イースター

君に可愛い夏のドレスを着て欲しい。イースターボンネットを身につけて着飾って、そうして愛し合いたい…みたいなヴァンのラブソング。イースターだねぇ…

I want you to put your pretty summer dress
You can wear your Easter bonnet and all the rest
And I want to make love to you...



6月にエディ・リーダーと一緒に来日するブー・ヒュワディーンも「君と過ごしたあの年の冬はあまりに寒くて死ぬかと思った。イースターに君が着たドレスは僕を泣かせた」…と歌ってます。

The winter that we spent together got so cold I thought we would die
The dress you wore at Easter that made me cry....



とまぁ、あのエリアに住んでいる人にとってはイースター=本格的な春の訪れという事になるんでしょうなぁ…分かる,その気持ち。

アイルランドでイースターといえば、やっぱり特別な意味があります。イースター蜂起

そしてこれはチーフタンズをバックにシネイドが歌う「Foggy Dew」
歌詞&解説はこちら。こちらのEaster Risingのところを参照ください。シネイドの歌唱、すっごいパワフルだね… 歌い終わって彼女も満足そうに笑うのがいい。これはホントに素晴らしい。

As down the glen one Easter morn to a city fair rode I
There armed lines of marching men in squadrons passed me by



そしてカトリックの国ではイースターといえば、レントといって、イースターまでに何か好きなものを我慢するってのが習慣なんだよ。そしてイースターには晴れてチョコレートを食べる。これはそれをネタにしたアイルランドのコメディ最高峰、Fahter Tedより。このエピソード最高に面白いので是非見て。

イースターに向けてテッドはタバコを、ファーザージャックはアルコールを、ドゥーグルはローラブレイドを諦めるという話。最初は軽く考えていたテッドたちだが、ライバルの牧師チームが「競おう」と提案したことで急にやる気モードに。しかし自分たちではどうにもならず教会本部に「レント規律厳守パッケージ」を申し込む。そこでやってきたシスター・アサンタ(この女優さんが、ホント最高!!)が彼らに大変な拷問を与えつつ規律を守らせようとするのだが…。

これカトリックの笑えるネタが満載なのだ。かく言う私もカトリックの「レント」について、このエピソードを見るまでは全然知らなかった。最後、アサンタがチョコレートをほおばるシーンが最高。(なおネタ本によると、ディレクター陣は、こういう風に食べろ、とか女優さんに指示はいっさい出さなかったんだって。ホントにこの女優さん,素晴らしい。このチョコシーン爆食シーンだけでも爆笑もの)22:00ごろだから、ぜひ見てみて。「ち、違うの。だってこれが…あまりにも…チョコレティなんだもの!」と言い訳するシスター・アサンタ。気持ち、分かる!! 

それにしてもファーザー・テッド、何度もみた。あまりに何度も見すぎてセリフとかほとんど覚えちゃったよ。いい英語の勉強になるよなぁ。Father Tedについては私が何年も前に作ったブログがあるのでチェキラ。全エピソード、解説付き。