過去から学ぶ 間違いから学ぶ

同じ間違いをしないように。

こんなドキュメンタリーを見た。非公式のアップロードで紹介するのは抵抗あるけど、これしか今、見る方法がないので…思い切ってアップします。かなりショッキングな内容。ポーランドの文化に興味がある方はぜひ。

殺したのはポーランド人。ドイツ人ではなかった…という戦後60年たって発覚した衝撃の事実。関係した生存者は一人しかおらず、その人は口をつぐむ。「父はこの件に加担したのか」と真実を探し続ける息子。心がいたい。



それを実行したのが、ポーランド人だったとして…いったい彼らはどういう心理だったのか。なにか絶対に理由があったはず。それを知りたい。それを知らないと私たちはまた同じ間違いをしてしまう。

ショッキングといえば、こちらのスリランカ人女性の入管でのレポートは本当にショッキングだった。ビデオをみた家族が「犬のような扱い」と訴えるように、これは本当にひどい。

が、レポートを直に少し時間をかけて読めば、入管のスタッフの大変さも伝わってこないでもない。

例えば本来ならばもう病人としての介護が必要だったウィシュマさんを面倒みさせられ(食べ物を口に運んだりしなければならない等、本来の入管の仕事ではないと思うのだが)、フランストレーションを感じていたのは事実だ。

「鼻から牛乳」なども、そんなスタッフたちの心情をあらわしていると取れなくもない。もちろん、死にそうな人を見捨てたという基本的でシンプルな倫理観を忘れさせるほどだったのか、ということになれば個人の責任も問われなければないないと思うが…

基本的なシンプルな倫理観。それをも保持しておけない職業っていったいなんだろう。これ、よく考えた方がいい。ついつい毎日のことで、感覚が麻痺していないか。自分がやっていることは人間として正しいのか。

しかもベットから落下したウィシュマさんをそのまま床に放置という報道についても、実態はウィシュマさんはかなり大柄な人で(入所当時80kgあった体重は60kgにへっていたものの、60kgあった)、二人では持ち上げられず毛布をかけて翌朝出勤してくるスタッフを待ったのだという。(そして3人でベットへ持ち上げた)

→と、報告書には書かれていたのをこの目で読んだのだが、なんとビデオをみた遺族によると「単に服をひっぱっただけ」ということらしい。あの報告書、嘘だったのかよ、おいっっ(怒)(8/13夜22:30記)

ここまで人の心をなくしてしまうというは、職業上のなんらかの理由があったはずだ。「私たちでは面倒見切れません」となぜスタッフたちは訴えることができなかったのか。そもそもそれを学ばないとまた私たちは絶対に同じ間違いをしてしまう。

こちらも必読。戦争が間違いだったということも、しつこいくらいなぞっていこう。

「祈ることはできかった、代わりにヴァイオリンが祈った」…黙祷

田中美登里さんのお母様のお話。素晴らしい番組。選曲も素敵。あと数日しか聞けないけれど是非。