来月来日するスペインはガリシアのスーパースター、カルロス・ヌニェスが、NHK-BSの「エルムンド」に出演しました〜。大興奮でTV画面を写真に撮ったので、ご紹介します。
…ファンだなぁ、わたし…(笑)
エルムンドのスタッフはなんと現地まで取材にいったようです。この写真はガリシアのガイタ(パイプ)の工房に飾られている古い写真の数々。ちなみにカルロスが9歳のころの写真も飾ってありました。
ガリシアでは学校でリコーダーを習うそうです(日本と一緒や!)。そしてカルロスはガイタの道を選びます。
カルロスは先代のパイプ奏者たちに、重要なことを学んだそうです。
ここでいろんな国のパイプを比較。スコットランドそしてアイルランドのパイプとの違い。ガイタは古く1000年前くらいにガリシアで生まれたものが、アイルランド、そしてスコットランドに伝わったそうです。
特にスコットンランドでは軍隊に使用された。だから音が大きく、男らしい音色になります。
ガイタの演奏。かっこいいね!
そしてガリシアの文化の紹介。
ガリシア人は地中海人たちのように合理的ではなく、もっと神秘的なことを大切にしてきた。
カルロスは今回の日本訪問の途中、三陸を訪ねました。
ちなみにリアス式海外のリアスはスペインのガリシアから来ている言葉なのだそうです! 知らなかったでしょ?
1611年にも大きな津波に教われた地域。そのとき、スペインはガリシアからやってきた宣教師もいたのだそうです。詳しいストーリーは、ここで。
ちなみに三陸とガリシアを結びつけるエピソードがここに。ガリシアではサンティアゴへの巡礼の旅において、ホタテ貝が象徴とされています。巡礼者はみんなホタテ貝をこんな風にリュックにぶら下げたりするそうです。
三陸ではホタテは名産品です。
ガリシアのホタテを子供たちに紹介するカルロス。ホタテのボコボコした部分をこすり合わせて音を出しパーカッションのように使います。
三陸でもホタテはとっても有名なんです。
子供たちと共演!
恋し浜の駅には絵馬のようにホタテに願い事が書いて吊るしている小屋があるそうです。たくさんの願い事にカルロスもびっくり。
素敵!
カルロスのメッセージ。
ガリシアと三陸。2つのホタテ。
「ケルト人はスペイン、日本、イタリア、アメリカなど国ごとに世界を分けて考えません」
「世界は海でつながった1つの国」本当にそうです。
「だから日本人はケルト音楽にこんなに特別なものを感じるのかもしれません」
公演の詳細はこちらですよ。
最後はみんなで共演です!
カルロス素敵!
それにしても毎回公演を作る時、アーティストを日本に紹介する時に、どうしてこの音楽を日本にいる私たちが聞かなくてはいけないか、ということを私はいつも考えます。あまたある音楽の中で、どうしてこれでなくてはいけないのか。他にも音楽はいっぱいあるじゃないか、と。
その理由が本当によくプレゼンされた番組だと思いました。プランクトンさん、ホントにさすが。この音楽は今混沌とした日本に住む私たちに必要な音楽です。頑張れ、カルロス、頑張れ、プランクトン!
来月の来日公演が本当に楽しみです。皆さん、会場でお会いしましょうね。詳細はここ。
【アクセス上位】
-
勉強しました。皆さん、選挙に行きましょう。 あまりにありえないことが起こったので、書きます。 SPEED&おニャン子、アイドルタッグを音楽4団体が支援 https://t.co/Re26yEVWwU 「音楽4団体(日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、コンサートプロモーター...
-
エストニアであった性格の悪い猫 昨日、一昨日と久しぶりに旧知をあたためる…みたいなことがあって、やっとコロナ後の日常が戻ってきた感じがある。 コロナがあり、その前は自分が病気していたり…と、友達と頻繁に会えていなかった。コロナが始まったころは、自分の体調がまだまだ本調子じゃなかっ...
-
先日行ったエストニア、物価高かったけど、大量のベリーやチェリーは安かった。 日向敏文さん出演のOTONANO ラジオ(FM横浜)。タイムフリーで1週間聞けますよ〜 otonanoラジオ | FMヨコハマ | 2022/06/27/月 24:00-24:30 https://t...
-
先日の「北とぴあ中央ヨーロッパこども映画祭」でお世話になったスロバキア大使館の方からご連絡をいただいたので、オープニングのセレモニーにお邪魔しました。 スロバキアの小さな教会たちをパネルにしたものが20枚ほど展示されています。 中世農村教会群の写真展。詳細は ここ。 北とぴあ...
-
さてさて、明日、アイルランドで同性同士の結婚を認めるかの国民投票がある。昨日facebookページで発表された ウォリスの言葉 が本当にかっこいい。うん、きっとYESになると思う。以下、簡単に訳。 「私は32歳のアイリッシュ。すごく保守的な村のカトリックの家庭で育った。...
-
すごいや、この本! いろいろな裏をあばく…というか本はあるけれど、テンションが高い。まさにエース! エース藤田と呼びましょう、藤田記者。 最近マイブームの朝日新聞ポッドキャストで知った藤田さんの取材とこの本。迷わずポチりしました。ポッドキャストもめっちゃ面白いからぜひ聞いてみ...
-
待ってました、雨の月曜日!! 日向敏文さんが、インスタグラムで紹介していたこのエピソード大好き。 「テレビドラマのために書いた曲。LAのスタジオで、ハーモニカがこの曲に必要だったのだけど、その時やってきたとても素敵な紳士が、あまりにも素晴らしい音だったので、「あれっ、もしかしてカ...
-
エストニアでいただいたルバーブケーキ。 今、まさに 日向敏文さんの7月27日に発売になる新譜 のプロモーションの仕事をしているのだけど… 下記に貼り付けてあるポッドキャスト「南青山の片隅でクラシック酔談」を聞いたら、思うところがとても多かったので、自分用の考察をここに書き留めてお...
-
いや〜、これまた重厚な映画でした。映画 『ルイ14世の死』 を試写会で見せていただきました。ありがとうございます。 試写会場着くなり配給会社社長がいて「うーん、洋子ちゃんはこれ好きかなぁ!」と言われたけど…(笑) いや、好きでしたよ。かなり好きでしたよ。本当に素晴らし...
-
試写で一足早く見せていただきました。これは圧巻!! スティーブン・フリアーズ監督 「あなたを抱きしめる日まで」 もう最高に良い。ジュディ・デンチっていう女優さん。もう最高に愛情溢れる、チャーミングで可愛いアイリッシュのおばさんを演じる。もうセリフ1つ1つも最高にいいし、妙にイ...