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2016年2月14日日曜日

津田大介さんのトークイベントに行きました〜 「情報」を「行動」するためのガソリンにする


ちょっと前に真剣にこのブログのアクセスを解析をしたら、このブログで人気がある投稿は、意外にも「文学」。そして「ビジネス」(これもびっくり)、そのあとが「映画」で「音楽情報」は4番目なのだそうだ。なので、読者の皆さんの期待に答えて「ビジネス」ネタ?行きたいと思います。

ORACLE主宰のPOCO Clubというクラブ組織の無料イベント。無料登録で会員になると、こういったビジネスに役立つ講演に参加できるということらしい。普段休日には極力出歩かない私がわざわざ出かけていったのは北区を代表する言論人、津田大介さんの講演だから。久々だったけど、津田さんの話はホントにいいね。毎回、なんかこう前向きになれる。頑張ろうって思えるようになる。

しかし無料で参加させてもらって企業さんにはお礼が言いたいところだが、講演中のツイートや写真は禁止…ということで、せっかくの企業宣伝イベントなんだろうに、これじゃ意味がないのではないか、と思った。受付でちゃんとPOCO CLUBのFBに「いいね」してるかとか、Twitterフォローしているのか念入りに確認されたが、そんなことよりもイベントを多くの人にツイートさせ拡散させた方がフォロワー増えるんじゃない? しかもイベント終了後「写真はオフィシャルのものを出しますから」という女性司会者の言葉もむなしく、発表したつまらない登壇者のポートレート的写真はRTやシェアがほとんどない。それともこういうのが今、デフォルトなんだろうか? ま、いいや、大きな会社には大きな理由があるのだろう。私のような素人が何を文句を言うか。無料で見せてもらったわけなのだし…そんなわけで当然録音とかも禁止な講演だったのでひたすらメモを取った。簡単にレポートするけど、でも私の解釈が間違っていたらごめんなさい。

テーマは【「情報」を「行動」するためのガソリンにする】ということ。津田さんらしい!

情報発信は以前一部の限られた人の特権だった。ところが技術が生まれ,誰でも情報が発信できる時代になった。

ところで200年以上続いている会社って、世界でどのくらいあるかご存知ですか?と。6000くらいあるんだけど、そのほとんどが驚くべきことに日本の会社である、と。サスティナブルな会社が生き残っている。ちなみに世界で一番古い企業は飛鳥時代から宮大工として活躍していたという日本の建築会社だそうです…すごい。つまり変わり続けることが生き残る秘訣。情報を得て,常に自分を更新していくことが大事だ、ということ。

「分かる」ということは「変わる」ということ。自分が自分の中に存在しているのではなく、変化する過程で少しずつ自分が構築されていく、ということ。知識や情報を得るだけでは意味がない。使うことではじめて本当に知識を理解できる。情報を集めているだけでは野球を楽しむのに教則本だけ読んでいるということとまるで一緒。野球はプレイしてはじめて理解できるのだ、と。

そんな中メディアリテラシーはとても重要だ。例えば福島の画像。「Fukushima」 「ふくしま」福島」で検索した時、まるで違うものがあらわれる。(それぞれリンクしてみたので、是非見てみて!)これくらいイメージが違うんだ、ということ。

そんな風に情報は溢れているけど、情報を伝えるメディアは多いけれど、そこからどうやって有益な情報を得ていくか、というのが重要。

SMAPの報道で学んだこと。誰が発言しているかはっきりしていない主語がない記事は注意すべき。本当に本人が言っているのか。本人の敵が言っているのか。どこが情報源なのか常に想像し、考えるべき。とくに新聞によく見られる「が、わかった」という表現には注意が必要。「〜がわかった」という表現には主語がない。誰が言ったのかはっきりしない。事実が何もないところから立ち上がっている。こういう表現には注意。

最近の例では北朝鮮のニュース。NHKではミサイル。NHK-Worldではロケットと表現されている。メディアには、こういうバイアスがいたるところにある、ということ。

ちなみに津田さんの情報収集源はネット30%、紙30%、人40%。TVは時間の効率がものすごく悪い。(ただし「クローズアップ現代」のようないい番組もある)

世論=よろん、せろん。本来「世論」「輿論」は違うものだった。それがいつの時代かにごっちゃになってしまった。「輿論」何もわからない人にきちんと実名で説明する、というもの。Public Opinion。「世論」は一方で「ベッキーむかつく」とかそういうPopular Sentimentsを表すもの。発信する情報は、常に「輿論」かどうかを意識して発信しないといけない。(世論と輿論についてはここを参照。本も出ているみたい)

そして行動するときは「折れない心」が大事。デフォルトは失敗なのだ、ということを理解すること。失敗して当然なのだ、と。でもあきらめない。ナタリー時代、スポンサーを探して何社もまわった、と。そんな津田さんの原動力は好奇心だそうです。知らないことを知るのは楽しい。そういうシンプルな話で充分だよ、とのこと。行動するコストというのは今、おどろくほど安くなっている。頑張りましょうよ、という前向きな結論で講義は終わった。

以上ざっくりですが、こんな内容でした。津田さん、ありがとう。オラクルの方であとでまとめがどこかに掲載されるらしいので、それも期待したいと思います。ありがとうございました。

PS
あ、あと偉い人ほど知的に謙虚って言ってたなぁ。それ、すごく分かるなぁ。そして偉い人ほど常に「知りたい人」である、っていうことも。知ることについて目的がない。知る事自体が目的。それが楽しい、って思えるのが大事、というお話も。響きました。