クレイジージャーニーでおなじみ!とスタッフの方も連呼しておられたが、なんだかんだで、テレビの影響力は大きいよね。植村直己賞よりも、新聞の1面に載ることよりも…。でも確かにあの番組は、民放深夜帯の低予算番組なのに、ホントによくまとまっていたと思う。
今日は、イオン・レイクタウン越谷にやってきました。先日無補給単独徒歩で南極点に到達した荻田泰永さんのトーク・イベント。
来週はこの冒険をサポートした人たちを中心に集めた発表会があるんだけど、それには私は都合が悪くて参加できないので…
それにしても、お帰りになられてから、まだ一度も直接「おめでとう」を伝えられてなかったので、またお姿が直接拝見出来て嬉しい。
かっこええなぁ。目的を果たした冒険家の姿は…。
こちらが本物の南極で来てたジャケット。一方、足下にあるソリは北極で使用してたもので、南極のとは違うんだって。
テント。こちらも南極でほんとに使ってたもの。「入ってもいいですよ〜」と言われたけど、お子ちゃまならともかく、50のおばはんが入ってたら不気味だと思うので、辞めときました(笑) でも中をのぞくと思ったより広い。
荻田さん、久しぶりに姿を見るよ!
南極点までの道のりはゆるやかな上り坂なんです。それにしても単調な絵。何もない。ひたすら歩く1,126km。
これを海岸線からせめて行くというのが一応ルールなんだって。
南極点は今では観光として行ける。たぶん200万くらい。でもそれをあえて歩いて行く。しかも無補給単独で。すごすぎるよ、荻田さん。ちなみに日本人では初だそうです。
しかしすごいのがこの写真。最初出発の時、茶色だったコートが、カーキ色に。なんと理由は荻田さんの汗、そして紫外線。50日でこんなに変わっちゃうんだね。すごい。
よく山登りでコットンは速乾性がないからダメといわれるんだけど、こちとら南極は乾いていて風が強いので、すべて蒸発させ乾燥させる…という想定で、POKEWARDSさんと素材を厳選し、コットンを発展させたベンタイルいう素材のジャケットを作ってもらったのだそうです。(汗を逃がさないとどんどん内側で氷ができちゃうんだって。なにせ氷点下のすごい世界だから)
そして活動的な荻田さんは、この夏も子供たちをつれて100マイルの冒険を行なうそうです。小学校6年生なら参加できるそう。 これいいよなぁ。もう7年近く続けられているそうですよ。
荻田さんのこれから予定。なんと今度は若者をつれて北極に行くことを計画しているとか。
ちなみに若者という設定ですが、年齢制限はないそうです… ん? オレも参加連れていってもらえる???
最後の「ハワイに行きたい」に笑った。荻田さん、ほんとにおつかれ様でした。
しかし角幡唯介さんもすごいけど、荻田さんってホントに理想の冒険家だと思う。
こうやって積極的にトークイベントも行ない、人に夢を与える、冒険家としては理想の形だよね。植村さんとかもそういうところあったと思うけど。そういや南極は植村さんの悲願だった。でも夢半ばでマッキンリーで亡くなった。
荻田さんは、ホントに体力、精神力、そして冷静な判断力という点で、現在世界でもトップレベルの…というか世界最高の極地冒険家なんだと思う。そして、自分の冒険を、こうやってちゃんと社会に還元しているし。偉いよなぁ!! まさに冒険家になるべくして、冒険家になった人。
今日のお話で、最後質疑応答にみたいなものもあり、それに答えてスポンサーの話に。最初スポンサーが見つからなかった時は企画書などを持って、会社に飛び込みで売り込みに行った事もあったんだって。そんな話も興味深かった。結局そうやってゼロから売り込んだ会社から援助してもらったことはないのだけど、あれは今思えば、人にプレゼンするための良い経験になった、と荻田さんは言う。そんな風に前向きになんでも思えるなんて、ホント偉いわぁ。
ちなみにスポンサーってホント分らない…。今回のパナソニックなんかは、偶然関係者と新橋の飲み屋で遭遇したことから話が始まったり…(笑) でもそれもそこの時点までに至る荻田さんの実績と努力あればこそ、だと思う。やっぱりちゃんと活動していれば、見てくれる人は見てくれているんだね… そういうことなんだと思う。すごいよ、荻田さん。
あと南極を歩いている時,何を考えているか…と聞かれて。これ角幡さんも言ってたけど、向こうにいけば南極がもう日常で、こういったショッピングモールみたいな場所は非日常なのだ、と。この日常/非日常の逆転がいい。
それにしても… この物が溢れる物欲の固まりみたいなショッピングモールのこの状況下で、例えば地球上には、北極や南極みたいな場所があるということすら忘れそうになるのだが…。でももしかしたら、こっちの方がよっぽどクレイジーなのかも、と思う。グリーンランドの首都ヌークにあるしょぼいショオッピングセンターを思い出す。
荻田さん、貴重なお話をありがとうございました。最後に映画「サウンド・オブ・レボリューション」のDVDをお渡しできた。うーん,良かった!
あ、知らない人はいないだろうけど、改めて。荻田さんは角幡さんの『アグルーカの行方』 の時の北極旅の,旅の相棒でもあるんです。角幡さんいわく、角幡さんもすごい汗っかきだけど、角幡さんから見ても荻田さんは「可哀想なくらい」「熊みたいに発汗」しているのだそうです(笑)
二人のやりとり、結構おもしろくって、あれこれ不注意が原因で失敗する角幡さんを白い目で見る荻田さんとか(笑/絶対に冒険家としては荻田さんの方が数倍上で慎重で失敗が少ない)、二人して交互に麝香牛食べ過ぎてお腹を壊したりとか、と結構「アグルーカ」に登場する荻田さんも笑えるので必読です。
今日は、イオン・レイクタウン越谷にやってきました。先日無補給単独徒歩で南極点に到達した荻田泰永さんのトーク・イベント。
来週はこの冒険をサポートした人たちを中心に集めた発表会があるんだけど、それには私は都合が悪くて参加できないので…
それにしても、お帰りになられてから、まだ一度も直接「おめでとう」を伝えられてなかったので、またお姿が直接拝見出来て嬉しい。
かっこええなぁ。目的を果たした冒険家の姿は…。
こちらが本物の南極で来てたジャケット。一方、足下にあるソリは北極で使用してたもので、南極のとは違うんだって。
テント。こちらも南極でほんとに使ってたもの。「入ってもいいですよ〜」と言われたけど、お子ちゃまならともかく、50のおばはんが入ってたら不気味だと思うので、辞めときました(笑) でも中をのぞくと思ったより広い。
荻田さん、久しぶりに姿を見るよ!
南極点までの道のりはゆるやかな上り坂なんです。それにしても単調な絵。何もない。ひたすら歩く1,126km。
これを海岸線からせめて行くというのが一応ルールなんだって。
南極点は今では観光として行ける。たぶん200万くらい。でもそれをあえて歩いて行く。しかも無補給単独で。すごすぎるよ、荻田さん。ちなみに日本人では初だそうです。
しかしすごいのがこの写真。最初出発の時、茶色だったコートが、カーキ色に。なんと理由は荻田さんの汗、そして紫外線。50日でこんなに変わっちゃうんだね。すごい。
よく山登りでコットンは速乾性がないからダメといわれるんだけど、こちとら南極は乾いていて風が強いので、すべて蒸発させ乾燥させる…という想定で、POKEWARDSさんと素材を厳選し、コットンを発展させたベンタイルいう素材のジャケットを作ってもらったのだそうです。(汗を逃がさないとどんどん内側で氷ができちゃうんだって。なにせ氷点下のすごい世界だから)
そして活動的な荻田さんは、この夏も子供たちをつれて100マイルの冒険を行なうそうです。小学校6年生なら参加できるそう。 これいいよなぁ。もう7年近く続けられているそうですよ。
荻田さんのこれから予定。なんと今度は若者をつれて北極に行くことを計画しているとか。
ちなみに若者という設定ですが、年齢制限はないそうです… ん? オレも参加連れていってもらえる???
最後の「ハワイに行きたい」に笑った。荻田さん、ほんとにおつかれ様でした。
しかし角幡唯介さんもすごいけど、荻田さんってホントに理想の冒険家だと思う。
こうやって積極的にトークイベントも行ない、人に夢を与える、冒険家としては理想の形だよね。植村さんとかもそういうところあったと思うけど。そういや南極は植村さんの悲願だった。でも夢半ばでマッキンリーで亡くなった。
荻田さんは、ホントに体力、精神力、そして冷静な判断力という点で、現在世界でもトップレベルの…というか世界最高の極地冒険家なんだと思う。そして、自分の冒険を、こうやってちゃんと社会に還元しているし。偉いよなぁ!! まさに冒険家になるべくして、冒険家になった人。
今日のお話で、最後質疑応答にみたいなものもあり、それに答えてスポンサーの話に。最初スポンサーが見つからなかった時は企画書などを持って、会社に飛び込みで売り込みに行った事もあったんだって。そんな話も興味深かった。結局そうやってゼロから売り込んだ会社から援助してもらったことはないのだけど、あれは今思えば、人にプレゼンするための良い経験になった、と荻田さんは言う。そんな風に前向きになんでも思えるなんて、ホント偉いわぁ。
ちなみにスポンサーってホント分らない…。今回のパナソニックなんかは、偶然関係者と新橋の飲み屋で遭遇したことから話が始まったり…(笑) でもそれもそこの時点までに至る荻田さんの実績と努力あればこそ、だと思う。やっぱりちゃんと活動していれば、見てくれる人は見てくれているんだね… そういうことなんだと思う。すごいよ、荻田さん。
あと南極を歩いている時,何を考えているか…と聞かれて。これ角幡さんも言ってたけど、向こうにいけば南極がもう日常で、こういったショッピングモールみたいな場所は非日常なのだ、と。この日常/非日常の逆転がいい。
それにしても… この物が溢れる物欲の固まりみたいなショッピングモールのこの状況下で、例えば地球上には、北極や南極みたいな場所があるということすら忘れそうになるのだが…。でももしかしたら、こっちの方がよっぽどクレイジーなのかも、と思う。グリーンランドの首都ヌークにあるしょぼいショオッピングセンターを思い出す。
荻田さん、貴重なお話をありがとうございました。最後に映画「サウンド・オブ・レボリューション」のDVDをお渡しできた。うーん,良かった!
あ、知らない人はいないだろうけど、改めて。荻田さんは角幡さんの『アグルーカの行方』 の時の北極旅の,旅の相棒でもあるんです。角幡さんいわく、角幡さんもすごい汗っかきだけど、角幡さんから見ても荻田さんは「可哀想なくらい」「熊みたいに発汗」しているのだそうです(笑)
二人のやりとり、結構おもしろくって、あれこれ不注意が原因で失敗する角幡さんを白い目で見る荻田さんとか(笑/絶対に冒険家としては荻田さんの方が数倍上で慎重で失敗が少ない)、二人して交互に麝香牛食べ過ぎてお腹を壊したりとか、と結構「アグルーカ」に登場する荻田さんも笑えるので必読です。