シンプルに暮らしたいと思っているのだが



海外に行くと思うのだが、本当に街は静か。日本の街は本当に表示がうるさい。視界に入る広告も多いし、音楽もそれぞれの店がそれぞれの音楽をかけてたりしてて、本当にうるさい。





上の記事。褒めてくれるはありがたいが、おかげで日本人はなんでもかんでも説明しないとダメな国民性になっていると思う。バスに乗れば「急ブレーキに注意してください」みたいな表示が5つ、6つ目に入ってくる。同じことが何度も何度も表示してある。車内アナウンスの放送が流れる他、運転手までもが「注意してください」と口頭で言う。正直…うるさい。というか、おかげでそのどれ一つとして頭に入ってこない。

これだけ量が多いと、聞き逃す、見逃すということを制御していくしか自分を守る方法がない。そのすべてを読んでいたら、聞いていたら、情報の渦に自分の頭がおかしくなるだけだ。

かといって、それを見て、イライラ「まったく日本は…」となるのも精神上よくない。だからひたすら無視する。

バスという乗り物を考えば、急ブレーキになど当たり前のことなのだが、それに対する想像力、思考力はこうして奪われる。おかげで日本人はなんでもかんでも説明しないとダメな国民性になっていると思う。

学校でSNSの使い方を指導するだなんだという議論があるという。そんなの自分で学んで致命的ではない小さい失敗を繰り返しつつ会得していかないとダメだ。おかげで日本人はなんでもかんでも手取り足取り教えてもらわないとダメな国民性になっていると思う。

そういやいつぞや某広告制作のアートディレクターさんと一緒に海外の仕事をした時、その人が現地の広告を見て「オレたちの方がかっこいい仕事してるな…」とつぶやいた時は「かっこええ!!」としびれたもんだが…。その人も実はミニマムな広告で有名な大先生なんだが。本来ならそんな風にミニマム方向にセンスがいいはずの日本人なのだが、表示表示でとにかく今、街はゴッタゴタになっている。

フルート奏者の豊田耕三さんのミニマムブログがおもしろくてよく読んでいるのだが、お財布。確かに考えものだ。でもこんなかっこよくて高い財布は私は使えないなぁ。

私が持ち歩いているクレジットカードは3枚。うち1枚はスイカ・JBC・JR・JALの一体化したもの。あとはVISA(仕事用)と、MASTER(個人使い用)。豊田さん同様、傷害保険付帯なので、年会費高いけど、これは年に2回以上、海外出張がある身としては良しとしている。

ショッピング・ポイントは豊田さんのように割引ではなく、すべてマイレージに自動移行し年に最低2回はエコノミーでヨーロッパに行くことができるのがいい。(来日ツアー関係の決済とか何百万にもなるから大きいんですよ)が、これもよく調べて、もしかしたらポイントをそのまま割引いてもらって、好きなキャリアで飛ぶ方がもしかしたらいいのかもしれない。なんとなく今までマイレージ信者で何も疑問を持たず来ちゃったけど。

銀行のカードは基本持ち歩かない。いわゆる電子マニー系はスイカ。ポイントカードは一番よく行く近所のベルク、ドラッグストア、そしてJREの3種類。あと今、多いのが仕方ないんだけど病院の診察カード。主治医のいる大病院、近所の内科医のセンセ、歯医者。保険証も。あと運転免許(運転しないけどID代わり)。…結構ある。

お財布はここんとこ、Cath Kidstonの長財布をずっと使っている。安価安い時に変えば3,000円代。汚れてもゴシゴシ拭けるし、3年くらいでボロボロになったら捨てちゃうが、気にならない。ヒースローを経由する時に、日本に入ってきてなさそうな柄を見るのが気に入っている。また外の柄は変わっても内側は一緒なのでいろんなものの配置フォーメーションが同じなのが便利。Cath Kidstonにしてから、もう4代目くらいだと思う。

ところが、こんなにあれこれ日本では持ちあるいているオレも、海外ではクレジットカード1枚を上着の内ポケットにいれ、あとはレシート類をカバンの中にポンポン投げていれるだけという体勢でいけるのだから、やっぱり日本においては、自分も忙しいということなんだろうかと思う。これが生活するってことなのかなぁ。旅に出るとほんとうにシンプルでいられるよ。ずっとそのままでいたくなるよ。

というわけで、4月に行うケルト市ですが、裏テーマは「断捨離」。野崎の家も事務所も断捨離中。あれこれ使わない資料や未使用の北欧グッズなどあれこれお持ちします。詳細はこちら