朝からいただいたウナギを食べちゃった。送ってくれた方、ありがとうございます。元気出ます。
オリンピックは無視!!と決め込んでいたが、一応、将来の自分が今の自分を忘れないためにも書いておく。いや、オリンピックの鬱蒼とした空気を吹き飛ばすためにも、なにかここには楽しいことを書くべきなんだろうが、ごめんなさい、私、そんなに大人じゃないんで…。それにここのブログもすべて自分のためなんんです。自分の記録のために書いている。
オリンピックが始まった。開会式の演出などについて、自分のタイムラインを見ればのきなみエンターテイメント業界からの評判は最悪なようだ。あまりに評判が悪いので、ちょっと可哀想になった。おそらく現場の人たちはラストミニッツの変更で相当苦労したに違いないのだから。でも関わることを決めたのはあなたたちだ。だから余計な同情は必要ないよね。私なのかよりもうんとプロフェッショナルな皆さんなのだろうから。
しょぼいのはもうしょうがないし、何度も書くけどイベントは「とにかくやれば良きところにに落としどころがみつかる」のは間違いないんだわ。もちろん金銭的失敗はリアルだろうけど、「やらなきゃよかった」みたいな結論になるのはよっぽど致命的な失敗になった時だ。感染拡大で日本がほろびでもしないかぎり、多くの人はこの与えられる「感動」とやらの方へ流されていくのだろう。
ネットメディアにおいて、普段からニュースを逃さないようGoogle Alertを「アイルランド」でかけているのだけど、そこでも「アイルランド選手の入場時のお辞儀の様子」や「アイルランドと袋井市の人たちの交流」みたいなものがたくさんあがってくる。
アイルランド人は…なんというかとっても可愛いんだよね。どんな人でも接触があれば、アイルランド人のことを好きになると思う。加えてフォローしているマイナー国(笑)の大使や公式アカウントの人たちが自国の選手を応援しているのを見るとやっぱり嬉しくはなる。
そういやワールドカップの時もそうだった。あの時こそ、ほとんどすべての人がサッカーを観戦していた。もちろんスポーツ観戦苦手な私は白けまくっていたのだけど、それでも「野崎さん、先日緑色の人たちが新宿駅で集ってましたよ」「みんな電車の中で楽しそうに歌ってましたよ」とか言われると、いくらスポーツ観戦に反旗をひるがえしている私でも嬉しくなったもんだ。
それにしてもスポーツ観戦は苦手だ。そもそも私はチーム・パーソンではない。そもそも「他人がやっていることに感動している暇はない。自分のことをしなさい」というのが私のスタンスなのだ。
とはいえ津田さんがポリタスTVで、開会式みながらみんなでつっこうみましょう、みたいな番組をやっていて、思わずそれをオンにしてしまう。選挙速報もそうだけど、みんなで一緒につっこみを入れながら見ると、テレビってかなり楽しい。なのでデスクトップの脇に設置したiPadでポリタスの音声だけかけながら聞いていたのだが、津田さんのコメントで思わず上原さんのピアノと長嶋さんのシーンはNHK-Plusにアクセスし中継を見てしまった。(うちにはテレビがない)
上原さんご自身はめっちゃ素晴らしかったが演出はいまいち。でもどんな状況も楽しそうにピアノを弾く彼女を否定することは絶対にできない。そしてやはり最高だったのは、長嶋さんの聖火シーン。これにはグッと来た。そこからなんとなく最後まで見てしまった。もちろん大坂なおみ選手は言うまでもなく…あの聖火台のデザインも素敵だった。
しかし、すごいなぁ、長嶋さんってスポーツの申し子というか、すごい人だよねぇ。改めて。存在すべてがスポーツだよ。
堀内恒夫氏、長嶋さんの笑顔「本当に良かった!」 - サンスポ https://t.co/W5CmIEwMdL @SANSPOCOMより
— 野崎洋子 (@mplantyoko) July 25, 2021
とはいえ映画「東京クルド」を見たあとは難民選手団の紹介も虚しく響き…
それが素直な今の私の気持ちです。
そして、やっぱりスポーツ心に再び目覚めた私。私も荒川土手ラン、そろそろどうかな…と思い復活してみました。朝6時台だと荒川土手はまぁまぁ涼しい。とはいっても夏の太陽の光線が強く、それを肩にジリジリ受けながら走る。走るのは最高に気持ちがいい。走ることは内臓にもとても良いのだ。1km歩いて、1km走ったかな。合計2km。それでも汗だくになり、帰ってきて水シャワー。最高に気持ちがいい。今日から少しずつ始めてみるか。
ちょうど届いた某音楽評論家さんのメールマガジンに「感動を与えたい」なんて言ってるようじゃ発信側としてはダメだと書いてあった。まったく、その通り。私も身が引き締まる思いだ。
実際ちゃんと見ていないから偉そうなこと言えないけれど、きっと開会式はそこが間違ったんじゃないかと思う。「感動を与えたい」「日本ってすごい」感ばかり。そうじゃなくて伝えなくてはいけないのは「スポーツの素晴らしさ」ってことだと思う。これ、私の仕事に通じる。どんなに貧乏でも、予算がなくても、大前提を忘れちゃいけない。
長嶋さんのシーンは、長嶋さんの存在だけでパワフルだった。「うわー、大変そうだな!」と思いつつハラハラしてみていたが、最後にほっとしたように笑顔を見せられ、それにやられてしまった。とにかく一番素晴らしかったのは、あのマスクの下でもわかる笑顔だ。
あ、そうだ、植松さんや光田さんの曲が使われたようで、それは良かったよなぁと思う。でも彼らのゲーム音楽も私のワールドミュージック同様、本来ならメインストリームになり得なかったものだ…なんて言っちゃうと失礼だけど…なんか複雑な気持ちで落ち着かない。
もうオリンピックのことはここには書くものか…と思うけれども「途中からでも中止」というのを夢見つつ、見守りたいと思います。
オリンピックは強行されたけど、私の11月のバンドのツアーは流れた。でも後悔はない。最後まで頑張ってくれた皆さんに感謝。もちろん苦労をともにすることで尽力してくれたハーモニーフィールズさんや、バンドとの結束力はかつてなく強くなったと思う。でも悔しいよ。なんでオリンピックはOKで、うちらの企画はダメなのか。私の企画ノートより。記念に貼っとこ…