ケルズの書


 


確かにこの音楽は頭に残るよね〜。

それにしてもカートゥーンサルーンは、いよいよ「ウルフウォーカー」でアカデミー撮るんだろうか。楽しみだ。 

今回の週末の直子さんの講座、すごく面白かった! 私もケルズの書は2度見ている。一度目はもちろん初めてアイルランドに行った時。90年かな。入場無料でわりとあっさりだったので、びっくりした。2度目はアイルランドのケルティック・タイガーと呼ばれるバブル時で、たしか日本人の方を連れていった時。この時はすごいディスプレイが設置され、入場料も取られた。結構高かかった。13ユーロとかだったかな…。とにかく全然違っていた。いずれにしてもトリニティ大学の図書館にあり、街の中心にあるので、とても行きやすい場所にある。ダブリンに行くことがあったら、ぜひぜひのぞいてほしい。本当にパワフルな存在だ。

ケルズの書は中世の装飾本。紙もインクも自由にあったわけでない時代に、これはすごい。アイオナ島で描き始められ、ヴァインキングを逃れ、Kellsで完成したという。

直子さんの解説は本のなりたちから、ページの細部の説明にいたるまでとても詳しく充実していた。ご本人がブログで書かれているようにここまでしっかり解説を聞くのはリアルなガイドだと難しいそう。1時間も看板の前に立ってられないもんね…。しかしブックバインディングの際に、キリストの顔がトリミングされちゃったエピソードなどちょっと悲しい(でも笑える)。

最近、私「色」というコンセプトに凝ってるのよね。このブルーには惹かれる。



それにしても見ているだけで引き込まれる。宗教というか、信仰というか、人間のパワーをあらためてかんじさせてくれる。人間ってすごいもんだということを改めて思う。よく日本でも昔からあるお寺とか、神社とか、海外だとか教会みたいな場所とか聖なるなんちゃらとか、仰々しい場所があるでしょう。そういう場所に行っても私はあまり普段はビビらないのだけど、そこに長い間積み重ねられただろうと思う人間の祈りの蓄積を思うとやっぱりちょっと震える。そこに集まった想いの量だよね。この本を作った人、そしてこの本を見た人、すべての想い。いやー ほんとにすごい。

ところでこの本、今はウェブで全ページ見られるんだそうだ。それもすごい。ちょっとした中世のアイルランドへの旅となることでしょう。チェキら!

BOOK OF KELLSで、アイオナといえば、このバンドを思い出した。懐かしいなー


ジョアンナ、アイオナ島へ渡る。ケルズの書の生まれた場所だ。


私はこの曲が好き。いいなぁ、ジョーの歌は最高に好きだ。この曲にも彼女の信仰の気持ちが込められている。



ウチにも世界的にも貴重なアイオナのボックスセットの在庫があったはずなのだが、見当たらず。あとで見つかったらCDショップにあげておきます。