今週の週刊文春は必読!! 高野秀行さん「ヘンな食べもの」見てね!!!



「ノザキさんはおもったほどじゃない」と言いつつ、
「怖くて(汁を)味見できない」。

きゃーーーー、高野さんの文章の中に私がいる!! うれしすぎるよ〜。昨日発売の週刊文春で、先月ウチで開催した文壇バーベキュー「世界一くさいパーティ」が紹介されました。皆さんなら察しがつくと思いますが、スウェーデンのシュールストレミングを開けるという話です。辺境作家高野秀行さんの連載「ヘンな食べもの」(笑)

しかし好きな作家さんの文章の中に自分が登場するなんて、なんてすごいことなんだろう… もう嬉しさ悶絶!!! いや、ヴェーセンに「ヨーコ」って曲を書いてもらった時も、これ程に嬉しくはなかったかもしれない(爆)

感動です。この週刊文春は記念に大切に大切にウチの「高野本コーナー」に保存します。あぁ、この連載、いずれは書籍になるのかなぁ! なおこのバーベキューには、ウチのコンサートでよくCDの販売を手伝ってくれている後輩のカサイも参加しており(というか、とても私1人では皆さんをご案内できない、と思ったので当日のアシスタントをお願いしたのでした。ありがとう、カサイ!)、彼女は高野さんの書いたこのエッセイの要となるような気のきいたコメントで登場しております。カサイ、でかした、よくやった!

詳しくは週刊文春を読みましょう。本当に、爆笑もんのエピソードです。浦島太郎、まさに甘く切ない香り。確かに懐かしい香りって臭いのかも。

高野秀行さんの本については、ここで何度も紹介しているし、先日週刊現代に掲載された「日本で信用できる50人だか100人だか」に選ばれてらしたようなので、今さら「誰それ?」なんて言う人はいないだろうけど、早稲田大学探検部出身のノンフィクション・ライターで、本当に面白い本を何冊も出しておられる方なので、ここで改めて私の好きな数冊を紹介しておきましょう。

まず高野さんといったらこれ。笑い笑い最高に笑い、最後はホロリとさせられる…こんなあったかい本は滅多にありませんよ。絶対にお薦め! あぁ、また読みたくなっちゃった。最後がいいんだよなぁ、最後が…。でも途中もいいんだよな、途中も…。



そして高野さんの最高傑作といったら、やはりこれ。絶対に外せない。圧巻です。スケールのデカい、しかしその「運ばれてく感」がたまらない一冊です。高野ワールド全開!



それから、これも絶対に読まないと。探検とは、そして生きるとは何かという事を教えてくれるすごい本。探検家は探検に行って珍獣は見つけられないけど(あっ、オチを言ってしまった)真実を発見するのだ。



そしてこちらも名著。「私は酒飲みだ。休肝日はまだない」お酒が禁止されているはずのイスラム圏で、お酒をめぐるあれこれ。もう最高に楽しいポップな1册だよ、これは。普段活字が苦手で本を読まない人は、こういう本から読むといいよ。



そして角幡唯介さんとの対談本。もう爆笑! 爆笑! 爆笑! 爆笑の連続。お二人それぞれの魅力が炸裂している。特に私が好きなところは角幡さんが高野さんのウェストポーチをおちょくるところと、高野さんの書いた後書き。あぁ、また読みたくなっちゃった。もう20回以上読んでいると思うけど、また読みたい。



ちなみに下記は今までブログに書いた高野本・感想文へのリンク。どれも、うっとおしいくらい熱いレビューですが、良かったら今後の読書の参考にしてみてください。あれ、読んでおいて感想ちゃんと書いてない物もあるかも…「移民の宴」まだ書いてなかったか。後で書かなくちゃ。

「西南シルクロードは密林に消える」
 「異国トーキョー漂流記」
「巨流アマゾンを遡れ」
「早稲田三畳青春記」
「またやぶけの夕焼け」
「謎の独立国家ソマリランド」
「未来国家ブータン」
「メモリークエスト」
「地図のない場所で眠りたい」 with 角幡唯介さん
「世界の辺境とハードボイルド室町時代」with 清水克行先生
「謎のアジア納豆」
「幻獣ムベンベを追え」
「イスラム飲酒紀行」

さぁ、今日も張り切っていきましょう〜。発酵ニシンは、懐かしいスウェーデンのかほり〜 素敵な曲をお届けします。



PS 今、この記事はネット上でも読めるようになりました!(2017.6.6更新)