ウチの売りは企画力だと思っている。そもそもウチのアーティストで、ほおっておいて売れるやつは誰もいない。また反対に音楽以外に何か売るものを持っている奴もいない。それをなんとかし、ギャラを彼らに払い自分自身の生活をも成り立たせるているのは企画力だ。そもそも自分の企画力を発揮できるから、この仕事は面白いのだ。誰がやっても同じだったら、仕事をしていてもまったく面白くないじゃないか。
ではその企画力はどうやったら生まれるのか。これが難しい。アーティスト側も相当インスパイアリングな人である必要がある。私との相性もある。音楽を聴いているだけではなかなか難しいが、これが本人と直接話をする中で浮かんで来ることはかなり多い。それは具体的な仕事の話でなくてもいい。それを思うと、やはりアーティストは面白い奴である必要がある。(ただしそれについて、アーティスト側は自覚がないことも多い。自分で自分がどんなに面白い奴か気づいていない事はよくある)
そしてそんな面白い奴らの得意なことを延ばしてあげられるような企画は、アーティストも自分も楽しめる。そしてお客さんをもおもしろがらせることができる。
例えば私が自分で、人がくれるアイディアを、即採用できることはまずない。面白いアイディアでも、特に素人から発せられるアイディアはほぼ現実味がない。同じ仕事をしている人なら別だが、音楽業界内でも自分の事業を作ったことが無い人の話は、やはりよほどのことがないかぎり採用できない。
その点、自分のアイディアは、出て来る段階ですでに「実行できる」「できない」が精査されているから、すごく現実的だ。「できない」なら「できない」で、どうしたら「できるようになるか」に考えがおよぶ。そうやって実現に向けて進むことが出来る。
いつぞや私が某企画に煮詰まって「うーん、こりゃダメだ。もう少し考えないと。温泉に籠って資料でも読みあさりますかねぇ」と愚痴を言ったら、「人に話すのがいいよ」とアドバイスしてくれたのは、P社のK子社長だった(って書くとイニシャルでも誰だか分かるよね)。それって、めちゃくちゃ良いアドバイス。結局アイディアは自分の中から出すしかない。だから、それを刺激してくれるようなクリエイティブな相手に会って話す。それによって、自分の考えがまとまったり、新しいアイディアが出て来たりする。その相手は音楽に関係する仕事をしていなくてもいい。ただ自分の事業を持っている人だということが重要だ。
実は2月中旬までがあまりに忙しかったので、ミーティング以外でやっと… ここようやっと人に会える時間が持てている。でもそれもあと数週間すれば、怒濤の5月〜6頭があり、それが終れば夏はともかく、この秋から来年の初夏に向けて口もきけないくらい忙しくなることは必須だ。だから今みたいにツアーがない時を見計らって、せっせと友達に会う。普段ご無沙汰している友人を呼びつけてご飯に誘う。
で、いい友達は、私の話を聞いてくれて、私の中からいいアイディアを引き出してくれる。闇雲に「誰々呼んでよ」とか「〜してみたら」という意見は言わない。
あと同業者がやっていることを眺める。これだけでもかなりインスパイアリングである。使っている小屋1つ取ったって(へぇ〜こんなところ出来たんだ、みたいな…)同業者はさすがにいろんなことが具体的に分かっているから、アドバイスも具体的であり適格である。ちなみに音楽のジャンルが同じである必要はない。というか音楽のジャンルが違った方がいいかな… というのはワールドミュージックみたいなニッチなジャンルでは、あまりにお互いのスタイルが確立してしまって、人のスタイルはまったく自分には関係ないことが多いからだ。
そんなことを思うにつけ、自分が誰かから相談を受けた時は私の意見を言うのではなく、彼らの話をとくかく聞いてあげよう、と思う。
でも結局は相談者に「オレは頭いいんだ」ってつまらない見栄を張って、ついついつまらない事を言って反省したりしている。バカだよなぁ、オレ。そんなの言っても全然役にたたないんだよ。本人が自分で自分の中から発見しないと。
何が言いたいかというと、友達に会うのは大事です、ってこと。というわけで、 頑張ろう、オレ。今日も張り切っていきましょう!
マイヤ・カウハネン。この曲好きで、よく聞いてる。最後の「よっこいしょ」ってイントネーションで言う「キートス」に惚れた(笑)
ではその企画力はどうやったら生まれるのか。これが難しい。アーティスト側も相当インスパイアリングな人である必要がある。私との相性もある。音楽を聴いているだけではなかなか難しいが、これが本人と直接話をする中で浮かんで来ることはかなり多い。それは具体的な仕事の話でなくてもいい。それを思うと、やはりアーティストは面白い奴である必要がある。(ただしそれについて、アーティスト側は自覚がないことも多い。自分で自分がどんなに面白い奴か気づいていない事はよくある)
そしてそんな面白い奴らの得意なことを延ばしてあげられるような企画は、アーティストも自分も楽しめる。そしてお客さんをもおもしろがらせることができる。
例えば私が自分で、人がくれるアイディアを、即採用できることはまずない。面白いアイディアでも、特に素人から発せられるアイディアはほぼ現実味がない。同じ仕事をしている人なら別だが、音楽業界内でも自分の事業を作ったことが無い人の話は、やはりよほどのことがないかぎり採用できない。
その点、自分のアイディアは、出て来る段階ですでに「実行できる」「できない」が精査されているから、すごく現実的だ。「できない」なら「できない」で、どうしたら「できるようになるか」に考えがおよぶ。そうやって実現に向けて進むことが出来る。
いつぞや私が某企画に煮詰まって「うーん、こりゃダメだ。もう少し考えないと。温泉に籠って資料でも読みあさりますかねぇ」と愚痴を言ったら、「人に話すのがいいよ」とアドバイスしてくれたのは、P社のK子社長だった(って書くとイニシャルでも誰だか分かるよね)。それって、めちゃくちゃ良いアドバイス。結局アイディアは自分の中から出すしかない。だから、それを刺激してくれるようなクリエイティブな相手に会って話す。それによって、自分の考えがまとまったり、新しいアイディアが出て来たりする。その相手は音楽に関係する仕事をしていなくてもいい。ただ自分の事業を持っている人だということが重要だ。
実は2月中旬までがあまりに忙しかったので、ミーティング以外でやっと… ここようやっと人に会える時間が持てている。でもそれもあと数週間すれば、怒濤の5月〜6頭があり、それが終れば夏はともかく、この秋から来年の初夏に向けて口もきけないくらい忙しくなることは必須だ。だから今みたいにツアーがない時を見計らって、せっせと友達に会う。普段ご無沙汰している友人を呼びつけてご飯に誘う。
で、いい友達は、私の話を聞いてくれて、私の中からいいアイディアを引き出してくれる。闇雲に「誰々呼んでよ」とか「〜してみたら」という意見は言わない。
あと同業者がやっていることを眺める。これだけでもかなりインスパイアリングである。使っている小屋1つ取ったって(へぇ〜こんなところ出来たんだ、みたいな…)同業者はさすがにいろんなことが具体的に分かっているから、アドバイスも具体的であり適格である。ちなみに音楽のジャンルが同じである必要はない。というか音楽のジャンルが違った方がいいかな… というのはワールドミュージックみたいなニッチなジャンルでは、あまりにお互いのスタイルが確立してしまって、人のスタイルはまったく自分には関係ないことが多いからだ。
そんなことを思うにつけ、自分が誰かから相談を受けた時は私の意見を言うのではなく、彼らの話をとくかく聞いてあげよう、と思う。
でも結局は相談者に「オレは頭いいんだ」ってつまらない見栄を張って、ついついつまらない事を言って反省したりしている。バカだよなぁ、オレ。そんなの言っても全然役にたたないんだよ。本人が自分で自分の中から発見しないと。
何が言いたいかというと、友達に会うのは大事です、ってこと。というわけで、 頑張ろう、オレ。今日も張り切っていきましょう!
マイヤ・カウハネン。この曲好きで、よく聞いてる。最後の「よっこいしょ」ってイントネーションで言う「キートス」に惚れた(笑)