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2016年11月2日水曜日

ウーロフの新しいニッケルハルパ

ウーロフの楽器が新しくなりました! なんと今回日本にも持ってきたそうですよ。
全部ちゃんと時間がない!   途中までやったにがあるので、とりあえず…  またゆっくりツアーが終わったら修正していきます。


新しいニッケルハルパ!

エスビョルン・ホグマーク製作による、3ローの新しいニッケルハルパ。全て調整され、これから僕の多くの新しい音楽プロジェクトやコンサートで紹介していきます。

何年もの間、僕は多くのニッケルハルパを探し、試して来ました。古い、美しい、良い音がして、よく働く楽器は、僕にたくさんのアイディアを与えてくれます。ニッケルハルパが、どう働くべきか、アクションはどうあるべきか、どういう音がするべきか、そしてどう見えるべきか。出来上がったこの楽器はこれらすべてのアイディアを実現に近づけた結果です。もちろんビルダーと私の間で何が実現可能か等、妥協しなければいけない点はあったものの、多くの希望リストにおける要望は素晴らしい結果となったと言って良いでしょう。

私がエスビョルンから手に入れて1982年から演奏している3ローのニッケルハルパは、当時どんな楽器が欲しいかと聞かれて「師匠のカート・タルロート(2001年没)が持っていたものと同じもの」とオーダーして作ってもらったものです。当時私はまだニッケルハルパを弾き始めて2年くらいしかたっていなかった。でも彼に作ってもらったニッケルハルパはその後34年も活躍してくれました。

このあと後述するアイディアや私が持ち込んだ考えは、2年ほど彼と相談して来たもので、彼は寛大にもこのプロジェクトを発展的なものと捕らえてくれました。

まず私はもっと長いニッケルハルパが欲しかった。ストリングスホルダーから緒止め板まで、そこに腕を置くわけですが、私にとってはそれが短かすぎた。2m近く身長がある者にとっては、この高さがちょうどいいんです。ここちよい楽な右手の位置を実現させるには、もっと長い楽器が必要だった。いろいろ試してみて通常よりも3cm長いものを作ることで意見が一致しました。

古いニッケルハルパの上部にあるサウンドホールの機能についてもいつも考えて来ました。演奏するメカニズムの直下にこれはあるわけで、よくハートの形をしています。いろんな実験をしてみて、古いニッケルハルパには近くでマイクを設置したりレコーディングをする際に共鳴周波数を避けるために、上部のサウンドホールもついて僕は自分の考え方を持っていました。私はもっとカーブした頭部が欲しかった。もっと古い楽器のような……幅広く平らな頭部を持つ80年代に作られた典型的なニッケルハルパではなく。

すべての私が勉強し試した素晴らしいシルバーバスハルパや、コントラバスハルパは、短期間に育った松の木材によって形成されていました。これは頭部はしかしながら上手く機能しないんです。頭部にはもっとゆっくり育った木材から使われるべきなんです。

だからストリングスホルダーが接触している楽器の後ろの部分に年輪を見ることができる。このデザインを私は欲しかった。エスビョルンはÖsterbybrukで見つけた短期間に育った松の樹木を取っておいてくれました。しかしこれを背面に使うことは出来ませんでした。木にあまりにもヒビが入っていたのです。結果として、すごく軽い、見た目も良いニッケルハルパが出来上がることになりました。短期間に育った松の木は、とても軽いんです。

さらに軽いニッケルハルパが欲しかった、という点もあります。ニッケルハルパは2kg以上ではいけない、とよく言います。もしそれがより重いと、さらに演奏はきつくなります。私の古い楽器は3ロウでしたが、2200gだった。それはまずまずでした。

この新しい楽器は1700gしかしないんです。これは背中と首の負担を軽減します。長時間のコンサートやダンス公演で演奏する時、この違いはとても大きい。またさらにしまったボディは、演奏しているあなたの自身の身体にもよりフィットする。これが背中と首への負担を軽くする理由にもなっていく。

軽さという点については:急速に成長したマツのボディ、ヘッドにはより少ない金属など。楽器のすべての木製部分はそれぞれ意味があってそこに存在しているものです。「予備のため」「念のため」もしくは「かっこよく見せるため」そこに存在しているなどというものはありません。すべての木製部分はデザインと機能の賜物なんです。

この楽器をエスビョルンから受け取ってから、私はかなりいろいろな努力をしてきました。ベストな位置、異なる弦をためしたり、タンジェントの糸巻きをチューニングしたり、ブリッジを取り替えてみたり、録音して聞いてみたり… 調整し、また録音して…などなど。

私はこのサウンドにとても満足しています。以前私がもっていたニッケルハルパよりもちょっと鼻にかかったような音、しかしながらさらにクリアな高音部。もう少し1つ1つの音を弾き込む必要性はあると思いますが、どんどん馴染んできました。私が以前持っていたものよりも力強く音が大きいとも言えます。

私にとって、この楽器は古い知識と伝統を、機能性、新しい考え方、必要性、情熱と一緒にデザインしたものと言えるでしょう。

バタバタなのですみません、ひどい文章で…  後でちゃんと訳します!

ヴェーセンの公演は下記のとおり。それぞれ当日券ありますよ。ご来場くださいね。

2016年11月4日(金)14:30 汐留ベヒシュタインサロン
2016年11月5日(土)16:00    duo MUSIC EXCHANGE
2016年11月6日(日)16:00    duo MUSIC EXCHANGE
duoでの公演では「ニッケルハルパ体験コーナー」もあります。
詳細はこちら: http://www.mplant.com/vasen/