エスの3人。吉祥寺スターパインズカフェの前の道路にて 最高にかっこいいキーボードトリオだった。 |
清水さんのブログが更新。悲しいお知らせです……https://t.co/B7VSJNp4E8
— KENSO_Staff (@KENSO_Staff) August 19, 2025
小口さんは、私が知る限りでもっとも才能があるミュージシャンの一人だった。本当に悲しい。
ケンソーでは、清水さんの書くメロディアスな曲たちと違って、小口さんの、言ってみればちょっと無機質な感じのする音楽は、かなり特異な存在だった。でも名曲多いよね、ほんと。
実は先日のユニオンでのサイン会の時、私、行けなかったんだよね。FLOOKの横浜公演があったから。しかも、そのライブ、ケンソーの現マネージャーの太田さんにも手伝ってもらってたから、太田さんもサイン会に行けなかった。悪いことをした。
二人でケンソーの3人に会いたいね、と言っていたのだけれど、行けなかった。
小口さんメドレー。LIVE92は、夢の丘バンド:ケンソーの一つの到達点だった。
この「月夜舟行」すごいから聞いてみ。 小口さんと村石さんが作ったすごい音世界。
小口さん、悲しいよ。でも素敵な音楽をたくさんありがとう。
エスの公演、もっと作りたかったな。エスは変なバンドで、ライブの予定もないのにずっと地下のスタジオで秘密練習してた(笑)。
で、ライブやろうよ、ってすごく説得して、ライブやってもらって、ライブが作れて、私はすごくそれを誇りに思っている。他にも小口さん、たくさんいろいろな音楽やってたけど、でも、たぶんKENSOの次に真剣にやってたバンドであるエスを一緒にやれたのは良かった。
でも、なんだか悔しい。全然納得していない。特に清水さんの気持ちを思うと、本当に言葉もない。が、もうバンドの公式発表も清水さんからあったのだし、もう納得しないといけない。
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ずいぶん前に出たケンソーのボックスセットで文章を書かせてもらった。歴代キングレコードA&R(全員おじさん)があれこれ書いているが、業界によくある「アレオレ」みたいな文章も多く、そんな中、私の文章が一番バンドに対する愛に満ちていて良い(笑)
PPS
IN THE WEST聴きながら、灼熱の荒川土手を走ってきた。5km。汗と涙が止まらん。しかしやっと泣けた気がする。しかし小口さんが亡くなって悲しむ自分は、いったいなんなんだろうとも思う。
清水さんと違って、小口さんとはたくさんお話ししたこともなかった。小口さんの本音とか聞いたこともなかったかもしれない。失って寂しいのは小口さんの存在ではなく、あのころの頑張ってた自分なのかもしれない。
それにしても「IN THE WEST」はすごいアルバムだ。今は公式な音源は残っておらず配信もながれていないのだが(一時、ブート的にSpotifyに流れていた。あれは問題だった)、私にとっては思いれ深いアルバムだ。
「地中海とアーリア人」の小口さんと村石さんのドラム対決もすごいが、この小口さんと光田健ちゃんのキーボードかけあいもすごい。3分10秒くらいから。だいたいピアノの音が健ちゃんで、そうじゃないのが小口さんの音。変なフレーズの方が小口さん。ドラムのムーラがいちいち反応しているのも、すごい。それを支える安定の三ちゃんと清水さん。すごいでしょ?
そしてこの曲のクライマックス。6分10秒くらいから。ちゃーちゃーちゃー、ちゃちゃちゃ、ちゃーちゃーちゃっちゃちゃ、ちゃっちゃらちゃっちゃら(清水さんのギター、そしてムーラのドラム!)、ちゃーちゃっちゃちゃーちゃー どーん、みたいなところ。すげーーっっ。
このアルバムをミックスをしていてエンジニアの福島さんが「決まったーっって感じですね」って言ってたのを覚えている。六本木だったかな。へんな暗いスタジオだった。
PPS
ケンソーのマネージャーをしていて苦労したのが、メンバーのスケジュールあわせ。私がやる前は清水さんが自らそれをやっていたのだからすごい。
まずは清水歯科医院の休みの日、木曜日と日曜日が基本。本番前のリハは、私がやってたころは5、6回が平均だっただろうか。とにかくスケジュールあわせが大変だった。
でも一番忙しい村石さんと光田健ちゃんはある意味シンプルで、事務所に電話してNGと言われればNG、OKだったらOK。双方、ケンソーのスケジュールは優先せよという指令をご本人たちがマネジメントさんに出してくれていたこともあって、難しくはなかった。
健ちゃんのマネージャーの佳代ちゃんとはリアルで仲良しだったし。村石さんのマネージャーさんも電話で話したことしかないけど、感じが良かった。三ちゃんも、すぐにスケジュールを出してくれた。
そんな中、一番のストレスは、実は小口さんだったように記憶している。基本サラリーマンの小口さんは夜か、土日以外はすべてNG。
他のメンバーが全員⚪︎でも、小口さんだけNGだと「なんとか有給取れないですかね?」「会社早退できないですかね?」ということになり、結構なせめぎ合いがそこにはあった。小口さ〜〜ん。いろいろ苦労したよ。でもそんな苦労なんか苦労じゃなくて、楽しくもあった。
それも今となっては良い思い出。
PPPS
こちらのブログ、すごい! ケンソーファン歴50年という方。ぜひ読んでみてください。
そうそうそう、小口さんて「ボケ役」だった。よく清水さんに爆笑ネタにされていましたよね。清水さんがだいぶ盛ってたかもだけど、ケンソーのライブは本当に楽しくもあった。懐かしいわー。そして…カウベルのエピソードもあったよなぁ!
PPPPS
清水さんが紹介してた月夜舟行のこのブログもいいね。
「でも、本当の「降ってきたインスピレイション」としての「譲れない着想」を感じさせるのは、この小口曲のほうだ。」ほんとうに。