グリーンランドを思い、歌う

ついにガーディアンにもこんな記事が掲載されたね。昨日の記事です。ようやく世界がこの問題に目を向け始めたかな…
「南グリーンランドのほんの小さな街が未来のために戦っている。そこには世界でもっとも大きなウランの鉱脈があると言われているのだ」 
観光産業がある程度盛り上がり(記事はスペインの観光客が漁師のクジラ猟を見学してるシーンから始る)グリーンランドでも少ない農業が可能な町、NARSAQ。ところが、今ではチャイナ・マニーまで押し寄せ、広大なウラン鉱脈を発掘する準備が進みつつある。 
ウランは取れてたとしても、近くの農場が放射性物質で汚染される。しかしこの町はグリーンランドの中でもっとも貧しく希望がない。 
「30人の卒業生のうち6名がアルコールを伴う自殺で亡くなった」と学校の先生は語る。鉱脈を掘り出し工場が出来れば、そこで大きな雇用が生まれるだろう。ホテルもレストランもフル回転ということになるだろう。 
人々の議論は続くが、それが小さい村を分断する。仕事がない人たちは鉱山がオープンすれば、みんなに仕事が与えられるだろうと信じている。 
「お金に振り舞わせれ、それが彼らを盲目にする」という意見。 
「確かにこの町はお金を欲してはいるが、それによって土地が犠牲を追うことは許されない」「最後の魚が釣りあげられ、川が汚染された時、我々はお金を食べるわけにはいかないのです」
しかし過去2回の選挙において人々はウラン発掘推進派に投票している。「我々が躊躇しているかって? 他に仕事を生み出す方法がないんだよ」 
「これが唯一NARSAQを停滞から救いだす方法だと考える」 
「他の国の人たちがグリーンランドはこんな素敵なところだって夢を見るのは勝手だが、グリーンランドはこの気候変動の時代において、自分たちが選んだ道を進むのみだ」

もうすぐ来日するナヌークの最新PVはこの話題のNAQSAQで撮影されたのでした。ここを定期的に見ていられる方で、まだこのPVを見てない人はもういないだろうけど、ぜひ画面を大きくして見てね。





この曲がもうすぐ日本でライブで聞けると思うと、たまらない。



映像の中で氷床が灰色に見えるのは、これは汚れているのではなくて、実は微生物が繁殖しているんです。

北極の氷は今、どこもこんな感じ。もちろん温暖化の影響。そして灰色になると氷はますます溶けやすくなる。




今やシェルやなんちゃらオイルやら、海外からの資本が入り込みグリーンランドは急速な変化を迎えている。残念ながらグリーンランド自体に鉱物を取り出すだけの大きな資本はない。結局は、外資の投資に頼るしかない。そして一瞬グリーンランドにお金が入り、多くの人が仕事を得て、運が良ければ悲願の独立を達成できるかもしれない。が、鉱物の切れ目が運の切れ目。すべて掘りつくされた後は、きっとボロボロになって、ボロ雑巾のように捨てられるのだ。

この曲をグリーンランドの人たちに捧げるため、ナヌークは東京と京都で力強く歌うだろう。



ところでグリーンランドのレア・アースについては、この本が詳しいですよ。ただしもう数年前にかかれたもので話がちょっと古いんだけど…



ICE STATION、開催までもうすぐ。渋谷と京都で公演があります。

2月7日 京都 磔磔
2月9日 渋谷 WWW
2月10日 渋谷 WWW
詳細はこちら http://www.mplant.com/icestation

with ナヌーク、カート・ブロック、ピーター・バック、スコット・マッコイ、マイク・ミルズ、リンダ・ピットモン、スティーブ・ウイン
当日はナヌークの演奏1時間、アメリカ人の混合バンドの演奏が1時間を予定しています。