やばい。かなりやばかった。こういう世界、大好きだ。
バリー・コーガン大好きなんだよね。彼が出た映画は彼のことしか覚えてないよ、というくらい好き。その彼の出ているチラシに惹かれて、観に行きました。
そしたらバード役の彼も、ものすごく良かった。フランツ・ロゴフスキ。すごく雰囲気のある人。やばかったわーー。惚れてしまいそうや。
ある意味、この作品は二人の俳優の、俳優対決だと言えるだろう。いやー どちらも素晴らしかった。
俳優の演技の入り方とか、凄さとか、そういうことよりも、もう存在自体がチャーミングというか。それだよね。もういるだけで、惹きつけるというか。
物語はなかなか不思議な設定だったので、ここでも「のざきさん、不思議ちゃんとかファンタジーは嫌いじゃないの?」という声が飛んできそうだけど、違うんだな!! これも、ファンタジーを装いながら、人間のリアルを描いたすごい作品だ。
本当に悲惨な状況の子供たち。果たしてバードは子供が生み出した幻なのか。なんかよく見てみるとキルトスカートみたいなのを着て登場するし、不思議な存在だ。これは少女が見ている幻想なんではないか。
本当に可哀想な悲惨な環境なんだけど、最終的には明るい前向きな終わり方をするから、ぜひ見てみて。よく悲惨すぎて、こういう映画見るのが怖いという人がいるけれど、私が言いたいのは「絶対に怖くないから」。
ところでこの映画、チラシが何種類かあって、どれもすごくデザインがかっこいい。すごいなぁと思い、私が観た、草原の中のチラシの画像がネット上にあがってないか検索してみたら、こんなのを見つけてしまった。世の中は、今、こんなことになってるのか…
なんていうか、色々世知辛いというか、寂しいよね、これらのチラシは無料で配られているものだし、宣伝のために配られ、設置されているものをこんなふうにしたら業務妨害とかにならないのかな?
とはいえ、この映画で描かれているように、人間のいい部分を信じながら生きていかなくちゃいけないんだろうけど。
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◎野崎は、現在作曲家:日向敏文さんのマネジメントおよび宣伝をお手伝いしております。
6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリース。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中。
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