一昨日、ボブ・ディランのアイルランド公演があり、この曲がアンコールで歌われたとか。会場にいたアイリッシュの皆さんは当然大喜び。会場中大合唱となったらしい。
あら、日本語でもニュースになっとるわ…
あら、日本語でもニュースになってるわ…
— 野崎洋子 (@mplantyoko) November 25, 2025
ボブ・ディラン、34年ぶりに「Lakes of Pontchartrain」をライヴ演奏 - amass https://t.co/KSNuUCj4yR @amass_jpより
で、ちなみにこっちがオリジナル…というかトラッドなので、古くからある曲でポールのオリジナルというわけではないのだけれど、この曲を有名にしたのは、こちらのポール先生の歌唱。
当時ジョンストンズとしてアメリカに渡った彼が失意のうちに帰国。そして加入したプランクシティで、この曲は、最初クリスティ・ムーアのレパートリーだったらしい。それをポールが引き継ぎ、ポールの十八番となったわけなのでした。
この曲が収録されたポールの1978年のアルバム「Welcome Here Kind Stranger」を聞いたディランはこの曲と同じようにギターを弾いてみたいと、ポールを自分のロンドン公演のウェンブリースタジアムの楽屋に呼び出した。それがだいたい81年とかその辺り。(ポールにはダイアー・ストレイツのマネジメント会社が付き、そこにディラン側が連絡してきた)
テレビ番組でその話をするポール。
「「どうやって演奏するんだい?」と聞くボブに「まずギターを違う方法でチューニングするんだよ」とギターを渡したんだけど、何も起こらない。
なんとかしようと思って「そこは違うよ」と彼の指を取ったんだが、でも相手はボブ・ディランなんだよ!(笑)「違う、違う、ここはこうして…」って彼の指を取って教えてあげた」
この曲が入った「Welcome Here Kind Stranger」を本にしました。解説や歌詞対訳、ポールが日本で行ったインタビュー記事ほか、いろいろ。こちらで販売中。
The Lakes of Ponchartrainだけで、歌詞その対訳とは別に62Pから89Pまで割いている。ちなみにギターの楽譜もついてます。
そしてこちらは同じ歌の、リアム・オメンリィの歌唱。ぐっと来ますよね。
この二人が同じステージに立つ? ということは、この曲の奇跡のデュエットもありうるの…か???(笑)
ちなみにボブ・ディランは、ポールのもう一つの名曲「アーサー・マクブライド」も取り上げています。それについては、こちらの記事に詳しいです。
ポール・ブレイディ、おかげ様でソロ公演はソールドアウト、そして映画の方も売り切れました。見られるのはケルティック・クリスマスのみ。
★
今度の北とぴあ「音楽と本祭」第2回のテーマは、佐野史郎さんと山本恭司さんの小泉八雲の朗読公演です。2007年から続いてるこのプロジェクト。佐野さんによれば、これは「バンド」だそう。そして、八雲のひ孫、小泉凡先生の講演もあり。
◎ポール・ブレイディが12月にケルティック・クリスマスで来日します。チケットは予定枚数終了。当日券は未定。
◎そのポールが出演するマシュー・バーニーの傑作「クレマスター3」。ポールの来日にあわせて急遽上映が決まりました。よかったら、ぜひお越しくだっさい。詳細はここ。が、こちらも売り切れました。
◎もうポールを見るならここしかありません。ケルティック・クリスマス 12月6日(土)すみだトリフォニーホール。詳細はここ。
◎野崎は、現在作曲家:日向敏文さんのマネジメントおよび宣伝をお手伝いしております。
6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリース。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中。
◎同じくこちらのショパンコンクールのドキュメンタリー映画『ピアノフォルテ』のPRのお手伝いしております。東京はもう終わりつつありますが、これから公開になる地域もあるようです。みんな見てね! 公式サイトはここ。



.jpg)