もう面白いことを、力強く発信するしかない!

先日同業者というか、同じような仕事をしている人が「いくら宣伝しても宣伝しても“知らなかった”って言われる」と嘆いていた。

こっちも同じセリフをはきたい。わたしもこんなにこんなにこんなに発信しているのに「えっ、来日してたの、知らなかった」と言われる。そうなのだ、世の中情報が多すぎて、みんなその情報洪水の中に溺れているのだ。

そんな時、自分の力の無さをなげくのであるが、最近はもう、そのアーティストの公式ページを作って、Googleをシークレットモードにして、そのアーティスト名をググった時に、上から3つめくらいにあがってくれば、もう発信する側としては合格。それでいいでしょ、と思う。知らないのは、知らない方が悪いんだよ、と。そりゃあ、媒体の皆さんもジャーナリストの皆さんもホントに今は忙しい。これだけ情報が溢れる時代だもの、それは無理もない。

そんな状況の中で、唯一生き残る道があるとすれば「あそこはチェックしておかないとヤバイよ」と思ってもらう、ということにつきる。面白いことを常に発信して、とにかく人の目を自らこちらの情報に注目してもらえるよう仕向けるしかない。じゃないと、とてもじゃないけど発信しても、発信しても、追いつかない。誰にも見つけてもらえない。

となると、結局PRとかそういう仕事がない時代に戻るってこと?

そういや、ちょっと前にプレスリリースを一切無くした、という企業の宣伝部のお姉さんのインタビューをネットで見た。もしかしたら、それは正しい道かもしれない。今や宣伝しても、宣伝しても、宣伝しても、見つけてもらうのは至難の技だ。でも本当に面白いものを発信しているのであれば、自然と周りはついてきてくれる。

一時、私はPR会社に勤めていたことがあった。情報をもっていればお金になったし、情報が媒体で露出されれば仕事になった。でも、そんな時代はもう終わったのだ。そして、何かをやる立場の者としては、常に面白いことを発信しなければ、あっという間に飽きられてしまうんだということをキモに命じておこうと思う。

そして、それはそれでフェアでいいんじゃないかと思う。宣伝の強さで物事が決まるんだったら、広告費いっぱいもってる大企業以外、勝ち目はない。

皆さん、メリー・クリスマス from アラマーイルマン・ヴァサラット。



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来年はもう無理だけど、アラマーイルマン・ヴァサラットは2017年に再来日を検討しているところです。