先日、荒川土手を散歩している時に「バラカン・ビート」を聞いていたら、この曲が流れたよ。なんか沁みた。
まぁ、#BlackLivesMatterの運動を受けての特集だったんだけど、バラカン・ビートはブラック・ミュージックたくさんかかるからね。でもこの運動は今、世界的に広がっている。特にアメリカの抗議行動。暴力的な面ばかりが報道されているけど、普通はこんな感じらしいですよ。
まぁ、#BlackLivesMatterの運動を受けての特集だったんだけど、バラカン・ビートはブラック・ミュージックたくさんかかるからね。でもこの運動は今、世界的に広がっている。特にアメリカの抗議行動。暴力的な面ばかりが報道されているけど、普通はこんな感じらしいですよ。
昨日の投稿でも書いたけど、ほんと人間って学ばない。毎回毎回同じことが問題になってる。それでもより良い未来に向けて少しずつ前進するしかないのだ。そして、いつか、きっといつか良い未来が来ることを信じたいのだが。この説明、酷いと思います。ワシントンDCに住んでますが、抗議運動にはあらゆる人種が参加しています。雰囲気はこんな感じでしたよ↓。日本の家族や友達から、「暴動ひどいね!怖い」みたいなことばかり言われるのは、日本ではこんな報道してるからなんですね。 https://t.co/XwXgy7WrpQ pic.twitter.com/GydmoP73UL— 押野素子 Motoko Oshino (@moraculous) June 8, 2020
「バラカン・ビート」ではこの「Black Lives Matter」=「黒人の命は大切」という日本語訳についてどうもしっくりこないというリスナーからの投稿があった。「ピーターさんならどう訳しますか?」と。ここで、ピーターさんが説明していたのは、Matterという動詞は一般的にIt doesn't matter(たいしたことじゃない)というふうに使われることが多く、黒人の命はたいしたことじゃなくない、ということ… つまり大切ということで、訳は間違っていないもののうまく訳すのは難しいですよね、ということを話しておられた。
学校のことについては、この本が感動的でした。未来は明るい。子供はしっかり学んでいる。
英語について。高野秀行さんの今朝のツイートに爆笑。ほんとだよ…そもそもThis is a penって絶対に使わないフレーズから学んだ昭和生まれの私たち。(まさか、今もそうじゃないよね…)
PPS
アルテスの鈴木さんからのツイート。なるほど!
PPS 6月18日現在こんな記事も。すごく良い。
なるほどねー
でも英語のこういう日本語に上手くならない英語の表現って、私は好きだ。このキャンペーンが始まった時、最初に思い出したのがMusic Mattersという表現。確か取引先のCompass Recordsだったか、North Sideだったか、あのへんのアメリカのレーベルがキャッチコピーとして使っていたと記憶してるが、いいコピーだよね。調べたらそういう名前の業界コンベンションもあるようだ。Matter=重要とすれば、私たちは重要な音楽を発信してます、大切な音楽を発信してます、ってことかな。これもうまく日本語にはできない。
よくアメリカ人がよく使うThat will doとか、Enjoy!とか、目的語(っていうのかな)のない表現は好きじゃないけど、そういうのにちょっと似た感覚の「座りの悪い英語」の感覚。「だからこそ惹きつける」みたいな感覚にも近い。そういやポール・ブレイディのアメリカツアーに同行して、みんなでご飯食べる時、あれこれ頼んで「これでいいかなぁ」と言う私たちに「That will do」と返したウェイターがいて、そのウェイターが去ったあとポールは「Do what?!」とか言って怒っていたが(笑)、そういう感覚。Enjoy what?とか。Enjoy!ってアメリカ人良く言うよね。ヨーロッパからしたら、いったい何を楽しむんじゃい? もっともEnjoy yourselfってのも、また別の英語特有の感覚で、日本人が使いなれてないと、Enjoyだけになっちゃうことが多いけど。それに若い人はヨーロッパでもEnjoyだけしか言わない気もする。
アップルの初期のキャッチコピー「Think Different」などもそういう意味で気持ちいい表現だ。英語ってすごいなぁ、と改めて。
ちなみに私はちゃんとした英語教育は受けていない。中学高校は普通に過ごし、高校の時の英語教諭が最悪だったことから英語が嫌いに。ボキャブラリーはだから今だに中学英語。大学に入って初めて英国に行き、英語しゃべれないとどうにもならんと自覚し2年の夏休みから3週間ほどの英語研修を受け、あとは大学の授業の他に週2時x2回の語学学校に行きつつ、ラボでBBCの教材使って英語学習(当時You Tubeとかなかったし)。それでもあまりしゃべれるようにはならなかったけど、最終的には仕事しながら覚えた、って感じかな。それこそピーターさんとかが聞いたら汗がでちゃうようなひどい英語をしゃべっていることでしょう。
ちなみに私はちゃんとした英語教育は受けていない。中学高校は普通に過ごし、高校の時の英語教諭が最悪だったことから英語が嫌いに。ボキャブラリーはだから今だに中学英語。大学に入って初めて英国に行き、英語しゃべれないとどうにもならんと自覚し2年の夏休みから3週間ほどの英語研修を受け、あとは大学の授業の他に週2時x2回の語学学校に行きつつ、ラボでBBCの教材使って英語学習(当時You Tubeとかなかったし)。それでもあまりしゃべれるようにはならなかったけど、最終的には仕事しながら覚えた、って感じかな。それこそピーターさんとかが聞いたら汗がでちゃうようなひどい英語をしゃべっていることでしょう。
でも映画『メッセージ』じゃないけど、言語を学ぶことは違う生き方を習得することだ。私も英語を喋っている時の自分と、英語をしゃべっている自分では性格がまるで違うのを自覚している。2つの言語しゃべれれば人の2倍の人生を生きいていると言っていい。3つの言語なら3倍の人生。
ところで映画『コミットメンツ』のこのシーンが好き。ジェイムス・ブラウンなどブラック・ミュージックに憧れるダブリンの貧しい若者たち。
マネージャーのジミー「これから僕らはこれを追求していくぞ」
サックスの子「ちょっとこれには俺たちは白すぎやしないか」
ジミー「アイルランド人はヨーロッパの黒人だ。ダブリンに住んでいる奴はアイルランドの中の黒人だ。ノース・サイダー(リフィ川の北側の貧しい地域に住んでいる人たち)はダブリンの中の黒人だ。だから誇りを持って言おう、大きな声で言おう。“俺たちは黒人だ。それを誇りに思っている”と」
ブラック・ミュージックは詳しくないけど、それでも好きな曲をいくつかここに貼っておきます。
ところで映画『コミットメンツ』のこのシーンが好き。ジェイムス・ブラウンなどブラック・ミュージックに憧れるダブリンの貧しい若者たち。
マネージャーのジミー「これから僕らはこれを追求していくぞ」
サックスの子「ちょっとこれには俺たちは白すぎやしないか」
ジミー「アイルランド人はヨーロッパの黒人だ。ダブリンに住んでいる奴はアイルランドの中の黒人だ。ノース・サイダー(リフィ川の北側の貧しい地域に住んでいる人たち)はダブリンの中の黒人だ。だから誇りを持って言おう、大きな声で言おう。“俺たちは黒人だ。それを誇りに思っている”と」
ブラック・ミュージックは詳しくないけど、それでも好きな曲をいくつかここに貼っておきます。
Black Lives Matter 黒人の命は大切。みんなの命は大切。
学校のことについては、この本が感動的でした。未来は明るい。子供はしっかり学んでいる。
【ブログ再掲】THE MUSIC PLANT Blog: ブレイディみかこ『僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー』なるほどこれは素晴らしい https://t.co/rM1JxvL5iB— 野崎洋子 (@mplantyoko) June 9, 2020
英語について。高野秀行さんの今朝のツイートに爆笑。ほんとだよ…そもそもThis is a penって絶対に使わないフレーズから学んだ昭和生まれの私たち。(まさか、今もそうじゃないよね…)
英語にしてもフランス語にしても、昭和日本の学校で教える筆記体を書く人をどこでも見たことないのだけど、あれは一体何なんだろう? 書けるのは世界でも昭和日本人だけなんじゃないか。 https://t.co/sOlbvVmC1y— 高野秀行 (@daruma1021) June 9, 2020
PPS
アルテスの鈴木さんからのツイート。なるほど!
思いがけず反響が大きかったので、念のためいまピーター @pbarakan さんに確認したんですけど、↓このツィート内容でだいじょぶでした。で、訳語を考えるとしたら「黒人の命を軽くみるな」かな?とのこと。異議、抗議というニュアンスが出るし、「大事だ」とか「大切だ」とかよりしっくり来ますよね。 https://t.co/7K4pnmrm6M— アルテス鈴木茂 (@suzukisgr) June 9, 2020
ものすごく共感「重要なのは訳文そのものではなく、訳に至るまでの理解のプロセスである」:Black L"Black Lives Matter"どう日本語に訳すかという本質的な問い @gendai_biz https://t.co/X9Krr9WrPQ #現代ビジネス
— 野崎洋子 (@mplantyoko) June 18, 2020