オークニーのさらに奥地にあるセント・キルダ。この名前を知ったのは、最初は確か…メアリー・ブラックの歌だったかな。
その後、グリーンランドとか、それこそシェットランドの編み物の島「フェア・アイル」とか、離島の生活に憧れるようになり、あれこれ調べていたのだけど、先日子供向け本屋にいったらこんなのを見つけてしまった。あぁ、やばい!
あぁ、それにしても憧れる。ルーラルな離島での生活。島のみんなですべてをシェアし、助け合ってシンプルに生きる。そんな生活、自分にはできるわけがないのだけど、こんなに惹かれるのはどうしてなんだろう。こんな島で、こんな風に生活し、犬をかって生活できたらどんなにいいだろう。
これこそジョン・レノンの「イマジン」に出てくる天国なのかもしれない。
島を離れるシーンは、ちょっとグリーンランドの村統合の悲劇にも近いものがある。文明から取り残された人たち。そこにずっといたいと思いながらも便利な生活のため、子供たちの未来のため、新しい土地へと旅立っていく。
とにかく魅力的な絵本でした。また天気の良い日の昼間にお茶をいれてじっくり読み返したい。ちなみにセント・キルダについては、井形慶子さんも著作があるみたい。へぇー