やりたいことを仕事にしよう…ではなく

ちょっと前に話題になったこの上の記事、すごくいいので、是非読んでない人は読んでみて。多くの人にとって「やりたい事」なんて明確にないし、必要ではないということ。ちょっと目鱗。

本当にやりたいことがある人は何がなんでも実現している、と。でもって「自分はやりたい事を仕事にしてる」と思っている人たちも、実は人生の重要事項はそこにはなく「人生における仕事の充実感や満足度」を上げることこそ大事であり「好きなことを仕事にする」はそのための手段の1つにすぎない、ということ。

これはなるほどな指摘! 私も生きているなら、その時間をつまらない事して、つぶしたくない。やりたい仕事をやることは、自分の人生を楽しくすごすための1つの手段にすぎないのだ。ちょっといろいろ考えたよ。

これから就職する学生さん、転職で悩んでいる人たちには、是非読んでもらいたい記事だと思うので、是非。

さてさて、野崎はと言うと、明日は来年手がける某プロジェクトのためにドキュメンタリー制作の人たちと打ち合わせがある。最近、ドキュメンタリー畑出身の是枝監督マイブームも手伝って、テレビの人(特にドキュメンタリーを制作している人たち)に興味津々。それで、明日打ち合わせで使う企画書を書きながら、あれやこれやと研究中。

で、この方も大尊敬する人の1人。『水曜どうでしょう』は大泉洋さんも素晴らしいけど、あの番組において藤村Dの存在は絶対に外せないと思うんだよね。『どうでしょう』のナレーション、編集すべてをこなすディレクターで、ホント面白い人なんだ。北海道テレビ制作の爆笑ドキュメンタリー『水曜どうでしょう』はホント一時夢中になってDVDもそろえて観た。

で、その藤岡Dのインタビュー音声がYou Tubeに上がっていたのだけど、これに響いちゃったわけ。藤村さんは営業からいきなり制作になり一発目の番組が『どうでしょう』でそれがすっかり当たっちゃったもんだから、会社では治外法権みたいになっちゃってる、という話。で、その藤村さんが、会社に「後継者を育てよ」と言われたという話。ここで藤村Dが言うのは、自分の知っていることを教えろということだたのかもしれないけど、それは無理だ、と。そうではなく、自分が常に前を歩いているところを見せる、と。そして「テレビにはあんなことも出来るんだ」「こんなことも出来るんだ」ということを次々と最前線で実現して行く、 と。そういう大人が居ていいんじゃないか、と。

うーん、良い事言うなぁ! 6:20くらいから。確かにそれはホントで今の時代、現状良しとされている編集のやり方も機材の使い方も、4、5年後にはまったく役にたたないことが多い。それよりも時代の流れに逆らわず、しなやかに変わっていく自分の姿を見せる事の方がうんと大事なのだ。それだけで、若い優秀なやつは、ついてくると。うーん、いいなぁ。みんな、頑張ろうぜ〜