ちょっと前にこういう記事が出て、fbで友人がシェアしていたのだが、それが北欧関係者の間で響きまくった。
「日本は可愛い北欧の製造工場」
「かつて、ノルウェーのいじめ問題について記事を書いた時に、“北欧にもいじめがあるんですね”というコメントがきて、驚いたこともある。“北欧にはいじめがない”と考える人がいることが不思議だった。理想が叶った、完璧な国などない。人間が住む社会なのだから、いじめや自殺問題もある」
「北欧はディズニーランドのような、夢の国でも、理想の恋人でもない」
まったく響きまくるよ!
皆さん、夢を壊してごめんなさい。でもこの世に楽園なんかないんです。
…とか思ってたら、オフィス断捨離中にこんなチラシが出て来た。
老後の心配のない福祉国家
年金問題なんてもちろんない
男女平等なんてあたりまえ
高い教育水準
地球に優しいエコなライフスタイル
ムーミン、シベリウス、ノキア…
人口500万人。
北海道と同じくらいの人口ながら世界をリードする
…が、そんな物では人間は幸せになれないのだ。
すべての悩みを解決したかにみえるフィンランドだから可能だった…
あまりにフィンランド的なバンド、10月来日
えらいぞ、過去のオレ! オレったら、なんて正しい! 2009年にすでにこのことを憂い、こんな風に言ってたね。上っ面を取り繕うことばかりに夢中で、本質を追求しないのは、日本人の悪い癖。
もっと深く物事を考えましょう。北欧を知れば知るほど分かるのだ。老後に心配がないというだけでは人間は幸せになれない、ということを。老後に心配がないのが幸せだとしたら雅子さまをご覧なさい。それだけでも分かるでしょう?
北欧、特にフィンランドが本当に素晴らしいところは「努力家だ」ということだ。彼らは日々真面目に努力している。その努力、ものの考え方の柔軟性が素晴らしい。自分たちの将来のため、自分たちの子供のため、国の未来のために、みんな本当に努力している。じゃないと、あんなに小さい資源のない国なんか、とてもじゃないけどたちゆかない。日本人は、そこをもっと勉強しないと駄目だ。おしゃれな家具やテキスタイルだけを眺めているようじゃ、何も学ばないんだよ…ということを偉そうに書いておこう。
…とはいえ、北欧のこんなリリシズム溢れるピアノには涙する人も多いでしょう。確かにこういうのは空気がきれいなところでないと出来ない音楽だよね…
ティモ・アラコティラ来日。詳細はこちら。
PS
いろいろおもうにわたしも10年単位でケルト→北欧とマイブームをやってきたが、次に来るのは「極地」だと思っている。もうヤワいのはダメだ。生きるか死ぬかの場に行かないと生きていることを感じられない。そこまで追いつめられているのだ、日本は! ってなわけで自分的には今「探検家」がブームです。