映画『きみへの距離、1万キロ』を観ました

映画『きみへの距離、1万キロ』を観ました。試写で拝見しました。ありがとうございます。

なるほど、油田ってこんな風に管理してんだー でもホントなのかな。というか、この蜘蛛型ロボットが今やリアルなのがいいね。今のこの、未来に完全になっちゃう手前の、今の時代だからこそ出てきた映画とも言える。ちょっと素敵。

無人管理ロボット(6つの足がついていて、蜘蛛みたいで可愛い)をデトロイトから管理する冴えない男性ゴードン。彼女にふられたばかりで、友達というかボスのピーター(いい人なんだよ、これが)が出会い系でとにかく早く女の子と出会え、と言う。ひょんなきっかけで、ゴードンは油田のロボットを通じアユーシャという女の子に出会う。彼女は両親に、それこそお父さんみたいな年齢の男性と無理矢理結婚させられそうになり、恋人とヨーロッパに逃げようとしているところだった。ところがそんな恋人たちを悲劇が襲い… ゴードンは彼女を助けるべく決死の行動を試みる。

途中、道に迷った盲目の老人をロボットが助けるシーンが味があっていい。これは現代のロマンチックなおとぎ話だ。正直、ちょっと最後のオチが出来過ぎな感じがしなくもないが、いや、これは映画なんだし、まぁ、楽しんじゃおう。

今日いただいた資料にコピーの添付で、千葉工業大学の、ロボット技術研究センターの富山健さんの、この監視ロボットに対する解説がついており、それがなんだかとっても素敵だった。理系の人たちは、おそらく文系の人間よりもロマンチストだと思う。この素敵な分かりやすい文章、パンフレットとか、ウェッブとかにいずれ掲載されるのかしら。 いいわね、未来は近いわ。

4/7より、都内は新宿シネマカリテにて。