映画「メッセージ」観ました! いや〜、これはすごい作品です!!!!

いや〜、すごい映画だった。SF映画なんだけど、SF映画だってことを軽く超えて、すごい事を言っている映画だと思った。「メッセージ」公式サイトはこちら。

こういう「伝えたいこと」がある映画大好き。1990年代の原作らしいんだけど、今の時代にぴったりな「メッセージ」を運んでくれる。これはすごい映画だ。



実は私「ブレードランナー」って見たことないのよね。原作の「電気羊」は読んだけど。だいたいSFものって映像化されちゃうと原作の良いところが失われちゃうこと多い…てのが持論なんで。でもこれはいつもお世話になっているライターの大谷隆之さんが推薦してらして、すごく気になっていた。まさに大谷さんが言っているこの数行が、映画の内容をがっつりと語っている。



ちょっと前に違う言語を話すということは違う世界を生きることになる、っていう話がネット上で話題になっていたが、それを思い出した。(私も日本語を話す自分と英語を話す自分は別の人格だと思う時がある)そういった事に思いが及ぶにつけ、言葉が違う相手を理解するってどういうことなのか、って思う。

さらに同じ空間を生きていても認識が違う、という感覚を、時間を掌握する感覚にも及ばせているところがSFなんだけど、いや、絶対にそれはありうるだろうよ、とちょっと思わせるのよ。だからSFでタコみたいなイカみたいなエイリアンも出て来るんだけど、それ以上のメッセージを運んでくれるのよ、これ。

ちなみに、なお映画見終わった人は、これを読む事をおすすめします。こちらもリアルで知ってる信頼できる方によるツイート(笑) 
ちなみに大谷さんのウォールでお友達が書かれていた原作も最高だというのを知って、さっそくキンドルで買って読んでみた。短篇であっという間に読める。お母さんと娘の関係、そして時間軸の流れに焦点があてられており(っていうか、こっちが元ネタなわけだ)、うーーーむと唸るしかない。すごいスケールの話だ。この作家すごいね。SFなんだけどさ、すごい普遍的なメッセージを運んでくる。それがはっきりしている。こういうのは強い信念がないと書けないだろう。うん、大好き。とりあえず映画必見です。