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2016年3月27日日曜日

チラシあれこれ

久しぶりにダンス・パフォーマンスを見に行き、入り口でチラシの束をもらった。ダンスのちらしは違うな。紙質もすごい。だから重い! 重さが違う。ロックの、ライヴハウスの小さなペラッペラなチラシとは大違いだ。そしてダンスのチラシの素晴らしいことよ。とにかくどのチラシにも主催者のヴィジョンが見て取れる。何度も色校とかしてんだろうな…。すごいなぁ。

こんな紙、さわったことないよ…とか。これは特色印刷なのかな…すごいなぁ、とか、あれこれ眺めてしまった。

反対にもらってもあまり参考にならないのが、結構もらう場も多い、クラシック系のチラシである。間違いなくクラシックのコンサートに行くと入り口で厚さ1cmにもなろうかというくらい、すごいチラシの束を渡される。クラシックのチラシは、だがしかし、だいたいは曲目が演奏者よりも大きく扱われ、フォント自体にも工夫がなく、アーティスト写真もかっこいいことがほとんどなく(同じライティング,同じポーズ、同じ微笑)、あまり勉強にはならない…(と私は思う)

あとロックのわけわかんないチラシもね。裏が白いチラシやアーティストのバイオが書いてないチラシは、なんか違うと思う。手をぬいてるわけではないのだろうけど(笑)バイオやうんちくや説明などがなくともチケットが売れる、有名なアーティストの公演への私のひがみかもしれないが……少なくとも私は裏が白いチラシは作らない。

ダンスのチラシも褒めておいてなんだが、でも無理してるんだろうな,という部分もなんとなく感じてしまう。いや、この小さい小屋でこのキャパで、このチケット代で万が一完売したとしても、この豪華チラシはないでしょ、みたいな部分も見えてきたり…。いや、外からは見えない何かがあるのか。でも公演において外から見えないものは、あまり存在しえない。チケット代以外に寄附でもしてくれるタニマチ様がいれば別だが、サポートがあればあったで必ずクレジットさせられるし、ホールの主催でもその事は責任の所在として明記される。ま、内側が貧乏であれなんであれ、主催者たるや公演に対する強いヴィジョンは必要なわけで、それが強いのがダンス公演なのかもしれない。だからチラシにも絶対に手を抜かない。多少無理をしても…

ところで、この左のチラシすごいでしょ。A4なんだけど、ホントにすごい。このレイアウト力は天才だよね。ウチのチラシも文字が多くて、デザイナーさんにいつも大変な思いをさせているんだけど、このレイアウト考えた人、天才だ。写真の使い方も斬新。

っていうか、文字ちっちゃいなっ! これ印刷物が許される最低の文字級数じゃないか? 6くらい? もう老眼にはまったく見えません。が、老眼でなければ読めるし、分かりにくいということはない。すごい!

そして表ときたら、こんなに美人さんだから許されるんだろうが、主演女優さんのドアップ!!! そして思い切ったタイトルの文字サイズ。潔い! 英語タイトルの入れ方も天才的。唇の上に載せちゃうかね?! 縦書きと横書きを共存させるときは、ホントにセンスが必要だ。細かい行間のスペースですら、きっと大きく物をいう。それにしてもホントにすごいレイアウトだと思う。

人の振り見てナンタラじゃないけど、こうやってあれこれ眺めるだけでもホントに勉強になる。





ところでフルックの北とぴあ公演はチケットがだいぶ動いておりまして、現状こんな感じ(左の写真)。良い席はお早めに。

フルックのチケットは好評発売中。詳細はこちら。

5月12日(木)京都 磔磔
5月14日(土)duo MUSIC EXCHANGE
5月15日(日)北とぴあ ケルト祭
5月16日(月)小諸高原美術館




フルックのチラシにおいては、分かりやすさと、ご来場いただけるであろうという客層は自分なりにすごく意識しました。同じチラシでもduo MUSIC EXCHANGE他ライブハウス公演のチラシと、文化祭の北とぴあ公演チラシとではまるで目指している空気が違う。

ウチのチラシデザインを一手に引き受けてくれている高橋そのみさん、いつもありがとうございます。私が写真素材とテキストと雰囲気だけメールで入れれば、だいたい一回で私の期待するレイアウントが出て来る。すごいよ! デザイナーってすごいね。このピンクの斬新な使い方とか……さすが!