信じられない! 4日もブログを休んでしまった。ブログをほぼ毎日書くことがだけが私の取り柄なのに!
なにをやってたかというとTwitterでは少しつぶやいてたけど、プランクトンさんのお手伝いでヤスミン・ハムダンというレバノンの歌手のツアーのアテンドをやっていた。
ヤスミンはレバノン生まれ、現在はパリ在住のめちゃくちゃ格好いい女性歌手。歌はもちろん生き方もかっこよく、私は自分より10以上年下のヤスミンの、すっかりファンになってしまったよ。
ヤスミン普段は普通に楽しそうにしているけど、移動しているタクシーの中で「やばい、今日はニュースを確認してない」とか言うので私のiPadを貸してあげて、ヤスミンが見ている画面を覗いたら中東のアラブ語で書かれたニュース。訳分んなかったけど、空爆のすごい写真とか載ってて本当にびっくりした。……そりゃそうだよね。親戚とか友達とかいるんだろうし心配になるよね。そのサイトは「レバノン、ナウ」というサイトでした、ちなみに。
サラーム海上さんと石田昌隆さんがやったインタビューに立会わせてもらったのだけど、もう内容がすごくて目が点になるくらいびっくりしてしまった。それにしてもサラームさんも石田さんもいろいろよく知ってらっしゃる! 石田さんのこの写真いいでしょう? ヤスミンの強い意志が見て取れるよね。ほんとにすごい。彼女はしっかり自分の使命を分っている。綺麗で、かっこいいヤスミン。詳しくはこれから出る媒体などに載るだろうから、あまり言えないけど、ちょっとバラしちゃうと、ヤスミンはレバノンの内戦時に生まれ、爆撃される病院からお母さんは生後2週間のヤスミンを抱いて国外へ脱出したそうだ。その後、エンジニアだったお父さんの職業もあって、あちこちを点々としていた。現在はパリを拠点に活動をしている。
今回旦那さんのエリア・スレイマンも一緒に来ていたのだけど、彼はイスラエルのパレスチナ系クリスチャン。それにしても一緒にご飯を食べてる時に中東の話になっても、私は自分の意見を聞かれると観た映画のことくらいしか言えない。まったく自分は甘ちゃんだな、と呆れている次第。平和バカだよ…オレ…
そしてCAYの公演は圧巻だった。ライブがものすごくかっこよく、CDで聞くより全然いいじゃん!!と思った。CDも相当かっこいいけど。ライブはその何倍も良かったよ。
そして1日移動日をはさみ京都音博。京都音博は実はお手伝いするのは2度目なんだ、私。1回目の時は、音博自体も第1回目でリアダンが出演した時にアテンドのスタッフで入ったのだけど、今回8回目ということで8年もたつと隣りに水族館がたったり、公園の様子も変わったり、すべてがパワーアップしてて、ちょっとびっくりした。
それにしても改めて、世界でもっとも保守的な町であろう京都の、しかも京都駅からも歩いてこれるこの一等地で、これだけの人数を集めて、国際的な音楽…しかもそれほどメインストリームの音楽でもないものが一度に聴かれるって、すごいよ!と思った。あと、これは、まぁ偶然なんだろうけど、サム・リーなんかはジューイッシュ系だし、アラブ系のヤスミンと、ある意味、中東の元凶であるGreat Britain勢が、遠くは慣れた日本で同じステージをシェアするなんて、よく考えたら凄すぎる。いや、もちろんそんなこと関係ないし、ジューイッシュとイスラエル人であることはまったく違うし、誰もそんなこと現場では思い出しもしないんだけどさ。あらためて音楽の力はすごいんだな、と思った。いや、そんなこと普段から知ってるつもりだったけどね。でも改めて本当にそう思った。
天気も当日は暑いくらになって、ほんとびっくり。当初は雨の予報でずっと心配していたんだけど、すごいよなぁ。快晴の京都は東京よりずっとずっと暑かった。
ミュージシャンの楽しそうな様子はサラームさんのこのフォトアルバムをご覧いただければと思うけど、ホントに岸田さんを始めとするくるりの皆さんの心遣いが細部にまで感じられて、素晴らしいフェスティバルでした。残念ながら仕事であれこれ雑用があったので、あまり表に行けなかったから、裏のことしか知らないけど、楽屋のケータリングとかも、とっても美味しいベトナム料理で、そういう細部にも岸田さんやくるりの皆さんの拘りが見えてとれた。いや、知ってたよ。岸田さんのあの感じだったら楽屋飯はすごいんだろうなぁ、と知っていた。そして楽屋の個室にもミュージシャン用に京都のお土産とかたくさん用意されてて、みんな、ものすごく喜んでたし、打ち上げもまったく手抜きなし。隣りの水族館の大きな水槽の前で乾杯して、ほんとに来日ミュージシャンみんな大興奮。大変な1日でしたよ。
ステージでヤスミンはがっつりかっこいい25分を決めて最高だった。そしてトミー・レブレロさん、サム・リーさんやペンギン・カフェの皆さん、椎名林檎さん、石川さゆりさん、サラームさんのDJ、すべてが素晴らしかった中で、やはり圧巻はこのフェスのキュレーターでもあるくるりのステージ!
今さらながら、不思議なバンドだな、と思う。プログレのようでもあり、フォークでもあり、まさに今回のアルバムにあるとおり最新型の多国籍。
それにしても、すごいなぁ。この音楽がこれからの時代を作って行くんだなぁ、と。あれこれ考えた。この場に一緒にいた12,000人のお客さんと、ミュージシャンみんな、くるりのステージを見ながら幸せをかみしめていたと思う。
この曲やらなかったけど、今回のアルバムに入っている中で、もっとも好きな曲。
話題のビデオも爆笑! ライブで聞くと、すごくロックだしプログレだった。同じフレーズがあまり出てこないポップミュージックとしては超反則曲。
くるりの皆さんはこれからツアーが始まる。岸田さんが、いつも私たちがやってる音楽を応援してくれることが、本当にどれだけ励みに、助けになっていることか。岸田さん、本当にありがとう。岸田さんのコメント、今回もヴェーセンのチラシに使わせていただいています。
そしてヤスミンのこの曲、フェスで聴くとまた一段と沁みたな… 京都の青空に沁みた…。京都の空はベイルートの空にもつながっている。
PS
U2/アップルうんぬん、言われる今日この頃だけど、結局ミュージシャンはマーケティングとかじゃない。音楽そのもので勝負するしかない、そういう風に思わせてくれるアルバムですよ。くるりの「THE PIER」
なにをやってたかというとTwitterでは少しつぶやいてたけど、プランクトンさんのお手伝いでヤスミン・ハムダンというレバノンの歌手のツアーのアテンドをやっていた。
ヤスミンはレバノン生まれ、現在はパリ在住のめちゃくちゃ格好いい女性歌手。歌はもちろん生き方もかっこよく、私は自分より10以上年下のヤスミンの、すっかりファンになってしまったよ。
ヤスミン普段は普通に楽しそうにしているけど、移動しているタクシーの中で「やばい、今日はニュースを確認してない」とか言うので私のiPadを貸してあげて、ヤスミンが見ている画面を覗いたら中東のアラブ語で書かれたニュース。訳分んなかったけど、空爆のすごい写真とか載ってて本当にびっくりした。……そりゃそうだよね。親戚とか友達とかいるんだろうし心配になるよね。そのサイトは「レバノン、ナウ」というサイトでした、ちなみに。
サラーム海上さんと石田昌隆さんがやったインタビューに立会わせてもらったのだけど、もう内容がすごくて目が点になるくらいびっくりしてしまった。それにしてもサラームさんも石田さんもいろいろよく知ってらっしゃる! 石田さんのこの写真いいでしょう? ヤスミンの強い意志が見て取れるよね。ほんとにすごい。彼女はしっかり自分の使命を分っている。綺麗で、かっこいいヤスミン。詳しくはこれから出る媒体などに載るだろうから、あまり言えないけど、ちょっとバラしちゃうと、ヤスミンはレバノンの内戦時に生まれ、爆撃される病院からお母さんは生後2週間のヤスミンを抱いて国外へ脱出したそうだ。その後、エンジニアだったお父さんの職業もあって、あちこちを点々としていた。現在はパリを拠点に活動をしている。
今回旦那さんのエリア・スレイマンも一緒に来ていたのだけど、彼はイスラエルのパレスチナ系クリスチャン。それにしても一緒にご飯を食べてる時に中東の話になっても、私は自分の意見を聞かれると観た映画のことくらいしか言えない。まったく自分は甘ちゃんだな、と呆れている次第。平和バカだよ…オレ…
そしてCAYの公演は圧巻だった。ライブがものすごくかっこよく、CDで聞くより全然いいじゃん!!と思った。CDも相当かっこいいけど。ライブはその何倍も良かったよ。
新譜。まさに新しい音楽! |
楽屋お土産♥ 持ち帰ってきちゃった |
こちらも楽屋お土産 |
ミュージシャンの楽しそうな様子はサラームさんのこのフォトアルバムをご覧いただければと思うけど、ホントに岸田さんを始めとするくるりの皆さんの心遣いが細部にまで感じられて、素晴らしいフェスティバルでした。残念ながら仕事であれこれ雑用があったので、あまり表に行けなかったから、裏のことしか知らないけど、楽屋のケータリングとかも、とっても美味しいベトナム料理で、そういう細部にも岸田さんやくるりの皆さんの拘りが見えてとれた。いや、知ってたよ。岸田さんのあの感じだったら楽屋飯はすごいんだろうなぁ、と知っていた。そして楽屋の個室にもミュージシャン用に京都のお土産とかたくさん用意されてて、みんな、ものすごく喜んでたし、打ち上げもまったく手抜きなし。隣りの水族館の大きな水槽の前で乾杯して、ほんとに来日ミュージシャンみんな大興奮。大変な1日でしたよ。
ステージでヤスミンはがっつりかっこいい25分を決めて最高だった。そしてトミー・レブレロさん、サム・リーさんやペンギン・カフェの皆さん、椎名林檎さん、石川さゆりさん、サラームさんのDJ、すべてが素晴らしかった中で、やはり圧巻はこのフェスのキュレーターでもあるくるりのステージ!
今さらながら、不思議なバンドだな、と思う。プログレのようでもあり、フォークでもあり、まさに今回のアルバムにあるとおり最新型の多国籍。
それにしても、すごいなぁ。この音楽がこれからの時代を作って行くんだなぁ、と。あれこれ考えた。この場に一緒にいた12,000人のお客さんと、ミュージシャンみんな、くるりのステージを見ながら幸せをかみしめていたと思う。
この曲やらなかったけど、今回のアルバムに入っている中で、もっとも好きな曲。
話題のビデオも爆笑! ライブで聞くと、すごくロックだしプログレだった。同じフレーズがあまり出てこないポップミュージックとしては超反則曲。
くるりの皆さんはこれからツアーが始まる。岸田さんが、いつも私たちがやってる音楽を応援してくれることが、本当にどれだけ励みに、助けになっていることか。岸田さん、本当にありがとう。岸田さんのコメント、今回もヴェーセンのチラシに使わせていただいています。
そしてヤスミンのこの曲、フェスで聴くとまた一段と沁みたな… 京都の青空に沁みた…。京都の空はベイルートの空にもつながっている。
PS
U2/アップルうんぬん、言われる今日この頃だけど、結局ミュージシャンはマーケティングとかじゃない。音楽そのもので勝負するしかない、そういう風に思わせてくれるアルバムですよ。くるりの「THE PIER」