会終わりに挨拶した。「近寄らない方がいいわよ、Just in case」と言ったのに、彼女はわたしの背中に手をおいて「早くよくなって」って言ってくれて、その手のあったかさがまだ私の背中にずっと残っている。

それにしてもケルクリって何度目だろう。20回くらいもうやってるよね。最初はドーナル・ラニーの公演だった。95年くらいか。毎回毎回、丁寧な作りで、プランクトンさんのご苦労や、培ってきた着実な歩みには頭がさがる。こうやって1つ1つの公演が良いから、みんなまたプランクトンの公演に行こうってなるんだよね。本当にすごいことだと思う。あぁ、本当に勉強になる。私もがんばらなくちゃ。

昨日の1番手は、スコットランドの新生タリスク。



いや〜かっこよかったね。力と若さで押してくる感じが初期のLAUみたい。そしてわたしの大好きなトリオ編成でかつ低音がしっかりある、っていうのが、気に入ったぜい! みんなが絶賛していたモーセンのスコットランドなまりが聞けなかったのは残念だけど(ほんとんど日本語でしゃべってた・笑)、すごくよかった。迫力だよ、

そして大人になったバンジョー3。なんか余裕が感じられた!!! 



そして今回はさらに女王の貫禄!? ケルクリの女王様だった。アルタンのマレードみたい。包み込むような優しさが感じられた。シャロンすっごくよかったよねぇ。ジムのギターもキレッキレ(笑)。最後たたみかけるようにやったJames Brown's March(Goldy作)やペンギン、トビクあたりのメドレーが最高でした。ふふふ、さすがキャリアが違うよね。





そして楽しみな来年のケルクリには、あのマイケル率いるアヌーナがまた来るという。楽しみすぎる!! 



初来日のハイ・キングスも楽しみ。担当のK松におっさんバンドだろと言ったら、なんと若くてイケメンのメンバーもいるらしく、これは要チェックかも?!



そしてダンサーのこの人も。全然知らなかったけど、めっちゃすごいらしい。これは楽しみ。

しかしヘルペスなんかになるのも免疫力が落ちてる証拠。来年のケルクリまでには、本当に元気にならないと。

ありがとう、ケルティック・クリスマス!! 月並みな言い方だけど、今年も元気をもらった。そして1年がんばった。皆さんも次のケルクリまで元気で仕事に生活を楽しんで行きましょう。