FLOOKと一緒に演奏しよう! 教則映像が届きました。これは難しい! でも真剣に取り組みましょう。

 

さて前回のブログにはこんなことを書いた「FLOOKに演奏をプレゼントしよう」という企画ですが…

さっそく、豊田耕三さんから教則用の動画が送られてきました!  締切では3月いっぱいでもいいじゃないかと言っていたのですが、これは、それよりだいぶ早いです。

で、私が感動したのは、締切より早く上げてきてくれたこと以上に、豊田さんが、本当に真剣にこのことに関わってくれていることです。

私は最初「まぁ、みんなで、なんとなく楽しければ、それでいいのではないか」と思っていたんです。

で、反省しました。豊田さんは違う。っていうか、ミュージシャンは違うね!! 音楽に真摯に向かうってことだよね、どんな時も。私はその大事なことを忘れてたよ。

豊田さん、改めてこの件に向きあい、教則動画を撮ってみて改めて「この曲は相当難しい、野崎さん、もう1ヶ月前とは言えず、速攻でこの映像をあげてください」とのメッセージが送られてきたのであった。

そしてこのレッスン動画を見て野崎も思いました。豊田先生、FLOOKと他の皆さんを「しっかり共演させよう」と最大限に努力してらっしゃる。すごい。 

 私は「賑やかし程度で」と甘く考えていた部分もあるのですが、いや、ダメです。それでは。それでは皆さんのOnce in a life timeの経験は作れない。これは皆さんとFLOOKの、本当に一生に一度のすごい体験になるわけですから、ちゃんと音楽を作りましょう!! 

というわけで、豊田先生の言うとおり、参加したい方は、もう今からすぐにでも練習を始めてください。そしてこの曲を身体に叩き込んでください! 



 <動画解説> 

0:00〜  
豊田さんからのメッセージ。この動画では限定公開と言っておりますが、豊田さんのご了承を得て、この動画は事前一般公開することにしました。 豊田さん、この企画の難しさをまず語る。すでに「これはたいへんなことになった」感が、マックスです。ご本人否定されてましたが…(笑)(ほんと、豊田さん、ごめんなさい)

で、当日の皆さんの立ち位置などのお話をされてますが、この辺は、私(のざき)が、舞台のスタッフと打ち合わせのあと、当日詳しくご案内しますね。 

6:50〜 
F管の説明。LOW管がいいよ、という話。そしてC管の説明も。良い楽器を手に入れましょう、とのこと。音程が合うのはとても重要です! 豊田さんに楽器のご相談も可能。豊田さんのショップはこちら。 

10:20〜 
楽譜はありません。さすが伝統音楽家。すごく重要ポイント。難しい曲だからこそ耳と身体で覚えましょう、と。 

 11:30〜 
F管の模範演奏からの、F管レッスン。豊田先生のレッスン、真骨頂。豊田メソッド発令!? まずはここから。メロディを歌うこと。ここが出来ないとダメなんです。 歌えない方は、無理です。ここがまずは最初のハードル!  

またここで豊田先生が説明しているFLOOKの録音は、下にSpotifyのリンクを貼っておきます。 

 1:07:30〜 
C管の模範演奏からの、C管レッスン。音をちょこっとごまかす(というと言葉が悪いですが)のが簡単に吹けるになるコツのようです。 

 1:20:00〜 
そして豊田さんの厳しくも暖かい助言。本当にマジで練習しないとダメだ、これは! 頭の中のイメージをしっかりと。とにかく歌いつづけろ、と。めちゃくちゃ早く回していくのだ、と。

 1:28:00〜 
とにかく何回も繰り返し練習しろ、ということ。曲を覚えたからOKではだめ。「覚えてから、そこから始まる」。「本番までに覚えよう」では全然ダメ。とにかく体の中にメロディを入れる。 そのくらい入れてやっと本当に演奏できる。

FLOOKと演奏できるなんて、ほんと非常事態ですよ、みなさん、と。僕でもドキドキするくらいです、と豊田さん。そういう非常事態でも勝手に音楽が出てくる、という状態にするには、いかに早くメロディを覚え、復習を本番までに何度できるかにかかっています、と。 

とにかくこの動画を見たら、もう「今日覚えてください」。1週間かけようとかではなく。とにかく覚えて何度でも演奏する。それを2ヶ月、毎日毎日復習してください。朝起きて寝ぼけた状態でも吹けるようにしてください。そこから見えてくる世界、全然変わってきます。 

 1:30:00〜 
そしてここで、マイク・ゴールディの天才伝説。びっくりです…。実は私はこの話がこのビデオの中で一番感動した。でもヴェーセンのローゲルも似たようなこと言ってた。

伝統音楽の演奏家の皆さん、その領域までいかないとやっぱり違うと思う。この領域まで行きましょう! ただ一緒に演奏した、と言うことではダメです。せっかくだから、これを一生の思い出にしましょう。きっとこの経験は、あなたのこれからの音楽活動の励みなってくれるはず! 

というわけで、フルックの来日公演はもうすぐ。
7回目の来日ツアー。

FLOOK 2025 
22 April(火)南青山曼荼羅 SOLD OUT 
23 April(水) Shibuya www(こちらはスタンディング+多少椅子あり) 
24 April (木)Shibuya www(こちらは全員着席公演) 
26 April(土)春のケルト市(豊洲) 
27 April(日) 横浜 Thumbs Up 
28 April (月)名古屋 Tokuzo 
30 April (水)京都 磔磔 
詳細はこちら http://www.mplant.com/flook 

 ◎春のケルト市 THE MUSIC PLANTが主催するイベントとしての「春のケルト市」はこれが最後になります。ピーター・バラカンさんのDJ、そして豊田耕三さんもゲストで登場 
 
◎FLOOKの来日を盛り上げようというわけで、楽しいプレイベントをたくさん用意しました。すべて野崎立ち会っております(FLOOKの、一部の公演チケットも持って歩いてるので、よかったら私から買ってね!) 
3月13日(木)~15日(土)  渋谷ヒカリエ8F ケルト書店 春のポップアップ 
3月28日(金)~30日(日) 神保町Passage ケルト書房 春のポップアップ 
4月5(土)、6日(日)高円寺ケルトまつり 
5日はケルト市+バグパイプ演奏+野崎とビートルズ専門家の藤本国彦さんとのトークイベント「ケルト文化とビートルズ」 
6日は本の長屋にて豊田耕三さんの新しいカルテット KOZO TOYOTA FLAT QUARTETのライブが行われます。 
豊洲文化センターにて。ケルト市のチケットをお持ちの方は無料。 

◎あとこちらはFLOOKのブライアンが参加するロシアの御大の公演。 
祖国を思い音楽活動続けるボリスの熱い魂に触れてください。 


めずらしく70分ほどのライブ映像。生で見ると全然違うよ! ぜひ体験しに来てください。