音楽とはみんなで一緒に聞くもの

今年は年があけてから新年会が何度かあり、そのうちの1つは友達の家にお呼ばれ。そこで、みんなでこのYou Tubeのクリップを見ながら、ヤイヤイ言いながら飲んだ。それが結構楽しかった。普段こういうクリップは一人で家で見るもんなんだけど、なんやかんや言いながらみんなで見るのが楽しかったんだ。



「音楽はみんなで聞くもの」っていうピーター・バラカンさんの言葉が思い出される。だからいい音楽があるとみんなでシェアしたくなる=聞いてもらいたくなるそうだ。なるほどね。音楽はみんなで聞くもの。そしてコンサートってのはそういう状況の極めつけみたいなもんだ。

ところでカメラマンの藤岡直樹さんのHPにある短いエッセイ(NOTE)ファンで、私はしょっちゅうのぞきに行っているのだが、藤岡さんのライブコンサートにおける撮影の話が書かれていて、それがすごくいい。ぜひ読んでみて。このページからNOTEに飛ぶと行けます。NOTEのPage460のところ。

この藤岡さんのジョーとリサの公演の写真、私もすごく好きで前に紹介したことがある。「音楽に対する謙虚な気持ち」というタイトルで。ザ・バンドに対するジョー、リサ、ジョン、ロスの尊敬の気持ちと、これを聞いていたお客さんの音楽を愛する気持ち、そして撮影する藤岡さんの謙虚な気持ちのすべてが濃縮された素晴らしい1枚。→ http://themusicplant.blogspot.jp/2012/11/blog-post_6938.html 

この写真でも音楽はみんなのものであり、みんなで聞くものだ、みんなの上に大きく存在するものだ、という気持ちがある。

しばらく前にみたスプリングスティーンの映画や、最近のポール・マッカートニーみたいな公演にいった人たちの話、そして今回の不思議なセッティングのヴァン……いろいろ考えた。ポールとも話した。「いったいヴァンはなんのために歌っているのだろう」って。例の公演は200ポンド、約3万円なわけだ。それが320名。ディナーが含まれているとはいえたいした金額である。「ヴァンが桁違いのお金持ちであることは間違いないけど、それでもお金が必要なんじゃないの」とポールも言う。まぁ自分の周りのスタッフを食べさせることも含めて自分の仕事ではあるから、すでにお金が十分にあっても、仕事は続けないといけない。ヴァンにとって音楽って、どんな存在なんだろう。とりあえず本を注文(笑)