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2018年3月19日月曜日

フィンランドで生きていくには…


フィンランド大使館がやってるこの「大使に質問」シリーズ。いいね! で、ちょっと前に大使館が、これ用の質問を募集していた時、吉祥寺のカフェ・モイの店主さまがこんな質問をあげていた…
さすが! めっちゃいい質問である。

しかし時々思うのよね。たま〜に、区とか地方自治体とかの公の機関で主催されている「大使に聞こう」「大使館職員来場」みたいなイベントに行くと、そこは暇をもてあましている後期高齢者の巣窟になっており「私はどこどこに移住したいんですけど、どうしたらいいでしょう」みたいな不躾な質問が飛ぶ時…

おいっっ、みんな自分のことしか考えてないだろ!?(笑)自分は働いて退職金もらって引退して、それでも老後(あと何年あるんだ?)が不安だから、福祉が充実した国に行きたいと、その国の税金払ってるわけでもないのに不しつけな質問を投げる。つまり、自分が何を得られるかが重要で、その国に対して実際自分が何が貢献できるのかまったく考えてない! まぁ、爺さんたち(そう、圧倒的にそういうのは男性が多い)だからしょうがないのか…とも思うが、なんとも…である。

大使館の人にそんな事を直球で聞くなよ、と半ば呆れながらも、職員の皆さんはそつなく質問に回答する。厳しい事言う人なんかいない。みんな大人だよなぁ。もっともそれが外交官の仕事と言えば、それまでだけど、私にはそういう仕事は絶対に無理!とか思っちゃう。

日本は地震の恐怖を感じながらも原発が50以上もあって、今だに死刑はあるし、政治家は汚いし、ほんとにホープレスだから、外国の方がよく見えるのは当然である。確かにヨーロッパ、特に成熟した社会を獲得した北欧に行けば、日本いると感じるみたいなストレスは感じなくてすむだろう。が、だからといって、この地球上に天国など存在しないのは、その北欧諸国がまざまざと見せつけてくれているのだ。

ま、そんなことはさておき… とにかく外国に住むということは、その国をよく知っている人ほど「私には無理」って思うのではないかと思う。(やっぱりそれを超える「愛」が必要だよな。嫁にいくのなら、まぁ考えられなくもないのかもしれないが)

ちなみにフィンランドで暮らしていくのに必要なこと。それを私が大使に代わって回答すると、「諦めること」「自分が他人よりすぐれていると思わないこと」だと思う。というか、もっとちゃんと説明するとしたら「謙虚になること」。いや、ほんと、それ大事です。日本に住んでいととしても。しかしおそらくオレのようなガツガツした人間にはきっと北欧は無理である。とはいえ、謙虚、謙虚といいながら、彼らはやるべきことはちゃんとやっている、ものすごい努力家な人たちである。もっともらしい企画書を書いて、補助金や税金をいかににして自分たちに有利に使うかということについては、非常に長けている。対して実力もないのに、そういう作業が得意な人たちが、ある意味これらの国では有利なのも事実だ。それも、なんだかちょっと???と思ったりもする。が、それが国というシステムの基本ではないかと言われれば、それはそうね。正しいよなと思う。でもオレにしてみたら、やっぱりなんか違うと思う。

ま、どこに住んでも一長一短。でもホントに小さくて機動力のある国が羨ましい。日本は人口が多すぎるのが、そもそもダメなのだ。フィンランドとかいって、人口は北海道くらいしかないのに、かたや北海道、かたやフィンランドである。問題はどこに住むかではなく、自分が何をするか、だ。フィンランドはしかし北欧の中でも、私は大好きな国です。とにかく彼らは努力家だ。コツコツした小さな努力は決して無駄ではない、ということを、国をあげて説明してくれてる。問題は、それを自分がどう取るか…だ。

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