結論から言うと、もうすごく良かった! 私はこういう映画、ホントに大好き!! そもそも町山さんのこのコメントに惹かれてみてきたわけですが、行って良かった。もう終わっちゃうみたいだけど間に合う人は絶対に観てほしい。
この町山さんのクリップ、前振りが長いので8:00ごろからチェックしてみてください。
そしてこの映画についてのJMMの冷泉さんのコラムも最高に良いので、必読です。そもそも911はアルカイダの仕業だったのか? 殺された男は本当にビン・ラディンだったのか。この映画は「政治的なメッセージを強く打ち出しながらも、その立場は押し付けていない」と。まさに冷泉さんの言うとおり。
そもそも町山さんもおっしゃっているとおり、映画の内容はすでに報道されていることだったり、ある程度証言として他のメディアでも取り上げられているようなことばかりだといいます。が、それを映像でまとめて見せるということに、ホントにものすごく強い意味がある。
アメリカ国内では犯罪とされているから海外に容疑者連れ出して国外で拷問していたり、人の国にいきなりやってきて勝手に人殺して死体や資料を運び出しちゃうアメリカのすごさに目が点なんだけど、それでもこの主人公、戦う女性という観点から知らず知らずのうちに感情移入していくの自分がいました。
でも! 最後の最後まで疑問は残ります。これでいいのか。いったいこれはどういう話なのか。すべてはいったいなんなのか。これって、ついこの間の話ですよ。遠い過去の話をしているのではありません。
しかし見終わったあとのカタルシスがないかというと、そういうわけでは全然ない。ものすごい圧巻の2時間半だった。全く飽きさせずにストーリーは進む。そしてエンディング。私はこんな風に観客に問いかけてくるような映画が大好き! いや、ホントに良かった。
内容は決して悪くないけど本人以外の皆のはしゃぎっぷりが鼻につく「シュガーマン」や、完全プラパガンダの「ジャーニー映画」に比べると、この映画は圧倒的にパワフルな一流の作品と言えるでしょう。っていうか、最近良い映画観てなかったわ。反省。いやー、めっちゃ気に入った。主演女優さん、監督さん、ホントに素晴らしい。女はすごいね。
そして…もう1つ感じたのは、正義がどこにあるかというのは棚に上げたとしても(上げちゃこの映画の意図に反するからそれはいけないのかもしれないけど、あえて上げたとして)、いったんそういう職業について成果を出したいと思ったら、もう迷ったらダメなのだ、ひるんじゃダメなのだというのも強く感じたことです。もちろん人の国にきて勝手に銃撃戦繰り広げて夜中にそそくさと死体を運びだすアメリカは最低最悪ですが、それが正しいのかとか考えてたら現場は何もできない。一時、自衛隊を戦地に送るかどうかで世論が二分されたときにも私は何かが違うと思った。これが正義かどうかは歴史が判断する。個人としては、やっぱりその職業についているかぎり迷ってはいけない。迷うようなら辞めりゃいいんです。ホントにシンプルんだんです。
CIAのお偉いさんの「君は他で成果をあげているのかね」という質問に「私にはこれしかないです」とまっすぐ答えていた主人公が印象的でした。あそこ、ちょっとグッときたし、主人公頑張れ、と思わず思ってしまいました。でも、もちろん、アメリカはやっぱりありえん!!と思いますよ、絶対に。普通、殺すかよー ビン・ラディンでなかったら、どうすんだよー それに殺しちゃったら、すべてが明らかにならないじゃんかよー
皆さんもぜひ見に行って、そして自分で考えてください。
職業感という意味ではこういうブログも考えさせられました。さとなおさんのブログ。
広告代理店だけを避難出来ませんよ。私たち音楽の仕事もどういうことなのか。ジャーナリスト、メディア、レコード会社、私自身もそうです。いったい何を残してきたのか。何を作り上げてきたのか。いろいろ真面目に考えたいですね。(って、うっとおしいよね…でもどうもクソマジメで不器用な性格なんです、ハイ)
この町山さんのクリップ、前振りが長いので8:00ごろからチェックしてみてください。
そしてこの映画についてのJMMの冷泉さんのコラムも最高に良いので、必読です。そもそも911はアルカイダの仕業だったのか? 殺された男は本当にビン・ラディンだったのか。この映画は「政治的なメッセージを強く打ち出しながらも、その立場は押し付けていない」と。まさに冷泉さんの言うとおり。
そもそも町山さんもおっしゃっているとおり、映画の内容はすでに報道されていることだったり、ある程度証言として他のメディアでも取り上げられているようなことばかりだといいます。が、それを映像でまとめて見せるということに、ホントにものすごく強い意味がある。
アメリカ国内では犯罪とされているから海外に容疑者連れ出して国外で拷問していたり、人の国にいきなりやってきて勝手に人殺して死体や資料を運び出しちゃうアメリカのすごさに目が点なんだけど、それでもこの主人公、戦う女性という観点から知らず知らずのうちに感情移入していくの自分がいました。
でも! 最後の最後まで疑問は残ります。これでいいのか。いったいこれはどういう話なのか。すべてはいったいなんなのか。これって、ついこの間の話ですよ。遠い過去の話をしているのではありません。
しかし見終わったあとのカタルシスがないかというと、そういうわけでは全然ない。ものすごい圧巻の2時間半だった。全く飽きさせずにストーリーは進む。そしてエンディング。私はこんな風に観客に問いかけてくるような映画が大好き! いや、ホントに良かった。
内容は決して悪くないけど本人以外の皆のはしゃぎっぷりが鼻につく「シュガーマン」や、完全プラパガンダの「ジャーニー映画」に比べると、この映画は圧倒的にパワフルな一流の作品と言えるでしょう。っていうか、最近良い映画観てなかったわ。反省。いやー、めっちゃ気に入った。主演女優さん、監督さん、ホントに素晴らしい。女はすごいね。
そして…もう1つ感じたのは、正義がどこにあるかというのは棚に上げたとしても(上げちゃこの映画の意図に反するからそれはいけないのかもしれないけど、あえて上げたとして)、いったんそういう職業について成果を出したいと思ったら、もう迷ったらダメなのだ、ひるんじゃダメなのだというのも強く感じたことです。もちろん人の国にきて勝手に銃撃戦繰り広げて夜中にそそくさと死体を運びだすアメリカは最低最悪ですが、それが正しいのかとか考えてたら現場は何もできない。一時、自衛隊を戦地に送るかどうかで世論が二分されたときにも私は何かが違うと思った。これが正義かどうかは歴史が判断する。個人としては、やっぱりその職業についているかぎり迷ってはいけない。迷うようなら辞めりゃいいんです。ホントにシンプルんだんです。
CIAのお偉いさんの「君は他で成果をあげているのかね」という質問に「私にはこれしかないです」とまっすぐ答えていた主人公が印象的でした。あそこ、ちょっとグッときたし、主人公頑張れ、と思わず思ってしまいました。でも、もちろん、アメリカはやっぱりありえん!!と思いますよ、絶対に。普通、殺すかよー ビン・ラディンでなかったら、どうすんだよー それに殺しちゃったら、すべてが明らかにならないじゃんかよー
皆さんもぜひ見に行って、そして自分で考えてください。
職業感という意味ではこういうブログも考えさせられました。さとなおさんのブログ。
広告代理店だけを避難出来ませんよ。私たち音楽の仕事もどういうことなのか。ジャーナリスト、メディア、レコード会社、私自身もそうです。いったい何を残してきたのか。何を作り上げてきたのか。いろいろ真面目に考えたいですね。(って、うっとおしいよね…でもどうもクソマジメで不器用な性格なんです、ハイ)