漫画は前の引っ越しの時にかなり捨ててしまった。特に『オルフェウスの窓』は好きな漫画で,ロシア革命に入っていくところなど、めっちゃすごいと何度も読んだのだけど…。
でも、いつだったか池田先生のインタビューをどっかで読んで愕然とした。「あれは音楽の話で、主人公はイザークです」と言うことを先生は言ってらした。確かにそう思って読めば、これはイザークの音楽追求の物語とも言える。やたらメソメソしているユリウスや、かっこいいクラウスに目が行きがちだけど!
最近クラシックの方面に多少ふれるようになって、音楽っていったい何だろうと考えることが多くなった。人の歴史の中で音楽って。学校ではクラシックと多少の民謡や唱歌くらいしか教えられなかったけど…。
そんな中、『オルフェウスの窓』を読んで、やはりクラシックの道を追求するイザークに感動するものの、イザークが手をそめてしまう「酒場の音楽」…ってもしかしてトラッドのこと?とか思ったりもする。クラシックの純血主義を侵してしまう酒場の音楽(笑)。最終的にイザークは息子をクラシックの純粋な王道へと導くため、酒場の音楽は忘れろ、と息子をバックハウスに預けるわけだが。
こんな感動シーンがある。
このバックハウスのセリフは、めっちゃ覚えていて、芸術の道に悩むイザークにかける言葉なのだが「美しい音楽にみちた生涯をおくる」というのが、自分にも響きまくり、たぶん今でも「漫画の中のベスト1セリフ」を選ぶとしたら、このシーンだろう、と思うくらい思い入れていたりする。そう、私は音楽は演奏できないけど、やっぱり美しい音楽にみちた生涯をおくれる?!(笑)
今度ヤヌシュと共演してくださる高橋多佳子さんに最初に会った時、強く薦められて『ピアノの森』を読んだ。普段なら資料にする本は購入が基本なんだけど、さすがに26巻買うのは大変だと思って漫画喫茶へ行った。友達が全巻持っているので「ウチにゴロゴロしにおいでよ」とか言ってくれもしたのだが… 散々悩み、赤羽のインターネットカフェに全巻そろっているのを確認し、そこで読むことにした。それが去年の春ごろの話。
しかし、こういうインターネットカフェとか漫画喫茶って、どういうシステムになってんだろう。フィンランドだったっけ、図書館じゃないけど、そういうところで読んでも多少パーセンテージが作家さんに入るシステムになってる国が北欧にあったと思うけど。合法とはいえ(合法なんだよね?)ちょっと気になった。ま、それはさておき…
漫画特有の非現実的さ、というか、雑誌に連載していたとかで、連載ものにありがちな正直ちょっといらないエピソードや展開があったりするのも気になったが、それでも毎回毎回コンテストのシーンは圧巻で、最後の最後「もういいや、こんなにすごければ、もう優勝しなくても」という中、あぁいうエンディングで、なんというか読んでいて、涙がボロボロこぼれた。いずれにしてもすごい話である。是非皆さんも読んでほしいなぁ〜。ちょこっと農村マズルカも出て来るよ。
NHKでアニメも放映中でヒットしているみたい。ウチのショパン企画も、あやかりたいな〜。
ショパンのピリオド楽器(曲が作られた頃の楽器を使って演奏する)の川口さんも来日してツアー中みたい。(普段はオランダ在住)こうして今、ショパンのルーツに注目が集まっています。
ヤヌシュ・プルシノフスキ&高橋多佳子さんのコンサート。こちらですよ〜。詳細はここ。
全国ツアーはこちらに情報をまとめてあります。神戸、名古屋、安来(島根)で公演あり。
でも、いつだったか池田先生のインタビューをどっかで読んで愕然とした。「あれは音楽の話で、主人公はイザークです」と言うことを先生は言ってらした。確かにそう思って読めば、これはイザークの音楽追求の物語とも言える。やたらメソメソしているユリウスや、かっこいいクラウスに目が行きがちだけど!
最近クラシックの方面に多少ふれるようになって、音楽っていったい何だろうと考えることが多くなった。人の歴史の中で音楽って。学校ではクラシックと多少の民謡や唱歌くらいしか教えられなかったけど…。
そんな中、『オルフェウスの窓』を読んで、やはりクラシックの道を追求するイザークに感動するものの、イザークが手をそめてしまう「酒場の音楽」…ってもしかしてトラッドのこと?とか思ったりもする。クラシックの純血主義を侵してしまう酒場の音楽(笑)。最終的にイザークは息子をクラシックの純粋な王道へと導くため、酒場の音楽は忘れろ、と息子をバックハウスに預けるわけだが。
こんな感動シーンがある。
大きな手だ ほらぼくの手よりこんなに…… こんなふうにみんなそれぞれがちがう手を持ち ちがうピアノを弾く……— オルフェウスの窓bot (@aporonnomusuko) 2017年2月21日
けれども確かなことは きっときみもぼくも……ともに美しい音楽にみちて 生涯をおくれるということです(第二部 バックハウス)#オル窓 ♯オルフェウスの窓
このバックハウスのセリフは、めっちゃ覚えていて、芸術の道に悩むイザークにかける言葉なのだが「美しい音楽にみちた生涯をおくる」というのが、自分にも響きまくり、たぶん今でも「漫画の中のベスト1セリフ」を選ぶとしたら、このシーンだろう、と思うくらい思い入れていたりする。そう、私は音楽は演奏できないけど、やっぱり美しい音楽にみちた生涯をおくれる?!(笑)
今度ヤヌシュと共演してくださる高橋多佳子さんに最初に会った時、強く薦められて『ピアノの森』を読んだ。普段なら資料にする本は購入が基本なんだけど、さすがに26巻買うのは大変だと思って漫画喫茶へ行った。友達が全巻持っているので「ウチにゴロゴロしにおいでよ」とか言ってくれもしたのだが… 散々悩み、赤羽のインターネットカフェに全巻そろっているのを確認し、そこで読むことにした。それが去年の春ごろの話。
しかし、こういうインターネットカフェとか漫画喫茶って、どういうシステムになってんだろう。フィンランドだったっけ、図書館じゃないけど、そういうところで読んでも多少パーセンテージが作家さんに入るシステムになってる国が北欧にあったと思うけど。合法とはいえ(合法なんだよね?)ちょっと気になった。ま、それはさておき…
漫画特有の非現実的さ、というか、雑誌に連載していたとかで、連載ものにありがちな正直ちょっといらないエピソードや展開があったりするのも気になったが、それでも毎回毎回コンテストのシーンは圧巻で、最後の最後「もういいや、こんなにすごければ、もう優勝しなくても」という中、あぁいうエンディングで、なんというか読んでいて、涙がボロボロこぼれた。いずれにしてもすごい話である。是非皆さんも読んでほしいなぁ〜。ちょこっと農村マズルカも出て来るよ。
NHKでアニメも放映中でヒットしているみたい。ウチのショパン企画も、あやかりたいな〜。
【CDアルバム】登場キャラクターの中で唯一担当ピアニストが明かされていないアニメの主人公、天才的なピアノの才能を持つ一ノ瀬海のピアノ演奏が収録されたCDアルバムがオリコンのクラシックアルバムウィークリーランキング(3/19~3/26)で1位を獲得!https://t.co/IKAsexXXbC#ピアノの森 pic.twitter.com/AFLHt7AM6S— TVアニメ ピアノの森 (@piano_anime_tv) 2019年3月29日
ショパンのピリオド楽器(曲が作られた頃の楽器を使って演奏する)の川口さんも来日してツアー中みたい。(普段はオランダ在住)こうして今、ショパンのルーツに注目が集まっています。
13日は一橋大学で「第1回ショパン国際オンピリオド楽器コンクールを振り返る」というシンポジウムでした(企画:小岩信治さん)。1848年のプレイエルで小倉貴久子先生とショパンやフンメルの連弾曲を演奏しました。ショパン研究家の松尾梨沙さんや楽器修復家の太田垣至さんのお話も大変興味深かったです。 pic.twitter.com/qspmI9CbvI— Naruhiko Kawaguchi / 川口成彦 (@NaruhikoK) 2019年3月14日
去年の春から使ってるプロモ用の手書きちらし(笑) |
ヤヌシュ・プルシノフスキ&高橋多佳子さんのコンサート。こちらですよ〜。詳細はここ。
全国ツアーはこちらに情報をまとめてあります。神戸、名古屋、安来(島根)で公演あり。