最近ブログのアクセス数を気にするようにしてマーケティングにつとめている。今週1週間一番アクセスが良かったのは、この投稿。「プレイヤーの人たちは、やっぱり良いものを聴かないとダメだと思う」 なので、続編を書いてみました。
プロのミュージシャンになることは今やまったく難しくない。ライブハウスはお金を払えば誰でも押さえられる。友達が多ければ人も呼べる。でもやはり人前で演奏する人は、エンタテイメントとはどういうことなのかを、まずは学んだほうがいいと思う。
そんな時「人のふりみて我がふりなおせ」じゃないけど、人のライブを見に行くことはとても勉強になる。私も一時は年間ライブ100本というのを自分に課していた時期があった。年間100っていうと、すご〜い!と思われるかもしれないが、実はたいしたことはない。週に2回も行けばすぐ達成できちゃう数だし、海外に行けば一晩で2本とか3本とか時々あるから高いハードルじゃないのだ。でもそれは4、5年続けてたけど辞めた。というのも、なんか東京のライブは、もう勉強つくした感があったから。とはいえホントは今でも行くべきなんだろうけどね… 今でもたまに行けば何かしら勉強になることはある。それが反面教師だったとしても。そんなわけで今はあまり積極的に意識して見に行っている感覚がないが、それでも…年間60本は最低観ているだろうね。
でも見に行くと…、それがかなり大きな規模のものでも、やっぱ悪いものが多すぎるのだわ、ホント。
演奏が下手なのは100歩譲ったとしても、ダラダラと続くMC、全体のフローもテンポが悪く、選曲も練られてないライブが多すぎる。素人ほど長くてダレてテンポが悪い。たとえば知り合いのライブで応援のために5,000円程度なら払うのは、まったく構わないと思うのだが、2時間近く拘束されるのは辛い。お金を払ってもらう以上に、例えば1時間とか2時間とか、自分のことを優先して聴いてもらっているんだ、という事実をもっとステージに立つ人間は認識するべきだと思う。(あ、また「べき」とか言っちゃった。言わないように気をつけているのに/笑)
今回kanで来日するエイダン、そしてラウーはホントによく人のライブに行くんですよ。例えば大阪でクリトリック・リスさんを見たと思えば…
翌日は修学旅行生に混じって文楽に…(私も文楽は初めて見たよ!!)
そしてNYに行けば…(この写真、観光客っぽくって可愛い♥)(c) lau facebookpage
みんなでレディ・ガガを見に行き…
そして彼らは間違いなく何かを吸収して帰ってくるのだった。
リスさんと、ガガと…まったくLAUともkanとも音楽が違うけど、実は学ぶところはすごく多い。「彼女は常に120%だった」とエイダンが自分のFBに投稿していた。そう、そういうところ盗まないとダメだよね。そしてダメなところは、ダメと認識する。それも経験値あってこそだ。
もっとも大きなステージ・プロダクションになれば、ステージの流れを構成する専門の人がちゃんといて、舞台監督の他にシナリオとか構成作家とかまで付いてたりするから、上手く出来ているのは当然なんだけどね。一方の私たちはそんな人雇う予算がないから自分たちで工夫して作っていかないといけない。だからなんでも自分で考えたり向上できるように勉強しないといけない。
ホントせっかく行ってもダラダラするライブ、多いと思いませんか? 私に言わせりゃミュージシャンはほおっておくとライブが長くダラダラになる傾向にある。あれは良くない。スタッフが口を出すべきだと思う点だよね。私は滅多に音楽の内容には口を出さないが(っていうか出せない。好きか嫌いかしか言えないし…)、全体の構成や長さなどは結構口を出している。ヴェーセンにだって口出してるよ。そして自分の発言が影響を与えればやっぱり「うむ」と思う。ミュージシャンは音楽については超プロだ。私がバカなはずれた事言えば、馬鹿にされるだけなのだ。
いずれにしてもステージにたつ人たちは、一般的に勉強が足りない、と思わせる事が多い。特に私が行くような小さめのライブハウスでのライブは、特に。
その点kanのライブはホントにすごいですよ。まず音が出た瞬間、ちょっと目がさめる感じがすると思う。この「上手い」って感覚。いいと思いませんか。この感覚は素人ライブでは絶対に味わえない。音出た途端がっかりするよね、下手なライブ…。でもそれもたくさんライブ見て「良いライブとは何か」を知っていての上のことだ。何度も言うが、ステージにあがる人は、上手くないとダメだと思う。激しいライトや、演出のないウチらのライブでは、演奏が良いことで、すべてをカバーしていかないといけない。音が出た瞬間、こいつらスゲェと思う。あの感じ。あの感じはホントに大事だ。そういうところを演奏する人は学び取ってほしいと思う。今回も70分の1本勝負で行く予定。さぁ、音が出る一発目から飛ばしていきますよー!
良いものを聴くことが良い演奏の第一歩だと思うわけで、ぜひプレイヤーの人には、この公演見てほしいんだ。プレイヤーこそ良いコンサートには行くべきだ。(あ、また「べき」って言っちゃった)東京は広くてごちゃごちゃしてていろいろあって、聴く側がいろいろ選べるのはとっても素晴らしいと思うんだけどさ、やっぱ悪い音楽、多すぎるよな…
kanの来日情報はこちら! チケットまだまだありますが、整理券番号順の入場ですから良い番号はお早めに。
プロのミュージシャンになることは今やまったく難しくない。ライブハウスはお金を払えば誰でも押さえられる。友達が多ければ人も呼べる。でもやはり人前で演奏する人は、エンタテイメントとはどういうことなのかを、まずは学んだほうがいいと思う。
そんな時「人のふりみて我がふりなおせ」じゃないけど、人のライブを見に行くことはとても勉強になる。私も一時は年間ライブ100本というのを自分に課していた時期があった。年間100っていうと、すご〜い!と思われるかもしれないが、実はたいしたことはない。週に2回も行けばすぐ達成できちゃう数だし、海外に行けば一晩で2本とか3本とか時々あるから高いハードルじゃないのだ。でもそれは4、5年続けてたけど辞めた。というのも、なんか東京のライブは、もう勉強つくした感があったから。とはいえホントは今でも行くべきなんだろうけどね… 今でもたまに行けば何かしら勉強になることはある。それが反面教師だったとしても。そんなわけで今はあまり積極的に意識して見に行っている感覚がないが、それでも…年間60本は最低観ているだろうね。
でも見に行くと…、それがかなり大きな規模のものでも、やっぱ悪いものが多すぎるのだわ、ホント。
演奏が下手なのは100歩譲ったとしても、ダラダラと続くMC、全体のフローもテンポが悪く、選曲も練られてないライブが多すぎる。素人ほど長くてダレてテンポが悪い。たとえば知り合いのライブで応援のために5,000円程度なら払うのは、まったく構わないと思うのだが、2時間近く拘束されるのは辛い。お金を払ってもらう以上に、例えば1時間とか2時間とか、自分のことを優先して聴いてもらっているんだ、という事実をもっとステージに立つ人間は認識するべきだと思う。(あ、また「べき」とか言っちゃった。言わないように気をつけているのに/笑)
ミュージシャンに最後の曲です、と言われて、ホッとするあの気分。ここを読んでる人にも覚えがあるだろう。ステージに立つ者は、そういう事にも考えが及ばないとダメだと思う。
それを自覚するためにも、ライブはいに行った方がいい。特にいいライブは。
今回kanで来日するエイダン、そしてラウーはホントによく人のライブに行くんですよ。例えば大阪でクリトリック・リスさんを見たと思えば…
翌日は修学旅行生に混じって文楽に…(私も文楽は初めて見たよ!!)
そしてNYに行けば…(この写真、観光客っぽくって可愛い♥)(c) lau facebookpage
みんなでレディ・ガガを見に行き…
そして彼らは間違いなく何かを吸収して帰ってくるのだった。
リスさんと、ガガと…まったくLAUともkanとも音楽が違うけど、実は学ぶところはすごく多い。「彼女は常に120%だった」とエイダンが自分のFBに投稿していた。そう、そういうところ盗まないとダメだよね。そしてダメなところは、ダメと認識する。それも経験値あってこそだ。
もっとも大きなステージ・プロダクションになれば、ステージの流れを構成する専門の人がちゃんといて、舞台監督の他にシナリオとか構成作家とかまで付いてたりするから、上手く出来ているのは当然なんだけどね。一方の私たちはそんな人雇う予算がないから自分たちで工夫して作っていかないといけない。だからなんでも自分で考えたり向上できるように勉強しないといけない。
ホントせっかく行ってもダラダラするライブ、多いと思いませんか? 私に言わせりゃミュージシャンはほおっておくとライブが長くダラダラになる傾向にある。あれは良くない。スタッフが口を出すべきだと思う点だよね。私は滅多に音楽の内容には口を出さないが(っていうか出せない。好きか嫌いかしか言えないし…)、全体の構成や長さなどは結構口を出している。ヴェーセンにだって口出してるよ。そして自分の発言が影響を与えればやっぱり「うむ」と思う。ミュージシャンは音楽については超プロだ。私がバカなはずれた事言えば、馬鹿にされるだけなのだ。
いずれにしてもステージにたつ人たちは、一般的に勉強が足りない、と思わせる事が多い。特に私が行くような小さめのライブハウスでのライブは、特に。
その点kanのライブはホントにすごいですよ。まず音が出た瞬間、ちょっと目がさめる感じがすると思う。この「上手い」って感覚。いいと思いませんか。この感覚は素人ライブでは絶対に味わえない。音出た途端がっかりするよね、下手なライブ…。でもそれもたくさんライブ見て「良いライブとは何か」を知っていての上のことだ。何度も言うが、ステージにあがる人は、上手くないとダメだと思う。激しいライトや、演出のないウチらのライブでは、演奏が良いことで、すべてをカバーしていかないといけない。音が出た瞬間、こいつらスゲェと思う。あの感じ。あの感じはホントに大事だ。そういうところを演奏する人は学び取ってほしいと思う。今回も70分の1本勝負で行く予定。さぁ、音が出る一発目から飛ばしていきますよー!
良いものを聴くことが良い演奏の第一歩だと思うわけで、ぜひプレイヤーの人には、この公演見てほしいんだ。プレイヤーこそ良いコンサートには行くべきだ。(あ、また「べき」って言っちゃった)東京は広くてごちゃごちゃしてていろいろあって、聴く側がいろいろ選べるのはとっても素晴らしいと思うんだけどさ、やっぱ悪い音楽、多すぎるよな…
kanの来日情報はこちら! チケットまだまだありますが、整理券番号順の入場ですから良い番号はお早めに。